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2013/10/13

テロリスト英雄視の代償 (靖国放火模倣犯の誕生)


先月起きた靖国神社放火未遂事件、新大久保等のヘイトスピーチが社会問題化する中だったから、日本のメディアはこのニュースの扱いに困ったかもしれない。なお、その後の報道(今月9日)で、カン・ヨンミン(姜庸珉)容疑者が所持していたのが、トルエンでなくシンナーであったことが明らかになった(ネット上では、一時期購入が難しいトルエンを所持していたという初期の報道から、協力者の存在が噂されていた)。

2年前、朝鮮人慰安婦の孫を自称する中国人が靖国神社に放火した後、ソウルの日本大使館に火炎瓶を投げ込んだ事件があった。韓国の裁判所はこれを「政治目的との関連性が認められる」と見なし、韓国政府は日本政府の犯人引渡しの要請を拒絶した。反日団体は「劉強は、単なる放火犯ではなく勇気と気概のある若者だ。劉を日本に送らず中国に送り、日本の右翼に警鐘を鳴ら」せと犯人を英雄視、犯人は「私に大きな関心を見せてくださった韓国の多くの方々と報道機関に感謝している」というコメントを残し無事中国へと出国した。この時、朝鮮日報も「日本は靖国放火犯引き渡し拒否の意図を読み取れ」「日本も韓国の判断を尊重すべきなのは言うまでもない」などと煽っていた。

けっきょくこうした反日無罪を通り越したテロ行為を礼賛する風潮が今回の模倣犯を生み出したのではないのか?

靖国に不法侵入の韓国人「火を付けるために来た」 放火未遂容疑での立件も視野 警視庁公安部 

靖国神社(東京都千代田区)に不法侵入したとして建造物侵入容疑で逮捕された韓国人の男(23)が、傘にライターで火を付けようとしていたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。男は「火を付けるために神社に来た」と供述しているといい、警視庁公安部は放火未遂容疑などでの立件も視野に調べる。

公安部によると、男は姜庸●(=王へんに民)容疑者(23)。22日夜、神社拝殿に向かい、ペットボトルに入った引火性のトルエンとみられる液体を投げかけようとしたところを警備員に取り押さえられた。その前後には、リュックサックの中からライターを取り出し、傘に火を付けようとしたという。

姜容疑者は21日に韓国から入国しており、液体は国内で購入したとみられる。公安部はスマートフォン(高機能携帯電話)を押収し、閲覧履歴などの解析を急いでいる。

産経 2013.9.26

靖国神社に放火未遂、韓国人の男を逮捕

靖国神社に引火性物質を持って侵入したとして、韓国人の男(23)が日本の警察に逮捕された。靖国神社は太平洋戦争当時のA級戦犯らを合祀(ごうし)している神社だ。

在東京韓国総領事館が26日発表したところによると、今月22日夜、日本の警察に現行犯で逮捕された男は、25日に裁判所が逮捕状を発行し、身柄を拘束された状態で取り調べを受けている。男はトルエンとみられる液体が入ったペットボトルとライターを持ち、靖国神社に侵入したところを、パトロール中の警備員に見つかり取り押さえられた。共同通信は捜査関係者の話を引用し、男が「靖国神社に火を付けるため立ち入った」という趣旨の供述をした、と報じた。


今月の報道から。翌日に出国してしまえば、犯行がバレても日本に引き渡される恐れがないとふんだか?

靖国神社に放火目的でシンナー用意 「参拝に反発」韓国人男を追送検

靖国神社(東京都千代田区)に放火するためにシンナーやライターなどを用意したとして、警視庁公安部は9日、放火予備容疑で、韓国籍でアルバイトの姜(カン)庸(ヨン)珉(ミン)容疑者(23)=建造物侵入容疑で逮捕=を追送検した。

公安部によると、容疑を認め、「日本の国会議員らの靖国参拝に反発を覚え、神社を燃やせば参拝できなくなると思った」と供述。来日前にインターネットでシンナーの購入場所などを調べ、事件翌日の韓国行きの航空券を持っていたことなどから、公安部は計画的な犯行とみている。

追送検容疑は9月21~22日、都内でシンナー4リットルを購入し、ペットボトル2本に移し替えた上で、ペットボトルやライター、点火用の軍手などをリュックサックに詰め込などの放火の用意をし、靖国神社に侵入したとしている。

姜容疑者は21日に入国した後、靖国神社を下見し、都内のホテルで放火道具を用意。22日夜に神社のトイレ裏に隠れていたところを警備員に見つかり、シンナーを投げかけて軍手などに火をつけようとしたが、ライターが着火せずに取り押さえられたという。

産経 2013.10.9

「靖国神社に火をつけるため」シンナー、ライター、軍手…人知れず準備を重ねた韓国人男の放火計画 法廷で自説主張か

何の恨みがあって、英霊の眠りを妨げようとしたのか。靖国神社(東京都千代田区)に放火するため、シンナーやライターなどを用意するなどしたとして、韓国籍の姜庸●(=王へんに民)(カン・ヨンミン)容疑者(23)が11日、放火予備罪などで起訴された。犯行動機を「日本の国会議員らの靖国参拝に反発を覚えた」と語り、韓国内でインターネットを使って日本でのシンナーの購入先などを調べ上げ、日本に来てからもホテルで黙々と準備を重ねていた。親にも内緒で決行したという強い覚悟とは-。

「警備が手薄になるまで…」 トイレの陰で4時間潜伏

彼岸中の9月22日。夕闇が落ち始めた午後5時ごろ、リュックサックを背負った姜被告は、靖国神社南門近くのトイレの陰に身を潜めた。同6時には門が閉じられ、すっかり静まりかえった。「警備が手薄になるのを待とう」。さらに、3時間がたった。

「こんなところで何をしているんだ」

男性警備員に見とがめられ、外に連れ出されそうになったが、突然、振り返り、拝殿に向かって走り出した。リュックサックからペットボトルを取り出し、中身の液体を投げかけようとしたところで、警備員に追いつかれた。

液体は拝殿に届かずに石畳にこぼれ、シンナー特有の臭いが立ち上った。さらに、リュックサックに入っていた折りたたみ傘の先端に軍手をつけ、ライターで火を付けようとしたものの着火せず、その場で取り押さえられた。

警視庁公安部は建造物侵入の現行犯で姜被告を逮捕。リュックサックの中には、シンナー入りのペットボトルがもう1本入っていた。「靖国神社に火を付けるために来た」。姜被告は素直に容疑を認め、こう語ったという。

ネットで下調べ 夏休みを利用して犯行

公安部の調べで、姜被告が念入りに犯行の準備を進めていた様子が浮かび上がった。

前日の9月21日に韓国から成田空港に到着し、都内の塗装用品店でシンナー4リットルを購入。日本橋駅(中央区)近くのビジネスホテルにチェックインした。

ホテルの部屋にシンナーを置き、靖国神社に行って潜伏場所などを下見。2リットル入りの水のペットボトル2本を買って、再びホテルに戻り、水を捨ててシンナーに入れ替えた。姜被告の供述によれば、「たいまつのように点火用に使うつもり」で、軍手と折りたたみ傘も用意したという。

