2014/03/13

仏で日本は恥をかいた、今度は映画だ (朝鮮日報)

「日本は大恥をかいた、快挙だ」

「大恥をかいた(日本)」という言葉に本音が透けて見える。朝鮮日報の政治部次長にとって、あれは「アングレームの奇跡」なのだそだ。「左派・右派を問わず、政府と文化人たちが力を合わせて成し遂げた」。あんな狭いスペースに一万数千人とかありえないと指摘されているようだが・・・。「文化大国であり、魅力的な国だと思われている」日本のこのイメージをディスカウントしたいというのが本音なのか。

さて、この「映画で慰安婦アピール」作戦。官(韓国政府)も乗り気になっている

【コラム】慰安婦、漫画の次は映画で世界にアピールを

安倍晋三首相が率いる日本は一方に傾く様相を呈し、心配でならない。日本はこれまで、歴史問題をめぐり、韓国や中国が何か言っても見向きしない一方、欧米諸国が口を挟めば驚いたふりをしてきた。西欧に対する根深いコンプレックスもあるが、「国際社会」という言葉が持つ重みがそうさせてきたのだ。

だが、安倍政権はそうでもない。靖国神社への参拝に対し米国が数回警告を発しても、軽く聞き流すような素振りを見せた。昨年5月に国連拷問禁止委員会(CAT)が行った「従軍慰安婦問題の責任者を処罰し、政府レベルで謝罪と賠償を行うように」との勧告に対し、安倍首相は「事実誤認に基づいた一方的な勧告であり、法的な拘束力はない」として無視した。国連安全保障理事会(安保理)の常任理事国を目指そうという国のトップが国会で行った答弁がこうだ。当分の間、国際社会の権威も、安倍首相の暴走を止めるのは困難なように思える。

核兵器こそないが、日本は国際社会で強い力を持っている。2010年以降は中国に押されたが、今なお世界第3位の経済大国であり、開発途上国に対する政府開発援助(ODA)の額は米国に次いで2番目に多い。また、国連分担金も米国に次いで多い。

日本は国際社会で、単なる金持ち国として扱われているわけではない。世界の人々は、日本を「文化大国」であり、魅力的な国だと考えている。『ドラゴンボール』や『進撃の巨人』などの漫画は世界を席巻し、「和食」は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。韓流よりも先を行く状況にありながら、日本政府は2010年から「クール・ジャパン」と題する国家プロジェクトを進めている。20年までに文化関連の輸出を3倍に増やそうというのだ。

そんな日本が最近、世界最大とされるフランスのアングレーム国際漫画祭で大恥をかいた。韓国が出展した、旧日本軍の慰安婦強制動員をテーマとする漫画展を、1万6000人もの人々が観覧したためだ。チョ・ユンソン女性家族部(省に相当)長官は「漫画市場で日本の影響力が大きいため、展示が失敗に終わる可能性もあった」と語った。日本は「慰安婦をテーマにする漫画展は政治的で不適切だ」と抗議したが、主催者側は「知られていないことを伝えるのは政治的ではない。事実を歪曲(わいきょく)することこそ政治的だ」と一蹴した。慰安婦問題について歪曲する内容の日本の作品は撤去された。左派・右派を問わず、政府と文化人たちが力を合わせて成し遂げた快挙だった。

しかし、日本が一度恥をかいたからといって、慰安婦問題が収束するわけではない。「アングレームの奇跡」は始まりにすぎない。慰安婦問題をテーマとする漫画で世界の人々が衝撃を受けたということは、国際社会がそれだけ、この問題を知らなかったということを意味する。韓国国内向けではなく、海外にも配給され、世界の人々が慰安婦問題の実情を知ることができるような映画を制作しようではないか。韓国が映画制作で中心的な役割を果たせば、中国や東南アジア諸国も協力するだろう。日本の良心的な映画人たちの出演を拒む理由もない。米国の女優アンジェリーナ・ジョリーさんや、アイルランドのロックバンドU2のボノのように、社会問題に関心を持つ芸能人たちにも協力を求めるべきだろう

日本の影響力は映画界でも強い。だが日本も、アングレームで思い知らされただろう。どんなにカネを出しても、ロビー活動をしても、真実の前でそのような力は及ばないということを。そして、慰安婦問題は韓中日3カ国だけの問題ではなく、人類の普遍的な問題だという事実を。

鄭佑相(チョン・ウサン)政治部次長


シリカ太郎さんも触れておられたが、映画といえばこんなニュースも。アニメーション作品だが、落選と抗議の因果関係は明らかではない。やや誤解を生みそうな報道か。

カナダ発「慰安婦アニメ」スクリーン賞落選

カナダの優れた映画やテレビ・ドラマに贈られる「カナダ・スクリーン賞」の発表・授賞式が9日、東部トロントで行われた。短編ドキュメンタリー部門では、慰安婦を題材にしたアニメ「Mary & Myself」がノミネートされていたが落選した。作品をめぐっては、在カナダ日本人らで作る「日本の名誉を護る在カナダ邦人の会」などが授賞式に先立ち、同賞の実行委員会や、監督が籍を置く大学院などに抗議文を送るよう邦人らに呼び掛けていた。

作品は、カナダ東部ハリファクスにあるノバスコーシャ芸術デザイン大学の女子大学院生が監督した。この街に住む中国系カナダ人女性2人が、慰安婦に関する演劇の練習の過程で、慰安婦の「体験談」を回想する物語となっている。「1日に50人の兵士の相手をさせられた。時には大量の兵士だった」などというせりふが登場する。

芸術デザイン大のサイトによれば、この作品は昨年9月、カナダの「アトランティック映画祭」で上映された。また、アジアでの映画祭への出品に備え、中国語に翻訳しているという。

 カナダでは米国と同様、慰安婦問題への関心は低くなく、2007年11月、日本政府に慰安婦問題で「公式かつ誠意ある謝罪」を求める決議が下院で採択された。決議案提案は、野党の中国系女性議員らが主導し、中国系の反日運動団体などがロビー活動を展開した。

 米グレンデール市が昨年7月に設置した「慰安婦像」で、姉妹都市の大阪府東大阪市が賛同したかのようなグレンデール市のホームページの虚偽記述があり、東大阪市が修正を求めて抗議している。(ニューヨーク 黒沢潤)

産経 2014.3

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