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2014/11/01

韓国民に日本を伝えない「日本の代表的な歴史学団体」(歴史学研究会)

久保亨歴史学研究会委員長
こういう日本人の所為で日韓は永遠に分かり合えない?

日弁連や「日本の代表的な歴史学学術団体」が味方してくれているのだから、いよいよ安倍一派は日本国民からも浮いているのだと韓国民が勘違いしてもおかしくないだろう。東亜日報が、「日本の代表的な歴史学学術団体」と持ち上げれば、持ち上げられた方は「今回の声明に共感する歴史学者が(日本で)『大多数』であると考えても良い」と語る。こうした韓国メディアと左派系日本人のコンビプレイで韓国人は日本人の気持ちや考えを理解出来ず、日韓が分かり合えない方向に誘導されて行くのだろう。罪な日本人たちである。

それにしても、歴史学研究会・・・。日本で最も歴史のある政党も「日本の代表的な歴史学学術団体」も日本では変わり者でしかないという事を、韓国の人々にイチイチ教えてやるわけにもいかないし・・・。

日本の歴史学者グループ、安倍首相の歴史認識を真っ向から批判

安倍晋三首相の歴史歪曲について、日本の歴史学者たちが正面から反論している。30日の日本・歴史学研究会によると、同研究会は先日声明を発表し、「日本軍が慰安婦の強制連行に深く関与し、実行したことは、揺るぎない事実である」と明らかにした。これは慰安婦動員の強制性を否定する安倍首相への反論といえる。

同研究会は1932年設立され、2100人の会員を持つ日本の代表的な歴史学学術団体で、1980年代から慰安婦問題を研究してきた。「政府首脳と一部マスメディアによる日本軍『慰安婦』問題についての不当な見解を批判する」と題する声明で同研究会は、「安倍首相の見解のとおりに(慰安婦問題を)理解するならば、日本政府の無責任な姿勢を、国際的に発信する愚を犯すことになるであろう」と批判した。

久保亨(61、信州大学人文学部教授)委員長は24日、東京千代田区にある研究会事務所で東亜(トンア)日報のインタビューに応じ、「慰安婦強制連行の事実は、中国山西省の事例などで明らかになった。韓国にも、強制連行されたという慰安婦被害者の証言が多数存在する」と述べた。

さらに、「強制連行は安倍首相の言う『家に乗り込んでいって強引に連れて行ったケース』に限定されるのではなく、甘言や詐欺、脅迫、人身売買など、本人の意思に反した行為も含めると見なすべきだ」と話した。

22日、菅義偉官報長官が「(慰安所内部での強制性についての判断は)歴史学者に任せるべきだ」とコメントしたことについて久保委員長は、「すでに歴史学で確認されたことであり、わざと確認されていないかのように話すのは国民を騙すことだ」と指摘し、「今回の声明に共感する歴史学者が『大多数』であると考えても良い」と付け加えた。


「安倍内閣が今は何というのか気になる。日本歴史学界を代表する歴史学研究会が『日本軍が慰安婦強制連行に深く関与して実行したのは揺るがない事実』と述べたからだ」と今日の中央日報。やっぱり分かってない様子。

【社説】日本の歴史学界が認めた慰安婦動員の強制性

安倍晋三首相は軍隊の慰安婦動員の強制性に対する判断は歴史学界に任せるべきだという態度を見せてきた。安倍内閣の菅義偉官房長官が公開的に明らかにした立場でもある。菅義偉官房長官は先月22日の記者会見で、日本軍慰安所内の性接待の強制性に関し、「国内外の歴史学者に任せなければいけない」と言明した。安倍内閣が今は何というのか気になる。日本歴史学界を代表する歴史学研究会が「日本軍が慰安婦強制連行に深く関与して実行したのは揺るがない事実」と述べたからだ。

安倍内閣は、太平洋戦争末期に済州から女性を慰安婦として強制連行したという、いわゆる「吉田証言」に基づいて作成した16件の記事を朝日新聞が取り消したのを契機に、慰安婦強制動員を否定する大々的な「キャンペーン」を行った。吉田証言が虚偽と明らかになったため全体の慰安婦動員に強制性がなかったという方式で世論を導いてきた。しかし2100人の会員からなる日本最大・最高権威の歴史学研究会は「吉田証言の真偽とは関係なく、日本軍の関与のもとで強制連行された慰安婦が存在したのは明らかだ」という公式的な立場を表す声明を最近発表した。

