2007年のアメリカの下院決議の際は韓国政府は陰で活動していたが、これからは堂々と市民によるジャパン・バッシングを支援していくのだそうだ。やはり憲法裁判所の決定が大きかったのだろうが、これは韓国ではなく、米国内で進行する対日工作に韓国政府が関わって行くという話である。かなり大胆なことを述べたと思うのだが、日本の世論は相変わらず寛大である。
アメリカでは韓国系の団体が国連で慰安婦決議を採択させようとアメリカの議員らの説得に動いており、既に一部の議員は協力を約束している。これを韓国政府が支援するという。
米国議員を利用し国連による対日批判を実現させるべく工作は続く
戦後世代は歴史知らない=竹島、慰安婦で日本批判-韓国外相
【ソウル時事】韓国の金星煥外交通商相は27日、ニューヨークの国連本部で韓国記者団と会見し、島根県の竹島(韓国名・独島)や従軍慰安婦問題に触れながら、「かつての日本の政治家は、ある程度、自分たちがしたことに申し訳ないとの気持ちがあったが、戦後世代はそのような気持ちがない。これは歴史をしっかりと教えていないからだ」と語った。聯合ニュースが報じた。
金外相は、米メディアとのインタビューで、「独島は植民地支配の最初の犠牲であり、韓国国民は(今回の日本の)言動を第2の侵略と見なしている」と述べたことを明らかにした。その上で、「日本とは協力するが、日本が歴史認識を変えなければ限界がある」と述べた。
慰安婦問題をめぐり在米韓国系住民が目指している国連での決議について、韓国政府も協力する考えを明らかにした。
時事 2012.9.29
慰安婦決議('07米)の時は隠密作戦をとった韓国政府
日本政府は、強制性を認めれば(河野談話)手を打つと言われそれを信じてしまったと言われるが、韓国政府はあまり誠実なカウンターパートではなかったようである。河野談話から14年が経った2007年、韓国政府が日本政府に隠れて何をやっていたか、4年前の韓国紙が暴露している。
こうした成果(引注:慰安婦決議)をあげる過程で、重要な役割を果たした外交官がいる。金殷石参事官だ。...日本が油断していた07年1月下旬ご ろ、ホンダ議員に決議案の発議を頼んだ後、可決に向けた運動を展開する在米韓国人団体などにホンダ議員を紹介するなど、可決に関連したすべての過程を調整 した。
それでも同氏は自分を徹底的に隠した。韓国政府が介入しているとの印象を与えれば、日本が同問題を外交対決の場へ持ち運ぶはずであり、その場合、米下院が負担を感じ、処理を保留するかも知れない、と判断したからだ。
中央日報日本語版 2008.1.8