2011/01/01

パク・ソニョン【2010】院内集会での演説





日本の議員たちとの交流の為に今年の5月に来日したパク・ソニョン議員のスピーチ。お馴染みの決まり文句も。

・ 慰安婦問題を解決(謝罪・賠償)すれば、日本は世界から尊敬される

・ この問題は過去の問題ではない(と言いつつ、自国の軍隊の同種の問題についてはスル―)。


「韓国と日本は・・・世界において、真の自由と平和と人権を尊ぶ国として敬われることになる」と言いながら、再び朝鮮戦争における慰安婦の問題をスル―している。しかも、彼女は韓国の立法府の一員である。

こういった、悪く言えば偽善、よく言えば浅薄な綺麗ごとに同調してしまう日本の議員たち。パクは他にも在日参政権の問題や、日韓基本条約の無効宣言を日本の議員たちに働きかけている。 


韓国では今年3月、超党派で「日本軍「慰安婦」問題解決国会議員の会」が結成されました。韓国ではこのところ地方自治体議会で次々と「慰安婦」問題の早期解決を求める決議が採択されるなど、この問題への関心が高まっており、日本の政権交代、そして韓国「併合」100年を機に問題を解決するため「議員の会」が必要だと考えられるようになったからです。

今回の院内集会は、「議員の会」の共同代表のひとり、朴宣映議員の訪日を受けての開催です。

またこの院内集会の主催団体のひとつ、日本軍「慰安婦」問題解決全国行動2010も、この春にスタートしました。全国行動2010も、日本の政権交代、そして高齢化する被害女性に残された時間がもうごくわずかであることから、全国の市民と運動団体が手を結び、なんとしてでも早期に謝罪と補償を実現させたいという熱い思いから結成されました。

院内集会は韓国から国会議員が来日したこと、「慰安婦」被害者が来日されたこと、そして各地から市民の働きかけもあったということもあり、国会議員の参加を加えて100人以上が集い、会場は座れない人で溢れかえりました。

第1部は、韓国から来られたゲストのお話です。

朴宣映(パク・ソニョン)議員は、自由先進党の報道官で、憲法学者でもあります。朴宣映議員は「併合」100年のこの時に、「慰安婦」問題を解決すべきと、力強く訴えかけられました。

「すべての事には時というものがあります。韓国「併合」から100年、鳩山政権が成立している今年こそ、この問題を解決する絶好のチャンスです!」

「議員の会ではいろんな努力をしていきます。日本の国会議員のみなさんと交流・協力して、「慰安婦」問題の解決を図っていきたいと考えています。そのような思いを持っていたところ、日本でも戦後補償を解決するための議連が4月に発足したと聞き、本当に涙が出るくらい、跳び上がりたいくらい嬉しくてたまりませんでした。」

「「併合」100年のこの年に恥ずかしいことのないようにしたい。ここにいる日本の議員の皆様と共に努力をして、被害者の方の目からこれ以上血の涙が流れることがないように、立法解決を追求していきたいと思います。」

「地球の反対側では、今も戦争が行われています。そこに目をやると、未だに戦時下では幼い女性が性を犯され、性奴隷にされています。65年前に終わったことではなく、今も続く人権侵害事例なのです。」

「この「慰安婦」問題を前向きに、そして1日も早く解決できるならば、日本は経済的先進国として敬われるだけではなく、道徳的に優れた先進国として敬われるでしょう。そして韓国と日本はアジアだけではなく、世界において、真の自由と平和と人権を尊ぶ国として敬われることになるでしょう。」

「日本軍「慰安婦」被害者の名誉と人権回復の問題だけでなく、勤労挺身隊の問題、強制徴用の問題、そして在日の参政権の問題までも含めて、100年を迎える今年、必ず解決できるという希望を私は持っています。加えて強制的に結ばせられた「併合」条約は無効であるということを是非確認したいと思います。議員の皆様だけでなく、活動家の皆様だけでなく、日韓の国民が皆心を一つにして、世界の平和と自由と人権を守る日が来るということを、共に待ち望みたいと思います。今年の8月15日に韓国と日本の国民が、本当の意味での希望を取り戻すことが出来ることを願いたいと思います。」 (2010.5)