2011/09/03
謝罪したい側と謝罪させたい側の心理
韓国人慰安婦に深々と頭を下げ謝る若い日本人女性。韓国のニュースソースは「ごめんなさい。そして愛しています(미안합니다 그리고 사랑합니다)」「日本人を包み込むおばあちゃんの手(일본인 감싸는 할머니 손)」というタイトルをつけている。先月24日の水曜デモ(984回)での光景。
一方で誇らしげに日本を糾弾するプラカードを掲げる若い韓国人女性たち「日本は(こんな事で)誇らしいですか?」。これも同じ日に撮影された写真(いずれもニューシスの報道から)。
慰安婦騒動は日韓有志による共作である。これは確か産経の黒田記者も指摘していたと思うが、一方で日本を糾弾することで溜飲を下げる韓国人がいる。もう一方で懺悔し許しを請うことにある種の満足感を得る日本人がいる。こういった心情が噛みあって慰安婦問題は大きくなっていったのだろう。
しばしば「反日」の一言で片付けられてしまうが、懺悔することに満足感を覚える一部の日本人の心理はそれほど単純ではないように思える。謝罪派の中にキリスト教系が少なくないという事実も何かを示唆しているのかもしれない。
下の写真は今年3月の水曜デモで演じられた寸劇のワンシーンで、演じているのは両方とも韓国人だと思われるが、直立する韓国(の国旗を胸にした女性)の横で、深々と頭を垂れている日本という構図。これこそ、日本の謝罪派と韓国の糾弾派の満腹中枢をくすぐる光景なのだろう。彼女たちが満足するまで「慰安婦問題の真の解決」はないだろう。