KBS2のドラマ「ガクシタル」は放映開始当初から視聴率が高かったらしいが、その勢いはさらに増しているという話である。第20話は慰安婦強制連行の話で、魂を揺さぶられた視聴者も多かったようだ(あとで紹介する)。
この書き起こしは、英語字幕(いわゆるfan sub)を日本語に訳したものなので、正確ではないかもしれない。NHKで放送されるようなことになったら、その時、見直そうと思う。また、自分はドラマを通して見ていないので、粗筋しか把握していないし、登場人物の肩書き等、間違いも多いと思う。
最近では、日本軍が家に押し入って来て娘を拉致して行くという風には、韓国でも思われていないらしい。慰安婦以外に目撃証言がないのだから、さすがに疑わしいと思われたか。代わって出て来たのが、「民間業者にやらせた」というパターン。ノウハウのない軍が娼家を運営するのは無理ということで、業者にアウトソーシングしたのは事実である。しかしそれを、行政機関が表に出ることなく民間人に慰安婦の「強制連行」業務を代行させていた、というもの。
ドラマを通じて、韓国では「慰安婦の強制連行」とはどのようなイメージで語られているのかが確認できる。もちろんドラマの為に幾らか脚色されている可能性もある。しかし、自分がネットでやり取りした韓国系に人々の語るイメージとも大体一致している。
第20話から、まずは朝鮮総督府で慰安婦強制連行が謀議されるシーン。この後に、実際の強制連行シーンが3パターンほど出てくるが、それは明日以降に。
朝鮮総督府
朝鮮総督が警察関係者を集め
慰安婦派遣の要請について説明する和田総督
和田朝鮮総督: 今朝、江原道から緊急要請が届いた。北京攻略の為に派遣された兵士たちは現在上海で激しい戦闘の中にいる。中国にいる我が兵士たちはとても強力だ。しかし問題は、我が兵士たちが病気に対して弱いという点だ。(一同苦い顔をする)・・・まぁ聞け。日露戦争以来、最大の脅威は敵の軍隊でもなければ、ゲリラの攻撃でもない。性病なのだ。
流石にこのシーンで「強制された性奴隷」は無理があるだろう
木村警務局長(?): 閣下。現在我々が所有する強制された性奴隷の数を持っても、我が兵士たちの戦意を高揚させられません。新たに清潔で健康的な朝鮮人の性奴隷を選ぶ必要があります。可能な限り早く。そして軍事物資として送るのです。
「慰安婦=軍事物資」ネタは日本発
村山警察署長: 署員が労を惜しまず「軍事物資」を確保いたします。我が軍に補給が行き届くようにいたします。
当時の役人が国際条約との整合性に頭を悩ませたのは事実だが・・・
和田総督: うむ。1925年に偉大な軍事・工業強国と公式に認められ国際連盟に加盟した大日本帝国が、性奴隷や小児愛に反対する立場であることを常に頭に入れておけ。我々や江原道地区の役人たちが直接的に性奴隷の募集に関わっていることは知られてはならない。
やたら軍の名を出すなという通達が出た事があったのも事実だが・・・
木村局長: もちろんです。閣下。我々は民間業者や親日派を利用して募集し、総督閣下や我が兵士たちが関わっていることを完璧に隠蔽します。
吉見教授も「証拠は焼かれた」から「始めから証拠を残さなかった」へシフト
村山署長: 後になって露見しましても、軍と政府が関与していたことを証明することは不可能です。証拠はないのですから。
どうりで探しても証拠が出て来ないわけだ(棒)
和田総督: 後で問題にならぬよう注意深く集めろ。
貧しい娘を選ぶ?後のシーンと矛盾する
村山署長: 承知しました。閣下。我々は貧しく健康な者だけを選びます。
和田総督: よし、よし。素晴らしい!(一同拍手)
基本的なイメージは吉田清治証言を踏襲しているようである
その2 その3(最終回)に続く。