ラベル 日本政府 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 日本政府 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2012/06/02

「そんな事は言っていない」



で、この話のオチは、「そんな事は言っていない」

慰安婦問題 韓日政府が新たな解決策を模索=消息筋

【東京聯合ニュース】韓国政府と日本政府が旧日本軍の従軍慰安婦問題と関連し、新たな解決策について話し合ったようだ。
韓日外交消息筋によると、日本政府は先ごろ、韓国に慰安婦問題の解決に向けた三つの案を提示した。正確な内容は確認できていないが、同案には日本側の謝罪が含まれているとされる。
韓国は日本の新たな提案が慰安婦問題を解決するのに不十分だと判断し、「もっと踏み込んだ案を提示すべき」との立場を表明したが、両国間の協議にさらなる進展はなかったようだ。
韓国政府は先ごろ、「慰安婦問題の解決に向けた政府の努力が不十分」と指摘した韓国憲法裁判所の判決を受け、日本側に協議を提案。日本は「(慰安婦問題解決のため)何が可能なのか知恵を集め、検討をする」との立場を示していた。
一方、日本政府は1992年、「慰安所の設置や運営・監督などに政府が関与した」と認めたことがあり、村山富市内閣は1995年に「女性のためのアジア平和国民基金(アジア女性基金)」を官民合同で設立し、被害者への補償に踏み切ろうとした。
しかし、韓国市民団体が「日本政府の責任回避で、謝罪が抜けている」と反発し、解決に至らなかった。


慰安婦問題 「日本が謝罪を提案」韓国で相次ぎ報道 両国政府は否定

【ソウル=加藤達也】聯合ニュースなど韓国メディアは1日、日韓両政府が最近、日本統治時代の慰安婦問題をめぐり、「日本側の謝罪」を前提に話し合いを持ったと伝えた。ただ、日韓双方の外交筋は提案そのものを否定している。

聯合ニュースは日韓外交筋の話として、「韓国は日本の新提案が慰安婦問題解決には不十分と判断。『(日本側は)さらに踏み込んだ案を示すべきだ』との立場を表明」し、進展はなかったもようだと報道した。KBSテレビは、「日本側の法的責任が明確でなく不十分」で、韓国側が拒否したとした。

また、京郷新聞は日本の提案には日本政府が慰安婦に直接補償する案も含まれ、4月に訪韓した斎藤勁官房副長官が韓国側に伝えたものだと報じている。

一連の報道は、韓国MBCテレビが5月31日夜、東京発で伝えたのが発端。日本側が、野田佳彦首相の李明博大統領への謝罪や、武藤正敏駐韓大使による元慰安婦への謝罪も提案したとしている。

日本政府筋は、謝罪を含む一切の提案の事実を否定した上で、「日本の立場に変更がない以上、日本側が首相の謝罪を含む案を示すこと自体、難しいだろう」とし、韓国での報道を疑問視している。

産経 2012.6.1

2012/05/13

韓国政府--慰安婦という言葉を使わない配慮



慰安婦問題「前向き対応を」と李大統領=野田首相「知恵絞る」-日韓首脳会談

【北京時事】野田佳彦首相は13日午後(日本時間同)、北京市内のホテルで韓国の李明博大統領と約30分間会談した。大統領は旧日本軍の従軍慰安婦問題について直接言及しなかったが、同問題を念頭に「前向きな検討をお願いしたい」と発言。首相は「知恵を絞っていきたい」と応じるにとどめた。竹島問題に関するやりとりはなかった。

両首脳は、核実験の構えを見せる北朝鮮の挑発行為を防ぐため、米国も含む関係国で連携強化を図ることを確認した。

時事 2012.5.13

韓国大統領:元従軍慰安婦への賠償検討を要請 野田首相に

【北京・西田進一郎、澤田克己】野田佳彦首相は13日、北京市内のホテルで韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領と約35分間会談した。大統領は、旧日本軍の元従軍慰安婦の賠償請求権問題を念頭に「(昨年の)京都での首脳会談で取り上げた案件について前向きの検討をお願いしたい」と改めて要請。首相は「大統領とともに、知恵を絞っていきたい」と述べるにとどめた。

賠償請求権問題は、大統領が昨年12月に京都で開かれた首脳会談で対応を強く要求し、「決着済み」とする首相との間で平行線だった経緯がある。大統領は今回、引き続き解決を求めながらも「慰安婦」の言葉を直接使わないことで日本政府に配慮を示したとみられる。

一方、会談で首相は、自衛隊と韓国軍が防衛に関する秘密情報を交換する規則を定める「軍事情報包括保護協定(GSOMIA)」と、食料や輸送作業を融通する「物品役務相互提供協定(ACSA)」の締結に向けた調整が進んでいることに触れ、「安全保障分野での協力を強化していきたい」と要請した。大統領の発言は明らかになっていないが、「前進があったと理解してよい」(日本外務省)という。

毎日新聞 2012.5.14


2012/04/21

「強制」に換えて「人道」で決着を狙う?日韓両政府


かつて韓国内の世論に手を焼いた日本政府と韓国政府は、「(強制連行でなく)強制性を認める」という妥協策で慰安婦騒動を切り抜けようとした。かくして産まれたのが河野談話である。しかし結果的に、日本側は韓国政府に裏切られて終わる。

石原信雄元官房副長官は、後にこのように振り返っている。

「われわれはあの(河野)談話によって、国家賠償の問題が出てくるとは全く想定していなかった。当然、当時の韓国側も、あの談話をもとに政府として要求するということはまったくありえなかった。(中略)慰安婦問題はすべて強制だとか、日本政府として強制したことを認めたとか、誇大に宣伝して使われるのはまことに苦々しくて仕方ない。もちろん、こういうものをいったん出すと悪用される危険はある。外交関係とはそういうものだから。だけど、あまりにもひどいと思う」 阿比留瑠比ブログ

あれから20年が経った。日本政府と韓国政府は、今度は「強制(性)」に換えて「人道的解決」というキーワードで問題を切り抜けようとしているようだが、外交の冷酷さがどういったものか、日本政府は痛い思いをして学んだのではなかったのか?

朝日新聞は「日本と韓国--人道的打開策を探ろう」と、早くもこの新しいキーワードに大乗り気である。「強制性」はもう古い、これからは「人道的解決」がトレンド・ワードであると、朝日新聞もウキウキが止まらない様子。この一連のニュースを見ても、慰安婦騒動がいかに日韓外交の障害になっているか分かりそうなものだが、朝日新聞はあまり良心の呵責は感じていないのではないか?

なお、TBSによると、野田首相の信書には慰安婦に関する内容は含まれていなかったらしい。

野田首相が韓国大統領に親書
慰安婦問題で

韓国訪問中の斎藤勁官房副長官は20日、ソウルでの韓国国会議員との会合で、旧日本軍の従軍慰安婦問題などに言及した野田佳彦首相の李明博大統領宛ての親書を持参したことを明らかにした。

斎藤氏は親書の目的について、5月に北京で開かれる日中韓首脳会談の成功を図るためと述べた。

同氏は記者団に、具体的な内容は把握していないと説明。同日中に韓国大統領府高官に親書を渡すと話した。

共同 2012.4.20
「慰安婦」問題で検討継続、韓国大統領あて首相親書

【ソウル=加藤達也】韓国訪問中の斎藤勁官房副長官は20日、青瓦台(大統領府)で千英宇(チョン・ヨンウ)外交安全保障首席秘書官と会談、いわゆる「従軍慰安婦」をめぐる問題について両国で何ができるかを引き続き検討していくことで一致した。

斎藤氏は同日午前にはソウルの国会議事堂内で韓国の与野党議員と懇談。この際、「野田首相の指示で(大統領に)親書を届けるために来た」と説明した。その後、記者団の取材に対し、親書について「(人道的な見地からの慰安婦問題解決を目指す)思いが込められたものとして大統領に伝えたい」と述べたが、内容については「具体的には把握していない」とした。

