遠い米国で日本を辱める
最近は、こういったニュースを日本のネットメディアがすぐに翻訳してくれるので助かる。Damedakoreaさんが頑張ってらした頃は、見向きもされなかったのに・・・。
厳重な警戒?
アメリカでの慰安婦キャンペーンは、「戦争の悲劇が繰り返されないよう」行われているのではなく、単なる日本に対するスミア(中傷)キャンペーンである。・・・でもそうは見えないように工夫されている。だから、地元紙も好意的に取り上げてくれる。何度も恐縮だが、日本側もこういう所は見習って欲しい。義憤に駆られたとしても、ヘイトスピーチや「断固抗議!」でやり返すのは戦術として稚拙なのである。
韓国系団体が「慰安婦マラソン」米国で開催 「日本が謝罪し、旭日旗が消えるまで走る」
「慰安婦マラソン」なるイベントが、米国で開催された――そんな驚きの情報が飛び込んできた。
地元紙「ノース・ジャージー」や複数の韓国メディアによれば、2013年9月2日、米国ニュージャージー州で「慰安婦記念平和マラソン(Comfort Women Memorial Peace Marathon)」が開かれた。現地の韓国系団体の主催で地元住民など150人が参加したという。
韓国紙「みなが1つになったレースだった」
ニュージャージー州は韓国系住民が多いこともあり、米国での慰安婦顕彰活動のいわば一大拠点となっている。すでにハッケンサック、パリセイズ・パークの2つの市に「慰安婦碑」が建てられ、さらにもう1か所でも建造が計画されているほど。
今回のマラソンもこうした運動の一環として、「慰安婦問題の存在を、より広く知ってもらう」という趣旨のもとに開催されたという。上記2つの慰安婦碑をそれぞれスタート・ゴールとして、およそ5マイル(8キロ)を走るものだ。参加者は24時間テレビばりの黄色いTシャツを着用、その背中には「日本軍国主義の象徴」旭日旗と、老いた元慰安婦女性の沈痛な表情があしらわれた。
政治家やユダヤ教関係者などが複数出席、現地メディアからも大きな注目を受け、特に上記の地元紙ノース・ジャージーは、「彼女たちの悲劇について詳しく知らない人々も、その名誉のために走った」と、善意の市民ランナーたちが慰安婦問題に向き合った「美談」として大きく紙幅を割いた。市民マラソンにしては参加者が少ないようだが、韓国メディア「ニューシース」も、「皆が1つになったレースだった」「大会は大成功だった」と得意顔だ。
日本批判が連発されるなど政治色ありあり
一方、こうした「美談」の裏では、かなりきな臭い話題も飛び交っていたようだ。米紙はこの辺りをぼかしているものの、韓国メディアは、閉会式で韓国人と見られる主催の男性から、「安倍晋三首相と麻生太郎財務相は、(ホロコーストに対し謝罪した)ドイツの故ブラント元首相、メルケル首相に学べ」「強制連行の事実を否定する日本の政治家たち(慰安婦碑に抗議した自民・古谷圭司衆院議員らを指す)は、この碑にひざまずいて泣いて詫びなさい」などと日本の政治家への名指し批判が相次いだこと、「日本が慰安婦問題を率直に認め、そして『旭日戦犯旗』が地球上から消滅するまでこのマラソンは続く」と、直接関係ないはずの「旭日旗」までもが攻撃対象とされたことを伝えている。
またこのマラソンが開催された9月2日は、米国では日本への戦勝を祝う「VJデー」だ。主催の男性も上記のあいさつの中で、真珠湾攻撃に絡めながら日本を批判しており、そこからはとても「Memorial Peace(平和記念)」とは言いがたい思惑も透けて見える。
ネット上でも「前哨戦」、中国メディアも注目
なおこのマラソンをめぐっては、開催情報を伝えた米紙サイトのコメント欄で、日韓ユーザーによる前哨戦が繰り広げられた。特にある日本人ユーザーが、「慰安婦(Comfort Women)という言葉は、韓国では朝鮮戦争以降の『洋公主(ヤンコンジュ)』を長らく意味していた」と発言したことは、韓国側の憤激を買った。「洋公主」は、日本でいう「パンパン」に近いニュアンスの言葉で、「一緒にするな!」と現地の韓国人会会長が自ら反論するなど、コメント欄は「炎上」状態に。中国「環球時報」もこの騒動を報じるなど、ちょっとした国際問題となっている。
※ なお、記事の最後の部分はEiji Nakanoさんのコメントが発端。GJでした。