あ旧日本軍の従軍慰安婦問題の早期解決に取り組む韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会(ソウル)の尹美香(ユン・ミヒャン)共同代表の講演会が、広島市中区の原爆資料館であった。
尹共同代表は被害の状況を説明し、「生存者は高齢化し、残された時間は少ない」と強調。日本政府による公式な謝罪や賠償を訴えた。
協議会は1992年から、ソウルの日本大使館前で謝罪や賠償を求める「水曜デモ」を毎週開いており、昨年末に千回を超えた。
講演会は、広島県内の市民団体などの有志でつくる「日本軍『慰安婦』問題解決・ひろしまネットワーク」の設立記念行事の一環。約90人が聞いた。ネットワークは今後、学習会の開催などの活動に取り組む。
中国新聞 2012.4.23