2019/12/15

共同通信「野田政権が”公的”責任を認めていた」


共同通信がまた怪しげな記事を配信している。野田政権時に、日本政府が韓国側に公的責任を認めていた・・・というのだが、別に大した話ではない。

河野談話で日本政府は、「いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる」と述べているように、とっくの昔に、日本政府は道義的責任を認め”公的”に謝っているのである。

男子の労務動員と異なり、慰安婦は日本政府による徴用(等)の対象ではなかったので、政府に法的な責任はないとする日本政府に対し、法的責任を認めよと言う韓国側。こうした状況下で「公的責任」がどうのと、共同通信は紛らわしい記事を拡散させている。意図的か?

「人道的措置を取る」と言っているのだから、ようするに「法的責任はない」か「法的には決着済み」ということだろう。

慰安婦、12年に「公的責任」認める収拾案

従軍慰安婦問題で2012年春、野田佳彦政権が、存命の被害者全員に駐韓日本大使が直接謝罪し政府予算で人道的措置を取る収拾案を韓国に提示、「公的責任」を事実上認めるものだと伝えていたことが、15日までの両国の元高官らの証言で分かった。

共同 2019.12.15

2019/12/12

イ・ウヨンら反日集会に抗議


「正義連に討論を求め続けているが、正義連はこれまで、一切応じていない」

「慰安婦像を撤去せよ」「反日種族主義」著者らが反日集会に抗議

韓国ソウルの日本大使館前で毎週水曜日に、慰安婦問題で日本政府を糾弾する集会が開かれているが、この集会の中止と大使館前に設置された慰安婦像の撤去を求める活動が11日、集会場の近くで行われた。

集会中止と像の撤去を求めたのは、日韓でベストセラーとなった「反日種族主義」の共同著者で「反日民族主義に反対する会」の代表を務める落星台(ナクソンデ)経済研究所の李宇衍(イ・ウヨン)研究委員ら。

李氏らは、韓国での「日本軍慰安婦は性奴隷だ」「日本政府は謝罪せよ」などとの主張が事実に反しているとの立場だ。今月4日に、反日抗議集会と同じ時間に第1回の集会をした。

日本大使館前では11日も、元慰安婦を支援する「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連、旧挺対協)が主催する日本政府への抗議集会が、学生らを動員して行われた。ここから数十メートル離れた場所で、李氏らは「慰安婦像を撤去せよ。水曜集会を中止せよ」「歴史歪曲(わいきょく)。反日助長」などと書かれたプラカードを掲げた。

李氏らは報道資料で、慰安婦問題をめぐる2015年の日韓合意に基づき日本政府が拠出した資金や、アジア女性基金からの金が元慰安婦らに支給され、日本政府が過去に何度も公式に謝罪した事実を指摘した。

集会には李氏らの活動に反発する市民や、複数のネットメディアが集まり、李氏らに罵声を浴びせ、批判を込めたネット中継を執拗(しつよう)に続け圧力をかけた。まるで糾弾集会のようで、数でも李氏らへの批判勢力が上回っていたが、李氏らは「ゆがんだ歴史観を批判し、歴史の事実を示す」という信念を変えていない。

李氏らは慰安婦問題について正義連に討論を求め続けているが、正義連はこれまで、一切応じていない

産経 2019.12.11


2019/12/01

[メモ] 徴用工基金 慰安婦支給対象から除外


支給対象から元慰安婦除外も 慰謝料総額、900億円超か―韓国議長案

韓国の聯合ニュースは1日、元徴用工問題の解決を図る文喜相・国会議長の基金創設案をめぐり、文議長が慰謝料などの支給対象から元慰安婦を除外することを検討していると報じた。
また、当初3000億ウォン(約277億円)と想定していた元徴用工らへの慰謝料支給総額は、1兆ウォン(約930億円)を上回るとの見方が出ているという。
文議長案は当初、日韓両国の企業や国民の「自発的な寄付」に、慰安婦問題をめぐる日韓合意(2015年末)に基づき日本政府が出資した「和解・癒やし財団」の残金(約60億ウォン)を加えた基金を創設。元徴用工のほか、元慰安婦にも慰謝料などを支給する方針だった。

時事 2019年12月01日

2019/11/29

「主戦場」監督の母も歴史修正主義者? 