野田首相は5月の日中韓首脳会談で北朝鮮の挑発阻止や3カ国の経済協力推進などを協議する予定だが、日韓関係は李大統領が慰安婦問題の解決を迫った昨年12月の会談以来、冷えこんだままだ。親書は野田首相が日韓関係改善に努力している姿勢を強調し、3カ国会談での成果につなげる狙いとみられる。

産経 2012.4.20
慰安婦問題で李大統領あて首相親書 斎藤官房副長官明かす


【ソウル=加藤達也】韓国訪問中の斎藤勁官房副長官は20日午前、ソウルの国会議事堂内で韓国側国会議員団と懇談し、野田佳彦首相から李明博大統領にあてた親書を持参したことを明らかにした。

官房副長官を招請した韓国与野党の議員団体「韓日平和議員会議」所属の議員によると、斎藤氏は野田首相の特使として訪韓。親書はいわゆる「従軍慰安婦」問題など日韓間の懸案について言及したものだという。

一方、斎藤氏は親書の内容について「具体的には把握していない」とした上で、5月に北京で開かれる日中韓首脳会談に向け、成功を図るためのものだと述べた。

斎藤氏は20日午後に青瓦台(大統領府)を訪れ、高官に親書を渡す予定という。

産経 2012.4.20

韓国大統領宛てに野田首相の親書

韓国を訪問した内閣官房副長官が20日、イ・ミョンバク大統領に宛てた野田総理の親書を大統領府に渡しました。

韓国を訪問した斉藤勁内閣官房副長官は20日、イ・ミョンバク大統領に宛てた野田総理の親書を大統領府に渡したことを明らかにしました。

「日中韓の、5月に北京で会談がありますから、3か国、また2か国間を大切にしたい、こういうことでございます。(Q.慰安婦については?)親書は親書で渡したわけですから」(斉藤 勁 内閣官房副長官)

斉藤副官房長官は、親書について、来月、北京で行われる日中韓首脳会談を成功させるため、日本から持ってきたものだと説明しました。

12月に京都で行われた日韓首脳会談では、イ・ミョンバク大統領が「慰安婦の賠償請求権問題」に言及、両国の懸案事項になっています。

韓国大統領府によると、親書の中に「慰安婦」に関連する内容は含まれていなかったということですが、親書を手渡す際には、「日本も人道的に解決したいと思っている」との考えが示されたということです。

TBS 2012.4.20

2012/03/10

日本政府また慰安婦支援団体に譲歩?--野田政権



韓国に「歴史の真実に顔を背けない本当の勇気と知恵が必要だ」と言われたら、歴史の事実とは何かと問い返すか、あるいは歴史の事実が明らかになったとして韓国社会にそれをを受け入れる勇気があるのか、と詰問してもいいはず。それが、「人道的見地から知恵を絞ろう」とは、人がいいを通り越してこの国は異常である。

外務事務次官だけではない。最近挺対協の本部を訪れた日本大使館の参事官も、人道的解決を模索するという野田首相の発言を「我々は重く受け止めている」と語ったそうである(先月来日した関係者の話)。秦郁彦が嫌な予感がすると言っていたが、その通りになるかもしれない。

慰安婦解決へ根本的措置を 佐々江外務事務次官に韓国

韓国を訪問した佐々江賢一郎外務事務次官は9日、ソウル市内で、安豪栄外交通商省第1次官と会談した。同省によると、安氏は元従軍慰安婦問題の解決が急がれることを強調し「被害者が納得できる根本的な措置」を日本政府に求めた。謝罪と賠償などを促したとみられる。

佐々江氏は、昨年12月の日韓首脳会談で野田佳彦首相が「人道的見地から知恵を絞ろう」と表明したことに触れながら「日本政府として可能な解決策を検討している」と説明。安氏は、日韓が真のパートナーシップ関係を築いていくには「歴史の真実に顔を背けない本当の勇気と知恵が必要だ」とも強調した。

日韓の経済連携協定(EPA)締結交渉再開や北朝鮮の核問題でも意見交換した。(共同)

産経 2012.3.9

対して中央日報日本語版は、日本また拒否というタイトルをつけて報じた。もちろん佐々木外務事務官は「法的に(は)終わった」と言っただけで、野田首相の言う人道的解決の可能性に含みを持たせている。法的に解決しているのに、友人として特別の配慮をしようという日本と、それを有難がるどころか、非難する韓国。

日本、慰安婦解決要求をまた拒否

日本軍慰安婦問題を早期に解決してほしいという韓国政府の要求を日本がまた拒否した

安豪栄(アン・ホヨン)外交通商部第1次官は9日、ソウル都染洞(ドリョムドン)外交部庁舎で、日本の佐々江賢一郎外務次官と会談し、「韓日両国が真のパートナーになるには歴史の真実を無視しない勇気と知恵が必要だ」と述べ、日本軍慰安婦問題の根本的解決を促した。佐々江外務次官は「韓日請求権協定、すなわち法的に終わった問題」と答えた。

2012/03/07

官房長官、慰安婦の碑はロサンゼルスにもあるのでは?


「『日本軍により辱めを受けた』などと記されている」?産経新聞は何を遠慮しているのだろうか?ニュージャジー州パラセイズ・パークの慰安婦の碑の碑文には、もっと露骨に日本軍によって誘拐された20万人以上の女性、人道に対する犯罪・・・とまで書かれている。下がその碑文である。

追記: 「辱めを受けた」(と書かれている)というのは、中野譲外務大臣政務官の答弁(衆議院内閣委員会3.7)が元であった。また彼はパラセイズ・パーク以外の碑は確認していないとも答弁している。


日本帝国政府の軍隊により拉致された20万人以上の女性と少女たちを偲び

1930年代--1945年

「慰安婦」として知られる彼女たちは、何人も看過できぬ人権侵害に耐えた

我々は、この人道に対する犯罪を決して忘れまい

2010年10月23日

バーゲン郡、

郡行政官

行政委員、

並びにパラセイズ・パーク市

アメリカに慰安婦の碑が建てられたのは、もう二年も前の話である。日本政府もマスコミも何を今さら騒いでいるかという気がする。ちなみに、慰安婦の碑はロサンゼルスにもあるようなのだが、産経と政府は分かっているのだろうか?(過去のエントリー参照。この時点では建立計画の段階だった。その後の展開は不明) ロスの碑文(写真下)には「日本政府は公式かつ組織的に20万人もの若い女性を帝国軍の為に強制的に性奴隷にした」と書かれているそうだが?(追記:2013年4月時点でロスに慰安婦の碑は確認されていない)



米国の「慰安婦」碑に抗議 藤村官房長官が表明

米国ニュージャージー州パラセイズ・パーク市の公立図書館に「慰安婦」問題の碑が建てられていることが分かり、藤村修官房長官は7日の衆院内閣委員会で「重大な関心を持っている。しかるべき申し入れをする」と述べ、抗議する考えを明らかにした。自民党の平沢勝栄氏に答えた。

藤村氏は「在ニューヨーク総領事館で、誰にどのように抗議するのが適当かを調査している」と述べた。碑は2010(平成22)年10月に設置され、「約20万人以上の女性と少女が日本軍により辱めを受けた」などと記されている。同市は韓国系住民の居住率が全米最多とされる。

産経 2012.3.7

2012/03/04

野田政権はモンスター市民団体相手に何がしたいのか?