準備は韓国内で始まっており、インターネットで東京の塗装用品店やホテル、靖国神社の場所などを調べていた。さらに、シンナーの購入に必要な身分証明書として住民票を取得し、「シンナーください」という日本語も覚えていた。

韓国内で、携帯電話のバッテリーの製造工場でアルバイトをしていたという姜被告。バイト先の夏休みを利用して日本に来たといい、犯行翌日の23日には韓国に戻るつもりで航空券も予約していたが、あえなく身柄を拘束された。

公安部は放火未遂容疑での立件も検討したが、ライターが着火しなかったことなどから、放火予備容疑で追送検。東京地検は10月11日、建造物侵入と放火予備の罪で起訴した。

「神社を燃やせば…」 法廷で主張を展開か

姜被告はなぜ、靖国神社に火を付けようとしたのか。公安部によると、「以前から日本の国会議員が靖国神社に参拝するのに反発を覚えており、神社を燃やせば参拝できなくなると思った」と供述。慰安婦問題への日本の姿勢にも不満を漏らし、強い反日感情をみせているという。

直接のきっかけは犯行の約1カ月前、終戦の日の8月15日だ。安倍政権の閣僚を含む国会議員らが靖国神社に参拝するニュースをみて、「コップにたまっていた水があふれ出るように、神社に放火することを思い立ったようだ」(捜査関係者)。

靖国神社をめぐっては、平成23年12月、神門にガソリンがかけられて火を付けられ、境内に火炎瓶が投げられる事件があり、翌24年1月に韓国・ソウルの日本大使館に火炎瓶を投げ込んだとして、韓国警察に逮捕された中国人の男が「靖国神社に放火した」と犯行を認める供述をした。

警視庁公安部は放火容疑で男の逮捕状を取り、日韓犯罪人引き渡し条約に基づき、身柄の引き渡しを要求していたが、男は韓国内で服役後に「政治犯」と認定され、中国に帰った。

今回の事件と、火炎瓶事件に直接の関係はないとみられる。公安部によると、姜被告は軍隊での経験があるが、思想的な背景ははっきりしない。親にも日本に来ることを伝えていなかったという。いずれにしても姜被告は起訴されたことで、日本の法廷で裁かれる。警視庁幹部は一抹の不安をのぞかせる。

「今のところ、積極的に動機を語りたがらないが、裁判になれば、改めて自分の主張を明らかにするのではないか。法廷で堂々と日本を批判すれば、韓国で英雄扱いされるだろう

産経 2013.10.19


2013/01/06

靖国放火犯問題 朝鮮日報の強気


朝鮮日報によれば韓国は日本の裁判所の判断を尊重しているそうだから、日韓基本条約で解決済みという裁判所の判断をまさか無視していませんよね?・・・ですよね?

同紙は韓国の裁判所の判断を金科玉条のように掲げているが、毎日新聞は、韓国の法廷は民意になびく傾向があるという韓国内の冷めた見方を紹介している。朝鮮日報によると、教師であった劉強の曾祖父は中学生に朝鮮語を教えたかどで拷問されて殺されたのだそうである。そして彼を日本に引き渡せば、政治的迫害を受ける心配があるのだという。どこの平行宇宙の話かと。

韓国紙の河野談話に対する解釈にはブレが見られるが、今回の朝鮮日報は「強制動員への介入」を認めたもの、ということになっている。先月のコラムでは「日本軍による...強制動員を謝罪した」ものと文化部次長が書いていたのだが・・・。

産経の黒田勝弘記者によれば、韓国には報道機関という言葉はなく、言論機関という言い方をするという。そういう積もりで読めばいいのかもしれない。

【社説】日本は靖国放火犯引き渡し拒否の意図を読み取れ

靖国神社に放火した容疑で日本から引き渡しを求められた中国籍の劉強・元受刑者について、韓国の裁判所はこれを拒否する決定を下し、劉・元受刑者は4日に中国へ帰国した。今回の裁判所の決定について中国政府は歓迎の意を示したが、日本の安倍晋三首相は遺憾の意を表明し「強く抗議したい」などと発言した。

今回の決定は、大韓民国司法の独自の判断に基づくものだ。韓国が日本の裁判所の判断を尊重するように、日本も韓国の判断を尊重すべきなのは言うまでもない。もちろん、中国と日本の双方が互いに引き渡しを求めた劉・元受刑者の事案は、3カ国の歴史問題が絡む微妙な問題だということは間違いない。しかしだからこそ、各国の指導者は法的な手続きに沿って粛々と処理すべきであり、それが国家間の無用な摩擦を避ける懸命な方法だということを忘れてはならない。

2011年12月、靖国神社に火炎瓶を投げつけ、昨年1月にもソウルの在韓日本大使館に火炎瓶を投げつけたとして身柄を拘束された劉・元受刑者は、その後韓国で懲役10月の刑を宣告され服役していた。中国籍を持つ劉・元受刑者の祖父は抗日闘争中に戦死、韓国人である外祖母は日帝強占期に日本軍の慰安婦となり、中学校教師だった母方の曽祖父は生徒に韓国語を教えたとして、拷問を受け死亡したという。日本は犯罪人引き渡し条約を理由に劉・元受刑者の引き渡しを求めたが、劉・元受刑者は裁判で家族が受けてきた苦しみについて語り「軍国主義に戻ろうとする日本に警告がしたかった」と主張。裁判長も「劉・元受刑者の犯行と政治的目的には関連性がある」と判断した。韓日犯罪人引き渡し条約は、その犯罪が政治的問題に由来し、引き渡し後に犯罪人が政治的迫害を受けることが予想される場合、引き渡しを拒否できることになっている。

日本の一部政治家の間からは「放火犯が政治犯か」「韓国は中国の圧力に屈した」などと韓国政府や裁判所を非難する声が相次いでいる。しかし大韓民国の裁判所は「劉・元受刑者の認識と見解は大韓民国憲法の理念や国際機関、大多数の文明国が目指す普遍的価値と一致している」との判断を下した。劉・元受刑者の行動を単なる放火と見なす日本人は、裁判所がこのような判断を下した背景について、まずは考えなければならない

日本は1995年の「村山談話」で政府として植民地支配を謝罪しており、また93年の「河野談話」では従軍慰安婦に対する強制動員への介入を認めている。ところが日本の政界では最近、両談話を否定する発言が相次いでおり、安倍首相は両談話の見直しも示唆している。日本が劉・元受刑者を単なる放火犯と見なし、犯罪人引き渡し条約を盾にしようとすればするほど、軍国主義時代の日本による反文明的な罪状が浮き彫りになるだけだ。


中央日報の方は、「侵略の過去に対する日本の態度は怒りを買うのに十分だ」「全人類の名前で糾弾しなければならない」「劉強は義に徹した人物だ」などと大袈裟な言葉で予防線を張ってはいるが、ちょっとは疚しい気持ちもあるらしい。

