2013/08/31

慰安婦像設置運動の影の主役は中国系? (古森義久)


一目で古森記者のものと分かる記事。彼は一貫して敵の本体は中国系だと主張していたと思う(最近、彼のブログを覗いていないので断言は出来ないが)。古森記者は、真の主役である世界抗日戦争史実維護連合会が正体を現したと書いているのだが、本当に抗日連合会がそれほど大きな働きをしたのなら、韓国メディアにも何らかの言及があったのではないかという気がする。アルメニア系との関係は浮上していたが、中国系についての記事は印象にない。抗日連合会の本拠地がカリフォルニアであるだけに、イグナシアス・ディンが個人的に助力したという事なら十分あり得るとは思うが、古森記者は少々おっちょこちょいな所があるので、少し慎重に聞いておいた方がいいかもしれない。ミルピタス市でも同様の動きがあると彼は伝えている。

米国にいる日本攻撃の主役 “中国系”反日組織の実態 慰安婦像も…

米国カリフォルニア州南部のグレンデール市に慰安婦像が設置されて1カ月が過ぎた。すぐ近くのブエナパーク市での同様の動きは地元在住の日本人たちの明確な反対もあって阻止されたようだ。だがこんどは同州北部のミルピタス市で似た動きがあるという。

日本非難を露骨にしたこんな活動を米国内で一貫して進めるのは一体、だれなのか。日本側では単に「韓国ロビー」というだけで、その実態は伝えられない。

すでに慰安婦碑を建てた東部のニュージャージー州などでの動きを含めて表面に出るのは、ごく少数の韓国系米国人の名と特定地域で旗揚げした「カリフォルニア州韓国系米国人フォーラム(KAFC)」というような新参の団体名だけなのだ。全米規模で機能する韓国系組織の存在は感じられない

そんなことをいぶかっていたら真の主役がやはり顔を出してきた。中国系在米反日組織の「世界抗日戦争史実維護連合会」(抗日連合会)である。

抗日連合会はカリフォルニアやニュージャージーでの慰安婦像などの設置を自己の活動の「最新の前進」として自サイトで公式に発表したのだ。米国各地での慰安婦像の設置を今後も推進すると宣言していた。

しかも抗日連合会の創設者で現副会長のイグナシアス・ディン氏は、グレンデールの慰安婦像に関する中国共産党直轄の英字紙「チャイナ・デーリー」の長文記事で、設置運動の最高責任者のように描かれていた。

この記事は抗日連合会の元会長、アイビー・リー氏の「慰安婦問題では中国も犠牲者なのだ」という言葉をも強調していた。だからグレンデールでもこの中国系組織が韓国系を背後から全面支援していたというのである。

米国下院の2007年の慰安婦決議も抗日連合会が最初から最後まで最大の推進役だった。同連合会は1990年代からカリフォルニア州会議員だったマイク・ホンダ氏に慰安婦をはじめとする日本の「戦争での罪悪」を教示し、州議会で日本糾弾の決議を採択させた。

 ホンダ氏が2000年に連邦議会の下院選に立った時はディン氏、リー氏ら抗日連合会の幹部たちは選挙資金を集中的に寄付した。その後、ホンダ氏は下院に慰安婦決議案を4回も出したが、その内容は同連合会との完全な合作だった。

 抗日連合会は1994年に、中国政府と連携した中国系米人たちによりカリフォルニアを本部に設立された。「日本に戦争での残虐行為を謝罪させ、賠償させる」ことを主目的とし、南京、捕虜虐待、731部隊、慰安婦を挙げてきた。戦犯裁判や対日講和条約での日本の責任受け入れを一切、認めない点で明白な反日組織である。

 だから抗日連合会は米国での慰安婦問題での日本叩きはもう20年近くの超ベテランなのだ。ちなみにその活動の頂点に立つディン氏は今年6月、橋下徹大阪市長の慰安婦発言を非難するサンフランシスコ市議会の決議案も自分が起草したと述べている。

 グレンデールの実情に詳しい在米26年のビジネスマン、今森貞夫氏も「地元では、韓国系だけでは組織も活動も希薄で、抗日連合会に扇動され、指導された構図が明白だった」と語る。

 米国を利用してのこの慰安婦問題は日本への汚辱を世界に、そして日本の後世に、残そうとする意図が露骨である。そんな対日攻撃への備えでは主敵がだれなのかの認定がまず重要だろう。(ワシントン駐在客員特派員 古森義久)