「検討する」と言ったのは日本政府のリップサービスではなかったようだ。先日来日した挺対協の幹部の講演を聞きに行ったら、今年に入って[要確認]日本大使館側が4度コンタクトして来たと語っていた。日本大使館の参事官が、(人道的見地から対応を検討するといった)野田首相の言葉を我々は重く受け止めていると言ったそうである。

しばしば被害者が満足していない(=慰安婦問題は未解決)と支援団体などが主張するが、実際は最大の支援(圧力)団体である挺対協を納得させることが唯一の「慰安婦問題の解決」であり、挺対協がゴネ続ける限り慰安婦問題は終わらない・・・というのが自分の印象である。日本政府の認識も同じであるようで、ひたすら低姿勢でモンスター市民団体を慰撫する任務を負わされた大使館員を本当に気の毒に思う。


考えられる最良の対処法は日本政府がスルー力を身につけることだが、上の山口外務副大臣の発言を聞くと政府はまだ懲りていないのかもしれない。

李大統領の「慰安婦問題解決」要求に従来の立場を繰り返す日本政府

韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が三一節(独立運動記念日)記念演説で、慰安婦問題の解決に言及したことに対し、日本は「何ができるか検討する」という従来の立場を繰り返した。

2日の共同通信、産経新聞など日本メディアの報道によると、藤村修官房長官は1日午後の記者会見で、「日韓関係には時折難しい問題が起こるが、未来志向の考えの下、関係全体に悪影響を及ぼさないよう大局的見地から協力することが必要」と述べた。

また藤村氏は、日本が解決済みの賠償請求権とは別に「アジア女性基金」などを通じて支援に取り組んできたと強調し、「今後も何ができるか知恵を絞り、検討を進める」と明らかにした。この発言は、韓国政府が慰安婦問題を取り上げる度に日本政府が見せた公式反応だ。


慰安婦問題「知恵絞り検討」=藤村官房長官

藤村修官房長官は1日午後の記者会見で、韓国の李明博大統領が「三・一独立運動」の記念式典で従軍慰安婦問題の早急な解決を求めたことに関し、政府が元慰安婦への「償い金」を支払うための基金を設立したことなどを説明し、「今後も何ができるか知恵を絞り、検討を進める姿勢だ」と語った。また、「日韓関係で時折難しい問題が起こっていることは事実だが、大局的な見地から協力していく必要を両国首脳は十分に理解している」と表明した。

また、山口壮外務副大臣は会見で「有識者の人に集まってもらうことも一つかもしれない」と述べ、日韓問題の専門家からの意見聴取も一案との認識を示した。

時事 2012.3.1

2012/02/29

国連人権理の閣僚級会合で韓国、慰安婦は人道に対する罪



まるで反論する気のない日本政府と、国内世論に煽られて対日批判を止めることが出来ない韓国政府。

もう20年以上も前になる。韓国の運動家たちが、女子挺身隊として徴用(強制連行)された朝鮮人の女性たちが慰安婦にされた、民族抹殺政策の一環だった、責任者の処罰を、と国連で大騒ぎした。

日本政府は、慰安婦は徴用(強制連行)の対象ではないと疑惑を否定していたが、社会党の清水澄子などが国家総動員法として徴用されたなどと食い下がり、そこへ朝日新聞と吉見義明のコンピが関与の証拠を発見したとミスリーディングな発表を絶妙のタイミングで行ったことで、混乱した日本政府が謝罪に追い込まれるという奇妙な騒動があった。慰安婦騒動の第一幕である。

そして国連では、今も韓国政府が慰安婦問題を人道に対する罪だと日本を糾弾し、それに対して日本政府は、関与を認めたのだからと赦免を請うている。

強姦殺人者として隣人に訴えられた男が、風俗店の経営に関わっていた事を認め謝罪した。隣人は強姦殺人犯は凶悪犯として裁かれるべきだと言い、言いがかりをつけられた男は、風俗業に関与していた事は認めたのだから勘弁して欲しいと懇願しているのである。・・・全然噛み合っていない妙ちきりんな話である。しかしこの妙ちきりんさこそ、慰安婦騒動の本質なのだろう。

普通に考えれば、日本政府はここで「では、韓国政府はいつになったら自国の慰安所政策に関わった人々を『人道に対する罪』で裁くのか」と言い返せばいいだけの話であるが、それが出来ないのがこの国の人の好さなのだろう。


慰安婦、脱北者送還で応酬 国連人権理の閣僚級会合で日本、韓国、中国、北朝鮮

ジュネーブの国連欧州本部で27日始まった人権理事会の閣僚級会合で、韓国が旧日本軍の従軍慰安婦問題や中国の北朝鮮脱出住民(脱北者)強制送還の問題を提起、関係各国代表団による反論や非難の応酬となった。

会合では、韓国外交通商省の金奉●(=火へんに玄)調整官が韓国代表として演説し、国名を名指しせずに「脱北者に対して人道的配慮を行い、強制送還されないよう国際社会に求める」、「従軍慰安婦は『人道に対する罪』であり、責任者の処罰や2国間協議など必要な措置を取るべきだ」などと訴えた。

これに対し、中国側は「脱北者は不法入国者であり、国際法に基づき対処する」と韓国側の姿勢を批判。日本も「慰安婦問題については既に関与を認め、誠実に対応してきた」などと反論した。北朝鮮は脱北者は難民ではないと韓国を批判。韓国側はそれぞれの主張に再反論した。(共同)

産経 2012.2.28

2011/12/20

57分中45分、4回の催促



明らかに慰安婦騒動は、日韓関係を歪めている。

中央日報は20回目の会談と言っているが、フジテレビの「知りたがり」(12/19)によれば、李明博大統領と日本の首脳の会談は今回で19回目。内訳は、福田首相と3回、麻生6回、鳩山3回、菅4回、そして今回の野田と3回目の会談。しかし慰安婦問題について言及したのは、これが始めてだという。彼が会談した過去4人の日本国首相の内、鳩山は慰安婦問題の解決に熱心な人だったが、彼の時ですら慰安婦問題を持ち出さなかった。

世論に煽られて止むに止まれず持ち出したというのが、やはり真相なのだろう。でなければ、「真のパートナーにならなければいけない」「そのためには慰安婦(問題)を優先的に解決」する「真の勇気を持たなければならない」などという言葉は、最初の福田首相に対して発せられていたはずだ。

法律の問題ではなく国民感情の問題であると訴える李大統領。その燃えあがる国民感情をなだめようと中途半端な妥協案を出して失敗したのが、河野談話と宮沢首相の謝罪ではなかったか。日本政府が関心を示さないから、というのは自国の憲法裁判所に行政の不作為と決めつけられた大統領の泣き言か?青瓦台の関係者が懸命に「大統領の断固たる意向」を強調しているのが涙を誘う。日本政府はというと、第二第三の慰安婦像が出来るという大統領の言葉に衝撃を受けたという事になっている。

日本のマスコミが国内向けのパフォーマンスと見ている事は正直に伝えている(それを知ってか、韓国のマスコミの中には、野田の拒絶は日本の国内向けポーズだと主張するものもあった)。

57分の会談中45分…李大統領、慰安婦問題決心発言

李明博(イ・ミョンバク)大統領は4年近い在任期間中、日本首相と20回会談した。このうち19回は「慰安婦」という言葉を口にしなかった。「過去の問題」に含めて解決を求めてきた。20回目の会談、野田佳彦首相とは4度目となる18日の首脳会談では、李大統領が態度を変えた。李大統領は9時13分、京都首脳会談の冒頭発言で慰安婦問題を持ち出した。

李大統領は「韓日両国は共同繁栄と領域内の平和、安保のために、真のパートナーにならなければいけない」とし「そのためには慰安婦(問題)を優先的に解決するうえで真の勇気を持たなければならない」と要求した。

続く非公開会談でも、李大統領は慰安婦問題を集中的に取り上げた。野田首相が韓日自由貿易協定(FTA)など経済懸案に触れると、李大統領は「私もうまくいけばよいと思う」とし「経済問題以前に過去の歴史、慰安婦の話からしなければいけない」と述べた。

そして‘決心’したかのように次のように述べたと、パク・ジョンハ青瓦台(チョンワデ、大統領府)報道官が伝えた。

▽李大統領=(慰安婦問題は)法以前に国民感情の問題だ。大局的な見地で考えてほしい。いま生存している元慰安婦は平均86歳で、今年だけで16人が亡くなった。数年以内に全員が亡くなるかもしれない。この問題を解決しなければ、おばあさんたちが亡くなり、両国間で解決できない大きな負担として残ることになる。その時になれば解決する方法はない。実務的な発想よりも大きな次元の政治的決断を期待する。両国問題を解決するうえで障害物となるのは残念であり、私が直接このように取り上げる。