【時視各角】靖国放火容疑者の釈放、果たして正しかったのか

中国人の劉強は2011年12月26日、日本の靖国神社の神門に放火した。そしてその日午後、ソウルに来た。日本は犯罪人引き渡し条約に基づき、劉強を日本に引き渡すよう要求した。韓国の検察はこれを受け入れ、裁判所に請求した。しかしソウル高裁はこれを棄却し、劉強は中国に帰国した。日本では非難世論が激しい。「韓国が国際社会の信頼を失う」という批判まで出ている。韓国では「司法府の決定が正しいから日本はこれを尊重すべき」という意見が多い。

では、韓国裁判所の判断は果たして正しいのか。国際法的に日本が受けた不利益はないのか。今回の決定が韓国・日本、さらに北東アジアに及ぼす副作用はないのだろうか。

裁判所は、劉強は一般刑事犯ではなく、「相対的政治犯」と規定した。国際法上、政治犯には2つの種類がある。絶対的政治犯は、国家の体制や政策に反対し、内乱・騒擾・保安法違反などに関連した人をいう。歴史的に共産圏や後進国独裁体制に抵抗した人たちが主に値する。最近ではアラブ反独裁闘争がある。こういう人たちの身柄引き渡しは拒否することができる。

「相対的政治犯」は、政治的な目的で一般犯罪を行う場合だ。ほとんどの場合は引き渡さなければならない。テロリストがよい例だ。ところが裁判所は相対的政治犯の場合、政治性と犯罪性を比較して、引き渡すかどうかを判断しなければならないと述べた。劉強は政治性がより大きいため、不引渡し対象になると決めた。もちろん劉強の政治的犯行動機は十分に理解できる。韓国人の祖母は日本軍慰安婦であり、中国人の祖父は抗日武装闘争中に戦死した。劉強は過去の歴史に対する日本政府の態度に抗議するため放火した。

しかし「犯罪性」は小さかったのだろうか。裁判所は「神社の外部の出入り口の一部が損傷しただけ」という。しかし靖国神社は日本人にとって単なる建物ではない。そこへの外国人の放火は相当な精神的被害となる可能性がある。劉強はソウルでは日本大使館に火炎瓶を投げた。これも被害は小さかった。ところが韓国は司法権を行使し、懲役10月で劉強を断罪した。韓国の司法権は重要で、日本の司法権は重要でないのか。犯罪人引き渡し条約は、両国がお互いの法益と司法権を尊重するという意味ではないのか。

「相対的政治犯」に対する寛容を拡大するのも問題がある。父が韓国戦争(19050-53)中に米軍に虐殺された人がいるとしよう。彼は反米主義者になり、マッカーサー銅像を破壊した後、反米性向の国に行って身を守った。その国が彼を引き渡さなければ、韓国人は納得するだろうか。

朝鮮戦争中に先祖が中国共産軍に虐殺された韓国人がいるとしよう。彼が中国の韓国戦争参戦記念館の入口に火をつけ、他の国に行った。その国が彼を保護すれば、中国はそれを受け入れるだろうか。政治的な目的が大きいからといって犯罪人を保護すれば「抗議と怒りの放火」はさらに増えるだろう。どの国も被害から抜け出せない。

侵略の過去に対する日本の態度は怒りを買うのに十分だ。被害者だけでなく、全人類の名前で糾弾しなければならない。しかし方法はあくまでも理性的かつ合理的でなければならない。歴史的な感情が法を圧迫してはならない。韓日中は過去が敏感で、現在が複雑で、未来が不透明な、かなり難しい関係だ。日本の責任は絶対的だが、とにかく現実はそうだ。こういう関係では情緒が法に先立てば、問題がさらに歪む。

韓日中の間では特に暴力に対する格別な警戒心が必要だ。お互い戦争をした経験があるからだ。名分があるという理由で暴力という手段が広範囲に容認されるのなら、「暴力の時代」がまた来るかもしれない。情緒的な理由で日本に対する暴力を容認すれば、地域の新しい絶対強者に誤ったメッセージを与えかねない。

劉強は義に徹した人物だ。義のために放火したとすれば、劉強は現場で日本の警察に手錠を掛けられ、法廷で日本に向かって自分の大義を主張するべきではなかっただろうか。安重根(アン・ジュングン)義士のように…。

中央日報日本語版 2013.1.7

放火犯引渡し問題 毎日の冷静な分析


この件について、毎日新聞がかなり冷静に分析している。韓国人の弁護士の言葉として「敏感な事案になると、韓国の法廷は世論に逆らわないようになびく傾向がある」という見解を紹介している。

[メモ] 「朴氏側が配布した報道資料は、朴氏の『歴史を直視しながら』などといった発言に下線が引かれていた」

額賀氏訪韓:朴次期大統領、妥協しない姿勢を強調

【ソウル澤田克己】額賀氏と朴槿恵氏の会談は、日韓両国の新政権発足に合わせて関係改善を図る出発点だ。ただ、朴氏側が配布した報道資料は、朴氏の「歴史を直視しながら」などといった発言に下線が引かれていた。歴史問題で妥協しない姿勢を強調したもので、関係改善が簡単ではないことを示した。

韓国では、李明博(イ・ミョンバク)大統領が昨年8月に島根県・竹島(韓国名・独島=ドクト)に上陸したり、天皇陛下に謝罪を求める発言をしたりして日韓関係を悪化させたことには批判が強い。

一方で、現在の韓国では「対日関係は重要とは考えられていない」(韓国の元外交官)という空気が漂う。安倍首相が自身の首相就任前にもかかわらず朴氏の当選直後に特使派遣を表明したのに、朴氏側が難色を示して日程を延期せざるをえなくなったのも、韓国側のこうした意識を反映したものだ。額賀氏と朴氏の会談を伝える韓国メディアの報道も「歴史を直視」という朴氏の発言に焦点を当てたものが多いが、関心が特別に高いわけではない。

靖国神社への放火事件にかかわった中国人の劉強(りゅう・きょう)元受刑者(38)を日本に引き渡さないという3日のソウル高裁の決定も、こうした流れと無関係とは言えない。

ソウルの法律事務所で働く韓国人弁護士は「敏感な事案になると、韓国の法廷は世論に逆らわないようになびく傾向がある」と話す。祖母が慰安婦で、慰安婦問題での日本政府の態度に腹を立てたのが犯行動機だと供述した劉元受刑者を、韓国で軍国主義の象徴とみられる靖国神社への放火容疑で日本に引き渡すという決定は難しい。日韓関係の重要性に関する意識は低くなっているため、日本を刺激するような決定にもそれほど抵抗はないのだ。

さらに「(劉元受刑者を中国に引き渡せという)要求が受け入れられない場合、中国はただではおかないとの憂慮が韓国政府の内外に少なくない」(聯合ニュース)という恐怖感が、韓国では事前に語られていた。これも、高裁の決定に影響を与えた可能性がありそうだ。

毎日 2013.1.5
読売は怒っている。

靖国放火容疑者 韓国の引き渡し拒否は不当だ

日韓関係を損なう韓国司法の不当な決定だ。

東京の靖国神社の神門に放火した疑いで日本政府が韓国政府に身柄引き渡しを求めていた中国人容疑者について、ソウル高裁が「政治犯」と認定して引き渡しの拒否を決定し、容疑者は中国に帰国した。

