2015/05/11

小林よしのり「安倍首相の人身売買とは奴隷のこと」・・・ホント?

SAPIO 2015.6 P.59-
安倍首相は、訪問先の米国で慰安婦は人身売買の被害者と

小林よしのりは、ヒューマン・トラフィキング(人身売買)とは黒人奴隷制のイメージなのだと言っている。これと同様の事を藤岡信勝も言っているのだが、これは果たして正しいのだろうか?本当のところはネイティブに聞いてみる他ないのだが、自分はちょっと違うのではないかと思う。ヒューマン・トラフィキングは、現在の奴隷制(modern-day slavery)などとも呼ばれるが、例えば下のような絵を見て、アメリカでは今だに奴隷制度が健在なのかと思う人はいないだろう。身売り(慰安婦)と人身売買はちょっと違うとは思うが、人身売買が(黒人)奴隷のイメージだというのもどうかなと思う。

毎年14500人から17500人が米国に人身売買されて来る(CNN)

小林が、安倍首相は慰安婦を性奴隷と認めたからアメリカ議会で演説出来たと言うのは、一面の真理だろう。もっとも、小林は性奴隷を奴隷の一種と考えているようだが、神とマンガの神様くらいの違いがあるのではないか?性奴隷という言葉について自分の考えは「慰安婦問題とは何か」に書いた通り。


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12 件のコメント:

  1. 私もハザマさんの考えに近いですね。
    確かに性奴隷というのと奴隷制度(特にWhite Slave)は大いに違うでしょうね。
    近頃の小林よしのりの発言にはかなりの歪みを感じるので、彼の発言ついては眉唾と考えています。

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    1. 英語のニュアンスは、けっきょくの所、ネイティブに聞かないと分らないですね。

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  2. 私は藤岡氏の説に賛成です。
    ヒューマントラフィッキングというと思いだすのは、映画ヒューマントラフィックで、
    非常にインパクトの強い、数ある映画の中でも記憶に強く残るものでした。
    私はこの映画で初めてこの言葉を知りました。
    慰安婦制度はこのイメージよりもさらに残虐だと彼らは言ってきましたが、
    それを日本は否定してこなかったわけです。

    言葉選びは非常に重要ですが、
    ネットでは、強制連行はなかったことの代わりに
    人身売買と言う言葉を認めたというように言っていますが、人身売買に連行がなかったかといえば、まったくそうではありません。
    騙されたと気づいた時点で連行は必須、騙しでない場合は始めから拉致連行になりますから、単に言い替えたにすぎず、
    強制性、非人道性、暴力性をはっきり認めたことになってしまいます。

    あの映画の犠牲者と慰安婦の最大の違いは、
    高給を得ていたこと、故国の家族に送金できたこと、借金を返せば自由になれたこと、
    他にもありますが、これが最も重要で、実態の本質をよく表しています。
    慰安婦は年季奉公の働く内容が売春業であるということです。
    人身売買の犠牲者は高給を得て貯金したり親に送金したりすることはありえません。
    首相は人身売買という言葉を使うべきではありません。

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    1. ヒューマントラフィックという映画は知りませんでした。教えて頂きありがとうございます。ところで「連行」という言葉ですが、私は警察官などが公の権限で連れて行くという意味であるように感じます(日本人ネイティブとして)。某、慰安婦問題の専門家は、女衒が女性を連れ歩くことを「連行」などと書いていますが・・・。

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  3. 数か月前、米国のシャーマン国務次官発言で、米国国務省から「性目的の人身売買」のコメントが出た時に、産経新聞に、「人身売買」とは具体的にどのようなことなのかを、米国国務省の定例記者会見ででも質問をしてみて欲しいと投書をしておいたのですが、、、未だに、やっていないようですね、、、

    慰安婦問題については、産経新聞は、娘を「売った」とか、結構、安易に使うところあるしで、イマイチどうなののか、って感じですね。

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    1. 韓国人記者が人身売買の定義を聞いたら直接答えなかったから曖昧にする方針じゃないですか?
      娘を売ると売られた娘は親孝行だと村で評判になる時代もあったようです。昭和10年代に廃娼運動をしている人がそういう風潮を嘆いていました。その前ならもっと普通のことだったんだろうと思います。

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    2. 日本の記者は、国務省の記者会見でも突っ込まないですよね(毎回見ているわけではありませんが)。

      >産経新聞は、娘を「売った」とか、結構、安易に使うところある

      産経は言葉が軽すぎます。全体的にはいい仕事をしてますが。

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  4. 米国の受け止め方がどうかは知りませんが、「身売り」は(人)身売(買)です。日本では。そして身売りとは慰安婦の事を指します。

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  5. 身売り・慰安婦は年季奉公の一形態でもあります。
    米国には開拓時代を支えた白人の年季奉公人制度がありました。
    身売りは人身売買ですが、奴隷ではなく、白人の年季奉公人に近いんじゃないんでしょうか?
    wikiによるとindentured servitudeが一般的な訳が年季奉公なんだそうですが、英語の方は奴隷的な意味合いが強く、日本語の年季奉公とは意味が異なるので注意と書いてありました。白人の年季奉公は7年で、途中で逃げ出すと死刑になったそうです。

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    1. 黒人奴隷制と異なり米国のindentured servitudeがあまり非難されないのは、人種民族の区別が(事実上)無かったからではないでしょうか?慰安婦も海外では植民地・占領地の女性の奴隷化と見なされていますが、実は日本人女性も同じ条件で働いたわけで・・・。

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  6. 米国に「身売り」に類する概念はないのですかね。

    貧しさから、家族が借金して娘に売春を強いるなんて構図は、
    普遍的な行為だと思うのですが。

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    1. 江戸時代はともかく、この頃の日本の「身売り」にはちゃんとルールがあったようですね。売春を強制してはいけないとか。つまり、人身売買にならないよう、当時としては配慮されていたわけです。

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