歴史学研究会は「強制連行は安倍首相の言う『家に乗り込んでいって強引に連れて行ったケース』に限定されるのではなく、甘言や詐欺、脅迫、人身売買など、本人の意思に反した行為も含めると見なすべきだ」と指摘した。安倍首相がなかったと主張する拉致形態の強制連行もインドネシア・スマランや中国山西省の事例で明らかになり、韓半島(朝鮮半島)でも被害者の証言が多数存在すると説明した。歴史学界の後ろに隠れて慰安婦問題から手を引くのが難しくなったのだ。

日本を訪問したオランダ国王が「和解の土台となるのは互いに背負ってきた苦痛を認識すること」と天皇の面前で過去の歴史を取り上げたことの真意を、安倍内閣はよく考える必要がある。慰安婦動員の強制性を認め、誠意ある措置を取ることが、真の韓国・日本和解の第一歩だ。安倍内閣は手のひらで太陽を隠すような愚行と別れる時になった




声明 政府首脳と一部マスメディアによる日本軍「慰安婦」問題についての
不当な見解を批判する

  2014年8月5日・6日、『朝日新聞』は「慰安婦問題を考える」という検証記事を掲載し、吉田清治氏の証言にもとづく日本軍「慰安婦」の強制連行関 連の記事を取り消した。一部の政治家やマスメディアの間では、この『朝日新聞』の記事取り消しによって、あたかも日本軍「慰安婦」の強制連行の事実が根拠 を失い、場合によっては、日本軍「慰安婦」に対する暴力の事実全般が否定されたかのような言動が相次いでいる。とりわけ、安倍晋三首相をはじめとする政府 の首脳からそうした主張がなされていることは、憂慮に堪えない。

  歴史学研究会は、昨年12月15日に、日本史研究会との合同シンポジウム「「慰安婦」問題を/から考える――軍事性暴力の世界史と日常世界」を開催するなど、日本軍「慰安婦」問題について、歴史研究者の立場から検討を重ねてきた。そうした立場から、この間の「慰安婦」問題に関する不当な見解に対し、以 下の5つの問題を指摘したい。

  第一に、『朝日新聞』の「誤報」によって、「日本のイメージは大きく傷ついた。日本が国ぐるみで「性奴隷」にしたと、いわれなき中傷が世界で行われて いるのも事実だ」(10月3日の衆議院予算委員会)とする安倍首相の認識は、「慰安婦」の強制連行について、日本軍の関与を認めた河野談話を継承するという政策方針と矛盾している。また、すでに首相自身も認めているように、河野談話は吉田証言を根拠にして作成されたものでないことは明らかであり、今回の 『朝日新聞』の記事取り消しによって、河野談話の根拠が崩れたことにはならない。河野談話をかかげつつ、その実質を骨抜きにしようとする行為は、国内外の 人々を愚弄するものであり、加害の事実に真摯に向き合うことを求める東アジア諸国との緊張を、さらに高めるものと言わなければならない。

  第二に、吉田証言の真偽にかかわらず、日本軍の関与のもとに強制連行された「慰安婦」が存在したことは明らかである。吉田証言の内容については、90 年代の段階ですでに歴史研究者の間で矛盾が指摘されており、日本軍が関与した「慰安婦」の強制連行の事例については、同証言以外の史料に基づく研究が幅広 く進められてきた。ここでいう強制連行は、安倍首相の言う「家に乗り込んでいって強引に連れて行った」(2006年10月6日、衆議院予算委員会)ケース (①)に限定されるべきものではない。甘言や詐欺、脅迫、人身売買をともなう、本人の意思に反した連行(②)も含めて、強制連行と見なすべきである。①に ついては、インドネシアのスマランや中国の山西省における事例などがすでに明らかになっており、朝鮮半島でも被害者の証言が多数存在する。②については、 朝鮮半島をはじめ、広域にわたって行われたことが明らかになっており、その暴力性について疑問をはさむ余地はない。これらの研究成果に照らすなら、吉田証 言の内容の真偽にかかわらず、日本軍が「慰安婦」の強制連行に深く関与し、実行したことは、揺るぎない事実である。