容疑者の身柄引き渡しを巡っては、中国が政治犯としての処遇を求めて強制送還を公然と要求していた。日本より中国への配慮が強くにじみ出た決定と言えよう。

安倍首相が「韓国の対応は日韓犯罪人引き渡し条約を事実上、まったく無視したものだ。極めて遺憾で、強く抗議したい」と述べたのも当然である。

この容疑者は、昨年1月にソウルの日本大使館に火炎瓶を投げ込んだ罪で韓国で懲役10月の実刑判決が確定し服役した。取り調べ中に、一昨年12月の靖国神社への放火についても自供していた。

日本の施設を連続して狙った犯行の動機について、容疑者は、祖母がいわゆる従軍慰安婦で、日本政府の歴史認識や対応への怒りからだと供述していたという。

ソウル高裁は、靖国神社について、「侵略戦争を主導し、有罪判決を受けた戦犯が合祀ごうし」され、閣僚らが参拝するなど国家施設として使用されている「政治的象徴性がある」と指摘した。

そのうえで、放火は日本の政策変更を狙った政治的な目的による犯行で、引き渡しを拒否できる「政治犯罪」にあたるとした。

驚くべき判断だ。これでは、過去の歴史と絡めて、放火という重大な犯罪に“政治的大義”を認め、放免したに等しい。靖国神社には何をしても許されると言ったも同然ではないか。

同種の犯罪を誘発しないかと危惧せざるを得ない。

日本と韓国の間に過去認識を巡って大きな溝が存在するのはまぎれもない事実だ。だが、放火という犯罪に政治的な意味合いを持たせるのは明らかにおかしい

歴史問題に絡んだ韓国の司法当局の判断は他にもある。

一昨年8月に憲法裁判所は、韓国政府が元慰安婦の賠償請求権について解決に努力しないのは憲法違反にあたると判断した。

昨年5月には最高裁が、第2次大戦中に日本企業に徴用された韓国人元労働者の個人の賠償請求権は有効とする判断を示した。

請求権問題は国交正常化の際の協定で「完全かつ最終的に」解決されている。その立場を、日本政府は今後も堅持すべきである。

読売 2013.1.6

産経はというと。

靖国放火男 「政治犯」認定はおかしい

靖国神社の門に放火した事実を韓国で認めた中国籍の男に関し、ソウル高裁は「政治犯」と認定し、日韓犯罪人引き渡し条約に基づく日本側への身柄引き渡しを拒否する決定を下した。

男は中国の要求通り帰国した。中国の圧力に屈した不当な判断であり、日本政府は在韓日本大使館を通じて韓国政府に抗議した。安倍晋三首相も4日の年頭会見で「条約を事実上無視し、極めて遺憾だ。抗議したい」と述べたのは当然である。

男は同大使館に火炎瓶を投げた事件で逮捕され、韓国で服役を終えたが、靖国神社への放火も明らかになった以上、日本の裁判所で改めて裁かれるべきだった。

条約は引き渡しを拒否できる理由に「政治犯」などを挙げているが、ソウル高裁が男を政治犯とした理由は到底理解し難い。

靖国神社に日本の閣僚らが参拝していることを理由に「国家施設に相当する政治的象徴性がある」と決めつけ、「過去の日本政府の認識と政策に怒りを感じ、政策を変化させようとした」「政治的大義のために行われた」などと犯行を半ば擁護している

慰安婦問題や靖国神社への考えは「韓国の憲法や多数の文明国家が目指す普遍的価値と軌を一にする」と男に同調した。放火やテロを奨励するような内容であり、裁判官らの国際常識が疑われる。

韓国政府の対応もおかしい。韓国法務省は放火男について、一度は「引き渡し条約の対象犯罪に該当する」と判断していた

だが、中国が「人道問題だ」と韓国に外交圧力を加え、韓国の反日勢力が引き渡し拒否を叫んだこともあり、司法に判断を預けたのが実態といえる。韓国政府は、判断を放棄して条約不履行を招いた重い責任を強く反省すべきだ。

 首相特使として訪韓した額賀福志郎元財務相は朴槿恵次期大統領と会談し、「良好な関係を築くため良い船出をしたい」との安倍氏の意向を伝えた。

 李明博大統領の竹島不法上陸や天皇陛下への謝罪要求で日韓関係は悪化した。関係修復への努力を双方に期待したいが、安直な妥協は禁物である。

 日韓は中国の軍拡や北朝鮮の核・ミサイルなどの問題で協力が必要な関係にあるとはいえ、領土や歴史問題などでは安倍氏は日本の立場を明確に主張してほしい。

産経 2013.1.5

2013/01/05

靖国放火犯、太平洋戦争遺族会会長に感謝


靖国神社に対するネガティブキャンペーンを始めたのは、中国でも韓国でもない。日本人である。慰安婦騒動にしても、韓国人よりも日本人の方が大きく貢献しただろう。少なくとも立ち上げの時期はそうだった。彼らの蒔いた「友好」と「和解」の種がこうして花開いたのである。

日本大使館突入事件にしろこの事件にしろ、犯人を英雄視してしまう韓国社会にも問題はあるが、韓国は最近まで靖国神社も慰安婦も問題視していなかった。日韓友好を掲げる日本人たちが焚きつけたのである。そして、これに報復する日本人も現れた。ヘイトの連鎖が生まれたのである。

遺族会のヤン会長が真っ先に接触

太平洋戦争犠牲者遺族会のヤン(梁順任)会長も健在らしい。詐欺容疑で逮捕されたという噂もあったが、どっこい、真っ先に犯人に面会に行ったという。挺対協も彼を日本に引き渡さないよう当局に圧力をかけていた

劉は日本大使館に対する火炎瓶襲撃事件では有罪になり、韓国で服役していた。

靖国放火中国人「日本、慰安婦問題含む過去の歴史を再認識すべき」

日本の靖国神社の門に放火した容疑で裁判を受けていた中国人の劉強元受刑者(39)が、犯罪人引き渡し裁判で政治犯と認められて釈放され、翌日4日午前に中国に出国した。

劉強氏はこの日午前8時55分、仁川(インチョン)空港を出発し、上海浦東空港に到着した。上海は、劉氏の韓国人の祖母が1942年に日本従軍慰安婦として連行されて定着したところで、劉氏の母が暮らしている。劉氏はこの日、空港で上海市政府の関係者に迎えられ、午後、母や娘など家族と会った。劉氏はソウルから上海に到着するまで同行した中国政府関係者の保護を受けた。

中央日報はこの関係者を通じて劉氏にインタビューした。劉氏はまず「日本は今回の事件をきっかけに、慰安婦問題をはじめ、過去の歴史を再認識しなければいけない」と述べた。劉氏は、2011年12月に日本・京都で開かれた韓日首脳会談で野田佳彦首相が李明博(イ・ミョンバク)大統領に会ったが、慰安婦問題の解決に誠意ある態度を見せなかったというニュースを見て怒りを感じ、東京の靖国神社の門に放火した。また「日本が過去の歴史を反省しないのが大きな問題」と主張した。

