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2016/10/27

「東京に慰安婦像を」中国外務省


「東京にも慰安婦像を設置できれば、日本が歴史における負担を取り除き、アジアの隣国の理解を得るのに役立つかもしれない」

そもそも初めにこんなニュースに反応した菅官房長官が悪い。

ドイツやアメリカに慰安婦像が建つ→事情を説明し抗議する。これはいい。韓国に慰安婦像が建つ→大使館や領事館の前でないなら、「やはり価値観を共有出来る国ではない」と言って後は勝手にさせておけばいい。中国や北朝鮮に慰安婦像が建つ・・・常識的に考えてスルーだろう。しかも大学の構内である。

「東京に慰安婦像を」=菅官房長官発言に不快感-中国

中国外務省の陸慷報道局長は25日の定例会見で、上海の大学での旧日本軍の慰安婦を象徴する少女像設置を踏まえ、ドイツは首都ベルリンにホロコースト(ユダヤ人大虐殺)記念碑を建立したと指摘した上で「東京にも慰安婦像を設置できれば、日本が歴史における負担を取り除き、アジアの隣国の理解を得るのに役立つかもしれない」と訴えた。

陸局長は、上海の慰安婦像設置に菅義偉官房長官が「極めて残念だ」と述べたことに対し、「慰安婦強制は現在でも被害者と家族の心を傷つけている。時代が変わっても、歴史は変わらない。日本は軍国主義が犯した深刻な罪を直視、反省してほしい」と不快感を示した。

時事 2016.10.25

上海に慰安婦象徴の少女像「極めて残念」 菅官房長官

(上海師範大学のキャンパス内に慰安婦問題を象徴する少女2人の像が設置されたことについて)こうした動きは、日中関係の改善に資するものとは言えず、極めて残念だと思う。我が国としては過去の不幸な歴史に過度に焦点をあてるのではなくて、国際社会が直面する共通の課題に、未来志向で取り組んでいく姿勢が重要であると考えている。(記者会見で)

朝日2016.10.24

2015/08/20

中国政府 「慰安婦を日本軍に”販売”した証拠!」


1938年の上海で、親日派の中国人が女性を誘拐して慰安婦として日本軍に売り渡していた証拠が中国の政府機関から発表された、ということなのだが・・・。

人民網が掲載する5枚の写真を見る限り、どうも真相は・・・上海のフランス租界でパトロール中のフランス警察が、路上で男女が口論しているのに気づいた。女性らに事情を聞いた結果、警察は、男が女性を日本軍の為の売春婦として売り飛ばそうとしていると判断。女たちが抵抗した為に、男たちは力づくで近くの建物に連れ込もうとしていた。この結果、数人が誘拐の罪で、他の数人が人身売買その他の罪で刑を言い渡された、ということだったようである。

どこにも、日本軍に売り渡したとも書いていないし(日本軍の公式の慰安所とも書いてない)、犯人が親日派だったとも書いてない。

そういえば以前ツイッターで、「強制連行したのは業者。日本軍は業者から女性を買っただけ」というビックリするようなRTをもらったが、それが事実なら大変マズイことである。アメリカ政府はそう(日本軍による人身売買 trafficking of women for sexual purposes by the Japanese military)と思い込んでいるようだが、あれは誤解であって(安倍首相の説明不足)、日本軍が人身売買をしていたわけではない。それとも38年という早い時期なら、軍が女性を売り買いしていたという事もありえるのだろうか?吉見・林某といった「慰安婦問題のプロ」なら、「断定はしないが、その可能性はある(キッパリ)」ぐらい言いそうだが、疑わしい。少なくとも、これは日本軍が人身売買を行っていた事を裏付ける資料でも、軍による強制動員の資料でもないようである。こういう話は、第二次大戦後の米軍周辺でもあったろう。

国家公文書局は18日、『「慰安婦」――日本軍の性奴隷』第四回として、上海共同租界における公文書を公式ウェブサイトで公開した。

上海共同租界の警察署における親日派が女性を誘拐し、「慰安婦」をさせた犯行に関する調査記録(1938年4月、上海市公文書館より)によると、上海共同租界警務所における公文書の中には警察署の取調・捜査記録及び上海地裁の審査請求裁決書がある。
1938年4月、日本軍に仕える親日派は中国女性を誘拐し、虹口区のある旅館に集めた後、彼女たちを「慰安婦」として日本軍に販売した。その親日派の犯罪者の中、四人は裁判所から懲役刑が言い渡され、主犯であるもう二人は日本軍占領区に潜み、捕らえられなかった。


