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2015/05/27

ハルモニ、韓国軍慰安婦(第5種補給品)像送られ告訴


維新政党新風の鈴木信行の仕業らしいのだが、「杭テロ」事件に続き、彼が訴えられるのは二度目。朝鮮日報は「兵士を相手にする売春女性を意味する隠語」と言うが、これは日本語ではない。なんのことはない、韓国軍が自分たちの慰安婦を第5種補給品と呼んでいたのである。そういえば、イ・ヨンフン教授もかつて米軍慰安婦とハルモニ(日本軍性奴隷)を一緒にしたという理由でバッシングされていたが、国民的アイドルと「(ドルを稼ぐ)愛国者」を一緒にすることは果たして名誉毀損なのか(厳密に言うと、基地村売春婦と韓国軍慰安婦は異なる)。鈴木の意図は侮辱なのだろうが。

「杭テロ」犯の鈴木に対し、KBSは「法曹界では結局、日本の司法当局が送達報告書を送らないなど鈴木を保護していると見ている。国会関係者は『日本の右傾化がひどくなって、日本当局が犯罪人引き渡しを拒否していると見られる・・・』と主張した」と報じている


「元慰安婦」侮辱する模型送付、日本の活動家を告訴

日本軍の慰安婦だったと主張する女性が共同生活を送る施設に、慰安婦を侮辱する模型を送りつけたなどとして、日本の政治活動家の男性が韓国で刑事告訴されました。

模型が届いた韓国の「ナヌムの家」に暮らす元慰安婦とされる女性10人は、21日午後、ソウル中央地検に告訴状を提出しました。告訴状によりますと、模型は今月19日、郵便でこの施設に送られ、「売春する女性」を意味する「第5種補給品」と記された少女の像などが入っていたということです。

差出人には、東京の政治団体代表を務める日本人男性の名前が書かれていて、女性達はこの男性を名誉棄損などの疑いで刑事告訴しました。男性は、3年前にも韓国にある日本大使館前の慰安婦像に「竹島は日本固有の領土」と書かれた杭を縛りつけるなどして名誉毀損の罪で起訴されています。

TBS 2015.5.21[2]

日本の極右政治運動家、慰安婦を侮辱する国際小包

軍人相手の売春婦を指す「第5種補給品」と表示
「竹島は日本の領土」と書いたくいの模型も同梱

2012年、在韓日本大使館前に設置された慰安婦を象徴する少女像に、政治的な主張を書いたくいを縛り付けた日本の極右政治運動家・鈴木信行氏(49)が、元慰安婦たちが共同生活を送る「ナヌムの家」(京畿道広州市)に、元慰安婦たちを冒とくする少女像の模型や、「竹島(独島)は日本の領土」と主張するくいの模型を送り付けた。

ナヌムの家によると、19日午後4時ごろ、差出人欄に「維新政党・新風 鈴木信行」と記載された小包が国際スピード郵便(EMS)で届いたという。小包を開けると、日本語と英語で「ねつ造禁止」と書かれた紙箱の中に「第5種補給品」という表示とともに、歪んだ表情で膝から下がない高さ12センチほどの少女像の模型が入っていた。「第5種補給品」とは、軍人を相手にする売春婦たちを指す隠語だ。

また日本語で「竹島は日本固有の領土」と書かれた長さ9センチほどのくいの模型とともに、鈴木氏が12年6月、在韓日本大使館前の少女像にくいを縛り付けたところを撮影した写真も入っていた。

ナヌムの家の安信権(アン・シングォン)所長は「鈴木氏のブログを見たところ、今月16日に『韓国の慰安婦博物館に関連物品を贈呈した』という内容があった。元慰安婦たちを冒とくする行為と判断し、警察に捜査を依頼した」と述べた。

鈴木氏は12年、在韓日本大使館前の少女像に「竹島は日本固有の領土」と書かれたくいを縛りつけ、元慰安婦の女性たちの名誉を傷つけたとして起訴された。韓国の裁判所が昨年、鈴木氏に対する逮捕状を発行したが、鈴木氏が日本にいるため、司法手続きは進んでいない。


※ プログラムにより自動更新

2015/04/29

文春山口レポートにハンギョレ「腹立たしくはあるが反論しにくい」

山口レポートは米国務省も承知

ハンギョレ以外に山口レポートをまともに報じた韓国メディアはあったのだろうか?