KAWASAKIしんゆり映画祭での上映中止騒動で、多くの人々が応援してくれたりと、ヨーロッパツアー中の「主戦場」のデザキ監督はご機嫌の様子。日本の若者の反応にも手応えを感じているという。

・・・にも拘わらず、である。デザキによると、彼の身の回りの人々も、彼の言う”歴史修正主義者”とあまり変わらないらしい。なんと、日系米国人一世の彼の母親も。では、彼の映画に詰め掛けている人々は一体何者なのか?「若い人の反応を見ると・・・謝罪へという動きが出そうなのですが」と、デザキ監督は首を捻っている。

たぶん、「主戦場」の周りには、SEALDsのデモの周りに群がっていたのと同じような人々が集まったのだろう。彼らはどこからともなく集まってくるが、彼らを見て、日本人を理解した積りになるのは危険かもしれない。デザキ監督がそのことに気づく日が来るのだろうか?やっぱり母親の言っていたことの方が正しかった・・・と。

ー日本の方は、この映画をどのように受け止めているのでしょうか。右派保守系の方でしょうか、それともリベラル左派系なのでしょうか(筆者の質問)。

「一般的に言うと、日本人は右派系の考えの側にいると思います。私の母もそうですし、あるリベラル系の(日本人の)先生がいるのですが、私が慰安婦についての映画を作っていると言うと、『ああ、あれはみんな嘘だよ』と言いました。ですので、私が知っている人に限ると、左派系の人でも、(慰安婦問題は)韓国による嘘だと思っているようです」

「映画を見た人は、ツイッターで判断すると、『衝撃だ』、『日本政府がこんなことをやっていたとは知らなかった』とか書いていますね。前向きの評価でした。50の劇場で公開されましたし、ドキュメンタリー映画としては大ヒットです」

「唯一、ネガティブな見方をしていたのは、極右の人々です。『こんな映画は見るんじゃない』、と言っています。この映画を人々が見ることを怖がっています。上智大学の生徒の一人がこう言いました。『(慰安婦問題について)左派系の人々の意見を聞いたのは初めてだ』と。それで考えが変わったそうです」

「若い人の大部分が慰安婦問題を知らないのです。このため、非常に大きな衝撃として受け止めるようです。理解するために2-3回見る人もいます。一般的に言うと、反応は前向きだったと思います」

―現在の日韓の政権で、問題は解決に向かうと思いますか?

「現政権ではその可能性はゼロだと思います。若い人の反応を見ると、どれほどひどいことが起きたかを理解して、謝罪へという動きが出そうなのですが、現在の政権では・・・。希望はありますが」
「日本の若い人が政治的にアクティブ(活動的)であれば別なのですが。実際にはそうではありません。韓国社会では、政治的にとても活動的です。でも、日本社会では歴史的な理由、過去のデモが粉砕されてきたことなどから、人々は政治的活動が実を結ぶということを想像できないのです。韓国では、民主化の動きがあって、成功例があります」

HUFFPOST(小林恭子) 2019.11.26





2019/11/22

パク・ユハ教授逆転有罪 根拠は河野談話(2017)


パク教授は、上告。それにしても河野談話は罪深い。

韓国の慰安婦本の著者に逆転有罪
ソウル高裁、名誉毀損で罰金刑

従軍慰安婦問題に関する著書「帝国の慰安婦」で元慰安婦らの名誉を傷つけたとして名誉毀損罪に問われた朴裕河・世宗大教授の控訴審判決で、ソウル高裁は27日、無罪とした一審ソウル東部地裁判決を破棄し、罰金1千万ウォン(約100万円)を言い渡した。求刑は懲役3年。朴氏は判決を不服として上告すると表明した。

