日本人は嫌いと公言するカン・イルチュルだったが
村山富市元総理について、保守系の人々は決して良くは言わないだろう。ただ、善良な人間であることは確からしい。実は、アジア女性基金を立ち上げたのは村山政権であって、それを蹴り村山の顔に泥を塗ったのは、他ならぬ挺対協とその傘下の「ハルモニ」たちであった。そういった経緯があったから、社会党(社民党)は暫く、謝罪賠償運動に冷淡だったと関係者から聞いたことがある。つまり社会党としては、慰安婦に対する謝罪と賠償はアジア女性基金で終わっていたのである(現在の社民党のメンバーがどう思っているかは別)。
村山は(挺対協系)ハルモニに顔に泥を塗られた
産経が言うように、韓国側は村山を日本政府に対する牽制に利用する腹なのだろう。だが、村山は慰安婦に対する新たな賠償について無言でやり過ごした。ハルモニは、袖にした男に色目を使うような真似をしているのであるが、彼女たちにその自覚はないだろう。改めて彼女たちは、操り人形に過ぎないのである。
P.S. ここまで書いた所で、挺対協が村山の訪韓を諸手を挙げて歓迎できないと声明を出したことを知った。賠償について無視されたから?
来韓の村山元首相 慰安婦被害者らと面会
韓国の革新系野党、正義党の招きで11日から3日間の日程で来韓中の村山富市元首相が旧日本軍の慰安婦被害者らと面会した。
村山氏は11日、社民党の照屋寛徳衆院議員や村山氏の娘である中原由利氏などと共に国会議員会館で正義党の金霽南(キム・ジェナム)議員主催で開かれた「日本軍慰安婦被害ハルモニ(おばあさん)作品展示会」を訪れ、慰安婦被害者のカン・イルチュルさん、イ・オクソンさん、パク・オクソンさんと面会した。
カンさんらは「日本は謝罪して私たちに賠償しなければならない。私たちを他の国まで引っ張って行った」と話した。村山氏は通訳を通じて被害者の主張を聞いたがそれに対する返答はなかった。
カンさんらは面会後、2004年に死亡した慰安婦被害者のキム・スンドクさんが描いた「咲ききらなかった花」という絵を村山氏に贈り、「慰安婦被害者を花に比喩したもの」と説明した。
村山氏は展示作品を見ている間、言葉が出ないと言ってため息をついていたと正義党の議員が伝えた。
また、村山氏は正義党の議員との懇談会で、韓国と日本がなぜ今のような状況になったのか考えてみたと述べ、両国は多くの共通点を持っているので、互いに信頼できるように心のこもった対話をしてほしいと提言した。
村山氏は12日、韓国の超党派議員が主催する国会内での講演で「正しい歴史認識のための韓日関係確立」を主題に話す。
来韓最終日の13日には鄭ホン原(チョン・ホンウォン)首相と会談し、故金大中(キム・デジュン)元大統領の李姫鎬(イ・ヒホ)夫人とも面談を行う予定だ。
聨合ニュース日本語版 2014.2.11
村山元首相訪韓、賠償求める元慰安婦に無言でやり過ごし
【ソウル=加藤達也】村山富市元首相は11日、韓国を訪問した。左派政党、正義党の招きを受けたもので2泊3日の滞在中、国会議員団主催の夕食会に出席するほか、12日には国会内で講演し、13日には鄭●(=火へんに共)原(チャン・ホンウォン)首相との面会が予定されている。
正義党は朴槿恵(パク・クネ)大統領との会談も推進していたが、日程上の理由で見送られた。韓国メディアは「朴大統領が、村山氏と会った場合に生じる外交的な影響を意識したため」(中央日報)と伝えた。
村山氏は到着後、国会内で韓国側議員らと懇談。この場で正義党幹部は「(村山談話を発表した)先生と日本国民に心から尊敬の言葉を述べる」と、村山氏を持ち上げた。
同党はその後、村山氏を国会内で開催中の、日本統治時代に慰安婦だった女性らの作品展に案内した。
村山氏は元慰安婦3人と握手しながら言葉を交わしたが、その1人が日本政府の謝罪と賠償の必要性に言及すると、無言でやり過ごした。今回の訪韓は一政党が企画したものだが、韓国側は村山氏を日本の「良心的勢力」の代表と見なし、安倍晋三政権への牽制(けんせい)に活用する構えだ。
産経 2014.2.11