当たり前である。死後も元性奴隷として歴史に名を残すのである。お婆さんたちだって性奴隷などと呼ばれたくないだろう。東日本大震災に見舞われた日本の為に募金するとか、遺(財)産を慰安婦博物館の為に寄付するとか、「ハルモニの発案」とされるものの多くは、実は挺対協の・・・ユン・ミヒャンのアイディアなのだろう(孫にチヤホヤされながら、年金と遺産を丸ごと持って行かれる高齢者は、日本にもいる)。国内外の様々な場所に出て行っては、挺対協のスポークスウーマンの役割を果たしてきたハルモニだったが(挺対協に反発した慰安婦は、社会的に抹殺された)、これだけは譲れなかったらしい。
韓国政府に要望書を手渡す(2011)。本人たちの意志なのか?
挺対協のユン・ミヒャン代表が立ち会う(矢印)
動機が不純なのである。性奴隷という呼称に拘るのは、そちらの方が日本に対するネガティブキャンペーンに効果的だからに過ぎない。慰安婦に対して(中傷的な意味合いでなくとも)売春婦という言葉を使えば、ハルモニの名誉を傷つけたと大騒ぎをする。その同じ連中が、ハルモニが嫌がっているのを知りつつ、なんとしても「性奴隷」と呼ばせようとしているのは、反日が全てに優先するからだ。
挺対協に遺(財)産を寄付するハルモニ
受け取っているのは、挺対協のユン
そもそも、慰安婦という言葉は外来語ではあるが、れっきとした韓国語なのである。山下ヨンエ(英愛)によれば、慰安婦という言葉は70年代まで韓国で外国人兵士相手の売春婦の名称として普通に使われていたという(軍隊と性暴力 P.309)。「ハルモニ」たちが日本軍によって利用されたのは、数年間だったが、運動家たちは彼女たちが全員鬼籍に入るまで利用するだろう。その死後も利用し続けることは想像に難くない。
米兵相手の慰安婦は、なんと呼ぶつもり?
日本軍慰安婦が全員他界すれば、堂々と「性奴隷」という用語を使える。それまでの辛抱ということになろうか。もっとも、彼女たちよりも若い韓国軍慰安婦はまだまだ健在であるはずだが、彼女たちを性奴隷と呼ぼうとは考えないだろう。・・・利用価値がないから。
「性奴隷表現も嫌」…日本の真の謝罪が解決法「慰安婦ハルモニら『性奴隷』名称に強い拒否感
日本軍慰安婦を「性奴隷」に変えて呼ぶという政府方針が傷跡に塩をすり込むように辛い論議を呼び起こしている。 単純な用語問題でなく本質を見なければならないという主張があるかと思えば、日本の真の謝罪が解決法であることを分かりながらこれを解決する考えのない政府が、とんでもなく用語に執着するという指摘もある。
被害ハルモニは「米国務長官の一言に外交通商部長官が『軽挙妄動』している」として失望感を表わしもした。 これらは「『慰安婦』は日本が、『性的奴隷』は米国が話すが、被害者の私たちは用語一つも決められないでいる」として政府の考えのない対応を強く批判した。
14日午後京畿広州市、退村面、ウォンダン里にある慰安婦ハルモニ憩い場ナムヌの家。 先月キム・ファソン・ハルモニが86才で亡くなったから、今は8人の慰安婦ハルモニが共に生活している。
これらと慰安婦名称を置いて対話をした。 最近ヒラリー・クリントン米国国務長官が「すべての文書に『慰安婦(Comfort Women)』の代わりに「強要された性的奴隷(Enforced Sex Slaves)」という表現を使うことを」指示し、キム・ソンファン外交通商部長官が「用語変更を検討する」とある情況を伝えた。 お婆さんらは大部分「それは大ではない。 謝罪が本質」と口をそろえた。 イ・オクソン(85)ハルモニは「慰安婦という言葉は日本が作り、性奴隷という言葉は米国人の口から出た。 私たちは何を作ったのか」としながら「死ぬ前に一言謝罪を聞きたいが、知らぬ存ぜぬの政府が情けない」と話した。
カン・イルチュル(84)ハルモニは「強制的に連行されて奴隷生活をしたので奴隷ではないか」としながらも、「被害者は私たちだが、用語一つまで日本とアメリカが決める現実が残念だ」と吐露した。 パク・オクソン?(88)ハルモニは「慰安婦でも、性奴隷も恥ずかしいのは同じだ。 何と呼んでも関係ない。 一でも解いてくれ」と声を荒げた。 ユ・ヒナム(84)ハルモニは「性奴隷は間違いではないが、また傷を触る言葉は考えることも嫌だ」と話し、ペ・チュンヒ(89)ハルモニは「あえて変える必要があるのか?」と問い返した。 耳が遠くて話をよく理解できないキム・スンオク(90)・キム・クンジャ(86)ハルモニは別に意見をいわなかった。 彼らの風は素朴だった。 用語以前に胸の一を洗ってくれる日本の謝罪を聞くことが何より切実に見えた。