週刊文春の「韓国軍トルコ風呂」報道、腹立たしいが反論は困難…

「この施設(トルコ風呂=Turkish Bath)は、韓国軍による、韓国兵専用の慰安所(Welfare Center)である」。ベトナム戦争当時、韓国軍がサイゴン(現、ホーチミン市)などベトナム現地で旧日本軍慰安所と同様の性売買施設を運営していたのではないか? このような情況を示す記録を米国立文書保管所(NARA)で捜し出したというニュースが日本のマスコミを通じて報道され、世間の注目を集めている。 日本政府に慰安婦問題の解決をしつこく要求する韓国の努力に“焦点ボカシ”を図る疑いが濃厚な報道ではあるが、政府次元で関連内容を調査し関連内容が事実であることが確認されれば問題解決のための真剣な努力を始めなければならない。

関連報道を出したのは日本国内の嫌韓世論を主導する週刊誌、週刊文春4月2日付の春の特大号だ。記事を書いたのは東京放送(TBS)のワシントン支局長である山口敬之氏で、彼はこの記事を作成した理由について、ワシントンに赴任する直前に会ったある知人から「ベトナム戦争当時、韓国軍が南ベトナム各地で慰安所を運営したという未確認情報がある。米国政府の資料などでこれを裏付けることが可能ならば、慰安婦問題で韓国が“加害者”になるだろう。これを契機に朴槿恵(パク・クネ)大統領と韓国民が冷静さを取り戻すことになり、慰安婦問題に真剣に向き合えば事態が変わることもありうる」という助言を聞いたためだと明らかにしている。

以後、山口氏は米国全域の国立文書保管所を通じて、ベトナム戦当時のホワイトハウスと米国務部の外交文書はもちろん、当時の犯罪や裁判記録などを追跡することになる。 このような至難な過程を通じて山口氏は昨年7月、サイゴンに駐留していた米軍司令部が当時駐ベトナム韓国軍初代司令官だったチェ・ミョンシン将軍(在任1965~1969年)宛てに送った書簡を見つけ出す。文書には米軍がこれを作成した正確な日付は明記されていなかったが、山口氏は周辺情況から見る時、「1969年1~4月頃に書かれたもの」と推定している。

記事は、米軍がこの書簡で韓国軍がベトナム現地で米軍の軍需物資を大量に横流しする犯罪行為を犯したという事実に言及し、こうしたことが行われた舞台の一つとして当時サイゴン中心部にあった“韓国軍専用トルコ風呂”に言及していると書いている。 書簡には、米軍がこのトルコ風呂に対して“売春行為がなされていて、ベトナム人女性が働いている」という事実と、「韓国軍専用慰安所ではあるが、米軍兵士も特別に利用できるし、その場合の1回の利用料金は38ドル」という事実を指摘していると伝えられる。 山口氏は以前のサイゴンの事情を知っている米参戦軍人に尋ねまわり、サイゴンの“トルコ風呂”が性売買施設であり、「このような売春施設で仕事をしていた女性たちは例外なく農村出身の非常に幼い女性」たちであったという証言まで提示している。

このような作業を通じて山口氏が到達した結論は「朴槿恵大統領が慰安婦問題を内政と外交の道具としてでなく、真に人権問題として考えるならば(中略)韓国人慰安婦女性たちの事例と同様に(この懸案に対しても)率先して調査するだろう。そうでないならば(韓国は)自身に不利な事実には目を瞑り歴史を直視しない国家だということを国際社会に自ら証明することになるだろう」と釘を刺している

腹立たしくはあるが反論しにくい主張だ。韓国政府は今後、ベトナム当局との協議を通じてかつての戦争当時に行われたベトナム戦民間人虐殺はもちろん、このような韓国軍専用慰安所の運営・管理に軍当局がどこまで介入したのかなどを明らかにするための調査と後続措置に乗り出さなければならない。


2015/04/03

韓国軍の”トルコ風呂”、米国務省「承知している」

「韓国軍がベトナムで売春宿を運用していた件について」

韓国軍がベトナムで慰安所を利用していた事実をスッパ抜いたTBSのワシントン市局長の山口レポート。国務省もそのレポートを承知しているらしい。で、ダデン教授は泡を食ってるようだが、「韓国も同じことをしていたという主張は日本の悪事を帳消しにはしない」という彼女の言い訳は見苦しい。山口レポートには、アメリカ軍兵士も38ドルで利用出来たと紹介されている。普通に考えて、利用していたのだろう。

「記事は承知してるが、良く読んでいない。特にコメントはない」
(我々もお世話になったなんて、言わせんな恥ずかしい)

