まぁ、そうだろう。
外相 河野談話「見直し申し上げたことない」
岸田外務大臣は衆議院の特別委員会で、いわゆる従軍慰安婦の問題を巡り、政府の謝罪と反省を示した平成5年の河野官房長官談話について、「談話の見直しを、一度も申し上げたことはない」と述べ、今の時点での見直しに否定的な考えを示しました。
いわゆる従軍慰安婦の問題を巡る河野官房長官談話の作成に関わった石原元官房副長官は、先週、国会で、「日本政府あるいは日本軍が強制的に募集することを裏付ける資料はなかった。従軍慰安婦とされる人たちの証言の事実関係を確認する裏付け調査は行われていない」などと述べました。
これに関連して、岸田外務大臣は25日の衆議院の特別委員会で、民主党議員から河野官房長官談話を見直すかどうか問われたのに対し、「私としても、政府としても、談話の見直しを一度も申し上げたことはない」と述べ、今の時点での見直しに否定的な考えを示しました。
そのうえで岸田大臣は、「私自身としては、かつて筆舌に尽くしがたい思いをされた多くの方々に、つらい思いを感じるという歴代内閣の考え方を引き継いでいる。21世紀こそ、女性の人権が大切にされる世紀にするという思いで、外交に取り組まなければならない」と述べました。
NHK 2014.2.25