2012/10/03

[資料] 櫻井よしこ(国家基本問題研究所)の提言


「性奴隷」表現の削除求めよ 国家基本問題研究所が官邸に緊急提言

民間のシンクタンク「国家基本問題研究所」(理事長・ジャーナリストの櫻井よしこ氏)は2日、「野田佳彦首相は慰安婦問題で正しい対外発信をせよ」とする緊急提言を発表した。

提言は、9月23日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルに掲載された首相のインタビュー記事が、慰安婦について「性奴隷」(sex slaves)との表現を使用していると指摘。首相官邸に対し、「ただちに同紙に対し『性奴隷』という表現をウェブ版から削除するよう求めるとともに、経緯を国民に説明してほしい」と求めた。

また、首相がインタビューで、日本軍による朝鮮人女性の強制連行と売春強要の事実はないと否定しなかったことに言及。「今後、あらゆる機会で『軍による強制連行』などなかったという最も重要な事実の指摘を忘れてはならない」と戒めている。

提言はこのほか、元慰安婦へのさらなる償いについて韓国側と「水面下でやりとりしている」と述べたことに関しても、「外交交渉の手の内を明かす必要はどこにあるだろうか。日本は小出しの対応で禍根を残すのではないだろうか」と懸念を示している。

産経 2012.10.2