金紋ソク裁判長は、慰安婦を「性奴隷」と定義した1996年の国連報告書(クマラスワミ報告)や、日本軍の関与を認めた河野洋平官房長官談話を重視。自発的に慰安婦になった人もいたとする朴氏の記述は虚偽事実に当たり「被害者に対する名誉毀損の故意」と指摘した。

共同 2017.10.27

2019/11/17

女性は「米軍の慰安婦より日本軍の慰安婦の方がいい」と言う


米軍の慰安婦は、日本軍の慰安婦よりも厳しく悲しい体験をした。女性たちに聞けば、「米軍の慰安婦よりも日本軍の慰安婦でありたい(の方がマシ?)」と答える・・・とイ・ヨンフン教授

当時の韓国は貧しく、日本の慰安所システムを真似ても好待遇は保証出来なかったに違いない。豊かな米国が「慰安所」を公認していれば状況は違ったろうが、日本と異なり売春はタブーの国である。その点、公娼制度下の日本の場合、親方日の丸で慰安婦の面倒を見ることが出来た。待遇に差があるのは当然だろう。

しかし、公に「関与」した日本が、自らは手を汚さなかったアメリカに批判されている。理不尽な話である。

「反日種族主義」を掲げる韓国の恥ずかしい問題

ソウル大の図書館には1964年から1967年までの韓国の至る所にいた米軍慰安婦の調査論文があります。そのほかに民間の慰安婦に関する修士論文もいくつかあります。これらも全部集めました。彼女たちの悲惨なありかたは日本軍慰安婦より厳しく悲しかった。(調査で)女性たちに日本軍慰安婦と米軍慰安婦のどちらがいいかときいたら、日本軍慰安婦といいます。日本軍慰安婦は何より暴力から保護されました。所得水準もいいです。重要なのは妊娠から保護されました。それは重要なことです。米軍慰安婦は流産を強要されました。出産した子供たちは米国に移送されました。毎年1000人ぐらいの赤ちゃんが米国に移送されて行ったのでした。

この事実を知って私は本当にびっくりして怒りがこみ上げました。自分の歴史のなかにこのような悲惨な悲しい歴史を持っているのに、どうして28年間も日本軍慰安婦だけを外交問題にして両国関係を悪化させてきたのか。自分の内部には目を閉じて、敵対的な種族に対して批判するという均衡のない立場です。それが種族主義なのです。本当に、恥ずかしい問題なのです。

文春オンライン(一部)[2] 2019.11.14

[メモ] 産経「韓国司法の暴挙」

産経新聞は最近魚拓すら取らせないので、メモ代わりに。

【主張】慰安婦訴訟 国際法無視の暴挙である

これは国際法の原則をないがしろにする、韓国司法の暴挙である。

韓国の元慰安婦やその遺族らが日本政府を被告として損害賠償を求めた訴訟が、ソウル中央地裁で始まった。

日本政府は、国家は外国の裁判権に服さないとされる国際法上の「主権免除の原則」に基づき、出廷しなかった。訴状の受け取りも拒否している。

菅義偉官房長官は「日本政府が韓国の裁判権に服すことは認められず、本件訴訟は却下されなければならない」と述べた。

当然である。

原告側は主権免除の原則について「慰安婦問題は反人道的な犯罪行為であり、適用すべきでない」としている。裁判所は主権免除についての判断を示さず、欠席した日本政府に対し、訴訟の中で意見を主張することが望ましいとして出席を求めた。

主権免除の原則とは、外国政府が他国の裁判から免除されることであり、その是非について出廷して意見を述べよとは、大いなる矛盾である。

訴訟を静観している、韓国政府の姿勢もおかしい。一連の「徴用工」訴訟で、「政府が介入することではない」として司法に責任転嫁した構図と同様である。

そもそも慰安婦問題は、1965年の日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決済みである。その上で、2015年の日韓合意で両国政府が「最終的かつ不可逆的に解決」することを確認している。