▽野田首相=日本政府の法的な立場を知っているはず。私たちも人道主義的な配慮で協力してきたし、今後も人道主義的な見地で知恵を出していく。(駐韓日本大使館前に)平和碑が設置されて残念だ。撤去してほしい。

▽李大統領=おそらく日本政府が少しでも関心を見せていれば起きていなかったことだ。首相の決断を続けて期待する。それはたいそうな方法ではなく、温かい心に基づくものだ。

野田首相が日本政府の「法的立場」を強調したのは、1965年の韓日協定で賠償が終わったという従来の立場を守ったということだ。野田首相は駐韓日本大使館前の平和碑問題に言及した後には、経済懸案に話題を変えようとしたが、李大統領はずっと慰安婦問題に戻った。当時、時計は午前9時58分ごろを指していたという。全体で57分間の会談だったが、45分間も李大統領は慰安婦問題を集中的に提起した。野田首相の決断を促した言葉だけでも4回にのぼった。

その後、李大統領は野田首相と石庭で有名な龍安寺を視察し、10余分間で「外交安保問題に協力してほしい」という言葉を残して出てきた。本来、両首脳の散歩には20分を配分する予定だったが、李大統領が急いで終えたのだ。青瓦台の関係者は「残念な点が多い会談を終えた後、のんきに散歩している時ではないと思ったようだ」と伝えた。

青瓦台の関係者は「韓国の大統領が日本の首相にこれほど集中的に慰安婦問題の解決を促したのは初めて」とし「それほど李大統領の意向は断固としている」と伝えた。

青瓦台は解決方法について「日本が、賠償ではなくても、政府レベルの真相究明と謝罪という具体的な行動を見せてほしいということ」という認識だ。青瓦台と外交部は「慰安婦問題は論争が広がるほど日本に不利な問題」でみている。政府関係者は「日本が問題解決に出なければ‘女性人権をじゅうりんした戦犯国家’の過去の問題が浮き彫りになる」と述べた。

日本政府は当惑している雰囲気だ。特に李大統領が「誠意ある措置がなければ、第2、第3の慰安婦平和碑が建てられるだろう」と述べたのに衝撃を受けた姿だ。

しかし日本メディアの大半は、李大統領の慰安婦問題提起は任期末の支持率下落をばん回するための「国内世論向け」と分析した。読売新聞は18日、「李大統領はソウル市長選の敗北、韓米FTA(自由貿易協定)批准強行処理などで求心力が落ちている状況」とし「こうした状況で日本に友好的な姿勢を見せるのが難しい国内事情があった」と解釈した。

中央日報日本語版    2011.12.19

2011/12/18

外交センスのない前原誠司



この人はまだこんな事を言っているのか。

「日本は慰安婦が全員死ぬのを待っている」「最終解決だ(ナチスのユダヤ人問題の最終解決=ホロコースト)」という慰安婦支援団体関係者のプロパガンダを裏付けるようで気が重いのだが、この問題は--挺対協が政治的なカードとして抱えている(この14日にもアメリカにイ・ヨンス元慰安婦を派遣してキャンペーンさせていた)ハルモニ--がいなくなるまで続くのである。

正常な日韓関係を模索する両国の為政者たちは、静かにその時を待つ他ない。タイムリミットが迫り、挺対協がラスト・スパートをかけている時期である。一緒になって興奮するのでなく自重しなければならない時に、こういう「物分りのいい人」が余計な事をして状況を(日韓双方にとって)悪くさせるのである。鳩山由紀夫もこういうタイプだった。前原は外交問題に関して(知識はともかく)本当にセンスのない人である。


追記: その鳩山が奇妙な事を言っている(※2)。彼は、支援団体側に期待を持たせただけで、結局なにもしなかった男である。


前原氏 慰安婦「新基金」前向き 「知恵使って問題乗り越えを」

民主党の前原誠司政調会長は17日夜、韓国の李明博大統領の慰安婦問題解決を求める発言について「村山富市政権のときにさまざまな取り組みをした。さまざまな知恵を使い、あらゆる戦後の問題を乗り越えていくことが大事だ」と述べた。

村山内閣が創設した「女性のためのアジア平和国民基金」(平成19年解散)を念頭に、慰安婦に見舞金を支給するための新たな基金創設が念頭にあるとみられる。東京都羽村市内で記者団の質問に答えた。

前原氏は10月の訪韓時にも新基金創設に前向きな考えを示していた。

産経 2011.12.18
※2
「原発」「消費税」で野田首相批判=鳩山氏

民主党の鳩山由紀夫元首相は18日、インターネット番組に出演し、野田佳彦首相が東京電力福島第1原発事故の収束を宣言したことについて「時期尚早ではないか」と語った。首相が消費税率引き上げを目指していることに関しても「景気がおかしい時に増税をしたらどうなるか、政府がもっと理解しないと(いけない)」と批判した。

鳩山氏は「官僚、財務省がこの国を牛耳っている。財務省が巻き返して相当強く増税路線を言い始めている」と強調。また、「野田外交」について「中国との間も微妙。韓国とも慰安婦問題など出てきて、隣国が日本に厳しい視線を注ぎ始めている」と指摘した。

時事 2011.12.18

2011/12/15

産経新聞、超速です



産経は47NEWSのtwitterでの速報より30分も早く(AM 7:17)このニュースを記事にしていたようだ。はやっ!

朝刊には間に合わなかったと思うが、産経の意気込みのほどが知れる。たぶん前もって原稿を準備していたのだろう。準備していたというのは韓国政府も同じで、たしか日本大使館前のデモは毎回昼からだったと思ったから[要確認]、つまりそれに間に合うようにタイミングを計っていたのだろう。

韓国の政界筋の発言とされる「挺対協の活動が『聖域化していて批判の対象となりにくい』」というのは、その通りだろう。日本側が「(外交公館の)尊厳」を持ちだしたのは、よい作戦だ(産経は「尊厳を蹂躙」とまで書いたw)。日本人にも尊厳があるのだという事を、韓国の人達に理解してもらわなければならない(昨日は外務省前で取材していたので、このエントリーは準備稿のまま一日遅れでupとなった)。


在韓日本大使館前に慰安婦記念碑、韓国団体が建立「外交公館の尊厳を蹂躙」

【ソウル=加藤達也】日本統治時代の元慰安婦を支援する「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」は14日午前7時過ぎ、ソウル市鍾路(チョンノ)区の在韓日本大使館前路上に慰安婦の碑の建立を始めた。挺対協は同日中に据え付けを終え、正午ごろには除幕式を行う予定。

碑の建立について在韓日本大使館は外交ルートを通じて韓国側に建立させないよう要請してきた。だが建立が現実となったことで、「外交公館の尊厳に関わる重大な問題」(大使館幹部)とし、韓国側に改めて抗議する方針だ。

また日本の対韓感情の悪化は避けられず今月17、18日で調整が進められている李明博大統領の訪日にも影響が避けられない情勢となった。

碑は高さ約120センチの少女の像に空席の椅子が並ぶデザイン。挺対協は碑を「平和の碑」と名付け、「訪れた人に、像を隣に記念写真を撮ってもらいたい」としている。

碑の建立計画は今年に入って本格化。挺対協は所管の区役所などへの働きかけを進め、7月にデザインを公表した。

一方、区役所側は政府機関に対し建立の許可に関する問題点の有無などを照会。その結果「設置を妨げる理由はない」として8月下旬に許可を決定し、挺対協側にも口頭で「問題ない」と伝えていた。

だが、その後、韓国外交通商省が区に対し「碑が設置されれば日本大使館が混乱するのではないか」と非公式に意向を伝達。これを受け、区側は方針を見直し、挺対協に「碑の設置許可は区の権限の対象ではない」と通知し、「現状のまま設置されれば、違法状態となる」(鍾路区役所)との見解を示していた。

今後、日本側は韓国側に碑の撤去を求めていくものとみられるが、韓国の憲法裁判所が今年8月、元慰安婦の賠償請求権をめぐる韓国政府の努力不足を違憲と判断しているほか、挺対協の活動が「聖域化していて批判の対象となりにくい」(韓国政界筋)ことから、世論への配慮もあり、政府として撤去を働きかけるのは難しいとみられる。

産経   2011.12.14

2011/12/14

韓国政府「慰安婦像」に事実上のGO?



