2015/05/12

産経は「強制連行」にこだわる


強制連行」という言葉は、慰安婦問題を混乱させると同時に、しばしば「強制募集(forced recruitment)」と英訳されることで、国際社会で誤解される原因になっている。混乱はまだしも、国際社会の誤解を招くというのは日本の汚名を晴らしたいと考える産経新聞としては不本意だと思うのだが、なぜか産経は意地になったようにこの言葉を使い続けている。「誤解を正すための粘り強い外交努力を安倍政権に期待」したところで、安倍政権支持のはずの産経がこれではぶち壊しではないだろうか?

「徴用された人たちもいるが、それは国民徴用令という法律に基づくもので、『強制連行』ではない」、と産経の石川水穂論説委員。・・・だが、その徴用を80年代まで日本では強制連行と言ったのだ(実態を表した言葉ではないのは、その通りだが)。「慰安婦『強制連行』説が独り歩きしたのは、朝日の長年にわたる誤報が主たる原因」・・・朝日新聞の慰安婦キャンペーンの原点は吉田清治証言。「『朝鮮人女子挺身隊』の動員命令書を県庁の労政課で中村主事から手渡された」と書いているように、吉田は慰安婦の徴用(強制連行)の証言者として名乗り出た。そして朝日新聞によって有名になった。

日本は(女衒による)強制リクルートまで否定しているわけではない。しかしそう誤解されているのは、内外の反日勢力によるプロパガンダのせいでもあるのだが、空気を読まずに「強制連行(forced recruitment)はなかったと繰り返すことにより彼らを助けてはいないか、もう一度よく考えて欲しい。

「強制連行」は戦時中、朝鮮半島から日本本土に渡ってきた朝鮮人労働者を指すとみられるが、この表現も間違いだ。・・・以前の教科書で「強制連行」されたと書かれていた朝鮮人労働者のほとんどは、自分の意思で職を求めて朝鮮半島から日本本土に渡ってきた人たちとその家族である。例外として、徴用された人たちもいるが、それは国民徴用令という法律に基づくもので、「強制連行」ではない

・・・もとはといえば、教科書で慰安婦「強制連行」説が独り歩きしたのは、朝日の長年にわたる誤報が主たる原因である。朝日が真に誤報を反省しているというのなら、もっと歴史的事実に対して謙虚に向き合うべきではないか。慰安婦「強制連行」説は今や、米国の教科書にも記述されるようになった。・・・歴史戦の舞台は米国にも移りつつある。誤解を正すための粘り強い外交努力を安倍政権に期待したい。


産経 (一部) 2015.5.1 [全文]
驚愕の朝日新聞・慰安婦社説 「重く受け止めて」ないじゃないか!

※ ブログ主不在の為、プログラムで自動的にアップロードされました。皆様の感想を拝読するのは帰宅後になるかもしれません。

14 件のコメント:

  1. << 彼らは、日本軍に家や村から突然拉致されて、監禁され、レイプされ続け、暴行を受け、恐ろしい虐待を受け、四肢切断され、多くが虐殺されたと、
    世界中どさまわりして、とんでもないことを言いふらしているのですよ。
    彼らの嘘は、売春せざるを得なかった老女の悲しい嘘などというレベルのものではありません。
    日本毀損、日本悪魔化のための、とんでもない、許されざるプロパガンダです。
    犯罪です。
    彼女たちがとんでもないウソをついていると激しく非難することなしに、
    問題が解決するとは思えません。 >>

    正にその通りだと思います。 的を射ていると思います。

    それに対して工作員のレッテルを貼ろうとする人がいる。それこそ共産党あるいは社民党のニオイがしてきます。

    セントラル・ワシントン大学で行われた「スコッツボロー・ガールズ」上映会での谷山雄二朗氏の講演に際して、フェミニストか何か知らないが、谷山氏にネオナチ等と言うレッテルを貼り付ける者たちと変わりありません。
    ----------------------------

    https://www.youtube.com/watch?v=OgGxbSxsJS4 by Yujiro Taniyama in セントラル・ワシントン大学

    このビデオは素晴らしいです!