日韓合意に基づき韓国で設立された元慰安婦のための「和解・癒やし財団」を一方的に解散したのは文在寅政権である。

日韓合意について、韓国政府は「合意には法的拘束力がない」(康京和(カン・ギョンファ)外相)とする立場だ。国家間の信義など、どうでもいいということなのだろう。

請求権協定で日本は韓国に無償3億ドル、有償2億ドルを支払った。韓国側は個人補償は韓国政府の責任で行うと明言している。

例えば「徴用工」訴訟で賠償を求められている日本企業が、請求権協定に基づき韓国政府の不作為を国内の裁判所に訴えればどうなるか。韓国政府は主権免除の原則によらず、日本の裁判所に出頭して自らの意見を主張するか。

あり得まい。司法、通商、外交などあらゆる場面で、韓国側の理不尽が際立っている。

産経 2019.11.17 

参考

韓国元慰安婦らが日本政府に賠償請求、訴訟始まる 日本政府は欠席

韓国の首都ソウルの裁判所で13日、元慰安婦らが日本政府を相手取って損害賠償を請求する訴訟が始まった。この裁判は、日韓の緊張をさらに高める恐れがあるとみられている。

 3年前、元慰安婦とその家族を含む原告20人が、1人当たり2億ウォン(約1800万円)の賠償を求めて提訴。その初弁論が、ソウル中央地裁で同日開かれた。

 同様の訴訟は過去にも日本国内で複数あったが、裁判所は原告らの訴えを退けてきた。

 日本政府は、1965年の日韓国交正常化で締結された協定と、2015年の日韓合意をもって賠償問題は解決しているという立場を取っている。この15年の日韓合意は、日本の謝罪と元慰安婦らへの10億円の拠出で、慰安婦問題を「最終的に」解決するという内容だった。

 日本政府は「主権免除」を訴え、同日の弁論に欠席した。

 1910~45年の日本による朝鮮半島(Korean Peninsula)の植民地支配をめぐっては、韓国人の多くが依然深い怒りを抱いている。韓国の裁判所はここ数か月の間にも、第2次世界大戦(World War II)中に強制労働を強いた日本企業に対し賠償を命じている。

AFP 2019.11.16

2019/11/13

安倍首相の「狭義の強制性」論(2008年)

この広義・協議の強制性(連行?)論は、吉田証言が揺らいで以降、朝日新聞が行った「すり替え」だと第三者委員会(2015年)が結論づけている。

安倍晋三はいわば、朝日新聞のペースにハマったわけだが、後にこの「狭義の強制性」発言で海外からもバッシングされる。政治家として、甘かったと言わざるを得ない。

○菅(直)委員 

民主党の菅直人でございます。(中略)一昨日の国会の議論の中で、従軍慰安婦についての質問に対して、平成五年の河野官房長官談話を受け継いでいるというふうに答弁されております。この河野官房長官談話というのは、どういう中身で、どういう趣旨で受け継がれたんですか。

○安倍内閣総理大臣 

河野官房長官談話におきまして、いわゆる従軍慰安婦問題について述べられた談話でございます。この談話におきまして、いわゆる従軍慰安婦の募集等々に国の関与等についての言及があるわけでございます。この河野官房長官談話は政府として出されたわけでありまして、現在の政府におきましてもこれは受け継がれているということでございます。

○菅(直)委員 

現在の政府として受け継いでいるという言い方ですが、現在の政府の最高責任者はどなたですか。そして、最高責任者である総理自身が受け継いだということですか。そこをはっきりしてください。

○安倍内閣総理大臣 

当然、私は内閣総理大臣でございますから、私を含めまして政府として受け継いでいる、こういうことでございます。

○菅(直)委員 

そうしますと、安倍総理が、平成九年ですか、五月二十七日の国会の質疑の中で、この官房長官談話はその前提が崩れているから、そういうものは変えるべきだ、こういうふうに主張されていたのは、考え方を変えられたということですね。

○安倍内閣総理大臣 

私がその際、これはしばらく前のことでありますが、それまでの議論の中で、いわば官房長官談話が出るに際して、いわゆる従軍慰安婦と言われた方々から事情を聞いたときの状況、あるいはまた、当時の石原官房副長官のお話を伺った結果、当初報道されていた中身とは違うのではないか、こういう疑問を持ったわけでございます。

