2014/04/03

ストラスフィールド市議会「三姉妹像」について判断を回避

慰安婦像設置 「州か政府の問題」と判断回避、豪州の市議会

【シドニー=吉村英輝】オーストラリア最大の都市シドニー近郊のストラスフィールド市議会は1日、「慰安婦像」設置の当否をめぐる初の審議会を開催した。中国系と韓国系の市民が連携して同市に設置の嘆願書を出していた。オーストラリアの地方議会で「慰安婦像」設置が審議されるのは初めてだが、同市議会は「州か連邦政府が立場を明確にすべき問題だ」として判断を回避した。

審議に入る前、地域住民ら8人が、賛成と反対の立場から意見を表明した。

日系の男子大学生は「像設立は日本人や日系住民への差別を助長する」と述べ、友人の女性が中韓の友人から敵対的な扱いを受けたと発言。日系以外の市民も「特定の人種攻撃で、多様な民族が調和してきた努力が台無しになる」と相次いで懸念を表明した。

一方、韓国系住民は「アジアの女性20万人が日本軍の性奴隷にされた。像は暴力防止の象徴になる」と主張。中国系代表は「米国など各国に慰安婦像はある。中、韓、豪の慰安婦3姉妹の像をつくり観光名所にしよう」と訴えた。

人口約3万7千人(2011年時点)のストラスフィールド市は、中国系住民が19・6%と最も多く、韓国系も9%を占めている。市議は市長を含む7人で、韓国系のサン・オク副市長は、韓国系と中国系の市民団体が2月に開いた「反日本戦争犯罪連盟」の結成式にも出席した。

オーストラリアの他都市と比べ韓国系住民の比率が高い同市が「慰安婦像」設置の直接的な判断を避けたことで、現地の日系人からは「オーストラリアでの設置は遠のいた」との声が上がっているが、韓国系住民らは今後、州への働きかけを強めるとみられている

産経 2014.4.2

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