橋下市長が再び慰安婦問題についてツイートしている。彼の主張に全面的に賛成するわけではない。特に、これは他の人も指摘しているが、人身売買というのは当時の娼婦(芸娼妓)の殆どに当てはまる。こういう言い方は、揚げ足を取られるだけではないか?しかし、そんなに的外れな事は言っていないように思う。
5月からの彼の一連の「呟き」はココ←に。情報が多すぎて、橋下発言に関してはまだエントリーにまとめ切れていないでいる。
11日朝日新聞14面。記者有論。真鍋記者は慰安婦とアメリカにおける奴隷制度、日系人強制収容所を同列に扱っている。佐藤優氏も同じような主張をしていた。僕は、まさにこの点について問題提起した。慰安婦の利用を正当化はできない。これは反省しなければならない。
— 橋下徹さん (@t_ishin) 2013年6月11日
しかし慰安婦について事実が明確化されていない。奴隷制度や日系人強制収容所と同じようなものだったのか。国家の意思として拉致・人身売買があったのか。慰安所内において個別に暴力があったり、慰安婦の方が意に反して大変な苦痛を味わったことは事実である。
— 橋下徹さん (@t_ishin) 2013年6月11日
しかしそれは他国の軍隊も利用していた戦地の施設も同じような状態だった。暴力もあっただろうし、意に反して強制的に仕事をさせられていたこともあるだろう。これらの過ちは二度と繰り返してはならない。ところが他国の軍隊が利用していた施設のことは取り上げられない。
— 橋下徹さん (@t_ishin) 2013年6月11日
それは日本軍が利用していた施設だけが、国家の意思として女性を拉致し、人身売買していた施設だと世界に認識されているからだ。だから真鍋記者も、奴隷制度や日系人強制収容所と同じ扱いにする。では他国の軍隊も利用していた現地施設も、奴隷制度や日系人強制収容所と同じという認識なのだろうか。
— 橋下徹さん (@t_ishin) 2013年6月11日
世界各国は、そのような認識はない。世界各国が戦時利用していた施設や女性は、日本軍が利用していたものとは違うという認識である。本当にそうなのか。僕は慰安婦について事実を明確化すべきだと主張しているのはこの点である。国家の意思として拉致、人身売買があったのかなかったのか。
— 橋下徹さん (@t_ishin) 2013年6月11日
河野談話は事実があいまいになっている。ゆえに、世界からは、日本の国家意思として女性を拉致し、人身売買したと認識されている。まさに日系人強制収容所と同じように。ところが2007年の閣議決定や当時河野談話作成に関与した石原信雄官房副長官は国家の意思としての拉致・人身売買を否定している
— 橋下徹さん (@t_ishin) 2013年6月11日
慰安婦の利用は過ちであり二度と繰り返してはならない。しかし、慰安婦の事実については明確化しなければならない。施設内で暴力はあっただろうし、女性が意に反して仕事に就かされていたのであろう。しかし、それは戦時、他国の軍隊も利用していた施設や女性も同じだ。
— 橋下徹さん (@t_ishin) 2013年6月11日
世界から、日本のみが特殊に扱われているのは、国家の意思として女性を拉致し、人身売買したと思われているからだ。この事実の有無について明確化しなければならない。それは日本の責任回避のための議論ではない。日本だけが特殊扱いされるべきかどうかの議論だ。
— 橋下徹さん (@t_ishin) 2013年6月11日
アジア平和女性基金において日本の首相もおわびの手紙を出しています。慰安婦の方にはお詫びをしなければなりません。お詫びと事実の明確化は別の話です。 RT @gintatakamatsu: 日系人収容所では、アメリカは大統領自筆の書簡をつけて、関係者に謝罪しましたよ。
— 橋下徹さん (@t_ishin) 2013年6月11日