Zakzak 

6 件のコメント:

  1. 07年に米下院対日非難決議121号が採択された際、マイク・ホンダが「世界抗日戦争史実維護連合会」から政治資金を受けているという報道がありましたな。読売新聞07年3月16日朝刊の記事で、下記「バ韓国資料室」にも収録してあります。

    バ韓国資料室
    http://www.howitzer.jp/korea/page01.html

    支那は89年の天安門事件のあと、改革解放を進めてきた鄧小平派と陳雲を中心とする保守派の対立が鮮明になり、保守派は江沢民(上海閥)を主席に据えることに成功、鄧小平は死ぬ寸前に江沢民の後継者にコキントウ(団派)を据えて、江沢民の次期主席指名権を奪い保守派の押さえとして世を去った。

    胡耀邦と趙紫陽の2枚看板を失っていた鄧小平としては、これが精一杯だったでしょう。一方、江沢民は共産党の延命措置として、1)共産党幹部の子弟たち(太子党)に好き勝手に金儲けをさせる、2)日本を悪者にして内憂を外患に転じる、の二つをやった。

    このあたりの事情は、「中国の終わりの始まり」(黄文雄・石平共著、徳間書店)に詳しく記述されています。

    コキントウの時代に一時的に対日関係が良くなったこと、江沢民の時代にアイリス・チャンが「レイプ・オブ・ナンチン」を書いて売り出した(「上海閥」が大量に本を買い取って無理やりベストセラーにした)ことと考え合わせれば、上記の事情は肯けるし、韓国ロビーの後ろに支那ロビーがあってもおかしくないですね。むしろ、それが自然。

    上海にあるという「抗日戦争博物館」だとか、世界各地で「南京大虐殺」を常時上映しているという「孔子学院」だとか、江沢民の時代に始まったものですよ。別の見方をすれば、悪い日本に勝利したという大儀名分がないと共産党を維持できなくなっているのが支那の本当の事情なわけです。

    まあ、もうじき支那経済はバブル崩壊でガタガタ、韓国経済も一緒にドカ貧だから、ざまあみやがれ、こっちは高みの見物だい、という感想しか持ちませんが。

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    1. 抗日連合会が動いていても不思議ではありませんね。もっとも、手柄を横取りしようとした可能性も。

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  2. アメリカ国内だけではなくて、韓国の国内が北派と南派の激しいせめぎ合いになっていて、もしかしたら韓国は北によって統一されつつあるのではないのかと・・・教科書のところで少し書きましたが、国定教科書の表紙に日本人の写真が複数紛れ込んだのは意味深です。北の方が南より悪い、中国の方が欧米より悪いと、そう単純ではないとは思いますが、中国の影響をより強く受けるのはやはり北ですよね・・・

    世界に移住していった中国人は幾つかの移住の波があるのだと思いますが、その多くは共産主義体制から逃げてそしてまた、そうだと言うことにしないとアメリカには表向きは移住できなかったと想像します。ただし、「抗日」の二文字は旧戦勝国も旗印にしていたわけですから、これは便利でしょう。心理作戦としては戦時中とほとんど変わっていませんね。

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    1. >心理作戦としては戦時中とほとんど変わっていませんね。

      ある意味、東アジアでは冷戦が展開されているのでしょうね。

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  3. 小森記者ではありませんが慰安婦騒動と中国をちょっと強引に結び付けてみました。

    韓国の憲法裁判所が 元従軍慰安婦の請求権問題について「韓国政府が措置を講じなかったのは違憲」とする判決を出してから2年。ソウルでは日韓双方の法律家によるシンポジウムが開かれました。

    http://news.tbs.co.jp/20130830/newseye/tbs_newseye2009210.html

    「ソウルで法律家が」って、あたりでもうね。。。

    「今日、日本軍慰安婦問題等に対する本質的な理解を日韓両国及び両国市民間で共有することは極めて重要であると考えます」(川上詩朗弁護士)

    川上弁護士は特に目新しい方ではないようですね。

    「中国人戦争被害者の要求を支える会」
    http://www.suopei.jp/saiban_review/faq/post_582.html

    TBSはニュースの最後にどうして韓国外務省の声明を発表し、そこで思わせぶりに終了するのか。。。

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    1. 日弁連が代表的ですが、日本の弁護士が向こうの反日運動と結びついて色々やるんですよね。それをマスコミが無批判に取り上げてはいけないと思います。

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