事実上のGOサインかな(追記の通り、やはり事実上のGOだったらしい)?挺対協としては、なんとしても14日の水曜デモ(第1000回)にお披露目したいので、ギリギリのタイミングで韓国政府が配慮したのかもしれない。慰安婦請求権について「言い訳する余地がない」と言っているのだから、「被害者」は韓国政府にも賠償を求めても良さそうなものだが。

慰安婦像設置 韓国当局「関与する問題ではない」

日本の植民地時代に従軍慰安婦にされた韓国人女性を支援する市民団体「韓国挺身隊問題対策協議会」がソウルの日本大使館前に設置を計画している「平和の碑」と関連し、外交通商部の趙炳ジェ(チョ・ビョンジェ)報道官は13日、「政府が関与する問題ではない」と明らかにした。

同団体は日本大使館前で毎週水曜日に開いている抗議集会「水曜集会」が1000回目を迎える14日、従軍慰安婦を象徴する少女の像を設置するとしている。日本政府は外交ルートを通じて設置の中止を求めており、外交通商部は日本側の要求を同団体に伝えているという。

趙報道官は「昨日、もう1人の被害女性が亡くなり、被害女性は63人となった。設置の中止や設置場所の変更を求める状況ではない」と説明した。また、外交施設の安全と品位維持に協調する義務があるが、「平和の碑」が果たして品位維持に反するものかは疑問だと指摘した。

慰安婦請求権問題と関連しては、「水曜集会が1000回に達するまで解決できなかったことは、言い訳する余地がない」と話した。ただ、日本政府に外交的協議を引き続き促していると説明。さらに外交協議の可能性がないと判断されれば、仲裁委員会に付託する案も検討しているとした。

一方、韓国政府は今週末に開催されると予想される韓日首脳会談で、慰安婦請求権問題を提起するとされる。


追記: 14日7時45分: 47NEWS(共同通信)がtwitterで速報を出した(産経新聞はその30分前に記事を配信していた。はやっ)。




.

2011/12/11

日本政府が個別に慰安婦に接触?


脇にも書いたように、タイミングずれのエントリーが続く。これは7日の聯合ニュースから。日本政府が個別に慰安婦と接触しているというのだが、ちょっと信じがたい。

聯合ニュースは、アジア女性基金の事を「批判が出て、受け取りを拒否する人が相次」いだと紹介しているが、挺対協の尹貞玉(ユン・ジョンオク)が、受け取ったら単なる売春婦などとアジって妨害したというのが実態。受け取りを表明した慰安婦に対しては嫌がらせも行われた。この辺のことは、日本の戦後責任をハッキリさせる会の原田信一にも批判されている。


日本政府 元慰安婦と接触=基金方式の補償提案か

韓国政府が元従軍慰安婦の賠償請求権を中心とした戦後補償問題の協議を日本政府に提案していることと関連し、日本政府が元慰安婦と個別に接触していることが7日、分かった。

玄葉光一郎外相は同日、衆院外務委員会で韓国からの請求権協議提案をめぐる質問に答えた。玄葉外相は2007年に解散した「女性のためのアジア平和国民基金(アジア女性基金)」の再開は可能だとした上で、日本の外交官が(被害者の)話を聴くため、一人一人と接触していると明らかにした。

日本は1995年に「女性のためのアジア平和国民基金(アジア女性基金)」を官民合同で設立した。同基金は元慰安婦に補償金を支払うものだが、「日本政府の責任回避の手段」との批判が出て、受け取りを拒否する人が相次ぎ、2007年に解散した。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2011/12/07/0800000000AJP20111207003800882.HTML

2011/10/22

韓国慰安婦問題持ち出さず[日韓首脳会談]



「野田総理の訪韓に合わせソウルの日本大使館前では、竹島の領有権や従軍慰安婦への賠償をめぐる問題で日本政府に対する抗議集会が相次いで行われ韓国政府は慰安婦問題を持ち出さず」・・・やはり(もっとも日本側も竹島問題を持ち出さなかったが)。韓国政府にとっても慰安婦問題は今やお荷物。写真は野田首相の訪韓を前にした19日にソウルの光化門の前で挺対協が繰り広げていたキャンペーンの様子。こうした市民団体が、日韓友好の妨げになっている。

些末な事だが、TBSは「従軍慰安婦」という言葉を使うようである。


野田総理にとって初のアジア外交となった日韓首脳会談。竹島や従軍慰安婦などの複雑な問題については具体的な議論は行われませんでした。

今回の日韓首脳会談。朝鮮王朝時代の行事を記録した文書「朝鮮王室儀軌」などの一部を引き渡したことについて、イ・ミョンバク大統領からは「日韓の未来に向けた象徴」との評価を受けました。

また、会談終了後にはわざわざ2人で歩いて昼食会の会場まで一緒に向かい、「個人的な信頼関係の構築」にも力を入れたといいます。

野田総理の訪韓に合わせソウルの日本大使館前では、竹島の領有権や従軍慰安婦への賠償をめぐる問題で日本政府に対する抗議集会が相次いで行われました。今回の首脳会談で韓国側からこれらの懸案が取り上げられるのか、注目されましたが・・・

(Q.竹島問題は今日の会談で出たのか?)
「今のご指摘の問題も出ていません。慰安婦の問題も具体的な話は出ていません」(野田佳彦 首相)

こうした動きについて韓国政府関係者は、「首脳レベルで突き詰めていくと相手の政治的負担が大きくなる」と解説。日本の政権の安定についての配慮もうかがわせました。

野田総理にとっては無難なアジア外交のスタートとも言えますが、ストップしたままとなっているEPA(経済連携協定)の交渉再開といった韓国側の具体的な動きを今後どう引き出していくのかが課題として残っています。

TBS 2011.10.20

関連エントリー: 日韓友好に水を差した朝日 玄葉外相の苦悩

2011/10/16

日本「基金考えてます」韓国「国連で言ってやりました」



前原政調会長が慰安婦の為の新たな基金についての構想を口にしたことで、当然のことながら、産経の論調は厳しかった。日本大使館前の慰安婦の碑建立を「徴発行為」と、まるで韓国の新聞のような論調である。あれは民間主導である。さて、前原は「人道」を持ちだしているが、これは違う。本当のところは政治的な解決を模索しているのだろう。一方で韓国政府は、国民への公約通り国連で慰安婦問題について持ち出した。しかし、日本を名指しせず、ややアリバイ的にといった雰囲気(その後の新聞報道を見ると、名指しこそしなかったが、日本が反論せざるを得ないくらいには露骨だったようだ)。日韓両政府とも、盛り上がる韓国世論に配慮せざるを得ない様子で、20年も前の朝日新聞の政治的なキャンペーンが両国関係を歪ませている現実が見えてくる。

この問題に筋の通ったやり方でケジメをつけるには、やはり、差別のない慰安婦を対象にした政策を実行する他ないのではないかと思う。


前原氏、慰安婦基金を構想

民主党の前原誠司政調会長は10日、韓国政府が賠償請求権交渉を求める慰安婦問題について、平成19年に解散した財団法人「女性のためのアジア平和国民基金」(アジア女性基金)を参考にした新たな基金の創設構想を明らかにした。前原氏も請求権問題については「解決済み」との政府の立場を支持しているが、この発言に韓国側が乗じ、慰安婦問題の火の手がさらに強まる可能性がある。

前原氏はソウル市内で金星煥外交通商相と会談し、慰安婦問題について「人道的観点から考える余地がないか、お互い議論したい」と述べた。会談後、前原氏は記者団に「自民党政権の時もアジア女性基金が行われたことを考えた場合、何らかの人道的な仕組みを検討する余地があるのではないか」と語った。

