もともとは和解財団が日本に要請していたもので韓国政府は関係なかったのだが、上野千鶴子らが騒いで勇気づけられたようだ。90年代もこんな感じで、日本の法的賠償派が韓国政府を翻意させ「日韓合意」をぶち壊した。韓国政府もさすがに追加措置をとは言いづらかったようで、、「感性的な措置を期待している」と来たもんだ。日本政府には「追加的な措置は一切合意されていない」とピシャリと釘を刺されてしまった。
日本側の「感性的な措置」期待 慰安婦問題で=韓国外交部
韓国外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は29日の定例会見で、旧日本軍の慰安婦被害者に安倍晋三首相の名前で謝罪の手紙を送るよう求める要請書を日本の民間団体が内閣府に提出したことと関連し、「日本側が被害者の心の傷を癒やす感性的な措置を取ることを期待している」と述べた。
韓国政府が慰安婦被害者に対する日本側の「感性的な措置」について言及するのは初めて。
日本政府が昨年末の合意に基づいて拠出した10億円を慰安婦被害者に支給するといった合意履行の過程で、謝罪の意を示す追加の措置が必要との立場を示したものとみられ、日本側の反応が注目される。
韓国外交部は合意に基づき韓国で設立された「和解・癒やし財団」の内部でも、安倍首相の手紙を含む日本側の追加措置に関する意見交換があったことを明らかにしている。
一方、趙報道官は環境が整い次第、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が慰安婦被害者と面会する方針だとし、「そのような環境が整う状況をモニタリングしている」と述べた。
尹長官は、今年4月に中国からソウル市内の病院に移送され、療養を続けている慰安婦被害者のハ・サンスクさんを今月13日に見舞った。
読売は、「日本政府がいらだちをあらわにしている」と報じている。
※ 朝日新聞の記事を読売のものと差し替えた。
元慰安婦に「おわび」要求、日本政府がいらだち
昨年末の日韓合意に基づき韓国政府が設立した財団が安倍首相から元慰安婦あての「おわびの手紙」を求めていることについて、日本政府がいらだちをあらわにしている。
日本側は、韓国側が在韓日本大使館前の少女像の問題解決をなおざりにしたまま要求をつり上げてきたと見て、要請に応じない構えだ。
岸田外相は30日の閣議後記者会見で、「追加的な措置は一切合意されていない」と述べ、手紙の要請について否定的な考えを示した。その上で「日韓それぞれが合意を実施していくことが重要だ」と指摘し、韓国側に合意の履行を改めて求めた。
日韓合意には「韓国政府が財団を設立し、日本政府の予算で資金を一括で拠出」することに加え、少女像問題について、韓国側が「適切に解決されるよう努力」すると盛り込まれた。
読売 2016.10.1