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2013/10/07

NYで日本人が目にした「求む慰安婦」ポスター

慰安婦問題について語るLeeの映像も存在する(埋め込み不可)

イ・チャンジン(Chang-Jin Lee)の現代アートCOMFORT WOMEN WANTED展を取り上げた過去のエントリーにこの様なコメントを頂いた。そう、Leeはその後もこの作品展をあちこちで開催している。先月はコロンビア大学でも。タイムズスクウェアの他、コリアタウンやチャイナタウン、そしてリトルトーキョーの電話ボックスにポスターを貼りまくっているから、コメントを下さった方が見たのもその一枚だろう。彼女は5年前に日本を訪れ、Wamの関係者とも接触している。彼女のブログを読む限り、反日というよりは(ミスリードされた)真面目系なのだと思う。

じてんしゃ2013年10月5日 14:04

こんにちは。
今日、NYでこのポスターをみてショックを受けたものです。NYのいわゆる日本街のようなところに、翻訳もなくこのポスターの日本語版のみが貼ってあったので、日本人への嫌がらせかと思いましたが、作品だったんですね。悲しいです。一緒にいた台湾人の友だちもショックを受けていました。
芸術作品としてはインパクトがあって、人にショックを与える、ということで成功なんでしょうか…


ポスターというより、パブリックアートの一種らしい

リーのブログから:
COMFORT WOMEN WANTED brings to light the memory of 200,000 young women, referred to as "comfort women,"who were systematically exploited as sex slaves in Asia during World War II,and increases awareness of sexual violence against women during wartime.Ad-like Billboards, Kiosk street posters, prints, audio and multichannel video installation

2013/08/16

慰安婦は民族受難の物語? そして伝説へ


これは3年半以上前に旧ブログに上げたエントリー。多少文章をいじったが、自分の考えは当時とあまり変わっていないなと思う(状況も十年一日といったところか)。準備中のエントリーにも関わりがあるので、再掲することにした。


不幸は売り物になる。「不幸の物語」は芸術に箔をつける。ところが往々にして、そういった不幸話がフィクションだったりするわけで、まことしやかに解説していた評論家たちが実にいい加減な人々であるということが分かるのである。最近では筆談ホステスが話題になった。「今回取材するうちに銀座ナンバー1という看板はダテではないということがよく判った」。などと感心するむきもあったが、実際の彼女は銀座ナンバー1でもなければ、筆談の逸話も誇張だったらしい。それでも彼女の本は売れ続けるのだろう。

さて、アメリカはヒューストンのFine Arts 美術館では「あなたの明るい未来:12人の韓国人コンテンポラリー・アーティスト展」が開催されている。それを紹介する地元のヒューストン・プレスの記事。

Korea's history in the 20th century was pretty dire. The country was brutally occupied by the Japanese for 40 years. They turned Korean women into "comfort women," sex slaves for the Japanese army, along with trying to systematically destroy Korean culture. Korea emerged from the war divided and impoverished, then suffered through the Korean War and two military coups. (以下略)

朝鮮の20世紀は、よほど悲惨な歴史であった。この国は、日本によって40年間暴力的に占拠されていた。日本人は朝鮮人の女性を「慰安婦」すなわち日本軍の性奴隷にし、組織的に朝鮮の文化を破壊しようとした。第二次大戦後、朝鮮は分断国家として貧困の中から立ち現れた。そして、朝鮮戦争と二度の軍事クーデターという苦難を経験した。

※1 Houston Press 2010.1.27 

この記事を書いた記者は、韓国人芸術家による一連の展示作品を people who live under oppressive or chaotic political circumstances「抑圧や政治的混乱下で生きる(た)人々」ならではの作品と考えたようだが、もしそうだとすれば、それは朝鮮戦争と大戦後の軍事政権の産物であり、日本は無関係なのだ。もっとも、韓国の芸術家たちが本気で「残虐な植民地統治」と「慰安婦強制連行」信じているなら、それはそれでインスピレーションを与えたと言えるかもしれないが・・・。

なぜ、韓国人は「慰安婦伝説」を語ることを好むのか?それは、「民族受難の物語」として市場価値があるからではないのか? 80年代までは誰一人(?)気にせず、米軍基地の売春婦の境遇にはそれほど同情している様子も見えないのに、世界的に有名になった(ホロコースト級の?)民族受難の物語は、韓国ブランドに箔をつけることはあっても価値を下げることはないのである。これは韓国人にとっての「バビロンの捕囚」であり、容易には手放せないのだろう。ソウルに慰安婦博物館を作る、という運動の本質も結局そこにあるのだろう。