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    1. 17:50で、占領米軍が毎日40名の日本女性を強姦した、1946年RAA廃止後は毎日330名の8倍に増加したと言っています。ジョン・ダワー教授MIT professor Jhon Dowerの話だそうです。推測ですがこの数字は各県の犯罪統計を集計したものです。占領軍は検閲によって米兵性犯罪の報道を禁止した。しかしこのような具体的な数字があるという事は記録記事が残っているのです。被害者名も分かっているはずです。日米に記録が残っているのですから、情報公開請求すれば出てくるのに誰もやらない。

      沢田美喜はGIベイビー20万人説を唱えていたといいます。ライダイハンの比ではありません。生存者はほとんどいなくなったのですから今こそ事実を明らかにすべきです。今頃になってこんな事を戦後生まれの米国人に突きつけたいとは思いませんが、米国が各地に慰安婦像を建てて日本を非難した事が招いた事態です。

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    2. << 米国が各地に慰安婦像を建てて日本を非難した事が招いた事態です。 >>

      具体的に言うと:

      << 米国に住んでいるコリアン+反日(抗日)集合体が、ロビー活動を通じて各地に捏造慰安婦像(碑)を建てさせている事、(日本のイメージを汚しそれを世界に広めたいが為に、そして...) が招いた事態です。 >>



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    3. 谷山氏がイ・ヨンス証言の矛盾を話し出すと韓国系がゾロゾロと席を立ったらしい様子に笑ってしまいました。

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  2. 「強制募集」という日本語は人生で初めて見ました。
    大辞林には「希望する人を,つのって集めること。 」とあります。
    すると「強制募集」は「希望する人を強制して集めること」になります。

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    1. 日本語の表記としては矛盾してますよね。国内では普通使いません。何故か韓国メディアではよく見かけますけどね。

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    2. forced recruitmentというのは、強制連行の英訳としてしばしば用いられるようです。先日の秦郁彦・大沼保昭教授の外国特派員協会での会見でも、確か強制連行をforced recruitmentと訳していたと思います(要確認)。

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  3. 山路 敬介2015年5月14日 8:23

    hazamaさんの記事をもう何年も見続けてますが、産経には時々辛い点をつけてらっしゃいますね。
    小生には本記事を一読してhazamaさんが産経の何を批判しているのか正直、わかりませんでした。
    二読、三読してようやく、現今のせっかく風向きが変わってきた慰安婦問題の推移や情勢を見据えた上での批判なのだな、と思い至りますが、小生はhazamaさんの見解と少々異なります。
    (ちなみに小生はネットで産経の記事は無料の産経ニュースは覗く程度ですが、朝日新聞は祖父の代より購読し、毎日目を通しています。)

    ご指摘の産経の記事ですが、これは主として朝日社説に異をとなえる主旨で貫かれていると思うのです。
    朝日の長年の論調である「強制連行」という言葉の意味は、単に物理的な強制力だけとは見ずに、法にもとづく徴用や募集にまで敷衍しています。
    (80年代は国会答弁でも徴用=強制連行という答弁がありましたが、産経は当時から一貫してこれを批判していました。小生の憶測ですが、現在これを質問したら、こうは答えないだろうと思いますが)
    長く継続的に朝日を読んでいて思うのですが、朝日はこの先も「強制連行」というワードを捨てませんね。
    なぜなら朝日にとって、サハリン残留韓国人問題で勝利し、これからも徴用工問題をフレームアップさせ、関東大震災における朝鮮人虐殺も掘り起こしに賢明で、一番大事なのは北朝鮮との国交回復です。
    「日本国による強制」という印象付けは、法的枠組みを超えるさいに、どうしても必要不可欠なんですね。
    そうした朝日の方向性はいささかもかわらず、産経はかねてそれに対して見越し身構えている、という構図が本記事に現れているんじゃないでしょうか。


    >「強制連行」という言葉は、慰安婦問題を混乱させると同時に~、国際的な誤解の原因になっている。混乱はまだしも、誤解を招くというのは日本の汚名を晴らしたいと考える産経新聞としては重大だと思うのだが、なぜか産経は意地になったようにこの言葉を使い続けている。
    >安倍政権支持のはずの産経がこれではぶち壊しではないだろうか?