しかし他方、政府としてこの官房長官談話を発出し、内外に対して政府としての姿勢を示した、これについては、私の内閣で変更するものではない、こういうことでございます。

○菅(直)委員 国民の皆さん、聞いておられてわかるんでしょうか。

安倍総理大臣としてどういうふうに言われているか。この質疑の中で、「河野官房長官の談話の前提がかなり崩れてきているという大きな問題点があると思うんですね。ですから、」云々と書いてあります。つまりは、官房長官談話は少なくとも正確ではない、間違っていたという趣旨のことがここで述べられております。

今の説明ですと、それはそのとおりだけれども、その考えは変わっていないけれども、自分が責任者である現在の内閣、政府では、しかしこの考え方をそのまま踏襲する、そういう意味なんですか。

○安倍内閣総理大臣 

今、菅議員が御指摘をされているのは、そのときの官房長官談話が発出をされたときの意味、意義なんだろう、このように思うわけでございまして、韓国においていわゆる従軍慰安婦として心に傷を負った方々に対して、政府としての認識を示したものであるわけでありますが、そのときに、この問題に関しましていろいろな議論があったのは事実であります。

いわゆる狭義の上での強制性という問題がありました。それは狭義の強制性ではなくて、広義の意味での強制性について述べているという議論もあったわけでございますが、私が当時述べていたことについては、具体的に狭義の強制性が果たしてあったかどうかという確証については、いろいろな疑問点があるのではないかということを申し上げたわけでございます。

しかし、強制性という中にはいろいろな強制があるのではないか、直接の強制ではなくても、これは広義の意味でそういう状況に実は追い込まれていたのではないかという議論もあったのは確かであります。しかし、最初は狭義の強制性であったわけでありますが、それはその後、いわば広義の強制性ということに議論が変わっていったのも事実ではないかと思います。

(中略)

○菅(直)委員 

これは大変重要なことなんですね。これから申し上げることにもつながってきますので、少し念を入れて聞かせていただきました。

安倍さんの総理になる前の発言の中では、従軍慰安婦については、少なくとも官房長官談話に対しては否定的であったし、また村山談話に対しても、個人の意見としては認められなかった、単に、新たな談話を出すつもりはないという極めて消極的なことしか言われていなかった、こう思いますから、それは少し変えられたのかな、そういうふうにお聞きをいたしました。

第165回国会 衆議院予算委員会 第2号
平成十八年(2008年)十月五日

2019/06/26

河野洋平「強制性あった」(2019)

もう、突っ込まずにそっとしておこう。

河野洋平元衆院議長が講演「強制性あった」慰安婦問題で

・・・慰安婦問題に関して河野氏は「強制性があったと今でも思っている。植民地支配が前提にあり、戦争になり、軍が全体を仕切っていたという状況をみれば、それ自体が非常に強制性はある」と持論を展開した。・・・

産経 2019.6.26 (全文

2019/06/25

韓国 小学校教科書に慰安婦、妊娠した慰安婦の写真を追加

無断修正:小学生向け教科書に「慰安婦」の名称、「妊娠した慰安婦」写真を追加

「維新体制」は「維新独裁」、「北朝鮮は韓半島の平和と安保脅かす」は削除

韓国教育部はどこを無断で修正したのか

・・・ 従来の教科書には従軍慰安婦に対する概念の説明はあったが、小学生を対象とした教科書なので、「従軍慰安婦」という名称は使用していなかった。だが、修正後の教科書には「慰安婦」という名称が入っている。さらに、妊娠した慰安婦の写真も追加された。

この社会科教科書は昨年まで使用され、今年の小学校6年生は現政権が新たに執筆した国定教科書で学んでいる。新しい教科書は、「大韓民国樹立」ではなく「大韓民国政府樹立」という表現を使用しており、「韓半島唯一の合法政府」という表現は外した。また、ろうそく集会を紹介する内容を盛り込み、民主化過程を説明する分量は大幅に増やした一方、1960-80年代の韓国の経済成長を意味する「漢江の奇跡」という表現は外された。