劉氏は今回の裁判過程で韓国の裁判所と社会が見せた温情に感謝を表明した。劉氏は「法治国家の韓国が法(犯罪人引き渡し法)に基づき公正に裁判をしたことに感謝する」とし「太平洋戦争遺族会のヤン・スンイム会長(69、女性)にも感謝の言葉を伝えたい」と述べた。ヤン会長は、劉氏が昨年1月8日に駐韓日本大使館に火炎瓶を投げ込んだ容疑でソウル鍾路警察署に収監された際、真っ先に面会に行った韓国人だ。また、数百人の署名を受けて裁判所と法務部に嘆願書を出した。

ヤン会長は最近、中央日報のインタビューで、「慰安婦問題を無視した日本政府に対し、韓国人の代わりに怒りを表した劉強は、単なる放火犯ではなく勇気と気概のある若者だ。劉を日本に送らず中国に送り、日本の右翼に警鐘を鳴らし、大韓民国に正義が生きていることを司法府が見せなければいけない」と話していた。

劉氏はソウル拘置所で会った韓国人がハングルを教えてくれたことに対しても感謝の意を表した。劉氏は「テレビでニュースをゆっくり話せば内容が分かるようになった」とし「私に大きな関心を見せてくださった韓国の多くの方々と報道機関に感謝している」と語った。

3日にソウル高裁で政治犯と認められて釈放された劉氏は、駐韓中国大使館内で一夜を送った。劉氏は「祖母の国だからそうなのか、韓国のキムチが自分の口によく合う。母と私、そして娘(4)の誕生日が1月上旬に続くので、家族と一緒に上海で誕生日を送れるようになって本当にうれしい」と語った。

劉氏がまた韓国を訪問するかどうかはまだ分からない。駐韓日本大使館に火炎瓶を投げた容疑で10カ月間服役した記録のため、当分はビザが出ない可能性が高いからだ。
中央日報 2013.1.4 (日本語版


류창 “일본, 위안부 문제 포함 과거사 다시 인식해야”

석방 이튿날 중국행 … 전화 인터뷰
공정한 재판 해준 한국에 감사
가족과 생일 보내게 돼 기뻐

일본 야스쿠니 신사 문에 불을 지른 혐의로 재판을 받았던 중국인 류창(劉强·39·사진)이 범죄인 인도 재판에서 정치범으로 인정받고 풀려난 지 하루 만인 4일 오전 중국으로 출국했다. 그는 이날 오전 8시55분 인천공항을 출발해 상하이(上海) 푸둥(浦東)공항에 도착했다. 상하이는 류씨의 한국인 외할머니가 1942년 일본 종군 위안부로 끌려가 정착한 곳이자 류씨의 어머니가 살고 있는 곳이다. 그는 이날 공항에서 상하이 시 정부 관계자들의 영접을 받았으며 오후에 어머니와 딸 등 가족들과 반갑게 재회했다.

 류씨는 서울에서 출국해 상하이에 도착할 때까지 신변 보호를 위해 동행한 중국 정부 관계자의 보호를 받았다. 중앙일보는 이 관계자를 통해 류씨와 인터뷰했다.

 그는 먼저 “일본은 이번 사건을 계기로 위안부 문제를 비롯해 과거사를 다시 인식해야 한다”고 촉구했다. 류씨는 2011년 12월 일본 교토(京都)에서 열린 한·일 정상회담에서 노다 요시히코(野田佳彦) 당시 일본 총리가 이명박 대통령을 만났지만 위안부 문제 해결에 무성의한 태도를 보였다는 뉴스를 보고 격분해 일본 도쿄의 야스쿠니 신사 문에 불을 질렀다. 그러면서 “일본이 과거사를 반성하지 않는 것이 큰 문제”라고 주장했다.

 류씨는 또한 이번 재판 과정에서 한국 법원과 사회가 보여준 온정에 감사를 표시했다. 그는 “법치국가인 한국이 법(범죄인 인도법)에 따라 공정하게 재판해준 데 대해 감사드린다”며 “태평양전쟁유족회 양순임(69·여) 회장에게도 각별히 감사의 말씀을 전하고 싶다”고 말했다. 양 회장은 류씨가 지난해 1월 8일 주한 일본대사관에 화염병을 던진 혐의로 서울 종로경찰서에 수감됐을 때 가장 먼저 면회를 갔던 한국인이다. 또 수백 명의 서명을 받아 법원과 법무부에 탄원서를 냈다.

 양 회장은 최근 중앙일보와의 인터뷰에서 “위안부 문제를 외면한 일본 정부에 한국인을 대신해 분노를 표시한 류창은 단순한 방화범이 아니라 용기와 기개 있는 젊은이다. 류를 일본으로 보내지 말고 중국으로 보내 일본 우익들에게 경종을 울리고, 대한민국에 정의가 살아 있음을 사법부가 보여줘야 한다”고 촉구했었다.

류씨는 서울구치소에서 만난 한국인들이 한글을 가르쳐준 데 대해서도 고마움을 표시했다. 그는 “TV에서 뉴스를 천천히 말하면 알아들을 수 있게 됐다”며 “저에게 큰 관심을 보내준 한국의 많은 분과 언론에 감사한다”고 말했다.

 지난 3일 서울고법에서 정치범으로 인정돼 풀려난 류씨는 주한 중국대사관 관내에서 하룻밤을 보냈다. 그는 “외할머니의 나라라서 그런지 한국 김치가 내 입에 잘 맞는다. 어머니와 나, 그리고 딸(4)의 생일이 1월 상순에 연달아 있는데 가족과 함께 상하이에서 생일을 보낼 수 있게 돼 정말 기쁘다”고 소회를 밝혔다.

 류씨가 한국을 다시 방문할지는 현재로선 미지수다. 주한 일본대사관에 화염병을 투척한 혐의로 10개월을 복역한 기록 때문에 그가 한국을 방문하려면 비자가 당분간 나오지 않을 공산이 크기 때문이다.

2012/12/23

火炎瓶テロ犯引渡しに悩む韓国


慰安婦の孫を自称する男が、日本の歴史認識を糺すとしてソウルの日本大使館に火炎瓶を投げ込んだ事件の続報。あまり日本で関心が高いという印象はないのだが、日本の報道陣が傍聴席を埋め尽くしたというのは本当なのだろうか?