2014/04/29

中国、外国メディアを吉林省公文書館に招き「慰安婦の強制性」訴える

外国メディアに披露している資料は、たぶんコレ

吉林省の公文書館(档案館)の活動が目立ってきた。慰安婦騒動に本格参戦を決めた中国政府の主導なのだろうか、韓国へのラブコールも目立ち魂胆はミエミエ。今回も第二次大戦とどう関係があるのか、安重根記念館巡りなど、いかにも官主導のイベントらしいチグハグさ。

館内の保存資料を示しつつ日本政府による従軍慰安婦の強制性などを訴えたと言うが、その資料は、どこが日本政府による強制性なのかといったもの。そのせいだろう。日本の「専門家」も興味を示していないようである。しかし、中国側こだわっているのが、「日本政府による強制性」というのであれば、これは元々の「慰安婦強制連行(国家総動員法による動員)」のイメージに近い。その点、「貧しさから慰安婦になるのも、強制(連行)」だと強弁する日本の「慰安婦問題の専門家」より正直かもしれない。

 中国政府は28日、旧満州国の首都が置かれた東北部の吉林省長春に中国駐在の外国メディアを招き、第2次大戦の戦跡を案内する取材ツアーを実施した。今年1月の遼寧省、2月の南京市に続く3度目で、戦時中の旧日本軍の行為を国際世論に訴える狙いがあるとみられる。

日本と韓国、パキスタンのメディア記者20人余りが2日間に渡って参加。初日は満州国時代の資料が残る吉林省檔案(とうあん)東北淪陥史陳列館を見学した。

檔案館では、中国人研究者たちが、館内の保存資料を示しつつ「日本政府による従軍慰安婦の強制性」などを訴えた。穆占一・副館長は「日本政府が歴史を否定しており、この時期に研究を加速させて歴史の真相を明らかにする必要があった」と説明。研究の客観性を担保できる可能性がある日中合同研究については「今後も実施する予定はない」と述べた。

ツアーは29日、黒竜江省ハルビンに場所を移し、1月に開館した朝鮮独立運動家・安重根の記念館などを回る。(長春=石田耕一郎)

朝日 2014.4.28

新華網の記事を追加:「旧日本軍が『慰安婦』を強制連行し、踏みにじり、奴隷のように酷使した行為を記載した」・・・実際に彼らが公開した資料にはそんな事は書かれていなかったようだが?

中国侵略日本軍檔案から第二次世界大戦中の「慰安婦」は日本の国家行為であり、東南アジア諸国にまで被害が及んでいたことが示される

吉林省檔案館(古文書館)がこのほど公開した一部の旧日本軍中国侵略檔案(古文書)から、「慰安婦」の強制連行と慰安所の設置は、中国侵略旧日本軍が公金を使って支払った公式な行為だったことがわかった。また、中国、韓国、朝鮮を除き、一部の東南アジア諸国も日本の「慰安婦」行為による被害者だ。


旧日本軍の「慰安婦」強制連行を明示した資料は、計25件に上り、吉林省檔案館館蔵関東憲兵隊全真相と偽満州国中央銀行全真相の中から探し出された 。


専門家チームの審査・判明によると、これらの檔案は日本による中国侵略の過程で、自ら作成した檔案で、事実の記録であり、日本の中国侵略における各種罪行を示している。


「慰安婦」に関する資料25件のうち、2件は『南京憲兵隊轄区治安回復状況の調査報告書(通牒)』で、2件は偽満州国中央銀行電話記録である。別の21件は、各地の憲兵隊が上級部門に報告するために作成し、旧日本軍が「慰安婦」を強制連行し、踏みにじり、奴隷のように酷使した行為を記載した『通信検閲月報』、『軍人犯罪調査表』など。


1938年2月19日に作成された旧日本軍華中派遣憲兵隊『南京憲兵隊轄区治安回復状況に関する調査報告書(通牒)』に、1938年2月1日から10日までの南京及び周辺地区における軍隊慰安所状況についての記載がある。このうち、南京、下関、句容、鎮江、金壇、常州、丹陽、芜湖、寧国などで、旧日本軍駐留人数、「慰安婦」人数、「慰安婦」1人が対応する兵士数、「慰安婦」構成及び10日間に慰安所を利用した兵士数などの状況を含む。

当檔案には、旧日本軍が侵略軍隊のために、一定の比例に基づき「慰安婦」を配備したことが記載されている。下関を例に挙げると、当時下関の駐留旧日本軍は1,200人、「慰安婦」人数は6人、「慰安婦」と兵士数の比例は1:200だった。2月20日に11人を増員した後、比例は1:71に変更されている。

