「被害者」が嘘をついている場合も、ないわけではない、という話。
静岡県警磐田署は1日、軽犯罪法違反の疑いで静岡県磐田市に住む会社員の少女(19)を静岡家裁浜松支部に書類送致した。
調べでは、少女は8月11日午前10時半ごろ、交際相手の男性を伴って同署を訪れ「10日午前4時ごろに自宅の車庫前で目出し帽をかぶった男に襲われ、レイプされた」などと虚偽の申告をした疑い。
署員が現場周辺で午前4時ごろの通行者に目撃情報を集めたり、少女に病院で診察してもらったりしても被害につながる証拠が出ないため、少女にもう一度事情を聴くと「すみませんでした」と虚偽申告を認めたという。少女は「彼氏の気を引きたかった」と話している。
虚偽申告によって捜査に従事した警察官は述べ約100人に上り、同署の担当者は「2人の問題は2人で解決してもらいたい」と話している。
産経新聞 2011.9.1