山口支局長の記事のほぼ全文が、ネルソン・レポートにも掲載されたと古森記者は報告している。ネルソンも「韓国側の偽善や二重基準が証される」と厳しい。それにしても、26日のこの記者会見、韓国では報道されたのだろうか?昨日パク大統領はペロシ下院院内総務と会談し、「日本軍慰安婦問題の解決は急ぐ必要がある」などと訴えていたが、なかなか厚かましい。

「日本軍慰安婦問題の解決を急ぐ必要がある」(パク・2日)
(どうか、ナンシーがトルコ風呂の件を持ち出しませんように)

実際のやり取りを見ると(動画 25:15-)、管轄が違うとして国務省の報道官は言質らしい言質は与えていない。軽くあしらったという印象。

Well, we’re aware of the article. We don’t have any specific comment on the article. I think our policy on the trafficking of women for sexual purposes remains well-known, and so I don’t have anything to add to that.(そうですね。記事については、我々は承知しています。我々としては特にコメントはありません。性目的の女性の人身売買についての我々のポリシーはよく理解されていると思いますので、私としては付け加えることはありません)

記者の質問は、それなりに鋭かった。パク・クネ大統領が昨年の国連総会で、「戦時の女性に対する性暴力は時代や地域を問わず、明らかに人権や人道主義に反する行為だ」と(日本軍慰安婦問題を念頭に)演説しているのだが、記者はその点を持ち出している。

Given that this is an issue that President Park has focused on, including mentioning it prominently in her UNGA address last year, would you like to see an address by the Korean – would you like to see it addressed by the Korean Government?(パク大統領が昨年の国連総会演説で特に力を入れて話すなどこの問題に拘ってきた事を考えると、韓国政府がこの件について公式にコメントすべきだと思いますか?)

報道官は、この質問には答えず話題を変えた。



会場には韓国メディアの姿もあった(別のやり取りでの光景)

TBSワシントン支局長・山口敬之氏による本誌前号の調査報道「韓国軍にベトナム人慰安婦がいた!」が、ワシントンのアメリカ政府当局者やアジア専門家たちの間で波紋を広げている。

3月26日の国務省記者会見で「米国立公文書館の文書がベトナム駐留の韓国軍が売春宿を運営していたことを証したという日本からの報道を知っているか」という質問が出た。ラトケ報道官は「知っている」と答えた。「この事例は人身売買だが、調査する意図はないか」「この問題で韓国政府と協議するか」などという関連質問も出た。報道官は確かな答えは与えなかったが、「韓国軍の慰安婦問題」が米側の国政の場で知られる結果となったのは確かだ。

さらに、本誌報道は同26日、ワシントンのアジア関連ニュースレターの「ネルソン・リポート」でもほぼ全文の英訳が掲載された。同リポートは民主党リベラル派の活動家、クリス・ネルソン氏がアジアのニュースや評論を流すネット・サービスで、米側のアジア問題関係者らが購読し、投稿する。歴史問題では中韓両国の主張を優先して、日本を糾弾することが多い。

そんな「ネルソン・リポート」が山口氏の調査報道を全文掲載したのは、その重みゆえだろう。ネルソン氏はこの報道が事実ならば「韓国側の偽善や二重基準が証される」と述べたが、同時に「この報道で日韓の歴史戦争はより醜くなる」とも記している。

これに対して翌27日、慰安婦問題での長年の日本叩きで知られるコネチカット大学のアレクシス・ダデン教授が同リポートに「韓国も同じことをしていたという主張は日本の悪事を帳消しにはしない」という意見を寄せてきた。同教授は同リポートが本誌報道を紹介することがそもそもおかしいとも示唆していた。

ダデン女史は安倍首相を「悪漢」とののしり、菅官房長官の言辞を「ペテン」と呼ぶほどの反日だ。今年1月には米紙「ニューヨーク・タイムズ」に「尖閣諸島も竹島も北方領土も国際的には日本の領土ではなく、安倍政権がその領有権を主張するのは危険な膨張主義」とまで書いている。そんな人物をたじたじとさせただけでも山口氏の調査報道の意義は大きいといえよう。

週刊文春WEB 2015.4.2

QUESTION: Thanks. I’ve been asked to ask a few questions about this report out of Japan which is based on U.S. archival documents that show Korean forces in Vietnam during the war operated a number of brothels for their troops. I was wondering if you’ve seen this report.

MR. RATHKE: I’m familiar – I am aware that there is such a report. I can’t say that I’ve studied it or read it in its entirety. But what’s your question?

QUESTION: I guess – well, first, I was wondering if you can confirm the validity of the documents that the report is based on.