偽満州国中央銀行資金部外資課の「慰安婦」調達資金電話記録によると、1944年11月から5カ月間に、旧日本軍は53万2千円を投じて慰安所を建設したが、この多額の資金は関東軍の部門から批准されていた。

「慰安婦」に関する檔案には、中国、韓国などの被害者以外に、朝鮮及びお一部の東南アジア諸国の被害者も含まれている。

旧日本軍華中派遣憲兵隊『南京憲兵隊轄区治安回復状況に関する調査報告書(通牒)』から、芜湖の「慰安婦」人数を10日以内に84人を増員し、109人の「慰安婦」のうち、中国人「慰安婦」は25人、朝鮮人「慰安婦」は36人だったことが示された。

蘇智良氏は「檔案から旧日本軍がいる場所に慰安所があったことがわかる。探し出された檔案によると、東北地区では、少なくとも20~30カ所の県市に慰安所を設置していた。爪哇地区で発見された旧日本軍慰安所は、『慰安婦』制度の被害が東南アジア諸国にまで及んでいたことを強く立証している。」と語る。

吉林省檔案館に収蔵された10万件余りの日本中国侵略資料(うち9割は日本語)は、1931年から1945年までに日本関東軍が中国東北地方を統治した時期に行った各種罪行を記録している。

2014/03/18

国連で中朝日本批判 官房長官「ネガキャン繰り返すな」


中国や北朝鮮という人権・非・先進国が熱心だという事実が、逆に慰安婦騒動の本質が人権問題と無関係だと証明しているようにも見える。

中朝、慰安婦でまた批判=河野談話検証をけん制-国連会合

国連本部で17日行われた討論で、中国と北朝鮮の代表が従軍慰安婦問題と安倍晋三首相の靖国神社参拝に関し、日本政府を批判する演説をした。日本は答弁権を使い反論した。日本の国連代表部が明らかにした。

応酬があったのは「女性の地位委員会」の一般討論。中国代表は「慰安婦の強制的連行人道に対する罪」と指摘。「日本政府は最近、(1993年の)河野(洋平官房長官)談話を見直すつもりはないと発表したが、談話をめぐる状況の検証を続けるとも述べている」とけん制した。

北朝鮮は慰安婦問題で「日本は歴史をゆがめることをやめ、責任を認め被害者に補償すべきだ」と述べた。また中朝両国は、靖国参拝を「戦後の国際秩序への挑戦」(中国)などと批判した。

日本は答弁で、慰安婦問題で「首相は筆舌に尽くしがたいつらい思いをされた方々に非常に心を痛めていると述べている。政府の基本的立場は河野談話の継承だ」とする一方、賠償問題は関連条約などで解決済みとの立場を改めて説明した。

時事 2014.3.18
http://www.peeep.us/c6cb4038

官房長官がはっきりネガキャンと言ったか・・・。「20世紀の歴史の最も恥ずべき一章だ」と中国。文化大革命より?

「ネガキャン繰り返すな」菅長官が中朝に激しく反論

 菅義偉官房長官は18日の記者会見で、中国と北朝鮮が国連の会合で慰安婦問題や安倍晋三首相の靖国神社参拝を批判したことについて「わが国の立場を理解しようとせずに国際機関の場を利用し、日本のネガティブキャンペーンを繰り返していることは何ら建設的ではなく、極めて遺憾だ」と厳しく反論した。

 中国の国連代表部幹部は17日に国連本部で開かれた「女性の地位に関する委員会」で、慰安婦問題を「20世紀の歴史の最も恥ずべき一章だ」と批判し、北朝鮮も首相の靖国参拝を批判した。日本の国連代表部公使は答弁権を行使して政府の立場を説明した。

産経 2014.3.18

2014/01/09

「憲兵月報」他、中国で強制連行資料見つかる (中国・外交カード化か?)


「憲兵月報」、「南京周辺地域の“治安回復状況”に関する報告」などに、「旧日本軍による慰安婦の強制連行、奴隷扱い、虐待などの暴行について詳細に書かれて」いたのが発見されたとか。

おかしい。吉見教授らによると、日本軍は発覚を恐れて強制連行の文書は作らなかったはずなのだが・・・。

日本政府の「慰安婦」への関与示す資料を新たに発見、日本右翼勢力の主張が覆される―中国メディア

2014年1月9日、新華網は、吉林省資料館が発見した旧日本軍の遺留資料から、戦時中の慰安婦の強制連行が日本政府によるものだったことを示す資料が見つかったと伝えた。

日本の政界と学会の一部の右翼勢力による「慰安婦を強制連行したり、買ったりしたことは、当時の民間業者の自発的な行為である」という主張の有力な反論材料になるとしている。