元慰安婦とされる人々に一時金(償い金)を支給するため村山富市政権の平成7年に発足したアジア女性基金は、昭和40年の日韓基本条約で請求権問題が「完全かつ最終的に解決」されたため民間募金となった。

前原氏としては北朝鮮の核問題や軍拡を続ける中国に対抗するためにも韓国との連携を深める必要があるとして、慰安婦問題でも「門前払いするのではなく余韻を残した方がいい」(周辺)と判断、新基金の創設に言及したもようだ。

民主党政権はこれまでも韓国に配慮を示してきた。昨年8月には当時の菅直人首相が、日韓併合100年に合わせ「痛切な反省とこころからのおわび」を表した「首相談話」を発表。同談話に基づき、野田佳彦首相は18日からの訪韓で、朝鮮半島由来の「朝鮮王室儀(ぎ)軌(き)」などの図書の一部を持参する方針だ。

だが、相手に配慮が通じた様子はない。韓国は日本固有の領土である竹島付近でイージス艦が停泊可能な海軍基地を建設する計画を進める。ソウル市も在韓日本大使館前に慰安婦の記念碑建立を認めるなど「挑発行為」を続けている。

相次ぐ「対韓融和外交」に、政府内からは「本来は決着済みの問題で筋違いだ」(外務省幹部)とため息が漏れている。(坂井広志、ソウル 杉本康士)

産経 2011.10.11

【ニューヨーク共同】米ニューヨークの国連本部で開催中の国連総会第3委員会(人権)で11日、韓国が従軍慰安婦問題に触れ、同問題を含む武力紛争時の性暴力の被害者について、国連と全加盟国に救済や償いの努力を求めた。韓国政府は「武力紛争での女性に対する性暴力、特に組織的なレイプや性的な奴隷の増加を深く懸念する」とした。日本を名指しはしなかったが、慰安婦問題も含まれると指摘した。

サーチナ 2011.10.12

2011/10/15

[資料] 韓国国連で慰安婦問題を提起--日本メディア



「解決済み」「未解決」で溝=慰安婦問題で日韓代表-国連

【ニューヨーク時事】国連総会第3委員会(人権)で11日、日本と韓国の代表が旧日本軍の元従軍慰安婦問題をめぐり、それぞれ「解決済み」、「未解決だ」と主張して譲らない一幕があった。

同委員会ではまず、韓国の辛東益国連次席大使が「第2次世界大戦中のいわゆる慰安婦」問題に言及。組織的レイプ性的奴隷戦争犯罪であり、特定の状況下によっては人道に対する罪になると問題視した。

日本の兒玉和夫次席大使がこの後、発言を求め、「第2次大戦に関する賠償などの問題はサンフランシスコ講和条約や2国間条約で法的に解決してきた。日本は戦後、真摯(しんし)に過去と向き合ってきた」と強調した。

これに対し、韓国側の担当公使が「日本政府の法的責任はまだある」と主張。韓国政府が提案している、元慰安婦の賠償請求権をめぐる政府間協議を受け入れるよう求めた。兒玉次席大使は「日本政府の立場は説明した。それを繰り返すことはしない」と突っぱねた。

時事 2011.10.12

慰安婦問題、韓国が国連総会で批判…日本は反論

【ニューヨーク=柳沢亨之】国連総会第3委員会(人権問題)で11日、韓国がいわゆる従軍慰安婦問題について、日本の名指しを避けながらも「戦争犯罪」や「人道に対する罪」にあたる可能性があると批判し、賠償請求権を主張した。

日本は答弁権を行使し、「解決済み」と反論した。韓国の国連代表部によると、総会で慰安婦問題を取り上げたのは1997年以来14年ぶり。韓国は9月、賠償請求権に関する協議を日本に申し入れており、国際世論に訴えて日本に圧力をかける狙いとみられる。

読売 2011.10.12

韓国、国連委で慰安婦賠償に努力求める 日本は反論

ニューヨークで開催中の国連総会の人権担当委員会で11日、韓国が旧日本軍慰安婦による日本政府への個人請求権問題について取り上げ、国連機関と加盟国に賠償金支払いや救済措置へ向けた努力を求めた。日本は「法的に解決済み」と反論した。

韓国の辛東益(シン・ドンイク)国連次席大使は演説で、日本を名指ししなかったものの、「武力紛争での女性に対する性的暴力の増加を深く憂慮する」と述べ、被害者には「慰安婦を含む」と明言。「組織的なレイプや性的搾取は戦争犯罪であり、人道に対する罪」にあたると指摘し、国連機関と加盟国に(1)効果的な被害者救済措置(2)賠償金の支払い(3)加害者の処罰に向けて、最大限の努力をするよう求めた。

児玉和夫・国連次席大使が抗弁を求め、慰安婦問題について「多くの女性の名誉と尊厳を傷つけた、ゆゆしき問題と日本政府は認識し、誠実に謝罪してきた」と説明し、賠償については「サンフランシスコ条約や2国間条約で法的に決着済み」と説いた。

朝日(一部) 2011.10.12

韓国 国連で慰安婦問題に言及

国連総会の人権問題を協議する委員会で、韓国は、いわゆる従軍慰安婦の問題で、日本との政府間協議が必要だという立場に理解を求めました。
ニューヨークの国連本部で先月から始まった総会では、各国の首脳らによる演説に続いて、課題ごとに設けられた委員会の協議が行われています。このうち、人権問題を協議する委員会が11日に開かれ、韓国政府の代表は、「戦争時の女性に対する暴力について、国連とすべての加盟国に対し、被害者への救済と賠償、それに加害者の裁判の実施に向けて、最大限の努力を促す」と演説し、いわゆる従軍慰安婦の問題について、日本との政府間協議が必要だとする立場に理解を求めました。これに対して、日本側は「日韓の請求権の問題は解決済みだ」と反論しました。この問題を巡っては、今月6日に行われた日韓外相会談でも、韓国側が「被害者が高齢だ」などとして、日本に対して政府間協議を求めましたが、日本側は協議には応じられないという考えをすでに伝えています。こうしたなか、韓国が国連総会の委員会で演説を行った背景には、この問題についての韓国の立場を国際社会に強調しておきたいというねらいがあったものとみられます。

NHK 2011.10.12

ファイル:慰安婦問題、国連で訴え

国連総会第3委員会(社会・人道・文化問題)で11日、韓国が従軍慰安婦問題に触れ、「戦闘中の性的暴力犠牲者の増加を憂慮する。効果的な救済及び補償をすべきだ」と訴えた。一方、日本は「第二次世界大戦の補償問題はサンフランシスコ講和条約で決着した。95年に『女性のためのアジア平和国民基金』を設け、日本政府も最大限の支援をしている」と、解決済みとの立場を強調した。

毎日 2011.10.12

2011/10/09

日韓友好に水を差した朝日 玄葉外相の苦悩



日韓関係を重視したい外相だったのに、慰安婦問題がその障害になっているというニュース。

もしかしたら、朝日新聞の「慰安婦強制連行キャンペーン」は、日本国の「名誉と尊厳」を傷つけたのみならず、日韓の友好と相互利益に取り返しのつかないダメージを与えたのかもしれない。朝日新聞がキャンペーンに奔走していた20年前、誰一人こんな事になろうとは想像していなかったに違いない。一新聞社が「ええ格好しい」で熱中したパフォーマンスが20年に渡り日韓関係に影を落とす結果となった。金星煥外交通商相が「強い口調で迫った」のも、韓国政府としても国内向けに引込みがつかないからではないのか。

竹島問題については、こう言っては何だが、世界的によくある領土紛争の一つだからまだ致し方ない部分もあるが、改めてあの慰安婦強制連行キャンペーンとは何だったのか。「日韓の真の友好」を望む人達こそ、朝日新聞に厳しい目を向けるべきだろう。