MR. RATHKE: Well, I’m not in a position to confirm the documents. I have not reviewed the documents. I don’t know whether they – where they stem from or they – do they purport to be State Department documents?

QUESTION: They are letters that were written from U.S. Forces Command during the Vietnam War and they were from the National Archives.

MR. RATHKE: Well, then I think it would not be this building that’s in a position to speak to those documents.

QUESTION: Okay. In terms of the issue that the report talks about, do you see it as an instance of human trafficking? Do you see a need to investigate it at all?

MR. RATHKE: Well, we’re aware of the article. We don’t have any specific comment on the article. I think our policy on the trafficking of women for sexual purposes remains well-known, and so I don’t have anything to add to that.

QUESTION: Given that this is an issue that President Park has focused on, including mentioning it prominently in her UNGA address last year, would you like to see an address by the Korean – would you like to see it addressed by the Korean Government?

MR. RATHKE: I don’t have anything further to add on this at this time. You wanted to go back to Yemen?

QUESTION: I did, if I could.

Daily Press Briefing March 26, 2015

2015/02/08

「韓国軍はアカを慰安婦にした。それも日帝のせい」金貴玉(キム・キオック)


韓国軍慰安婦の存在に光を当てたことで知られるキム・キオック(金貴玉)教授。ネットを検索した彼女は、日本の右翼が自分の主張の一部だけを恣意的に引用していると不満を漏らしておられる。しかし、金貴玉で検索するとこのブログ(2012.5.7)もヒットするが、少なくとも自分は「『日帝が諸悪の根源』というのが彼女の結論らしい」と、彼女の主張のキモを紹介したはずである。

韓国軍慰安婦問題を親日派問題、親日派問題を清算せよという彼女の「反(親)日」は強固なものがある。韓国軍が慰安所システムを採用したのは親日派のせいで、韓国軍慰安婦の問題が社会問題化しなかったのも親日派のせいだと言う。

しかし、彼女の説明を読むと、どうも韓国軍のシステムは劣化コピーではないかという印象を受ける。つまり、日本軍では意に反して慰安婦にすることはご法度であり、防止の手段がこうじられた。「アカ」であることを理由に慰安婦にしてしまうなど日本では考えられなかったろう。日本軍の場合でも戦地ではスキャンダルが発生したが、国内でこのような不法が行われていたというのは、朝鮮戦争が内戦であったが故の悲劇だったのか?もっとも、キム教授の解説だけでは不安がある。韓国軍の慰安所システムについては情報が少なすぎる。韓国軍でも本人や親の同意が必要とされていた可能性もゼロではない(疑わしいが)。

キム教授は、日本が悪い種を蒔いたと言うが、それは、親父が妾を囲っていたから自分も浮気をしたと言うようなものである。しかも、親父はちゃんと女性関係を清算したが、お前はどうなのかという話である。

我々の間違った過去を自ら正すことで、むしろ日本に恥をかかせる(?)ことが出来ると思います。私たちが日本に対し「貴方たちが蒔いた種のために間違って育てられた花である軍慰安婦問題を、私たちが自ら解決するのだ」としながら。 こうなれば、逆に(?)日本に日本軍慰安婦に対する責任をはっきりと糾明しろと堂々と促すことができます。

「日本のネットを調べると私の名前がかなり多く出て来ます。
・・日本の右翼が引用したものでした

キム教授によれば、彼女の勤務先に韓国軍慰安婦の研究を止めさせるよう国防部から圧力があったという。軍事編纂研究所から資料が消えたとのこと。また、彼女のニュースがマスコミのサイトから次々と取り下げられているのは政府の圧力ではないかと疑っているが、日本政府が関連文書を公開していないなどと言うような人だから、要確認といったところか。河野談話は「日本軍慰安婦動員の強制性を認めた」もので、国家賠償は当然という考えであるようだ。

プレシアン: 教授は、2002年「朝鮮戦争と女性:軍隊慰安婦と軍慰安所を中心に」という論文を通じて韓国軍慰安婦の問題を提起しました。当時、論文で陸軍本部が1956年に出した「後方戦史(要人便?)>に記載された「軍慰安隊」の記録に基づき実際の被害女性の証言も聞き取りました。論文に対する説明をお願いします。

キム・キオック: 当時論文では「後方戦史」をはじめ、朝鮮戦争時の国軍、米軍、北朝鮮派遣工作員、民間人、被害女性、予備役将軍の回顧録や証言などに基づいて韓国軍慰安婦の存在を立証し、それにともなう争点、課題を提示するのに力を注ぎました。

特に論文に記述したように韓国軍慰安婦を企画した人々が日本軍の関東軍出身であったという点に注目しました。1948年大韓民国の軍を創設した人脈の主流は関東軍の出身者などであり、日本軍での経験をそのまま韓国に持ち込みました。

実際の1948年大韓民国政府樹立以降、親日派は国家および軍部形成に深い影響を及ぼしました。特に合同参謀議長は初代がイ・ヒョングンで14代のノ・ジェヒョンまで、陸軍参謀総長は初代イ・ウンジュンから第21代の李世鎬(?)に至るまで日帝軍の経歴者などが軍部の中心でした。これらの事実から推測すると、韓国軍慰安婦問題とは清算されることが出来なかった親日派問題と直結しているということが分かります。

基本的に韓国軍慰安婦問題は日本の帝国主義の問題です。 韓国軍が慰安婦を作ることができたのは、単純に制度として日本軍慰安婦を模倣したのではなく、日本の植民地経験があったので可能だったと思う。 すなわち日帝が我が国に持ち込んだ植民主義の遺産が、制度だけでなく個々人の世界観、認識、人間性を形成する重要な要素として作用し、これが韓国軍慰安婦誕生に重要な影響を及ぼしたということです。そしてこれは朝鮮戦争当時韓国軍の主軸を形成した人々によって韓国軍慰安婦という形でよみがえりました。

プレシアン: 解放後、韓国軍の中心が光復軍でなく満州軍や関東軍で構成された理由は何ですか?

キム・キオック: 当時の状況にともなうアメリカの選択が主だったと思う。アメリカが見るのに当時光復軍は数も少なかったし、まともに訓練されていなかった。軍事的に粗末な部分があったと評価したのでしょう。

また、光復軍を主導した臨時政府は祖国の独立のために数十年間苦労し、民族自尊を強く意識した(?)集団だった。 このような組織が別の「外部勢力」であるアメリカの話をたやすく聞くはずはありませんでした。それでアメリカは光復軍の代わりに日本軍、満州国軍または、関東軍出身者を利用しました。

このような基本的な人的構成に加え、朝鮮戦争の状況も韓国軍慰安婦を作ることになった要因でした。朝鮮戦争当時、韓国軍の将軍や隊長、司令官は概して20台後半で30代そこそこが多かった。十分な指揮能力を備えないまま戦場の責任者の立場に置かれました。

ところで、1951年を前後で戦争状況が以前とは違った様相を帯びることになります。それまでは前線が南北に上下し激しい戦闘が繰り広げられていましたが、51年の7月頃停戦協定のための会談が開始され、戦闘は38度線を中心に展開し、小康局面を迎えましたた。無論一日の主な仕事は相変らず戦闘でしたが、以前と比べ激しい戦闘ではなくなりました。

こうなると将軍の統率力が落ち始めました。 前線が洛東江から鴨緑江に移される戦闘の中では生き残るために必死に戦った兵士たちが小康状態になると緊張が解け始めた。 これは将軍(一般兵士?)や佐官級、尉官級の将校も例外ではなく、彼ら指揮部は北から連れてきた女性たちを含め10台後半で20代始めの若い女性たちを取り(?)始めた。 部下の立場からこういった有様が良く見えるはずはありませんでした。

こんな状況で軍の指揮部は「このような場合、慰安婦を入れた方が良い」という考えたようです。兵士たちを共犯にしてしまうのです。過去日本軍にいた人々は、慰安婦を通じて概してこのような経験を共有したので、自然と慰安婦を作らなければならないと考えたのだと思います。

プレシアン: 最初の論文が発表されて12年が経った今、再びこのテーマで論文を書かれました。以前と異なり今回の論文では「東亜日報」と「京郷新聞」の報道を追加資料として提示した。特に「京郷新聞」の1953年11月16日の「将兵慰安所増設」という記事を通じ韓国軍慰安婦が拡充されたという見解を明らかにしましたが?

キム・キオック: 韓国軍慰安婦の記録が残っている後方戦史を見ると、当時は慰安所と위락 または、慰問施設を区分していました。記事(後方戦史?)では慰安所に対して韓国軍慰安婦の女性たちを韓国軍男性に(?)性を提供する慰安所だと明確にしていませんが、用語から見れば慰安所は日帝強制占領期間、朝鮮戦争当時慰安所と同一線上にあると分かります。軍を慰問するための公演を主にする군예대(軍-yedae)とは異なり性を提供する慰安所が実体的にも用語的にも別に存在しました

一方1953年は停戦になった時です。 停戦になっても突然軍隊を縮小することは出来ませんでした。以前と同じように最前方には軍人がいなければなりませんでした。 それで慰安所を作ることになり、当時最前線の軍人が休暇にソウルに立ち寄ったので慰安所がさらに必要だったと推論することが可能です。 このような情況での(?)記事がで言及した慰安所は韓国軍慰安婦の延長線上にある、すなわち軍人にセックスを施す(?)慰安婦がいる場所だと考えることができます。

プレシアン: ところで韓国軍慰安婦の存在を立証することが日本軍慰安婦問題を正当化させる口実を与えるという指摘もあります。実際、日本の右翼の中には「韓国にも慰安婦があった、日本軍慰安婦の何が問題なのか」という話を公然とする人もいます。

キム・キオック: 日本のインターネットサイトを調べると私の名前がかなり多く出て来ます。相当数は、日本の右翼が引用したものでした。私の論文の全体像(?)を紹介するものではなく、「朝鮮戦争当時、韓国軍によって創設された韓国軍慰安婦があった」という事実を明らかにした部分だけ引用しているのです。

それと共に日本の右翼は「韓国軍にも慰安婦があった。太平洋戦争の慰安婦がなぜ問題なのか」と、慰安婦を作った歴史的事実を歪曲したり糊塗しようとする態度です。

それでこの問題について正確につかなければならないと思いました。日帝によって作られた日本軍慰安婦問題と韓国軍慰安婦問題がどのように関連しているのか明らかにするのが私の問題意識であったのに、これが歪曲されているので、もう少し具体的に論証するという考えで論文を新しく発表することになりました。

ところで日本右翼が韓国軍慰安婦問題を事実と認定する限り、自らを縛る結果をもたらす他ないと思います。 韓国軍慰安婦は前に(?)調べたように日本軍慰安婦の経験がなければ生じなかったからです。つまり、韓国軍慰安婦は日帝の植民主義または、軍国主義を内在化した満州国軍や日本軍出身の韓国軍幹部がなかったとすれば生じなかったでしょう。したがって日本の右翼勢力が韓国軍慰安婦を認めるなら、日本軍慰安婦も認めるほかはない状況に陥ることになります。

また、韓国軍慰安婦問題は韓国軍の歴史において수치だが、現在の立場では、我々の間違った過去を自ら正すことで、むしろ日本に恥をかかせる(?)ことができると思います。私たちが日本に対し、「貴方たちが蒔いた種のために間違って育てられた花である軍慰安婦問題を、私たちが自ら解決するのだ」として。 このようになれば逆に(?)日本に日本軍慰安婦に対する責任をはっきりと糾明しろと堂々と促すことができます。

棺に入る時まで、口を閉ざすという韓国軍慰安婦被害者

プレシアン: 2002年教授の論文で韓国軍慰安婦問題が世の中に出ることになりましたが、今までこの問題が社会的に公論化されなかったことが不思議です。韓国社会内で親日勢力がそれだけ強く席を占めているためなのでしょうか?

キム・クィオク: 政府レベルでストップがかけられたようです。2002年初めて日本でこの内容を発表した時、日本の日刊紙「朝日新聞」がこれを報道しました。その後KBSの 「9時のニュース」、主要な日刊紙など国内でも多くの報道があった。ところが、今これらの記事を見つけることはできません。当時の記事が残っている所はオーマイニュースだけです。このようにいっせいに記事が全て無くなったのは、政府が介入したからとしか説明しようがないでしょう。

また、当時慶南大学の客員教授でしたが、国防部から学校に連絡が来ました。韓国軍慰安婦に関連した研究活動を自制させろということでした。その上、韓国軍慰安婦存在を立証する決定的な記録である「後方戦史」が軍事編纂研究所から消えたりしました。こうした状況を見ると(?)、当時の韓国政府がこの問題を非常に不都合に思い、直接的に制止しようとしたと思われます。国家レベルで死んだ声を(?)作ってしまったのです。

ところでオーマイニュースに記事が残っているので、朝鮮戦争の季節になると放送局からいつも連絡がきました。放送で要求されるのは、韓国軍慰安婦被害女性の証言でした。私は「後方戦史」という文書があるので、先にこれを放送して公論化させれば被害女性たちが声を上げることができると話しました。

韓国軍慰安婦の問題が公論化され、これが当時の政府が間違った行為というものが明らかになれば、この過程で自身の被害事実を明らかにしようとする被害者が出てくる可能性があるという考えでした。研究者の声だけでこの問題の解決を語ることには限界があるためです。

プレシアン: 日本軍慰安婦の場合、1991年キム・ハクスンさんの証言以降、社会的な関心事になりました。韓国軍慰安婦の場合も、問題解決のためにはやはり公けの証言が必要だと思いますが、被害者が証言しない理由は何でしょうか?

