ロスで慰安婦像反対運動の陣頭に立つC.R.三宅
「今後、クパティーノ市に、慰安婦像反対派の人々がこれ以上、反対運動を仕掛ける必要はないと考える。むしろ、逆効果になる可能性が高い」「彼らが慰安婦像設置を訴えそうな自治体を早期警戒によって探しだし・・・事前に慰安婦像設置を阻止してゆくという事が大事」
アメリカで騒動の最前線にある三宅氏の忠告は貴重。
韓国側は現地に目や耳(KAPACやKACEといった政治団体)を持ち、国内には挺対協という司令塔が存在する。挺対協は、例えば日本大使館にトラックで突入した「義士」が現れると、すかさず新聞を通じ「日本政府がこれを口実に平和碑(慰安婦像)を威嚇することが可能になる」」と諌めにかかる。アメリカで活動する韓国系の団体は、どのように訴えたらアメリカ人に効果的かを本国に伝える。VANKは留学生の為のプロパガンダ(政治宣伝)マニュアルを作っている。司令塔を持たない日本では、(利敵行為となる)ヘイトスピーチすらコントロール出来ない。
アメリカでの慰安婦騒動を決定づけたのは、2007年に最悪のタイミングで出された日本人有志らによる反論広告であったと言われる。あれが無ければ、アメリカでの今の騒ぎは無かったかもしれない。日本人は、泣き寝入りしてはいけない。だが、戦うなら上手に戦わなければいけない。攻め時か隠忍自重すべき時なのか、NGワードは何か、加減は?日本には、それを教えてくれる弾着観測員のような存在が必要なのだろう。司令塔は望むべくもないとしても。
カリフォルニア州クパチーノで新たな碑の計画が進行中だという話は、どうやらあまり具体的なものではなかったようだ。ただ、産経単独の飛ばしではなく、その前に中国紙が報じていたので、産経はその後追いだったのだろう。
1月6日(月)午前9時から10時までの1時間、念願だったWong市長と面談をしてきました。
1月5日(日)サンノゼ講演を終えた藤井厳喜氏を中心に、L.AからTom陶守氏とChris三宅の三名が市長と面談しました。この市長は香港系チャイニーズの2世である。
[...] 私たちは面談の直前に、「慰安婦像設置」問題が議題に上がっていないという情報をキャッチしていたので、市長に真相を聞いた。
市長は「クパチーノ市では現在のところ市議会は慰安婦像設置問題を市の議題として取り上げる予定はない」と語った。
つまり、12月17日のクパティーノ市議会でのチャイニーズ抗日団体関係者の発言はその後、市議会で協議もされなかったそうだ。この日の訴えはリクエストすれば、市民を含めて、誰でも3分間発言ができる機会を与えられるというものだ。これを設置派の人が利用しただけである。
我々の仲間がたまたまその模様をビデオで見たのであろう。そして拡散し、それを産經新聞が報道したようだ。
私が愛読している産經新聞なのだが、ちゃんとクパティーノ市役所に電話を入れるなり、直接メールで確かめるなりしてからから記事を書いてもらいたかった。特に日韓、日中問題は、ちょっとした誤報によって、日本の国益を失うこともある。今後、反省して慎重に扱っていただきたい。
まず、クパティーノ市の議題(AGENDA)に載っていないという事は、議論する予定そのものがないという事である。当面、慰安婦像設置の心配はない。
不思議な事に、推進派のバリー・チャン市議会議員も敢えてこの問題を市議会の議題に乗せようとはしなかった。恐らく、準備不足で時期尚早と見たためなのか?
市長との1時間の会談並びにその他の情報筋からの情報を総合すると、市議会は今のところ4対1で慰安婦像設置反対派が多数であると推測する。
Wong市長は、我々と喜んで1時間を会談に割いてくれたが、温厚な思想の持ち主で、様々な意見に耳を傾けるタイプである。その為、市長としては、このまま放置しておいてもらえれば、この問題は自然に消滅すると考えているのであろう。
Wong市長は、中国系だが、アメリカ生まれのアメリカ育ちである。アメリカン・デモクラシーの考えが身についている。
クパティーノ市とグレンデール市との大きな違いは、クパティーノは姉妹都市との交流が盛んだと言うことです。愛知県豊川市との学生交流も積極的に行っている。市長の12歳の娘さんも豊川市でのホームステイ体験者である。豊川市の市長とも時折、ラインで電話交流するそうだ。[...]彼は小さなコミュニティーにこのような国際的な論争を持ち込んで、市の平穏を乱したくないと考えている。[...]Wong市長としては、反対派の日本人が騒ぎすぎると推進派を刺激して、逆効果になると考えている。
私たちは今後のこともあり、藤井厳喜氏、Tom陶守氏、Chris三宅が、「なぜ慰安婦像設置が望ましくないか」という嘆願書を持参し、Wong市長に手渡した。
今後、クパティーノ市とは我々も、在S.F日本総領事館も関係を強化していけばいい。
最悪、Wong市長の思惑が外れて、この問題が再浮上するようであれば、様々な抗議運動を強化し、展開すればいい。
我々としては、当面このWong市長の状況判断を信じて良いと思う。今後、クパティーノ市に、慰安婦像反対派の人々がこれ以上、反対運動を仕掛ける必要はないと考える。むしろ、逆効果になる可能性が高いからだ。
具体的には、これ以上、大量のE-mailの抗議状を送ったり、市長や市会議員の面会を求める運動は差し控えていただきたい。そういった動きが、反日勢力の耳に入ると、彼らも積極的に騒ぎだし、その結果、議題にせざるを得ない状況に追い込まれるのだ。
忘れて困るのは、この地域は反日勢力の本拠地である。そして、2007年、米国下院で「慰安婦決議案」を可決した中心人物のマイク・ホンダの選挙区でもある。
韓国ロビーのみならず、世界抗日連合などのチャイナ・ロビーは、引き続き、慰安婦像設置を計画していると思われる。
そこで、次の活動のターゲットとしては、彼らが慰安婦像設置を訴えそうな自治体を早期警戒によって探しだし、これに先制攻撃を加える事によって、事前に慰安婦像設置を阻止してゆくという事が大事であると思う。
この場合、姉妹都市提携があれば、日本の姉妹都市経由で問い合わせをしたり、事前警告を発したりすると効果的ではないかと考える。
(以下略)
L.A発、よみがえれ我が祖国・日本! 2014.1.9