  第三に、日本軍「慰安婦」問題で忘れてはならないのは、強制連行の事実だけではなく、「慰安婦」とされた女性たちが性奴隷として筆舌に尽くしがたい暴力を受けたことである。近年の歴史研究では、動員過程の強制性のみならず、動員された後、居住・外出・廃業のいずれの自由も与えられず、性の相手を拒否す る自由も与えられていない、まさしく性奴隷の状態に置かれていたことが明らかにされている。「慰安婦」の動員過程の強制性が問題であることはもちろんであ るが、性奴隷として人権を蹂躙された事実が問題であることが、重ねて強調されなければならない。強制連行に関わる一証言の信憑性の否定によって、問題全体 が否定されるようなことは断じてあってはならない。

  第四に、近年の歴史研究で明らかになってきたのは、そうした日本軍「慰安婦」に対する直接的な暴力だけではなく、「慰安婦」制度と日常的な植民地支配、差別構造との連関性である。性売買の契約に「合意」する場合があったとしても、その「合意」の背後にある不平等で不公正な構造の問題こそが問われなけ ればならない。日常的に階級差別や民族差別、ジェンダー不平等を再生産する政治的・社会的背景を抜きにして、直接的な暴力の有無のみに焦点を絞ることは、 問題の全体像から目を背けることに他ならない。

  第五に、一部のマスメディアによる『朝日新聞』記事の報じ方とその悪影響も看過できない。すなわち、「誤報」という点のみをことさらに強調した報道に よって、『朝日新聞』などへのバッシングが煽られ、一層拡大することとなった。そうした中で、「慰安婦」問題と関わる大学教員にも不当な攻撃が及んでい る。北星学園大学や帝塚山学院大学の事例に見られるように、個人への誹謗中傷はもとより、所属機関を脅迫して解雇させようとする暴挙が発生している。これ は明らかに学問の自由の侵害であり、断固として対抗すべきであることを強調したい。

  以上のように、日本軍「慰安婦」問題に関しての政府首脳や一部マスメディアの問題性は多岐にわたる。安倍首相は、「客観的な事実に基づく正しい歴史認 識が形成され、日本の取り組みが国際社会から正当な評価を受けることを求めていく」(2014年10月3日、衆議院予算委員会)としている。ここでいう 「客観的な事実」や「正しい歴史認識」を首相の見解のとおりに理解するならば、真相究明から目をそらしつづける日本政府の無責任な姿勢を、国際的に発信す る愚を犯すことになるであろう。また、何よりもこうした姿勢が、過酷な被害に遭った日本軍性奴隷制度の被害者の尊厳を、さらに蹂躙するものであることに注 意する必要がある。安倍政権に対し、過去の加害の事実と真摯に向き合い、被害者に対する誠実な対応をとることを求めるものである。


2014年10月15日

2013/08/30

河野談話関係者「泣きながら連れ去られるのを友人が見た」 (谷野元内閣外政審議室長)

泣き叫びながら少女が連行されるのを友人が見た (挺身隊の話か?)

河野談話見直し反対論にも二種類あるようだ。良いものだから撤回してはいけないという意見と、何がなんでも改「正」させまいというグループである。憲法問題で言えば、平和憲法の理想を変えたくないという純粋派と、日本政府が軍国主義復活を目論んでいると触れ回るようなナンセンス型(何がなんでも反対型)である。後者は、外国の反日グループと結びつく。慰安婦問題も同じ構図に陥った。

ややこしいのは、何がなんでも型の中には共産党のように強制連行説の拠り所として河野談話を死守しようとするグループがいる一方で、小川敏夫のように談話には強制連行があったとは書いていないのだから見直しの必要はないというレトリックを使う者がいる。

谷野作太郎は、小川議員と同じく、河野談話を批判する人は「談話に書いていないところ(強制連行の有無)まで内容を膨らませ、その点を批判している」と牽制するが、両者とも「書いていないところまで」内容を膨らませられた河野談話が日本叩きに利用されている状況が先にあることを省いている。例えば中央日報はこんな記事を掲載した。

谷野作太郎はまた、朝鮮人の娘が警官や兵隊の監視下で泣き叫びながらトラックで連れ去られたのを目撃したという話(慰安婦の話ではない)を韓国人の友人から聞いたと言っている。これが彼の意識形成(そして河野談話にも?!)に影響したらしいが、いっぺんアン・ビョンジク教授あたりにファクト・チェックしてもらった方がいいのではないか?