資料館が新たに発見した32点の慰安婦問題に関する資料の中には、「憲兵月報」、「南京周辺地域の“治安回復状況”に関する報告」などが含まれており、旧日本軍による慰安婦の強制連行、奴隷扱い、虐待などの暴行について詳細に書かれているという。


続報: 中国(政府)がいよいよ慰安婦騒動に介入か?韓国の場合は政府が市民団体に振り回されてきた民唱官随型で、日本叩きの娯楽としてやっている感もあり、実はそれほど深刻ではないのだが、中国政府が慰安婦問題を外交カード化する気なら本格的になるかもしれない。

中国大陸は戦場だったので、今のように「慰安婦は高給取り」「追軍売春婦」一本槍では苦しい。インドネシアのように兵士による拉致事件もあったし、強姦もあった。

慰安婦問題を対日外交カード化か 中国、新資料発見と報道

中国吉林省の档案館(資料館)は、旧日本軍が残した資料から、中国の従軍慰安婦に関する新たな記録が見つかったと明らかにした。新華社が9日伝えた。沖縄県・尖閣諸島をめぐる対立や歴史問題で、中国は対日批判を強めており、これまで外交カードとしてこなかった慰安婦問題も今後、圧力の材料として取り上げていく可能性がある

档案館によると、資料は、旧日本軍が東北地方を統治していた1931~45年の10万点以上。敗戦後、軍は焼却処分できなかった資料を埋めたとみられ、50年に建設工事の際に発見されたという。

47ニュース 2014.1.9

2013/06/28

パク大統領、歴史問題で中国と共闘?


本当の事を言うと国益を損ねるとか、なぜ今なのかとか、日本が孤立するとか識者は言うが、こういった動きに対し対策を講じないでいい、ということではなかろう?

朴氏、安重根の石碑設置求める 歴史で中国と共闘か

【北京共同】中国訪問中の韓国の朴槿恵大統領は28日、昼食を共にした中国の習近平国家主席に対し、初代韓国統監を務めた伊藤博文を暗殺し死刑になった安重根の行為を記念して、暗殺現場の中国黒竜江省のハルビン駅に石碑を建てることを要請した。韓国大統領府が明らかにした。

大統領府は「習氏は理解を示し、関連する部署によく検討するよう指示すると述べた」としている。

日本の朝鮮半島植民地支配や、日中戦争につながった半島・大陸進出への抵抗運動を中韓が協力して顕彰し、研究することを持ち掛けたもので、日本との歴史問題で中国との共闘を強めたい意向の表れとみられる。

47ニュース 2013.6.28

追記:

訪中の韓国大統領、再び歴史問題に言及

中国を訪れている韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は、大学生を前に講演し、再び日本を念頭に歴史問題に言及しました。

【中国語で―】
「韓国と中国が共に未来を切り開くことについて話し合うことができて、うれしく思います」(韓国 朴槿恵大統領)

「韓国と中国の未来は明るい」。中国の大学生らを前にこう述べた朴槿恵大統領。28日夜は両国の若者4000人が招かれたK-POPグループのコンサートにも登場。「韓流」の宣伝に力を入れました。一方で、共同声明を含め今回繰り返されたのが、日本を念頭に置いた「歴史問題での対立と不信」というフレーズ。

「歴史と安保問題をめぐる葛藤と不信により、政治、安保協力は難しくなっています」(韓国 朴槿恵大統領)

また、昼食会では、習近平国家主席に、日本による植民地支配の抵抗の象徴である韓国の独立運動家の記念碑の設置などを直接要請。「以前、中国側の協力が得られなかった」というこの問題について、習主席から「関係機関に検討するよう指示する」という言葉を引き出しました。

5月のアメリカ、今回の中国と、いずれの首脳会談でも「歴史問題」に言及した朴大統領。共同声明では、先送りになっている「日中韓首脳会議の開催に努力する」と盛り込まれはしましたが、日本政府に対しては「歴史問題では譲らない」という姿勢をあらためて強調した形です。

TBS 2013.6.29

歴史問題は、実は中韓の間にもあったはずなのだが・・・。産経の黒田記者の分析

ソウル・黒田勝弘 中韓、過去抜き“蜜月ムード”

朴槿恵(パク・クネ)大統領の中国訪問は韓国では「中国が異例の厚遇」「中国に朴槿恵ブーム」「朴大統領が華麗なファッション外交」「“経熱政冷”から“経熱政熱”へ」などと大々的に伝えられている。