    ちょと記憶が曖昧ですが、WP紙に保守派の有志がfactとかいう広告出した事がありましたね。ああした行為のおかげで安倍氏が弁解せざる負えなくなった、との論調で報道もされましたが、国際世論を考えた場合、方法としてマイナスだった、とhazamaさんは書いていたと記憶します。
    今回の記事にもなんとなくそういう傾向が見受けられますね。
    事実を強く主張しても必ずしも国際社会に認めれれるものでないことはたしかですが、その前に国際社会(特に米国)が何によって動くのかが問題です。
    産経はじめ保守派の現政権に対しての影響力はたいしたもので、あの屈辱を安倍氏やまわりの自民党議員に忘れさせませんでした。
    周到な準備を経て、米国の欠けつつあるパワーを補うことで風向きを返ることが出来たのですね。
    つまり、保守派の意見を国際的に通用するかたちに翻訳して実行したのが、今回の政府の措置だったと思いますね。
    ただ、情勢は常に変化するもので、もはや歴史戦(産経がよくこの言葉を使います)の様相を呈しています。
    嫌々ですが朝日を読んでいると、次の一手が想像がついてきます。
    ですので、小生としては産経の今回の記事には深く理解できると思うのです。










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    1. >朝日の方向性はいささかもかわらず、産経はかねてそれに対して見越し身構えている、という構図が本記事に現れているんじゃないでしょうか。

      私もそう思います。ただし、昨年の検証記事で朝日新聞自身が認めているように、朝日新聞は「強制連行」という言葉を意識して使わないようにしているようです。ところが、産経新聞は未だに朝日新聞の亡霊、すなわち強制連行という言葉に振り回されているようです。もともと「従軍慰安婦」と同じく作られた俗語なのでが・・・。

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  4. 強制連行と言えば昨日こんな対談があったそうです。

    福島さん慰安婦の聞き取り調査に同席されて強制連行との証言はあったの? (00:07:58) #sm26249887 http://nico.ms/sm26249887

    櫻井女史「慰安婦が強制連行されたと言ったのを聞いたの?」
    福島瑞穂「(数秒フリーズして)…メモがないから分からない」

    貼っておいて言うのもなんですが、私自身はまだ試聴していません。観た方によるとこんな感じらしいです。

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    1. うっかりしていて、最後のほうだけちょっと見ましたが、福島瑞穂がだらだらと話しているところに、櫻井よし子が言葉をさえぎって、反論入れていたのは、最後に近く、福島瑞穂が言いたいことを最後に言って時間切れという印象操作を、櫻井よし子が阻止という感じでしたね。

      かみ合わない議論だろうなというのは、福島瑞穂の過去のパターンから容易に想像されますが。

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    2. じゃーあ、女性の尊厳は傷つけてはいないとぉ言うんですかぁ?みたいな返しですね。福島氏。彼女らしいというか。

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  5. 以前ケント・ギルバート氏がブログでマイケル・ヨン氏のコメントを日本語に訳されていましたが、ヨン氏が「kidnapped」と書いているのをギルバート氏が「強制連行」と日本語に訳していました。
    http://ameblo.jp/workingkent/entry-11958461771.html

    「人身売買」という語については、ケント・ギルバート氏に尋ねてみるのもいいかも知れません。彼なら日本語も十分理解していただけるので。

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    1. 「ヒューマン・トラフィキング」という英語の意味は、アメリカ人であるケント氏に聞くのがベストでしょうね。もっともケント氏は、強制連行という日本語の(本来の)意味をご存知ないようですが・・・。

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