アン・シングォン ナムヌの家所長は「数年前から提起されたにもかかわらず反応さえなかったのに米国国務長官の一言にいきなり変えると出るのは何の形態か」としながら「政府が慰安婦問題を解決する意志がない証拠」と批判した。 彼は「慰安婦は加害者の用語で、本質的には性的奴隷という話が合う」としながら「日本軍強制動員被害者」という表現を提案した。
大義のために対外的に性的奴隷という用語を使う必要があるという見解もあった。 ハルモニを世話するパカンへ(50・女)漢陽(ハンヤン)サイバー対社会福祉学部実習生は「米国人の友人に『性奴隷』と説明したらすぐ理解したよ」としながら「国際的に知らせるには性的奴隷という表現が的確だ」と話した。
ソウル新聞 2012.7.16
“성노예 표현도 싫다… 日 진정한 사과가 해법”
위안부 할머니들 ‘성노예’ 명칭에 강한 거부감
일본군 위안부를 ‘성노예’로 바꿔 부르겠다는 정부 방침이 생채기에 소금을 뿌린 듯 쓰라린 논란을 불러일으키고 있다. 단순한 용어 문제가 아니라 본질을 봐야 한다는 주장이 있는가 하면, 일본의 진정한 사과가 해법임을 알면서도 이를 해결할 생각은 하지 않는 정부가 엉뚱하게 용어에 집착한다는 지적도 있다.
피해 할머니들은 “미 국무장관 한마디에 외교통상부 장관이 ‘경거망동’하고 있다.”며 실망감을 표하기도 했다. 이들은 “‘위안부’는 일본이, ‘성노예’는 미국이 말하는데, 피해자인 우리는 용어 하나도 못 정하고 있다.”며 정부의 개념 없는 대응을 강하게 비판했다.
지난 14일 오후 경기 광주시 퇴촌면 원당리에 있는 위안부 할머니 쉼터 나눔의 집. 지난달 김화선 할머니가 86세로 유명을 달리한 이후 지금은 8명의 위안부 할머니들이 함께 생활하고 있다.
이들과 위안부 명칭을 두고 대화를 했다. 최근 힐러리 클린턴 미국 국무장관이 “모든 문서에 ‘위안부’(Comfort Women) 대신 ‘강요된 성노예’(Enforced Sex Slaves)라는 표현을 사용할 것”을 지시했고, 김성환 외교통상부 장관이 “용어 변경을 검토하겠다.”고 한 정황을 전했다. 할머니들은 대부분 “그게 대수가 아니다. 사과가 본질”이라고 입을 모았다. 이옥선(85) 할머니는 “위안부라는 말은 일본이 지었고, 성노예라는 말은 미국인 입에서 나왔다. 우리가 만든 것은 무엇이냐.”면서 “죽기 전에 사과 한마디 듣고 싶은데, 나 몰라라 하는 정부가 한심하다.”고 말했다.
강일출(84) 할머니는 “강제로 끌려가 노예생활을 했으니 노예 아니냐.”면서도 “피해자는 우린데 용어 하나까지 일본과 미국이 정하는 현실이 안타깝다.”고 토로했다. 박옥선(88) 할머니는 “위안부도, 성노예도 치욕스럽기는 마찬가지다. 뭐라 불러도 상관없다. 한이나 풀어달라.”고 목청을 돋웠다. 유희남(84) 할머니는 “성노예가 틀린 말은 아니지만 다시 상처를 건드리는 말은 생각하기도 싫다.”고 말했고, 배춘희(89) 할머니는 “굳이 바꿀 필요가 있느냐.”고 되물었다. 귀가 어두워 말을 잘 알아듣지 못하는 김순옥(90)·김군자(86) 할머니는 따로 의견을 말하지 않았다. 그들의 바람은 소박했다. 용어 이전에 가슴의 한을 씻어 줄 일본의 사과를 듣는 것이 무엇보다 절실해 보였다.
안신권 나눔의 집 소장은 “수년 전부터 제기됐음에도 반응조차 없더니 미국 국무장관의 말 한마디에 대뜸 바꾸겠다고 나서는 것은 무슨 행태냐.”면서 “정부가 위안부 문제를 해결할 의지가 없다는 증거”라고 비판했다. 그는 “위안부는 가해자의 용어이며, 본질적으로는 성노예라는 말이 맞다.”면서 ‘일본군 강제 동원 피해자’라는 표현을 제안했다.
대의를 위해 대외적으로 성노예라는 용어를 사용할 필요가 있다는 견해도 있었다. 할머니들을 돌보는 박항혜(50·여) 한양사이버대 사회복지학부 실습생은 “미국인 친구에게 ‘성노예’라고 설명했더니 금방 이해하더라.”면서 “국제적으로 알리기에는 성노예라는 표현이 적확하다.”고 말했다.
글 사진 이영준기자