谷野は、小川と異なり河野談話の関係者であったから、自己弁護の意味もあるのだろう。その点は割り引いて聞いてやるべきなのかもしれないが。

特集ワイド:谷野作太郎・元駐中国大使に聞く/下 「河野談話」「村山談話」 「痛み」日本人として共有を

中国、韓国との関係が悪化する中、従軍慰安婦に関する「河野談話」(1993年)、「痛切な反省と心からのおわび」を表明した戦後50年の「村山談話」(95年)を否定するかのような動きがある。二つの談話作成に内閣外政審議室長として関わった谷野作太郎・元駐中国大使(77)が経緯などを明かす。【浦松丈二】

◇歴史の歪曲や開き直り 国の品格、誇り傷つける

−−「河野談話」には「証拠もないのに日本軍の強制連行を認めている」との批判もある。他方、これは誤解とする向きもあるようですが。

谷野 おっしゃるように「河野談話」を批判する人は、談話に書いていないところまで内容を膨らませ、その点を批判している。おかしなことです。女性の多くは集められた後、軍と行動を共にすることを余儀なくされ、前線で厳格な軍の管理下に置かれ、行動の自由はなかった。まかないや看護師の仕事と言われ、連れて来られたケースも多々ある。現地で現実を知り「話が違う」と逃げ帰ろうとしても、そこは前線です。あの談話はそういう世界を記述したものなのです。

私の韓国の友人。この人は日本の学校を出た人で私と同じ年ですが、彼は「子供のころ、自分の村では年ごろの娘を外に出すなと言われたものだ。それでも彼女らが横付けされたトラックに乗せられ、泣き叫びながら連れ去られていくのを目にしたことがある。そこにはオマワリやヘイタイもいた……」と。竹島(韓国名・独島)の話では冷静さを保つ彼も、この話になると大変感情的になります。

−−元慰安婦の女性に償い金を払う「女性のためのアジア平和国民基金」(アジア女性基金)の設立(95年)にも奔走なさいましたね。

谷野 日本は「女性基金」を設立し、オールジャパンで精いっぱいの対応をしてきました。韓国だけは「日本国としての謝罪と補償」を要求する市民団体の圧力に直面し、「基金」の事業は中途半端で終わらざるをえなかった。しかし、「謝罪」は「河野談話」や慰安婦だった人たちにお渡しした総理書簡に表明されているし、お渡ししている償い金の半分以上は日本政府支出によるものです。

韓国政府も当初、「基金事業のスタートをもって問題は解決した」と言っていたんですが、最近になって「未解決」と言い始めました。突然「情」(韓国で言えば「恨」の感情)が頭をもたげた。

もとより従軍慰安婦や戦後補償の問題は「カネですべてすんだんじゃないか」と開き直れる世界ではない。日本側の所作で心身に深い傷を負った人たちの「痛み」を日本人として共有することこそ最も大事なことだと思います。(以下略)

毎日夕刊(一部) 2013.8.28

一方で、谷野は安倍首相についてこう評する。・・・では、歴史を歪曲したり開き直ったりしている有力者とは、誰のことを言っているのだろうか?

 −−安倍晋三首相は15日の全国戦没者追悼式の式辞で、歴代首相が表明していたアジア諸国に対する加害の「反省」や「不戦の誓い」を表明しませんでした。

谷野 中国や韓国、そして米国などがいら立つのは過去の一時期の「歴史」について、時折、日本の有力な方々がこれを歪曲(わいきょく)したり、開き直ったりされる言動についてです。それは日本に対する国際社会の目線を下げ、日本人の品格、誇りを最も深いところで傷つけることになる。でも、安倍首相はいろいろなところでおっしゃっているところからみても、決してそんな方ではないと思います。



2011/05/29

日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワークの請願書【教科書】



「日本国内でも...35の市町村議会で」「世界的な関心事」云々。なぜこういった人々が懸命になって各地の自治体で「意見書」の採択を勝ち取ろうとしているのか、なぜ韓国の政治団体が国際機関や各国議会で熱心に運動しているのかが良く分かる。彼らは、典型的なマッチポンプである。

なお、大阪の市民が韓国の水曜デモに参加したというニュースを見て、ネットには韓国系のものと思われるによるこの様な書き込みがあった。yes! I knew Osaka people would be cool enough to do this. Not those stuck up Kanzai bastards!(そうだ!大阪の連中ならやってくれると思ってた。関西<ママ>の糞どもとは違う!)