韓国重視も溝目立つ=慰安婦、竹島ネックに

玄葉光一郎外相は7日、アジアで初の外遊先に選んだ韓国訪問を終えた。外相は、野田佳彦首相にとっても国際会議出席以外では初の外国訪問となる18日訪韓で合意、野田政権の韓国重視を鮮明に示した。中国の海洋進出や北朝鮮の核開発に対処する上で、米韓両国との連携が重要性を増しているためだが、懸案ばかりが目に付き、韓国との溝の深さを印象付けた。

「大事なのは、日韓が死活的利益を共有しているとの認識を一致させることだ」。玄葉外相は7日、ソウル市内で訪韓をこう振り返るとともに、「十二分に満足している」と成果を強調した。

就任間もない外相は、政府内にあった「中国を優先すべきだ」との意見を押し切り、「とにかく韓国だ」と調整を指示。一連の会談では、外相自身が考えた「死活的利益」との新たな用語を多用し、韓国重視をアピールした。

しかし、外相の熱意と韓国側の反応には落差があった。韓国では竹島(韓国名・独島)や元従軍慰安婦の賠償請求権問題で対日強硬論が台頭。金星煥外交通商相は6日の外相会談で、慰安婦問題について「日本が大局的な決断を通じて解決策を模索していく必要がある」と強い口調で迫った。

また、外相は昨年からの懸案である李明博大統領訪日を改めて招請したが、進展はなかった。韓国側は、来年4月の総選挙と同12月の大統領選を控え、反日世論に過敏になっており、慎重姿勢を崩さなかった。再開を目指した経済連携協定(EPA)交渉に至っては、「もう少し環境の醸成が要る」(金外相)と、むしろ後退した。

民主党では前原誠司政調会長が9~11日に訪韓するほか、日韓議員連盟の直嶋正行事務局長や、鳩山由紀夫元首相も今月中旬の訪韓を予定。野田政権は総力を挙げて関係強化に取り組む構えだが、玄葉外相が掲げる「強固で重層的な関係」構築へ、課題は多い。

時事 2011.10.7

おまけ: 8日の産経新聞の報道も付け加えておく。


「竹島・慰安婦」具体的戦略なし 首相訪韓 大きなリスク

6日の玄葉光一郎外相と韓国の金星煥(キム・ソンファン)外交通商相との会談で、野田佳彦首相の18、19両日の訪韓を正式合意したが、李明博(イ・ミョンバク)大統領が来日する順番を覆した性急な訪韓はリスクばかりが大きく意味合いは乏しい。

「十二分に結果が出てないのではないかという指摘もあるが、かなりのところまで詰められた。いずれ分かる…」


玄葉氏は7日、ソウル市内で記者団に自らの訪韓の意義を強調した。とはいえ、日本が再開を求める経済連携協定(EPA)締結交渉などでの進展は得られず、韓国が不法占拠する竹島(島根県)問題も平行線に終わった。


首相の訪韓が唯一の成果だといえるが、日本側が朝鮮王室儀軌(ぎき)の引き渡しを決めたにもかかわらず韓国側は李大統領の国賓としての来日を引き延ばしたままだ。日本側は「大統領が来ないと言うから首相が行く」(外務省幹部)と説明するが、日韓で合意した年1回の「シャトル外交」の原則を崩すことになる。


しかも、韓国側は、閣僚が相次いで竹島を訪れ、竹島付近の日本領海内で「海洋科学基地計画」を打ち出すなど挑発行為を続ける。8月1日には自民党国会議員3人が韓国に入国拒否される問題も起きた。

慰安婦問題でも金外交通商相は賠償請求権を確認するための協議開始を改めて要求した。ソウル市が日本の大使館前の路上の慰安婦に関する記念碑建立を認めた問題も浮上している。

首相は訪韓へ強い意欲を示しており、海洋での軍事的プレゼンスを強化する中国や北朝鮮への対応で連携を密にしていきたいと考えているというが、具体的な戦略は乏しい。

そもそも首相はニューヨーク訪問中の9月21日にすでに李大統領と初会談を行っている。この際、李大統領は慰安婦問題に触れなかったが、自国での会談となると状況は変わる。首相は慰安婦の賠償請求権に否定的だとされるが、明確に反論できなければ韓国側に不要な期待感を抱かせる結果を招きかねない。

「首相の訪韓を楽しみにしています」


李大統領は6日に玄葉氏の表敬訪問を受けた際、にこやかにこう語った。このしたたかな李大統領と対峙(たいじ)する覚悟はあるのか。首相の外交手腕が問われる。(ソウル 杉本康士)

産経 2011.10.8

2011/10/07

韓国外交通商相、日本政府に大局的決断促す



大局的判断によって発表された河野談話が何をもたらしたか、日本は忘れていない。韓国の外務省も本音では分かっているだろう。アジア女性基金に関してもしかりである。玄葉の個人的な思想と関係なく、この問題で日本政府がこれ以上、韓国に対して「特別サービス」を提供ことは事実上不可能なのである。

たとえ、親韓で進歩的と言われる民主党政権であっても。


【ソウル時事】韓国を訪問した玄葉光一郎外相は6日午後、金星煥外交通商相とソウル市内で会談した。金外相は旧日本軍の元従軍慰安婦の賠償請求権をめぐる政府間協議を改めて提案。元慰安婦の平均年齢は86歳に達していると説明し、「日本が大局的な決断を通じて積極的に解決策を模索する必要がある」と迫った。玄葉外相は問題は解決済みとの立場を示したが、会談後の共同記者会見では「引き続き話し合いたい」と語った。

会談ではまた、玄葉外相が2004年から中断している日韓の経済連携協定(EPA)交渉について「(再開に向けた)事務レベルの協議を加速させたい」と提案。しかし、金外相は「もう少し環境の醸成が要る」と慎重な姿勢を崩さなかった。


玄葉外相は先月、国連総会出席のため米ニューヨークを訪れたが、2国間外交のための外遊は初めて。玄葉外相は「日韓は死活的利益を共有している」と日韓関係重視の姿勢を伝え、野田佳彦首相による18、19両日の訪韓を確認した。北朝鮮問題に対処するため、日米韓3カ国で引き続き緊密に連携していくことでも一致した。 

時事 2011.10.6

2011/09/28

慰安婦の碑に外務省「適切な対応を」




適切な対応って?産経は感情的になるのでなく、この(慰安婦)問題の背景を丁寧に報じて行けばいいのである。

ソウルの大使館前「慰安婦」記念碑設置 外務省が「適切な対応」要求

日本統治時代の元「従軍慰安婦」を支援する団体が計画している在韓日本大使館前の路上の「記念碑」建立をソウル市が許可した問題で、外務省が韓国側に対し「適切な対応」を要求していることが27日、分かった。山野内勘二アジア大洋州局参事官が自民党外交部会で明らかにした。

団体側の計画では12月14日に除幕式を行うとされており、山野内氏は「通常の外交活動を行う上でも非常に否定的な影響があり得る」と述べ、大使館を通じて懸念を伝達していることを明らかにした。

産経 2011.9.27

政治家個人はいろいろだろうが、韓国政府としては彼女たちを持て余しているところも実際あるのではないか?

在韓日本大使館前の慰安婦碑設置計画、日本が中止要請

【ソウル聯合ニュース】日本の植民地時代に従軍慰安婦にされた韓国人女性を支援する市民団体「韓国挺身隊問題対策協議会」がソウルにある日本大使館前の路上に「平和碑」の設置を計画していることについて、日本の外務省が碑を建設しないよう要請したことが28日、分かった。韓国の外交通商部当局者が伝えた。

同部は市民団体の設置計画や目的などを調べる方針という。

ただ、政府は平和碑設置の許認可権を持っていないため、市民団体の設置を強制的に中止させるのは難しいとみられる。同当局者は「外交的に適切でない行為があれば自制を求めることはできるが、強制力はない」と述べた。

韓国挺身隊問題対策協議会は1992年から毎週水曜日、ソウルにある日本大使館の前で慰安婦被害者への謝罪を求める集会を行っている。集会が1000回を迎える12月14日に平和碑の除幕式を行うを予定だ。

2011/09/25

慰安婦は人形のまま亡くなっていくのか?