朝鮮日報日本語版 2019.6.25(全文

2019/01/02

小学3年生、日本軍の為の拷問と性暴行を知る「日本謝れ!」

『蝶になった少女』

小学3年生に強姦という言葉を使うのは良くないと考えた教師は、日本の軍隊の為に小学校4、5年生の女の子を連行して拷問して性暴行を加えたという、実に穏当な(苦笑)表現で子供達に歴史の「事実」を教えた。

「先生! 本当に日本はまだ謝罪しないのですか?」という問いに、先生はそうだと告げる。子供たちは興奮して叫ぶ。「日本よ謝れ!」。翌日生徒の一人が学校にミニチュアの慰安婦少女像を持ち込んだ。この子供達の行動が、バタフライ効果を起こす事を先生は願うのであった・・・。


教室の市民30人「慰安婦被害者」を考える

小学校の教室の中のジェンダーの話

教室で一緒に『蝶になった少女』を読んでいくほどに生徒たちは没頭し始めた。 授業前「それあるでしょう。위… 위안… 」などと言いながらイタズラをしていた子供たちも、どんどん真剣になった。

本を読み終えてから慰安婦の説明を始めた。3年生の子供たちに「性的奴隷」や「強姦」という表現を使うのは適切でないと判断した。 そこで日本軍のために女性たちを連行して仕事をさせ、逃げられないように拷問し性暴行を加えたという事実を伝えてから、被害者の傷について話し合った。

教師である私の出番だ。 「今はお婆さんですが、慰安婦に連行された時は皆さんより2つ3つ上(?)のお姉さんでした。 この人達は慰安婦に連行されて何を得て何を失うことになったのでしょう? 家族を失い、性暴行の被害に遭いました。 人権侵害を受け、自由を失いました。「生存者ハルモニの苦難を聞き、子供たちはなぜそんな事になったのか信じられないという表情になった。 そして子供たちに質問時間を与えた友人が尋ねた。「先生! 本当に日本はまだ謝罪しないのですか? 水曜デモもまだやっているのですか?」私が「そうです」と答えると、すぐに子供たちのヤジがあふれた。

続けて思いを伝える文章を書く活動を始めた。 テーマは二つ。 日本に対する真の謝罪を要求する事と、慰安婦ハルモニに伝える慰労と応援だった。 一気に便せんを埋めた後、お互いの手紙を回し読んだ。 子供たちは互いによく書けたと褒め合い(?)「(日本は)謝れ!謝れ!」と叫び、戦争被害者であるハルモニのために私たちが行動しよう(?)という思いを集めた。

実際の日帝強制占領期間中、老若男女の区別なく軍需工場や鉱山、慰安婦に連行され被害にあった。その中で今回の授業を通じて伝えようと思った部分は「女性の人権のから見た慰安婦」であった。 戦時強姦、女性の自由意志の黙殺、同等な人間である女性を単純に性的快楽のために「利用」した点、この事実に対する日本政府の無視など全ての内容を深く扱うには限界があるが、3年生の子供たちも慰安婦に対する正しい記憶と理解、名誉、人権回復についてある程度受け入れたと思う。

授業の翌日、私たちのクラスのロッカーの上には(ミニチュアの?)慰安婦少女像が乗せられていた。 ある生徒がトイレットペーパー(?)と封筒で包んで(?)家から用心深く持ってきたという事だった。 それだけ子供たち胸中には大きな反響があったのだ

昨日読んだ本を買ったという生徒(が?)ご両親に話したところ、映画『I can speak』を一緒に観るのだという子供など、関心と心の両方熱かった。 小学校3年生、教室の中の30人の市民がハルモニの傷を癒し、女性の人権を話し、日本に謝罪を求めた。 バタフライ効果のように「小さな10歳」の動きが大きい動きにつながることを願う。

ジョン・ユンシク初等ジェンダー教育研究会「アウトボックス」教師、『鋭敏さを教えます』共著者

ハンギョレ 2019.1.1 [1]

교실 속 시민 30명, ‘위안부 피해자’를 생각하다

초등 교실 속 젠더 이야기

교실에서 함께 <나비가 된 소녀들>을 읽어 나갈수록 학생들은 몰입하기 시작했다. 수업 전 “그거 있잖아요. 위… 위안…”하며 장난치던 아이들도, 그 의미에 대해 알아갈수록 보다 진지해졌다.

