2011/12/17

チョン・モンジュンの巧言令色



鄭夢準(チョン・モンジュン)。この人は2002年ワールドカップの招致合戦のことがあるので、あまりいい印象がなかったが、やはりこういう人なのだろう。「慰安婦問題を解決しなければ、歴史を否定することにな」るとか「北東アジアの真の平和」だとか中身のない言葉が踊る。「慰安婦問題は人類歴史上最も醜い犯罪(위안부 문제는 인류 역사상 가장 추악한 범죄)」と言っていた彼が「日本の名誉の為にも」などと言うのを聞いて不快に思わない日本人がいるだろうか?

こういう人(しかも本人でなく、彼に近い関係者)が「大統領は◯◯すると述べた」などといっても、十中八九嘘か誇張だろうと思ってしまうが、案外本当だったりするらしい。彼が慰安婦問題で策動を始めた(下の「チョン・モンジュン」タグをクリック)のは、比較的最近のことではないか。今頃になってなぜ?


李大統領「慰安婦問題、積極的に取り上げる」

李明博(イ・ミョンバク)大統領は、17・18日の両日に日本を訪問する際、旧日本軍の慰安婦問題について積極的に取り上げる意向を示したことが、16日明らかになった。

与党ハンナラ党の鄭夢準(チョン・モンジュン)元代表に近い関係者は「李大統領が16日、鄭元代表に電話を掛け『(今回の訪日に際し)慰安婦問題を積極的に取り上げる』と述べた」と語った。

鄭元代表は最近、李大統領に手紙を送り「慰安婦問題は被害者たちの人権や名誉回復のためにも解決されなければならないが、同時に日本の名誉のためにも解決されなければならない。韓日両国の未来のためにも、日本による最小限の措置が講じられなければならない」と主張した。

その上で「慰安婦問題を解決しなければ、歴史を否定することになり、その場合、北東アジアの真の平和を実現するのは難しい。この問題について、韓国政府の強い意思を伝えてほしい」と要請した。李大統領は、鄭元代表の手紙に対する返事として、訪日を前に電話を掛けたというわけだ。鄭元代表は今年8月、日本の菅直人首相(当時)にも手紙を送り、慰安婦問題の解決を求めている。

金時現(キム・シヒョン)記者