韓国政府は岡田幹事長に対し、慰安婦問題に「言及した」が、具体的なやり取りは明らかにされなかった。玄葉外相に対しは、「協議を始めるよう提案した」が、韓国政府側も予想していたように、この問題は決着済みと返答される。これに先立つ日韓首脳会談では、韓国政府の事前の発表※1に反して慰安婦問題について「言及」すらされなかった。

これら一連の報道をどう見るか。普通ならば、条約とは矛盾しない形で何らかの対応を・・・となるところだが、これには既にアジア女性基金の試みを、慰安婦・・・というよりも彼女たちを後ろからコントロールしている韓国挺身隊問題対策協議会がはねつけた経緯がある。社会党の村山富市政権下でのあの対応以上のものは、もう期待できないだろう。

新聞社によって微妙に異なったニュアンスで報じられていたが、15日の山口外務副大臣の公式会見での発言は、「向こうも韓国の憲法裁判所がそういうように言ったことを受けて言ってきているわけですから、それは向こうもいろいろ立場があると思います。...そこは余り木鼻で押し返すというよりも、きちんと対話していった方が私はいいと思います」というもの。韓国政府の面子を立ててやっているという事だろう。外務副大臣は「(法的には解決済みであるが)どういうように手当できるのか、いろいろまた考えてみることはあるかもしれません」とも言っているから、公式な賠償以外の形での償い(?)が検討されているとも解釈できるが(そのようなニュアンスで報じたメディアもあった)、これは前述の通り、慰安婦側(正確には挺対協に担ぎ上げられた一派)が過去に拒否してしまった。

今さら玄葉外務大臣に手紙を書いてみたところで、支援団体に乗せられたとはいえ、自ら招いた結果である。そんな中「日本軍に強制連行された(일본군에 강제 연행돼 )」という韓国人慰安婦がまた一人亡くなった ※2。確実な未来は予測できないが、ハルモニ達は偽りの希望を叶えられることなく、市民団体に操られたまま亡くなっていくのだろう。写真は先週の水曜デモの様子。


韓国側が慰安婦に言及 ソウル訪問の岡田氏と会談

民主党の岡田克也前幹事長が22~24日にソウルを訪問、韓国の与野党代表や外交通商省高官らと会談し、今後の日韓関係強化の必要性や北朝鮮情勢などについて意見交換した。岡田氏によると、一連の会談で韓国側は、日本の植民地時代に従軍慰安婦にされた韓国人女性の問題にも言及した。具体的なやりとりは明らかにしなかった

岡田氏は23日に与党ハンナラ党の洪準杓代表らと会談。同党によると、洪代表は、日韓が領有権を主張し、韓国が実効支配中の竹島(韓国名・独島)の北西にある韓国・鬱陵島を自民党議員らが8月に視察しようとしたことに関し「政治的なショーであり遺憾だ」と表明した。

元慰安婦の賠償請求権をめぐり、韓国の憲法裁判所が8月に、政府が具体的な措置を講じてこなかったのは違憲との判断を下したのを受け、韓国は慰安婦問題などに関する協議を始めるよう日本に提案している。(共同)

産経 2011.9.24

韓国、慰安婦問題の協議要求 玄葉外相拒否「解決済み」 日韓外相会談

玄葉光一郎外相は24日、韓国の金星煥外交通商相とニューヨーク市内で初めて会談した。金氏は、日本の植民地時代の慰安婦問題の賠償請求権問題に関する協議を始めるよう求めた。これに対して玄葉氏は「請求権問題は解決済み」とした上で「この問題が日韓関係に悪影響を及ぼさないようにしたい」と述べた。

元慰安婦の賠償請求権をめぐっては8月、韓国の憲法裁判所が政府が具体的な措置を講じてこなかったことに違憲判断を示したことを受け、韓国側が協議を日本に提案していた。

両氏は、日韓双方が領有権を主張する竹島問題や、中断している日韓の経済連携協定(EPA)締結交渉についても議論した。日本外務省は竹島問題についての両者のやりとりを明らかにしていないが、互いに領有権を主張して平行線に終わったとみられる。(共同)

産経 2011.9.25

【ニューヨーク=今堀守通】野田佳彦首相は21日午後(日本時間22日朝)、ニューヨーク市内のホテルで韓国の李明博大統領と会談した。首相は韓国との懸案課題について「これまでの政権の方針を継続していく」と表明した。また、両首脳は「日韓関係には時折難しい問題が起きることも事実だが、両国が未来志向の考えの下で日韓関係全体に悪影響を及ぼすことがないよう、大局的な見地から協力していこう」との考えで一致した。

対北朝鮮政策では、北朝鮮の核・ミサイル問題について米国を交えた3国が緊密に連携していくことを確認。首相は拉致問題について「主権、人権の侵害であり、被害者を一日も早く取り戻すことがわが国の基本方針だ」と述べ、大統領も「拉致問題は韓国にも存在する。これからも日本と協力していく」と答えた。

日本側の説明によると、日本統治時代の「従軍慰安婦」の賠償請求権や竹島問題についての言及は両首脳からなかった

両者の会談は、2008(平成20)年2月の李大統領就任式に合わせ、首相が日韓協力委員会(中曽根康弘会長)の一員としてソウルで会談して以来。

産経 2011.9.22

※1

한-일 정상, 미국회담서 위안부 문제 언급 예정


유충현[이투데이 유충현 기자]


정부는 21일 미국에서 열리는 이명박 대통령과 노다 요시히코(野田佳彦) 일본 총리의 정상회담에서 위안부 문제가 언급될 예정이라고 20일 밝혔다.


외교통상부 조병제 대변인은 이날 정례브리핑에서 위안부 문제를 묻는 기자의 질문에 “헌법 재판소의 결정은 외교부를 포함한 정부에 대한 엄중한 이야기이기 때문에 진지하게 받아들이고 있다”며 “그 문제에 대해서는 정상회담에서도 언급이 있을 예정”이라고 밝혔다.


조 대변인은 그는 정상회담에서 일본이 위안부 문제에 대한 양자협의 제안을 거부할 경우 대응을 묻는 질문에는 “회담이 이루어지기 전에 회담 결과를 미리 예단하는 것은 지나치게 앞서가는 것”이라며 즉답을 피했다.(以下略)






미래경제를 선도하는 바른뉴스 이투데이 | 행복한 부자 풍요로운 인생 Hello! money

※2
위안부 피해자 김오순 할머니 별세


일본군 위안부 피해자인 김오순 할머니가 어제 향년 84세로 별세했습니다.


한국정신대문제 대책협의회는 김 할머니가 최근 대전의 한 노인전문병원에서 노환으로 타계했다고 밝혔습니다.


지난 1927년 경북 상주에서 태어난 김 할머니는 16살 때 일본군에 강제 연행돼 중국 하얼빈에서 위안부 생활로 고초를 겪었습니다.


김 할머니를 포함해 올해에만 11명의 위안부 피해자가 타계하면서 위안부 피해 생존자는 모두 68명으로 줄었습니다.

2011/03/18

ハルモニの誤解



これはあくまでも支援団体の書籍からとったものであり、実際に元慰安婦がこの通り喋ったのかは定かではない。キム・スンドク(金順徳)の言葉とされている。

彼女によると、最初日本政府は慰安婦の存在を否定しており、その後、慰安婦の存在こそ認めたが、軍の関与を否定したと。・・・彼女がそう信じているというのは、十分にありえる話である。問題は彼女たちを囲っている運動家たちなのである。




私たちが名乗り出る前、日本政府は「慰安婦はいなかった」といい、、私たちが名乗り出た後では、「慰安婦はいたが、日本軍は関与していない」と言った。私たちが絵を書いて絵葉書にしはじめると、日本政府は日本軍の関与を認めるようになってきた。私たちが行動をするたびに、日本政府の態度が変わってきている。