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2012/01/17

[参考]学校での柔道事故 中高生114人死亡


これが、慰安婦問題とどう関係するのか?まぁ色々と。「慰安婦問題の専門家」は様々な理屈を持ちだしてくるので。

追記 1月21日:名古屋市教育委員会は、授業での足技、乱取りを禁止した。
柔道、中高生114人死亡していた…名大調査

学校での柔道事故を巡っては、受け身の習得が不十分なまま投げ技練習に参加したり、頭を打った後に適切な救急措置を受けられなかったりした生徒が死亡するケースが後を絶たない。

名古屋大の内田良准教授(教育社会学)によると、柔道事故で死亡した中学、高校生は1983~2010年度の28年間に全国で114人(中学39人、高校75人)。中高ともに1年生が半数以上を占め、計14人が授業中の死亡例。また、後遺症が残る障害事故も83~2009年度で275件あり、3割は授業中だった。

中学の部活動における競技別の年間死者数(2000~09年度の平均、10万人当たり)を見ると、柔道が2・376人で、2番目のバスケットボール(0・371人)に比べても圧倒的に多い状況だった。死亡原因の大半は頭部外傷で、内田准教授は「首の筋力などが未発達なうちに、安易に立ち技や乱取りを行わせるのは危険」と警鐘を鳴らす。

2012.1.17 読売新聞

中学柔道授業で足技、乱取り禁止…名古屋市教委

名古屋市立高校の柔道部で昨年6月、1年生の男子部員が練習中に頭を打ち、翌月に死亡した事故を受けて、市教育委員会は、新年度から中学1、2年男女の体育で必修化される柔道の授業で、「大外刈り」など後方に倒れて頭を打つ可能性がある足技を行わない方針を固めた。

市教委によると、18日に臨時開催した安全指導講習会の後で、担当者が対応を検討。市立高の柔道部員が大外刈りによる急性硬膜下血腫で死亡したことを重く受け止め、中学生の段階では柔道の習熟度が低い点も考慮し、大外刈りや大内刈りなどの足技のほか、互いに技をかけ合う「乱取り」も行わないことを決めた。

安全対策の強化を図ったもので、文部科学省にも了承を得ているといい、今後、市の教育課程に明記した上で、各中学校に周知させる。

読売 2012.1.21

2011/12/29

[参考] 柔道で命を落とす中高生



発信箱:子供たちのために=落合博

想像してほしい。朝いつものように元気に登校した我が子が夕方には記憶をなくし、言葉をなくし、一人では立つこともできない状態になった時の親の気持ちを。

横浜市内の中学に通っていた3年生の男子生徒は7年前、柔道部の練習で男性顧問教諭との乱取りの最中に意識を失った。急性硬膜下血腫と診断され、脳に障害が残った。柔道では頸(けい)動脈を絞めて失神させることを「落とす」という。男子生徒は7分間に2度も落とされ、その度に起こされては休む間もなく投げられ続けた。

柔道による事故が後を絶たない。昨年度までの28年間に中学、高校で114人が亡くなっている。顧問教諭の過失を認定した民事訴訟判決の後、男子生徒の父親は「指導者は子供の命を預かっていることを自覚して医学的なことなどを学んでから教育の現場に立ってほしい」と訴えた。

脳は鍋の中の豆腐のようなもの。外部から急激な圧力が加わると頭蓋骨(ずがいこつ)と脳との間にずれが生じ、引っ張られた静脈が破裂して出血する。これが急性硬膜下血腫だ。頭をぶつけなくても起こる。首の据わらない乳幼児が揺さぶられて死に至るのと同じで、男子生徒の場合、自分の首を支えられないほど、ふらふらな状態だった。

どうしたら柔道事故をゼロにすることができるのか。脳神経外科医らは、脳しんとうを起こしたら練習をただちにやめ、最低1週間は練習に参加させないことや、医学的知識を持った指導者の育成などのほか、マウスガードの着用を勧めている。歯をかみ合わせて首の緊張を高めることで頭部の揺さぶりを抑えることができるという。

来春、中学の授業で柔道などの武道が男女とも必修になる。安全対策が十分でないならば、延期を検討すべきだ。次代を担う子供たちのために。(論説室)

毎日 2011.12.29 東京朝刊