책읽기를 마친 뒤 위안부에 대한 설명을 시작했다. 3학년 아이들에게 ‘성노예, 강간’ 이라는 표현을 사용하기는 적절하지 않다고 판단했다. 그래서 일본군을 위해 여자들을 데려가 일을 시키고, 도망가지 못하도록 고문하고 성폭력을 가했다는 사실을 전달한 뒤 피해자들의 상처에 관해 이야기를 나눴다.



교사인 내가 개입할 시점이 왔다. “지금은 할머니지만 위안부로 끌려갔을 때는 여러분보다 2~3살 많은 언니, 누나였습니다. 이들은 위안부로 끌려가 무엇을 얻고 잃게 됐을까요? 가족을 잃고, 성폭력 피해를 당했습니다. 인권을 침해받았고, 자유를 잃었습니다.” 생존자 할머니들께서 고생한 이야기를 듣자, 아이들은 왜 그렇게 당해야 했는지 믿을 수 없다는 표정을 지었다. 그리고 아이들에게 질문시간을 주었는데 한 친구가 물었다. “선생님! 진짜 일본이 아직도 사과를 안 하고 있나요? 수요 집회도 아직까지 하고 있나요?” 내가 “그렇습니다”라고 대답하자 아이들의 야유가 쏟아졌다.

이어 마음을 전하는 글쓰기 활동을 시작했다. 주제는 두 가지였다. 일본에 대한 진정한 사과를 요구하는 것과 위안부 할머니들께 전하는 위로와 응원이었다. 단숨에 편지지를 채운 뒤, 서로의 편지를 돌려 읽었다. 아이들은 서로 잘 썼다며 칭찬하고 “(일본은) 사과해! 사과해!”라고 외치며 전쟁 피해자인 할머니들을 위해 우리가 나서자는 마음을 모았다.

실제 일제 강점기 때 남녀노소 구분할 것 없이 군수공장과 광산, 위안부로 끌려가 피해를 당했다. 그 가운데 이번 수업을 통해 전달하고자 했던 부분은 ‘여성 인권 측면에서 바라본 위안부’였다. 전쟁 중 강간, 여성의 자유의지 묵살, 동등한 인간인 여성을 단순히 성적 쾌락을 위해 ‘이용’한 점, 이 사실에 대한 일본 정부의 무시 등 모든 내용을 다 깊이 있게 다루기엔 한계가 있지만 3학년 아이들도 위안부에 대한 올바른 기억과 이해, 명예, 인권회복에 대해 어느 정도 받아들였다고 생각한다.

수업 다음 날, 우리 반 사물함 위에는 위안부 소녀상이 올려져 있었다. 한 학생이 휴지와 봉투로 감아 집에서부터 조심스레 가져온 것이었다. 그만큼 아이들 마음속에는 큰 울림이 있었던 것이다.

어제 읽었던 책을 샀다는 학생, 부모님에게 얘기했더니 영화 <아이 캔 스피크>를 같이 볼 예정이라는 아이 등 관심과 마음 모두 뜨거웠다. 초등학교 3학년, 교실 속 시민 30명이 할머니들의 상처를 위로하고 여성 인권을 말하며 일본에 대한 사과를 요구했다. 나비효과처럼 ‘작은 열 살들’의 움직임이 큰 움직임으로 이어지길 바란다.

정윤식 초등젠더교육연구회 ‘아웃박스’ 교사, <예민함을 가르칩니다> 공저자