 
■2012年度使用中学校教科書採択についての請願書


教育委員会委員長 
○○○ 様

今年は新学習指導要領のもとでの初めての教科書採択の年にあたり、どのような基準で教科書が採択されるのか、私たちも注目しています。
とりわけ歴史教科書において、1997年度には全ての教科書に記述されていた日本軍「慰安婦」関連記述が今回の検定ですべての教科書から消えてしまったことに、私たちは驚きと失望を禁じ得ません。
日本政府は1993年の河野官房長官談話で「慰安婦」問題について「歴史教育を通じてこのような問題を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意」を表明しました。それは歴代政府が引き継ぐべき根本方針として存在しています。
また、様々な国際機関が繰り返し日本政府としての解決を求めているほか、アメリカ、カナダ、オランダ、EUヨーロッパなど諸外国議会でも「慰安婦」問題の解決を求める決議が出されており、被害者への謝罪や補償とともに、歴史教育の必要性が強調されています。
日本国内でもここ数年、関西を中心に35の市町村議会で「慰安婦」問題の早期解決や歴史教育を求める意見書が可決されています。
今回、これまで「慰安婦」記述をはじめ、アジア太平洋戦争における侵略戦争の歴史的事実を記述した教科書を「自虐的」と非難し、歴史をゆがめて国内外から非難を浴びてきた「新しい歴史教科書をつくる会」系列の自由社版、育鵬社版の二つの教科書が大量の検定意見が付きながら、検定合格しました。
新たな学習指導要領では「愛国心」が目標にあげられていますが、そこには「他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと」が同時に明記され、偏狭なナショナリズムに陥ることがないように求めています。
また1982年の教科書問題を発端にして文科省は、教科書検定基準の中に「近隣のアジア諸国との間の近現代の歴史的事象の扱いに国際理解と国際協調の見地から必要な配慮がされていること」という近隣諸国条項を設けています。
自由社と育鵬社の教科書にみられる自国中心の歴史観は、他国や他民族を尊重すること、国際理解と国際協調を進める視点から最も対極にあります。
アジアをはじめとする国際社会からの非難を受け止め、教科書採択において歴史的事実をゆがめることなく、次代を担う子どもたちの相互理解の強化につながる教科書を採択されるよう、以下要請致します。



1、「近隣諸国条項」を教科書採択基準に盛り込んでください。
2、教科書採択にあたり、現場教員の意見を尊重してください。
3、自由社版歴史・公民教科書、育鵬社版歴史・公民教科書を採択しないでください。

以上

2011年5月13日
日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク


■2012年度使用中学校教科書採択についての公開質問状

市教育委員長 様

1997年度には全ての教科書に記述されていた「慰安婦」記述が、今回の検定結果ですべての教科書から消えてしまったことに、私たちは驚きと失望を禁じ得ません。
かつてのアジア太平洋戦争において日本軍が行なったアジア諸国の女性たちへの凄惨な性暴力の事実は、教科書から消し去ったとしても、なかったことにはできません。過去の歴史を学ぶことで、平和や人権の尊さを学ぶことこそ歴史教育がめざすところではないでしょうか。
「慰安婦」被害者の方々は、次世代の若者たちがこの事実を学ぶことによって、再びこうした被害が繰り返されないことを一貫して訴え続けてきました。加害の歴史の反省を教科書に盛り込み、後世に伝えていくことこそ重要です。
日本軍「慰安婦」問題は現在も続く戦時性暴力の象徴的な存在として、国連人権理事会女性差別撤廃委員会など数々の国際機関が繰り返し、日本政府に解決を求める勧告をしており、今や世界的な関心事となっています。そうした事実が教科書から消されてしまったことについて、国際的非難を免れ得ないでしょう。

本年度の中学校教科書採択にあたって、貴教育委員会の考えをお聞かせいただきたく、下記の通り質問します。



1、 今回すべての教科書から「慰安婦」記述が消えたことをどのように考えられますか。
2、 国連子どもの権利委員会は「日本の歴史教科書が、歴史的事件に関して日本の解釈のみを反映しているため、地域の他国の児童との相互理解を強化していない」と指摘しています。これについてどのように考えられますか。また、今回の教科書採択においてこの指摘を考慮されますか。
3、 アジアおよび国際社会から日本が信頼を得るために、歴史教科書はどうあるべきと考えられますか。
4、 歴史教科書採択において、「近隣諸国条項」の観点は考慮されるのでしょうか。
5、 教科書採択において、日常的に子どもに接している現場教員の意見反映は行われるのでしょうか。


ご多忙とは存じますが、ご回答を5月末日までに文書もしくはFAXにていただけますようお願いします。また、ご回答は後日公開させていただくことを申し添えます。
お手数をおかけいたしますが、どうかよろしくお願い申し上げます。

以上

2011年5月15日

日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク