これは前のエントリーに追記しようと思ったのだが、量が多くなったので別立てとすることにした。
昨年末亡くなった元慰安婦チョン・ユンホンについて、韓国の各紙は夫の存在には触れていたが、名前までは出していなかったように思う(とりあえずYahoo!Koreaに転載された7紙の記事の中にはなかった)。
ところが、挺対協の声明をヤン・ノジャ(写真)が日本語で発信しているのだが、それによると、夫の名前は「ニシハラ」と言ったらしい。ということは、日本人(内地人)か1939年の「創氏改名令」以前から日本風の名前を名乗っていた朝鮮人(半島人)ということになる。
もしもニシハラが日本人であれば、 徴用令は1939年から適用される。よって、夫が1940~41年に徴用されたという話と矛盾しないことにはなる。しかし、普通日本人には「(強制)連行」という言葉は使われない。
なぜか日本人の場合は強制連行と言わないのだが、実際には多くの日本人が兵士として戦場に「強制連行」され、あるいは慰安婦や従軍看護婦として「強制性」の下で働いていた。しかし、彼(女)たちがサバイバーや「被害者ハルモニ」などと呼ばれることはない。朝鮮半島から徴用される内地人が徴用の義務 を免除されていた半島人を羨んでいたという話もある。
チョン・ユノンハルモニは
1920年に忠清南道唐津で生まれ
1933年に15歳でニシハラ氏と結婚し二人の子どもをもうけました。
1942年ごろに徴用で連行された夫の死亡通告を受けて出向いたところ
22歳で「慰安婦」として連行され中国で日本軍性奴隷として生きなければなりませんでした。
これはつまり役所か警察に出頭したところ、その場で慰安婦として拘束されてしまったケースということなのだろうか?この人が満12~3歳で結婚しているのも驚きである。
(写真: チョン・ユンホン)