だから、いくら「慰安婦問題の解決のために公的謝罪を」などと訴えても、そこには解決の可能性はないのだ。「日帝による、朝鮮民族に対する残虐行為」だという彼女らの主張は、歴史的事実がどうあれ絶対に修正されてはならず、公正な歴史認識を求める日本人からの批判は永遠に(?)なくならないからである。


※1
Capsule Art Reviews: "Body in Fragments", "Cy Twombly: Treatise on the Veil", "Martin Zet: Necessity", "Recent Accessions in Design", "Your Bright Future: Twelve Contemporary Artists from Korea"

By Kelly Klaasmeyer and Troy Schulze Wednesday, Jan 27 2010

[...]"Your Bright Future: Twelve Contemporary Artists from Korea" This is a masterfully curated show now running at the Museum of Fine Arts, Houston. Politics and culture are strong themes in the show, and Korea's history in the 20th century was pretty dire. The country was brutally occupied by the Japanese for 40 years. They turned Korean women into "comfort women," sex slaves for the Japanese army, along with trying to systematically destroy Korean culture. Korea emerged from the war divided and impoverished, then suffered through the Korean War and two military coups. It first had civilian rule in 1992. A rich sense of irony and a dark sense of humor are coping mechanisms sometimes developed by people who live under oppressive or chaotic political circumstances. Those traits are out in force in "Your Bright Future." The title itself sounds like a cruel piece of propaganda, and it's taken from the title of a 2002/2006 work by Bahc Yiso. Walk into Bahc's installation, and the light is blinding. Makeshift wooden stands present a bank of reflector lamps burning what appear to be mercury vapor bulbs, i.e., streetlight lamps. Aimed at the opposite wall, they cast a brilliant but unkind light. There is a strange, nostril-dilating smell to the bulbs, and their brilliance is headache-inducing. When you are walking in front of them to stand in their blinding glare, Your Bright Future is an intensely uncomfortable experience. "Your future" feels like a Gitmo interrogation room. Another standout is Do Ho Suh's epic work Fallen Star 1/5 (2008-9). For the approximately 11-foot-high-by-25-foot-long sculpture, the artist obsessively re-created, at one-fifth scale, the Providence, Rhode Island, apartment building he lived in as a student. The dollhouse-like structure is cut in half and split open so you can see all the little rooms of the various tenants. It is amazing. There are dozens more great works in the show. Go see it. Through February 14. 1001 Bissonnet, 713-639-7300. — KK

2013/07/11

写真で見る水曜デモ16 肉感的な慰安婦少女?


“慰安婦”問題解決のための1082回目の定期水曜集会が開かれた10日、ソウル中学洞(チュンハクトン)の日本大使館の前に、少女像がもう1つ登場した。

この少女像は、この日の集会を主管した(財)民族美術家協会ソウル支会が設置したもので、これまでの“慰安婦少女像”(キム・ソギョン、キム・ウンソン作品)のオリジナルだ。この日1日だけ、ここに置かれたオリジナル少女像は来月8日、ソウル市立美術館慶熙宮(キョンヒグン)本館で開かれる『第4回私たちの時代のリアリズム展…』で展示される。

2011/11/19

現代アート「求む、慰安婦」 米国クリーブランド



Chang-Jin Leeについては、これまでに紹介したことがあったか?取り上げたとしても本格的にはまだ紹介していなかったと思う。この人についても後回しになってしまっている。彼女の作品展"Comfort Women Wanted(求む、慰安婦)"は、すでにアメリカで幾度か開催されている。これは日本人、泉谷明子を含めよくあるパターンなのだが、証言者として世に出ている元慰安婦や旧日本兵にインタビューするだけで(+何冊かの英語の本に目を通したり)慰安婦問題を語ってしまうパターン。芸術家(写真家・映像作家・劇作家・画家)はこのパターンが殆ど。取材先やインタビューされる人が決まっているので、彼らの理解はワンパターン。金子安次もチャンの取材を受けていて、展示会で彼の証言の録音が聴けるようになっているらしい(たぶん下の写真の女性が耳に当てている受話器から聞こえるようになっている)。

今回の展示会は、クリーブランド(米国)で今日(日本時間)から来年の1月まで開催される。クリーブランドマガジンには慰安婦システムが二十世紀最大の人身売買として紹介されている


過去の展示会より


※金子安次に関しては、自分は彼を吉田清治のような詐話師だとは思っていない。彼は一生懸命戦争の悲惨さや自分の悔悟を語ろうとしているのだが、強制連行があったとかなかったとかそんな事はどうでもいい、という彼の話が、数十万人の女性に性奴隷を強制した旧日本軍関係者の証言として引用されてしまっていることが問題(チャンの場合は違うと思うが、意図的に曲げて引用している人もいると思われる)。