2013/10/15

朝日新聞では「ニュースがわからん」 慰安婦問題


ここ数日の朝日新聞の新・慰安婦問題キャンペーン(?)はちょっと問題だと思う。それについてまだまとめられずにいるのだが、つなぎとして、朝日の「ニュースがわからん!」コーナーがある意味分かり易いので・・・。

繰り返しになるが(何度でも繰り返さねばならないらしい)、吉見義明教授も言うように、慰安婦が女子挺身隊(徴用=強制連行)と混同されて政治問題化したのは90年前後のことである。

指摘を受けた政府は省庁の資料を調査したが、慰安婦が国家総動員法の対象であった事を示す公文書は存在しなかった[参議院予算委員会1990.6.6  外務委員会12.18など]。しかし、それでも韓国側は納得しなかった。朝日新聞は主語を省略しているが、「(日本政府が)女性を強制的に連行した」(強制動員)というのが先方の言い分であった。どうしても韓国側が納得しないので、その生き証人だとされた韓国人元慰安婦への聞き取りが行われた。

慰安婦には日本人女性も多くいたが、日本人慰安婦に対する突っ込んだ調査は行われていない。日本人慰安婦が徴用(強制連行)の対象者だったと考える人がいなかったからだろう。インドネシア人に対しても同様である。

福島原発の作業員を対象に東電が健康診断(被ばく線量に応じたがん検診など)を行っているが、「東電の新潟の水力発電所では検査していなかった!」と騒ぐようなものである。それも20年も経ってから。常軌を逸している。

(ニュースがわからん!)慰安婦問題で政府はどんな調査をした?

◇韓国でのみ、聞き取りをした。他国では行わなかったんだ

ホー先生 日本政府は慰安婦問題(いあんふもんだい)でどんな調査(ちょうさ)をしたんじゃ?

A まず1991~92年に省庁(しょうちょう)などに残っていた資料(しりょう)を調べ、当時の加藤紘一官房長官(かとうこういちかんぼうちょうかん)が政府の関与(かんよ)を認(みと)める談話(だんわ)を出した。

ホ それで終わらなかったのか?

A そう。女性を強制的(きょうせいてき)に連行(れんこう)したことを認めるように求める韓国側が納得(なっとく)しなかった。日本側は韓国の元(もと)慰安婦16人から聞き取りもした。この証言(しょうげん)を元に、93年の河野洋平(こうのようへい)官房長官談話で本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあるとした。

ホ 政府は問題を広げないようにしていたのか?

A 調査は韓国を意識(いしき)したものだった。聞き取りは他国では行わなかった

ホ ホホウ! 調査で何がわかったんじゃ?

A 32年の上海事変(シャンハイじへん)のころから45年の終戦(しゅうせん)にかけて、アジア各地に軍の要請(ようせい)で慰安所(いあんじょ)が設営された。多くは民間業者(みんかんぎょうしゃ)が経営(けいえい)したが、軍は管理(かんり)に関与した。

(以下略 全文

朝日 2013.10.14

けっきょく韓国人慰安婦に対する調査でも、慰安婦強制連行(徴用)の事実は証明されなかった。 ところでこのコーナー、振り仮名を振ってあるところを見ると子供も意識しているのか?

(追記:朝日新聞のハングル版にもこのQ&Aが登場。韓国人にも分かりやすく「解説」している)


10 件のコメント:

  1. ニュースの核心をさらにわからなくする朝日新聞

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    1. 朝日新聞の記者たち自身も分からなくなっているのかもしれません(世代交代の所為で)。だとすれば深刻です。

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  2. 河野談話の根拠崩れる
    http://sankei.jp.msn.com/politics/topics/politics-14754-t1.htm

    う~ん。臨時国会召集直後に、こういうリークがあるのは、こりゃもしかして、もしかするかもよ。

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    1. 産経が非公開のはずの資料をどうやって入手したのか気になります。内容は公には出来ないのでしょうね。読んでみたいですが・・。

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    2. 産経による資料入手の過程、今後の動き、興味津々ですな。

      産経が正面から情報公開請求をして資料が出てきたというのは真っ当すぎる。真っ黒に塗られて出てきたら意味がないから、新聞社への資料提供が役人の落ち度にならないと、役人に説得をした「政治家」がいたとみるべきでしょうな。

      「石原元官房副長官は、こうおっしゃっていますが、河野先生はいかがお考えですか」という取材申し込みが行われていないはずがない。この取材攻勢から河野は逃げ回れない。

      「私が間違えていました」と、河野が従来路線を変えた発言をすれば、記者が飛びつくスクープネタになるから、従来路線を変えるまで河野に対する取材申し込みが続く。

      河野がどうしても従来の立場を変えない、取材申し込みにもノーコメントで通す場合、国会の参考人招致があるかどうか。その口火をきるにあたり、この産経記事は議員が国会に河野談話の問題を持ち出す絶好の材料である。

      この「政治家」が、そこまで考えていたかどうか。

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    3. 追記:

      あるいは、民事裁判の準備書面提出の過程で、役人が「えいやあ」と裁判所に出してしまったものを原告が入手して産経に提供したかどうか。

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  3. 「韓国を信頼し『公正・冷静に語れる人を』と言い韓国は約束した」 
    石原元官房副長官 2013.10.16 10:16
    http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131016/plc13101610180011-n1.htm
    ま、河野談話で決着させたんだということを、にじませた感じだね。
    ところが、韓国は河野談話を蒸し返しの材料に便利に使っていると

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    1. 石原氏は、インタビュアーに応じてコメントしてしまう傾向があるようです。正直に答えているのですが、誘導に乗り易いというか、質問者に合わせてしまうというか。以前韓国紙のインタビューも受けていましたが、そんな感じでした。

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  4. 橋下市長の慰安婦発言についてコメントする米国のサキ報道官。
    そのTV朝日のニュース報道を検証した動画です。

    【検証してみた】はい!朝日新聞のタカシです。(訂正)
    http://www.nicovideo.jp/watch/sm20907358

    投稿者の英訳とTV朝日のはどっちが適切なのか?
    私めは英語はさっぱりでして(汗)

    木走氏による今回の朝日新聞の検証コラム。
    従軍慰安婦問題〜朝日新聞による際限の無い『負の拡散』報道を検証する
    http://blogos.com/article/71721/?axis=b:113

    個人的には、朝日新聞には言いたいことが山ほどあるのに、的確な指摘・反論の言葉が思い浮かばない。ちょっともどかしいです。

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    1. ざっと聞いただけですが、TV朝日の訳もそう間違いとも言えないのでは?ただニュースから受ける印象と、実際のサキ報道官の様子はだいぶ違いますね。

      >言いたいことが山ほどあるのに、的確な指摘・反論の言葉が思い浮かばない。ちょっともどかしいです。

      その気持ち、分かりますw

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