キム・キオック: 原因を確かめるためには誰を韓国軍慰安婦に連れて行ったのかを調べなければなりません。慰安婦として連れて行かれた女性は軍人によって性暴行にあった女性でした。これには南北の区別ありませんでした。当時には全国的にレイプが起きました。

戦時に起きる性暴行は偶発的なものと性格が違います。敵方を制圧するということが戦時性暴行の最も重要な要因です。敵方を制圧して恐怖化させること、屈服させるということが含まれた性暴行です。性的欲望のためにだけ起きるのではない。

また他の部類は思想的なレベルの問題が結びついたパターンです。自分の体験を棺に入るまでは話せないと語った被害者は北側で女性同盟(北朝鮮民主女性同盟)に所属していた人でした。人民軍に賦役した人だったということです。 このような女性たちを慰安婦として連れて行ったのは、遠からず潜在的な敵や敵になる可能性があるとか、時の家族を慰安婦として連れて行った(?)ことを意味します。

慰安所に連れて行かれはしなかったが、危うく慰安婦になるところだった女性の証言でもこのような側面が明らかになっている。 朝鮮戦争勃発当時、医大生だったこの女性は避難する事できず、そのためソウルを占領した人民軍に従軍することになった。 韓国の立場から見れば典型的な「赤」だが、この女性の立場では生きる為の止むを得ない選択だった。 ところが、人民軍が後退してからやって来た韓国軍によって慰安婦として連れて行かれる運命に。この女性は結局慰安婦になることはなかったが、戦場に連れて行かれると、女子中学生くらいに見える子供たちが数十人いたと証言した。

このように性暴行にあったという自身の辛い過去に加え理念的な問題も絡み、韓国軍慰安婦被害者は自分の被害事実について一貫して沈黙していました。 この話を公言した瞬間、自分の全人生が壊れてしまうという状況なのですから、国家が過ちを認めない限り自分の被害事実を語ることは非常に難しくないでしょうか。

また、日本軍慰安婦被害者はこの問題を解決する為に日本と戦いますが、韓国軍慰安婦被害者は自分の国と戦わなければならないという点も韓国軍慰安婦被害者が自分の話を持ち出し難くさせています。必然的に、国と争い反体制者と烙印を押されればどうなるかという心配が存在します。 被害者が背負っているこのような重荷を減らすためにも韓国軍慰安婦の誕生背景を研究することは重要です。

プレシアン: おっしゃるように日本軍慰安婦と韓国軍慰安婦は性格が多少違うようです。ところで日本軍慰安婦問題に人々が関心を持って見られる(?)理由が女性の人権よりは日本に対する韓国国民の反感に傾斜していると見れば、韓国軍慰安婦問題の責任を問うことは一層難しいのではないですか?

キム・クィオク: 容易なことではありません。それでも試みなければなりません。すでに数年の準備を経て米軍慰安婦被害者が訴訟を起こさなかったですか?米軍慰安婦は直接的には米軍が作ったと言っていませんが、米軍と韓国軍と事業主が三拍子のようにして共同で作ったのです。 米軍慰安婦まで生じたのは、結局韓国軍慰安婦を清算できなかったためであり、これは日帝植民清算を正しく行うことが出来ないことにまで繋がり(?)ます。韓国軍慰安婦と日帝残滓を清算できないことに対する戦いが広がっているのです。

現政権が日本軍慰安婦問題を解決するために韓日局長級協議を行っています。被害者が納得できるレベルの解決を示すには、韓日の過去の歴史を清算し非可逆的な平和の方式として持っていくべきなのに、実際には日本軍慰安婦問題だけ解決されれば成立するのではありませんか(注: 日本軍慰安婦問題だけ解決して終わりにしてしまう、という意味か)?

