「罪のない者がまず石を投げよ」
池長潤大司教の話は詳細には分からないが、児童の性虐待問題を抱えるカトリック教会としても他人事ではないはず。むしろ、聖職者たちがどのように子供たちを虐待したかを話した方が説得力があったのではないか?
寺沢勝子は、別の機会に「若い女子学生が韓国に行くなどして従軍慰安婦の問題を懸命に学ぶ姿に感銘を受けた」と講演しているが、慰安婦について学びたければ、韓国には行かないことである。あそこでは、正論はタブーなのだから。
日本軍「慰安婦」解決早く
大阪 笠井議員、池長大司教ら訴え
日本共産党大阪府委員会は21日、笠井亮衆院議員を招いて「歴史の偽造は許されない 日本軍『慰安婦』問題の真実―講演と懇談のつどい」を大阪市で開き、会場いっぱいの250人が参加しました。
笠井氏は「慰安婦」問題をめぐり、強制性と軍の関与を認めた「河野談話」の検証結果の報告書を受け、政府として「河野談話」の見直しはせずに継承するという立場を改めて表明したことに言及。「『談話』の見直しを画策した『靖国派』への痛打になる」と強調しました。
また笠井氏は、生存する被害者が年々少なくなっていくなかで日本政府は歴史に正面から向き合い、誠実、真摯(しんし)に誤りを認め、公式の謝罪や補償など一刻も早い解決に尽力すべきだと指摘。その態度こそ、侵略戦争と植民地支配の反省、二度と戦争しない決意の試金石だとのべました。
カトリック大阪大司教区大司教の池長潤さん、日本軍「慰安婦」訴訟の原告弁護団を務めた寺沢勝子弁護士が特別スピーチ。池長氏は、中国の修道院に逃れた中国人女性を「慰安婦」として差し出すことを拒否し、日本軍によって殺害されたオランダ人司教の話を紹介。「罪もない女性を性的虐待の対象にする権限」は誰にもないと告発しました。寺沢氏は、日本軍「慰安婦」の実態を、訴訟を担当した中国人女性の証言をもとに生々しく告発しました。
赤旗 2014.6.23