なお、挺対協は、この犯人を日本に引き渡すなと当局に圧力をかけていた。余談。

【コラム】靖国放火犯の引き渡し問題、韓国外交の試金石に

靖国神社の門に放火し、その後ソウルの日本大使館に火炎瓶を投げ付け韓国で服役中の中国人・劉強受刑者(38)について、韓国は身柄引き渡し問題の解決を迫られている。昨年12月6日に靖国神社の門に火をつけた後、韓国に逃避した劉強受刑者は今年1月8日、再びソウルの日本大使館に火炎瓶を投げ付け、現場で逮捕された。懲役10カ月を言い渡されて服役を終えたが、このたび日本への引き渡し審理を受けるため再び収監され、現在は裁判所の決定を待っている。日本政府は刑の執行が終わった劉強受刑者を「犯罪者引き渡し条約」に基づき引き渡すよう要求しているが、中国は同受刑者を「政治犯」として認めて国外追放の形で送還するよう強く迫っている。韓国法務部(省に相当)は悩んだ揚げ句、裁判所に判断を委ね、裁判所は来年1月5日までに劉強受刑者を日本に引き渡すかどうか決定しなければならない。

日本で右派傾向の強い安倍晋三政権が誕生することになり、北東アジア3カ国の緊張が高まる中、劉強受刑者の身柄引き渡し問題は韓国政府にとって「火中の栗」でしかない。日本政府は「劉強受刑者を中国に引き渡すことになれば、ただでさえ冷え込んでいる韓日関係は決別に向かって進むことになるだろう」と強硬な姿勢を見せている。先月から3回にわたり行われた劉強受刑者の審理では日本の報道陣数十人が傍聴席を埋め尽くすなど、日本側の関心の高さを現している。

中国はあらゆる外交チャンネルを通じて韓国に圧力をかけている。今年7月に訪韓した孟建柱公安部長は、法務部の権在珍(クォン・ジェジン)長官と会談した際、「日本の要求通りにすれば深刻な外交問題になるだろう」と述べた。劉強受刑者の弁護人によると、在韓中国大使館の関係者は劉強受刑者が中国に送還されると確信している様子だという。

中国政府が放火犯に過ぎない劉強受刑者に対しこれほど執着し、中国送還を固く信じているのはなぜだろうか。劉強受刑者は法廷で、韓国国籍の母方の祖母が1940年代に旧日本軍慰安婦で被害を受けたという家族歴を明かし、犯行の動機について「日本政府の歴史認識を正すため火をつけた」と説明した。つまり「反日政治犯」だから中国で裁判を受けさせるべきだと主張しているのだ。今年11月も劉強受刑者の引き渡し審理が請求されると、興奮した中国のインターネットサイト上には「韓国は中国を裏切った」など韓国を非難する書き込みが6000件以上も掲載された。劉強受刑者は中国のネットユーザーの間で「抗日烈士(日本に抵抗し自らの身をささげる人物)」と言われている。

これまで韓国の刑事司法執行の過程に介入し、「輝かしい戦果」を挙げてきたのも、中国が劉強受刑者送還に自信を持っている理由の一つだ。韓国政府は昨年、中国共産党関連資金数百億ウォン(100億ウォン=約7億8000万円)を横領して韓国に逃走してきた中国共産党幹部について、中国側の圧力に勝てず正規の手続きを踏まないまま中国に引き渡してしまった。昨年1月に訪中した金畯圭(キム・ジュンギュ)検察総長=当時=に中国共産党の幹部が直接面会を求め、「捕まえて送還してほしい」と特別要請したことから検察職員が直接その幹部を逮捕した。幹部は韓国で犯した犯罪が明らかになり起訴されたが、裁判を受けずに過酷な刑罰が待つ中国に送られた。幹部が中国でどのような処分を受けたかは分かっていない。違法操業で摘発された中国人船員が韓国海洋警察に暴力を振るい殺人を犯しても、処罰どころかまともに抗議すらできない弱腰外交が繰り返されているのを考えると、中国が韓国の司法制度を軽視するのも当然かもしれない。

劉強受刑者の件については韓国の専門家の間でも「政治犯と認めて中国に送還すべきだ」という見解と、「単なる放火犯だから条約に基づき日本に引き渡すべきだ」という見解が対立している。現在は韓国政府が国内の反日世論を意識してどうにもできず、裁判所に責任を押し付けた状態だが、劉強受刑者の引き渡し審理決定日は刻一刻と迫っている。現政権が責任を取らず、解決に乗り出さないとなれば、新大統領がその課題を負わざるを得ない。

鄭権鉉(チョン・グォンヒョン)記者

朝鮮日報日本語版 2012.12.23  

続報 2013年1月3日: 高裁は日本に引き渡さずに中国送還すると決定。慰安婦カードがある種の免罪符になっている現実。

靖国神社放火の中国人 「日本へ渡さぬ」 韓国高裁決定、条約不履行

【ソウル=加藤達也】2011年12月に東京の靖国神社の門に放火したことを韓国で認め、日本側が日韓犯罪人引き渡し条約によって身柄の引き渡しを求めていた中国籍の劉強元受刑者(38)について、引き渡しの適否を審査していたソウル高裁は3日、元受刑者を日本に引き渡さないとする判断を下した。韓国の聯合ニュースが伝えた。

 同条約では引き渡しを拒否できる理由として政治犯などを挙げ、それに該当しない場合は引き渡さなければならないとしており、審査では犯行の「政治性」が焦点となった。

 聯合ニュースによると、ソウル高裁は靖国神社への放火を「政治目的との関連性が認められる」と判断した。

 劉元受刑者は12年1月、ソウルの在韓国日本大使館の敷地内に火炎瓶を投げ込み、韓国で実刑判決を受け服役。取り調べや公判で、11年12月に靖国神社の門に放火したことを自供した。放火事件を捜査していた警視庁が逮捕状を取得、日本側は条約に基づいて身柄の引き渡しを求めていた。

 元受刑者は大使館への火炎瓶投げ込み事件については韓国で逮捕、起訴されて服役。昨年11月に刑期を終えたが、日本への引き渡し審査終了までの間、拘束されていた。

 放火と火炎瓶の両事件の動機に関連し、「祖母が日本軍の慰安婦だった」などと主張。中国政府はこの点を強調し、韓国政府に政治犯と認定して中国に退去させるよう外交圧力を強めていた。最終判断は韓国の法相が下すが、今回の判断で身柄が中国に引き渡される公算が大きくなった。

 日本政府筋はこれまで、「合理的かつ正当な理由なく引き渡しを拒めば、韓国は犯罪人引き渡し条約の不履行国となり、国際的信用の失墜は免れない」と指摘していた。

産経 2013.1.3

2012/01/12

誰がパラノイアを作り出したのか?日本大使館放火事件



流暢に韓国語を話すという事だから、朝鮮系(漢族)である可能性はある(追記:この部分、「半島系朝鮮人と漢族との混血」が正しいのではないかとご指摘を頂き、訂正した。I さんありがとうございます)。祖母が強制連行された慰安婦で、それを死の間際に打ち明けられたとか、曽祖父が独立運動家で日帝に殺されたとか、話が出来すぎているような気もするが、韓国の警察は彼が本気だったと見ている。どうやら、東京の繁華街にポスターを貼って回った愉快犯とは違うらしい。

自分は一度、韓国人と中米人のハーフにかなり厳しく慰安婦問題の事で責め立てられたことがある。これはネットでのやり取りだったが、本国の韓国人でもこれほど感情的になった人とは出会った事がなかった。とにかく、猛烈に日本を憎んでいた。しかもそれが個人的な体験から日本を憎んでいたのではなく、国際的に流布している「日本軍性奴隷制度」の話を真に受けて憤っていたのである。

もともと慰安婦騒動は、靖国問題にも言えることだが、政治的なパフォーマンスとして始まった側面がある。それが20年も続く内にこんな事になってしまうとは、当時の朝日新聞の関係者も思っていなかったろう。先月のフジテレビの番組に出演した秦郁彦がマスコミの責任は大きいと言っていたが、一部のマスコミの火遊びがパラノイアを作り出してしまったとも言えるかもしれない。もちろん慰安婦騒動が大きくなったのは韓国側にも責任があるわけだが、犠牲者が出ていたら本当に救いようのない話であった。

追記 (1月16日): パラノイアと書いたが、やはりこの男、ちょっと頭がおかしいのかもしれない。16日付の聯合ニュースの記事を追加した。

日大使館火炎瓶中国人、日本軍慰安婦だった母方の祖母の誕生日合わせ犯行

日本大使館に火炎瓶を投げた疑惑で拘束令状が申請された中国人リュ(38)氏は日本軍慰安婦として徴用されたという母方の祖母の誕生日に犯行を犯したことが明らかになった。

リュ氏は8日ソウル、鍾路区、中学洞の日本大使館に自らの製作した火炎瓶4個を投げた後、現場で勤務中の警察警備隊員に検挙された。

▲リュ氏なぜ火炎瓶を投げたか?