「経熱政熱」とは、これまで経済に比べ政治はいまひとつだった両国関係が、今後は経済も政治も緊密になるという意味だ。見栄えのいい女性大統領の人気もプラスアルファになっているが、今や中国と韓国は“蜜月ムード”だ。

韓中は1992年の国交正常化以来、21年たつ。しかしこれまで多くの首脳会談が行われてきたにもかかわらず不思議なことに両国の“過去史”が問題になったことはない。

韓国にとって中国は過去、朝鮮戦争(1950~53年)の際の侵略者であり、南北分断固定化の元凶である。当時の毛沢東は北朝鮮の金日成(キム・イルソン)の韓国侵略戦争を支持、支援した。さらに韓国・国連軍に反撃された後、中国の軍事介入がなければ韓国主導による南北統一も可能だった。

韓国は当然、その戦争責任、侵略責任を中国に問うべきなのに終始、黙っている。今回の大統領訪中に際しても、政府はもちろんマスコミも識者も誰もこの“過去”を語ろうとはしない。6月は朝鮮戦争開戦63周年だったにもかかわらず。

日本に対し“植民地支配”の過去を限りなく追及し続ける態度とは対照的だ。

韓国は日本が公式に「謝罪と反省」を繰り返しているのに執拗(しつよう)に日本との過去史を追及し「謝罪と反省」を求めてきた。この違いは何なのか。

韓中国交正常化の際、このことを韓国当局者に質問したことがある。回答は「中国の戦争責任と日本の植民地支配とは違う」といい、「日本の方が責任が重いから」といわんばかりのものだった。

しかし戦争被害や南北分断、統一妨害など現代韓国への悪影響を考えれば中国の戦争介入責任の方が重いという見方も可能だ。それに韓国にとって日本の支配は近代化というプラスの副産物(?)ももたらしたが、中国の韓国侵略戦争には何のプラスもなかったではないか。

今回、朴大統領訪中を前に、韓国マスコミの中国専門家を囲むセミナーでこれが話題になった。筆者の質問に対し彼は、中国に過去を追及しない理由として「中国と日本とは体制と価値観が違うから」といい、さらに韓中関係の基本として「求同存異」を挙げた。

つまり、日本は自由民主主義体制の国だから「謝罪と反省」はちゃんとすべきで、かつしてくれるはずが、中国は体制が違うので要求しても応じないから、という趣旨の答えだった。

韓国は中国が侵略戦争責任を追及しても応じないと分かっているので黙っているのだ。とすると結果的に日本のように応じると限りなく追及される?

韓国は中国とは朝鮮戦争の評価(侵略かどうか)を含む歴史認識がまったく異なる。しかしだからといって中国を非難、糾弾などしない。経済や政治など実利のためには中国と仲良くし、ご機嫌をうかがわなければならないからだ。

それが「求同存異」-日本でいう「小異を残して大同につく」である。現在、歴史認識問題をはじめ日韓の過去がらみの対立もいわば「小異」である。すぐに解決できないものにはこだわらずお互い棚上げすればいいのだ。セミナーでは日本に対しても「求同存異」でやってほしいものだ、と言っておいた。

産経 2013.6.29 1, 2, 3

2012/11/03

中国も慰安婦問題を政治利用


イ・ミョンバク大統領の分別なき行動(朝日新聞)をきっかけに、慰安婦問題に対する一般の日本人の意識が変わって来たような気がする。

イ・ミョンバク(李明博)は竹島問題を慰安婦問題に絡めた。中国政府が国連の場で慰安婦問題を追及した背景には尖閣問題がある、と読売は見ている。

慰安婦問題はもはや人権問題でも歴史問題でもない。政治の問題なのである。慰安婦問題は外交ツールとして利用されている。だから、解決しないのである。日本政府に誠意がないからでも反省が足りないからでもない。日本の社会がこの事を共通認識として持てるようになれば、この問題の終わりは見えてくる。そうなりつつあるのではないか?

中国、厳しい口調で…異例の「慰安婦」批判

【ジュネーブ=石黒穣】国連加盟国の人権状況を審査する国連人権理事会の「普遍的定期審査」で10月31日、日本を対象とした作業部会が開かれた。


約80か国が発言し、欧州諸国を中心に「死刑制度廃止に向けた死刑執行停止」を求める意見が相次いだ。

また、いわゆる従軍慰安婦問題について、韓国、北朝鮮が被害者への「補償」などを要求。中国も「日本は謝罪していない」と厳しい口調で批判した。中国が人権理事会でこの問題を取り上げるのは異例で、尖閣諸島をめぐる日中関係悪化を背景とした対決姿勢をうかがわせた。

読売 2012.11.2