2013/08/04

[報道] 挺対協と朝対委、中国で討論会開催へ


北朝鮮(朝対委)、挺対協と中国で「日本の反民族的、反人倫的行為を暴露・断罪する多様な連帯活動を展開する」ことで意見が一致。

北朝鮮韓国団体に慰安婦問題討論会の開催提案

旧日本軍の従軍慰安婦問題の解決を目指す市民団体「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」は4日、北朝鮮の団体から慰安婦問題に関する討論会の開催提案を受けたと明らかにした。

提案したのは、北朝鮮の「朝鮮日本軍性奴隷および強制連行被害者問題対策委員会(朝対委)」。朝対委は今月29日ごろ、中国遼寧省・瀋陽で日本の性奴隷犯罪、歴史歪曲(わいきょく)、独島領有権主張、軍国主義復活などをテーマとした討論会の開催を提案した。討論会には南北の団体および海外女性団体が出席するとしている。

挺対協は5月に朝対委委員長宛てに、今月13日にソウルで開催する慰安婦問題の国際シンポジウム出席と9月に開かれる国連人権理事会定例会議への南北共同出席を要請する文書を送っている。文書は韓国統一部の許可を受けて送付した。

これに対し、朝対委は先月31日に返信を送り、「日本の反民族的、反人倫的行為を暴露・断罪する多様な連帯活動を展開することで意見が一致した」と討論会の開催を提案してきた。挺対協によると、現在の南北情勢を踏まえると、北朝鮮の出席者が韓国を訪問するのは難しいため中国での討論会を提案してきたという。

挺対協は「提案の内容を実行できるよう、積極的に議論し返答する計画だ」と話した。