9日ソウルの鍾路警察署によればリュ氏は韓国人である母方祖母と外曽祖父のために犯行を犯したと明らかにした。

3日外曽祖父が獄死したという西大門刑務所を見回した後、日本に対する敵がい心が大きくなって日本大使館に火炎瓶を投げたことがリュ氏が明らかにした直接的な犯行動機だ。

昨年12月18日韓日首脳会談当時、野田日本国首相が慰安婦問題に対し無責任な発言をした事もリュ氏の犯行動機の一つだ。

リュ氏は警察の調査によって母方の祖母は1942年大邱(テグ)で日本軍慰安婦として徴用されて木浦(モクポ)を経て中国に連れられてきたし外曽祖父は抗日運動をして西大門(ソデムン)刑務所に投獄されて拷問を受けて死亡したと言った。

だが、リュ氏の陳述の外にこれを証明する根拠はない状態だと警察は伝えた。 ただしリュ氏は韓国人とコミュニケーションが可能なほどの韓国語を駆使すると分かった。

警察関係者は「リュ氏が犯行を誇りに思って自身の行動を浮び上がっている」としながら「精神に問題があるとは言えない。信念による犯行と思える」と話した。

引き続き「リュ氏の犯行当日の8日は、母方の祖母の誕生日だと述べた」と「母方の祖母の誕生日に合わせて犯行し、本人自ら満足感を感じたことと考えられる」と付け加えた。


▲韓国に来た理由は?

リュ氏は昨年12月26日日本成田空港で東京を経由して仁川(インチョン)空港で入国した。

リュ氏は、同じ日日本の靖国神社に火を付けた後、中国に帰国する場合中である共助捜査で検挙されることを憂慮して韓国に入ってきたと入国理由を明かした。入国当時日本大使館にどこにあるかも知らず、放火計画はなかったと警察に述べた。

リュ氏は、入国後母方の祖母と外曽祖父の跡を踏んだ。

29日母方の祖母が連行されて行った全南(チョンナム)、木浦市(モクポシ)を経て30日母方のおばあさんが居住した大邱市、不老洞(プルロドン)を見て回った後、31日ソウルに上京して犯行当日の8日まで西大門区(ソデムング)あるモーテルに投宿した。

リュ氏は3日西大門(ソデムン)刑務所を見回し、当日犯行を決心して準備を始めた。

普段武器に関心が高かったリュ氏は数年前すでに多国籍オンライン百科事典ウィキペディアを通じ、火炎瓶製造方法を習っているはずだった。

リュ氏は6日ソウル駅の近くのガソリンスタンドであらかじめ用意した2リットルのミネラルウォーターのボトル2個にガソリン4リットルを購入して翌日焼酎瓶など火炎瓶を作る工兵(?)11個を準備した。

8日当日、工兵(?)にガソリンを入れ、Tシャツを切って芯で作り火炎瓶11個を作った後、このうちの4個を日本大使館に投擲した。

▲韓国入国前歩みは?

リュ氏は入国前日本で滞在しながら昨年12月26日東京の靖国神社の正門の柱に火をつけて神社の中の碑石に火炎瓶一個を投げたと述べている。

実際に出入国記録を見ると、リュ氏は中国の広州空港から昨年の10月3日に大阪空港から入国した後、事件発生当日の26日入国(?)した。 韓国行航空券は事件前日の12月25日前売りしたことが確認された。

だが、リュ氏の陳述外確認された事実はない状態だ。 リュ氏は心理治療医師資格と英語教師の資格を持っており、日本滞留中大阪と福島でボランティア活動をしたと伝えた。

警察はリュ氏とともに入国して先立って帰国した日本人女性を追っている。

リュ氏は日本国内日程を該当女性と共にした。 該当女性は韓国にも同行し、12月31日に日本に帰国した。 警察はリュ氏と該当女性の共謀の可否を調査している。

一方警察はリュ氏が昨年12月28日国内の某放送会社とインタビューしたのを見て、入国可否を把握した後日本大使館に通知したことが確認された。

日本大使館は捜査要請や警備強化要請はせず、警察も同じ月31日リュ氏と接触した後、犯罪疑惑がないという判断を下した。

SEGYE.com 2012.1.9 ※1

「日本人の彼女が手伝った」 日本大使館火炎瓶事件の男が明かす

「過去の過ちを反省しようとしない日本が憎らしかったのです。それで、日本植民地時代の日本軍慰安婦として強制動員された母方の祖母の誕生日にあわせ、駐韓日本大使館に火炎瓶を投げつけました」

8日午前、ソウル鍾路区中学洞(チョンノグ・ジュンハクドン)の駐韓日本大使館に火炎瓶4本を投げつけた容疑で拘束令状が申請された中国人のリュ・チャン容疑者(38)は9日、東亜(トンア)日報とのインタビューで、「火炎瓶を投げたのは、母方の祖母の誕生日へのプレゼントだった。今こそが自分の人生での最高の瞬間だ」と主張した。

中国広州出身の漢族であるリュ容疑者は、死亡直前の祖母から、直接、慰安婦時代についての話を聞かされた。祖母は、大邱(テグ)で住んでいたところ、1942年を前後に中国へと強制動員されたという。

リュ容疑者は同日、鍾路警察署の留置場で英語で行われたインタビューで、「祖母から話を聞き、大変ショックを受けており、反省しようとしない日本に憤りを感じた。昨年12月に行われた韓日首脳会談で、慰安婦問題を避けようとする日本側の誠意の無い姿勢に不快感を感じ、日本の靖国神社に放火をし、今回の出来事も起こした」と主張した。

昨年12月26日、神社に放火した際は、日本人の彼女の手助けを受けたという。彼女は心理治療士であるリュ容疑者が、昨年の福島原発事故でボランティア活動に行った際に出合ったうつ病患者だった。

警察によると、リュ容疑者は犯行前日、福島からガソリン5リットルを購入した後、神社を訪れ下見をし、その翌日の午前2時、ガラス製のマッコリビンで作った火炎瓶で火を放ったという。火炎瓶の作り方は、オンライン上の百科辞典サイト、ウィキペディアを検索して知った。リュ容疑者の彼女は、駐韓日本大使館への火炎瓶投擲事件も手助けしたという。しかし、リュ容疑者、「何を助けたのか」という記者の質問には回答を拒否した。警察は、「日本人女性が同行した事実は確認したが、1月1日、日本に向け出国したことが分かった」とコメントした。