日本軍慰安婦問題は日本の植民支配の中で最も弱い人々が国家が犯した暴力によって人権を蹂躙された事件です。このような暴力的な事態を解決し、未来に真の和解が成立する基礎を作ることが日本軍慰安婦問題解決の要諦ならば、日本軍慰安婦制度によって作られた韓国軍慰安婦問題やはり必ず解決しなければなりません。 韓国政府が韓国軍慰安婦について顧みずに日本に日本軍慰安婦問題だけ解決しようとすれば自己矛盾に陥るほかありません。

一部の韓国軍慰安婦被害者が人民軍に加担したり、当時北朝鮮と関連があった人もいたというような理念的基準を突きつける可能性もあります。ところで、いわゆる「赤」だから不法に性暴行を受けても構わないということでしょうか?これは理念とは違うレベルの問題です。

その上、証言をした方は、人民軍がソウルを占領してやむを得ず賦役行為をした人々だ。これらを「赤」と追い詰めることが国家の役割なのでしょうか?国家はこれらが「赤」になる時までいったい何をしていたのでしょうか?

国家が国民の責任を負わないまま烙印を捺すだけ追い込むなら、国民は国家に対して忠誠をつくすことが難しくなります。さらに国家が女性人権を蹂躪し、それ以後も被害者に息詰まる社会の中で生きさせたとすれば、一体国家の役割は何なのかと疑問を抱かざるをえません。

棺に入る時まで自分の話を公にしないと話した被害者の苦痛を考えれば、国が一度は過去の過ちを払いのけるべきではないでしょうか?再び戦争のない、そして戦争のために被害を受ける国民がいない国を作るという確約が日本軍慰安婦問題を解決していくための政府の基本的な立場なら、より一層問題解決に乗り出すべきだと思います。

日本軍慰安婦、謝罪だけ要求するのでなく

プレシアン: 昨年日本軍慰安婦に関する局長級協議が何度も開かれました(引用者注: 慰安婦問題限定の協議ではない)。今年も両国間の協議は予定されていますが、現実的にこの問題を解決するのが難しいのではないかという観測もあります。慰安婦を研究する学者として、この問題の解決のために韓国政府がどのように接近するべきだと思いますか?

キム・キオック: まず日本軍慰安婦の真相を糾明することが最も重要です。日本はまだ歴史的真実を表わさないでいます。民間レベルや訴訟過程で関連資料が出てくる程度です。一方で日本が国家レベルで行った謝罪は、私たちも謝罪と認める必要があると思います。 謝罪したにも関わらず安倍晋三総理がひっくり返すことに対して問題提起しなければなりません。日本軍慰安婦動員の強制性を認めた1993年の河野談話や1995年の村山談話はとても重要な事実を指摘しています。 2010年間管直人総理は「韓日併合100年に際した総理談話」を発表した。中途半端な部分はありましたが、これも過去の歴史全般について重要な内容を含んでいます。私たちは今後の日本の政権にこういった談話内容を継続して守って行くよう要求しなければなりません。そしてこれと共に日本の侵略を立証する歴史的な文書と資料を出せと促さなければなりません。

日本と戦いを多角的、戦略的に解きほぐす必要があります。 日本の河野談話などを既定事実に受け入れた後これを証拠資料を通じてはっきりと証明をやり遂げろと要求しなければなりません。 私たちがずっと謝罪しなさいとだけ言えば日本は「謝ったのに、まだ何をしろといっているのか」と言い、これがずっと繰り返される可能性が高い。 もう日本の言葉だけの謝罪に対して確実な責任を負えるようにする知恵と戦略が必要です。

プレシアン: 一部では慰安婦被害者に対する日本国家レベルの賠償が事実上不可能ではないかという指摘も出ています。

キム・キオック: そんなことはありません。正確な真相究明が行われれば、国家賠償は当然ついてくるしかありません。日本は当時強制労働をしないと言う。ですが、日本軍慰安婦だけでなく強制徴用を通じ不法的に労働力を搾取した。これに対する責任所在を明確に選別しなければなりません。

また、慰安婦を含め強制徴用された人々が労働の代価をまともに受けることができなかった。解放後故国に帰れなかった人も多く、たとえ帰還しても無一文で戻った人が多かった。このような状況に対する真相が糾明されれば、当然日本という国家から当然返してもらわなければならないということも出てくることになります。

結局、国家賠償問題は日本軍慰安婦をはじめとして強制徴用の実体を正確に明らかにすれば自然と出る問題です。研究者や特定の政治集団が解釈して判断する問題ではありません。参考として、ドイツは戦後賠償を払いましたし、ウイリー・ブラント総理が謝るとすぐに強制徴用を敢行した企業らがその費用をみな返すこともしました。決して不可能だったり難しいことでなく、当然の手順です。

Pressian 2015.1.8[1][2][3] (原文

※ 昨年12月30日、漢城大学で行われたインタビュー部のみ。翻訳は不正確かもしれない。