2013/04/07

慰安婦少女を探せ


世界中に慰安婦像を建てるのだと張り切っている挺対協。手始めにシンガポールに設置が決まったとぶち上げたが、シンガポール政府は「そんなことは、言っていない」と。で、その像はどこへ行ったのかというと、京畿道のとある市役所に仮住まいしているらしい。

悲惨さを強調してデザインしたはずが、
最近ではすっかり物持ちに

「連れてこられた時と同じく、何も履いていない素足のまま」というのは、日本軍に「強制動員」された時のまま、という意味だと思うが、元々の案ではふっくらした可愛い少女だったのが、悲惨さを強調する必要があるとして裸足にひん剥かれたという経緯がある。ところが、日本大使館前にあるオリジナルには市民が帽子を被せたりマフラーを巻いたりするものだから(現金のお年玉をもらったこともある)、オスカー・ワイルドの幸せの王子みたいになってしまった。しかしこちらの王女様は、着膨れするは、命を削って奉仕するはずのツバメ(市民団体)は肥え太るわ。クローンは出来るわ・・・。

日本大使館前の像は靴下まで履いてる

もっとふっくらとした少女の予定だったが、
悲惨さを強調する為に変更

高陽市役所にも元日本軍慰安婦の少女像設置

「あれ、同じものがもう一つあるじゃん」

24日午後、京畿道高陽市舟橋洞(キョンギド・コヤンシ・チュギョドン)の高陽市役所3階の廊下を通り過ぎる人々が見慣れた彫刻像を注意深く見ている。首をかしげながら彫刻像の前後を几帳面に見歩いては、携帯電話を取り出した写真を撮り続ける。ここにある彫刻像は他ならぬ日本軍慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」。先月28日、「高陽市役所ギャラリー600」が開館する時に設置された。少女像を一目見ようとわざわざ市役所まで足を運ぶ市民もいる。

平和の少女像は、ソウル鐘路区の在韓日本大使館前にある。11年12月、慰安婦被害者の水曜集会1000回を記念するため、キム・ウンソン―キム・ソギョン作家夫婦が作った。130センチ前後の大きさで主な材料は青銅だ。チマチョゴリにおかっぱの13~15歳の痩せた少女の姿だ。

椅子に座っている少女は連れてこられた時と同じく、何も履いていない素足のままだ。彼女は笑っていない顔で拳をにぎっている。少女の隣の空いている椅子は既に亡くなった慰安婦被害者を意味する。陰の中の少女は腰の曲がったおばあさんの姿だ。陰には生き返ることを意味する白い蝶1匹が入っている。死んでも忘れられないという意味だ。

作家のキム・ウンソンさんは、「少女像は数十年間胸の中に隠していた恨みを取り出して、日本の蛮行を責める慰安婦被害者の勇気を尊重するという意味で作った」と話した。

在韓米大使館前の銅像と高陽市役所の銅像とはどのような関係があるだろうか。高陽市役所の少女像も同様にキム・ウンソン―キム・ソギョン作家夫婦が製作したものだ。ただ、製作時期が1年ぐらい遅い。

作家は昨年、市民団体の要請で日本軍慰安所が設置されていたシンガポールに少女像を建てることにして製作に入ったが、1月末、シンガポール政府が設置を拒否した。結局、少女像はいくつかの展示会に設置されてから、先月オープンした「高陽市役所ギャラリー600」に置かれるようになった。少女像は5月、湖水(ホス)公園の内部に新しく建てられる高陽市600年館へ移される。

東亜日報 2013.3.25