2012/07/08

ネット右翼のお陰?慰安婦写真展大盛況


写真家であるアン・セホン(安世鴻)を運動家というのは正しくないだろうが(この部分撤回。詳しくは続報を)、「慰安婦の問題は日本と韓国だけの問題ではない。性の問題は世界の戦場で今もある。歴史的な反省と評価がなければ過ちは繰り返される」・・・は、運動家の決まり文句。なぜ50年も前の話を?これは日韓の問題では?と深入りすることを渋る人達を、たぶん国連の人権委員会などで、説得するのに使われた理屈だろう。

これは現代の問題でもある。同じ過ちが繰り返されることを防止する為にも、日本に謝罪と反省を求める必要がある・・・と。

しかし、慰安婦システムのようなシステムについて、反省の意を表したのは世界で日本だけである。

安の祖国である韓国は、まったく同じシステムを運用していたにも関わらず反省もしていなければ、日本政府のように「被害女性」に補償もしていない。そのことに口をつぐんでいる点は、東京新聞の佐藤記者も指摘するべきだった。安もまた、加害国日本と被害者韓国人という構図で慰安婦問題を見ている一人なのだろう。

実は朴裕河も指摘するように、彼女たちを「慰安婦にした」のは、実は韓国(朝鮮人)である可能性が高いのである。

中止騒動の「慰安婦写真展」 来場者、12日間で7000人

展示内容が政治活動に当たるとして、会場の新宿・ニコンサロンがいったん開催中止を決めた、韓国人写真家安世鴻(アンセホン)さん(41)=名古屋市在住=の写真展「重重-中国に残された朝鮮人元日本軍『慰安婦』の女性たち」は、開始から十二日目を迎えた七日、来場者が七千人に達した。会場入り口ではセキュリティーチェックがあり、主催者ですら内部撮影も禁止。物々しさは続いているが、安さんは手応えを感じている。

毎日、来場者の列ができる。年代は多彩。「慰安婦がいたことは報道などで知っていたが、写真を見て実感した」などと感想を残していく人も多い。

会場に並んだ四十点のモノクロ写真は日本軍の慰安婦とされ、戦後も中国各地に残された朝鮮人女性の今を扱う。深いしわを刻んだ顔、涙をためた目…。二〇〇一年から五年間、十二人の女性のもとに通った安さんは「高齢になった女性たちは慰安婦とされた怒りで死ぬに死ねない。自分で語れない代わりに、僕が歴史の真実として伝えなくてはと思った」と話す。

写真展開催をめぐっては困難が続いた。ニコン側から直前に中止を通告され、安さんは会場使用の仮処分を申請。東京地裁がこれを認めて実現した。安さんとニコン側の双方が、インターネットなどで批判されているという。

安さんは言う。「慰安婦の問題は日本と韓国だけの問題ではない。性の問題は世界の戦場で今もある。歴史的な反省と評価がなければ過ちは繰り返される」。入場無料で九日まで。 (佐藤直子)

東京新聞 2012.7.8