このニュースは、このブログでこれまで何度か紹介してきたが、日本のマスコミでは報道されていないと思う。アメリカの一部の韓国人(系)がホロコースト被害者と元慰安婦を対面させる計画を進めているという話は、この夏から
韓国のメディアが報じていた。
ホロコーストと慰安婦問題をダブらせる手法はしばしば使われる
繰り返しになるが、
KAVCなどの団体がユダヤ系の団体に慰安婦問題を売り込み、共闘に持ち込もうとしている。彼らが期待しているのは、ユダヤ人団体の持つ
「アメリカの主流社会に強大な影響力」。これら韓国系の団体がどのように慰安婦問題を説明して同情を勝ち取ったかは、以下のユダヤ人戦争被害者の言葉でも知れる。
「ホロコーストを認め、謝罪したドイツとは異なり、
日本は慰安婦の存在を否定している」。・・・日本政府は慰安婦の存在を否定したことなど一度もないし、このユダヤ人は知らないのだろうが、
ドイツにも慰安婦に類する人々は存在したが、日本と異なり、ドイツ政府から何の償いも謝罪も受けていない。
以前のソースを引用すると、KAVCは「ニューヨークでは僑胞(海外在住韓人)
ボランティアメンバーらと学生たちが数十箱分の資料を英語に翻訳し」、ホロコースト資料センターの実務陣を説得したという。その成果がこれである。
過去にもこの動きを「日本を相手に慰安婦の話をするより・・・ユダヤ人組織を通じて米国人らに普遍的人権問題として慰安婦の惨状を知らせるということ」だ
と紹介した聯合ニュースなども、陰ながらこの運動にエールを送っているのだろう。
元慰安婦とユダヤ人が戦争犯罪を証言 来月米国で
米国のホロコースト(ナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺)センターが元従軍慰安婦を米国に招き、ニューヨークで来月13日に戦争犯罪に対する証言を行う。同センターと在米の韓国人団体が21日に共同記者会見を開き、明らかにした。
今回の企画は、元慰安婦の被害者らが日本政府に法的責任の認定と謝罪・補償を求め、ソウルの日本大使館前で行っている「水曜デモ」が12月14日に1000回を迎えるのに合わせて開かれる。旧日本軍によって慰安婦にされた女性2人が韓国から渡米し、戦時中に受けた惨状について口を開く。また、ナチスによって強制収容所に入れられたユダヤ人も当時の様子を語る予定だ。
記者会見に出席したユダヤ人戦争被害者の1人は「ホロコーストを認め、謝罪したドイツとは異なり、日本は慰安婦の存在を否定している。ただ、いつか(日本は)自分たちのやったことを認める日が来るだろう」と述べた。同センターは今後、慰安婦の証言集を発刊するなど、日本が慰安婦の存在を認め、謝罪することを求めていくという。
在米韓国人団体の関係者は「慰安婦は韓国だけの問題ではなく、非人道的な犯罪だということを世界に知らせるために行事が企画される」と話した。