靖国神社に火を放ち、その5時間後韓国に逃げてきたリュ容疑者は、祖母の故郷である大邱や、祖母が中国に連れて行かれた場所である木浦(モクポ)を訪れたのに続き、今月3日、母方の曽祖父が独立運動中投獄され、死亡したと聞かされたソウル西大門(ソデムン)刑務所を見て回った。警察の関係者は、「入国当時は具体的な犯行計画は無かったが、西大門刑務所を見て回った後、犯行を決心したものと見られる」と伝えた。

東亜日報 2012.1.10

1月16日追記:

日本大使館に火炎瓶投げた中国人「大韓民国万歳」

ソウルの日本大使館に火炎瓶を投げ込んだ中国人の男が拘束されているソウル・鍾路警察署は16日、男が少なくとも2度にわたり韓国語で「大韓民国万歳」と叫ぶなど奇異な言動をとっていると明らかにした。同署はきょうにも男を送検する予定。

韓国語で日本の悪口を言ったり、留置場で韓国の国歌を歌ったりもするという。

男は日本政府が慰安婦問題に対して無責任な態度をとっていることに不満を抱き、8日に日本大使館に火炎瓶4本を投げ込み、壁の一部を焦がした疑いで逮捕された。

また、昨年末に東京・靖国神社に火をつけたと主張。朝鮮半島出身の祖母が旧日本軍の従軍慰安婦にされ、植民地時代の反日運動家だった曾祖父がソウルの西大門刑務所で拷問を受け死亡したと供述している。

警察は男の家族関係など、犯行動機の真偽を調査しているが、資料が乏しく確認は難しい状態だ。男と一緒に韓国入りした日本人女性は1日に出国したが、犯行を手伝ったかどうかについては確認できていないという。



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日대사관 화염병 중국인, 일본군위안부 외조모 생일 맞춰 범행


일본대사관에 화염병을 던진 혐의로 구속영장이 신청된 중국인 유모(38)씨는 일본군 위안부로 징용됐다던 외조모의 생일날 범행을 저지른 것으로 드러났다.


유씨는 8일 서울 종로구 중학동 일본대사관에 자체 제작한 화염병 4개를 던진 후 현장 근무 중인 경찰 경비대원에 검거됐다.


▲ 유씨 왜 화염병을 던졌나?


9일 서울 종로경찰서에 따르면 유씨는 한국인인 외조모와 외증조부를 위해 범행을 저질렀다고 밝혔다.


3일 외증조부가 옥사했다는 서대문형무소를 둘러본 후 일본에 대한 적개심이 커져 일본대사관에 화염병을 던졌다는 것이 유씨가 밝힌 직접적인 범행 이유다.


지난해 12월18일 한일정상회담 당시 노다 일본 총리가 위안부 문제에 대해 무책임한 발언을 한 것도 유씨의 범행 이유 중에 하나다.


유씨는 경찰조사에서 외조모는 1942년 대구에서 일본군 위안부로 징용돼 목포를 거쳐 중국으로 끌려왔고 외증조부는 항일운동을 하다 서대문형무소에 투옥돼 고문을 받다 사망했다고 했다.


하지만 유씨의 진술 외 이를 증명할 근거는 없는 상태라고 경찰은 전했다. 다만 유씨는 내국인과 의사소통이 가능할 정도의 한국어를 구사하는 것으로 알려졌다.


경찰 관계자는 "유씨가 범행을 자랑스러워하고 자신의 행동을 부각하고 있다"면서 "정신에 문제가 있다고 말할 수 없고 신념에 의한 범죄로 보인다"고 말했다.


이어 "유씨가 범행 당일인 8일은 외조모의 생일이라고 진술했다"며 "외조모 생일과 일치시켜 범행을 하면서 본인 스스로 만족감을 느꼈던 것으로 생각된다"고 덧붙였다.




▲ 왜 한국에 온 이유는?


유씨는 지난해 12월26일 일본 나리타공항에서 도쿄를 경유해 인천공항으로 입국했다.


유씨는 같은날 일본 야스쿠니(靖國)신사에 불을 지른 후 중국으로 귀국할 경우 중일 공조수사로 검거될 것을 우려해 한국에 들어왔다고 입국사유를 밝혔다. 입국 당시 일본대사관에 어디에 있는지도 몰랐으며 방화계획은 없었다고 경찰에 진술했다.


유씨는 입국후 외조모와 외증조부의 흔적을 밟았다.


29일 외조모가 끌려간 전남 목포시를 거쳐 30일 외조모가 거주했던 대구시 불로동을 둘러본 후 31일 서울에 올라와 범행 당일인 8일까지 서대문구 한 모텔에 투숙했다.


유씨는 3일 서대문형무소를 둘러봤으며 당일 범행을 결심하고 준비를 시작했다.


평소 무기에 관심이 많은 유씨는 수년전 이미 다국적 온라인 백과사전인 위키디피아를 통해 화염병 제조방법을 익히고 있는 터였다.


유씨는 6일 서울역 인근 주유소에서 미리 준비한 2ℓ짜리 생수통 2개에 휘발유 4ℓ를 구입하고 다음날 소주병 등 화염병을 만들 공병 11개를 준비했다.


당일인 8일 공병에 휘발유를 넣고 T셔츠를 잘라 심지로 만들어 화염병 11개를 만든 후 이중 4개를 일본대사관에 투척했다.


▲ 한국 입국전 행보는?


유씨는 입국전 일본에서 체류하면서 지난해 12월26일 일본 도쿄의 야스쿠니 신사에 정문 기둥에 불을 붙이고 신사 내 비석에 화염병 한 개를 던졌다고 진술하고 있다.


실제로 출입국 기록을 보면 유씨는 중국 광저우 공항에서 지난해 10월3일 일본 오사카공항으로 입국한 후 사건 발생 당일인 26일 입국했다. 한국행 항공권은 사건 전날인 12월25일 예매한 것으로 확인됐다.


하지만 유씨의 진술외 확인된 사실은 없는 상태다. 유씨는 심리치료 의사 자격과 영어교사 자격을 가지고 있으며 일본 체류 중 오사카와 후쿠시마에서 자원봉사 활동을 했다고 전했다.


경찰은 유씨와 함께 입국했다 앞서 귀국한 일본인 여성을 쫓고 있다.


유씨는 일본내 일정을 해당 여성과 함께했다. 해당 여성은 한국에도 동행했으며 12월31일 일본으로 귀국했다. 경찰은 유씨와 해당 여성간 공모 여부를 조사하고 있다.


한편 경찰은 유씨가 지난해 12월28일 국내 모 방송사와 인터뷰한 것을 보고 입국 여부를 파악한 후 일본대사관에 통보한 것으로 확인됐다.


일본대사관은 수사요청이나 경비강화 요청은 하지 않았으며 경찰도 같은달 31일 유씨와 접촉한 후 범죄혐의가 없다는 판단을 내렸다.