2013/06/01

ホンダ、米軍慰安婦の調査を約束・・・したはずだったが? (2007年)

今も日本を糾弾するホンダ。米軍の慰安婦については沈黙(2013)

米軍が強制したわけではないので、話は別だと言うホンダ。米国では女性の人権の問題と考えられており、強制連行の有無は論点とされていない、という話は嘘か?

進駐軍相手の慰安婦の場合はemployed(雇用された)、とAP通信。ちなみにAPでは(日本軍の)慰安婦の事を性奴隷(sex slave)と書くのが公式らしい。
U.S. lawmaker wants probe of postwar brothels

WASHINGTON (AP) A U.S. lawmaker said Thursday he wants a closer look at reports that American authorities allowed the operation of an official brothel system for soldiers occupying Japan in the aftermath of World War II.

Democratic Rep. Mike Honda, sponsor of a resolution urging Japan to apologize formally for coercing thousands of women across Asia into sexual slavery during the war, said he has asked the Congressional Research Service to look into allegations that Japanese officials set up brothels for U.S. soldiers right after Japan's surrender.

Honda rejected comparisons between the actions of the Japanese during the war and the Occupation forces. He said the Japanese "comfort women" system was set up and sanctioned by the Japanese government and military.

"It's different," he said. "This is the military of the Imperial government, the Imperial military's policy, in capturing, coercing and kidnapping girls and women for the purpose of sexual slavery."

Honda said it was important learn the U.S. military's role in the postwar system.

An AP review of historical documents and records shows U.S. authorities permitted an official brothel system to operate despite internal reports that women were being coerced into prostitution.

Tens of thousands of women were employed to provide cheap sex to American troops until the spring of 1946, when Gen. Douglas MacArthur shut down the system, documents show. There is no clear evidence that non-Japanese comfort women were imported to Japan as part of the program.

Social discomfort

The Associated Press
Social stigma is preventing thousands of Japanese women who served Occupation forces in official brothels from coming forward to seek compensation, according to a women's rights activist.

"It is difficult for these women to come forward because of the social stigma attached to serving U.S. soldiers," said Mitsuko Nobukawa, an activist with the Tokyo-based Violence against Women in War Network.

"There were thousands of women who served in Japanese brothels around Asia during the war, too, but they suffered in silence and few have talked about their experiences," Nobukawa said.

Historians say that up to 200,000 women, mainly from China and Korea, provided sex for Japanese troops in military brothels during the war, and many were forced into sexual slavery.

Of these "comfort women," at least 10 percent were Japanese, according to historians' estimates.

日本の研究者が慰安婦強制動員の証拠文書確認? (2007年)


旧日本軍の「慰安婦」強制動員 証明文書を確認

日本の教授らが記者会見 公表、極東国際軍事裁判 各国検察団が提出した訊問調書

旧日本軍が「従軍慰安婦」を強制動員していた事実を示す資料の存在が確認された。関東学院大学の林博史教授が、東京大学社会科学研究所図書館所蔵の資料から発掘した。今回確認された資料は極東国際軍事裁判(東京裁判)にオランダ、中国、フランスの検察団が提出、受理された公文書で、日本海軍情報機関の軍属に対する訊問調書(46年3月13日付)、日本陸軍中尉の陳述書(46年1月13日付)など7点。これらの資料からはインドネシアのジャワ、ボルネオ島(カリマンタン)、モア島、東ティモール、中国、ベトナムで旧日本軍が「従軍慰安婦」を強制、動員した事実がありありとうかがえる。

17日、林教授をはじめ同教授が事務局長を務める「日本の戦争責任資料センター」(以下センター)の吉見義明共同代表(中央大学教授)、西野瑠美子幹事(「女たちの戦争と平和資料館」館長)らが日本外国特派員協会で記者会見を行い、資料の内容を公表した。

これまでも、日本の国内外で「従軍慰安婦」強制動員関連資料が数多く確認されてきたが、今回の資料が注目されているのはその作成過程だ。

資料で明らかにされている「従軍慰安婦」強制動員に関する証言は、民間レベルで収集されたものではなく、日本の戦争犯罪を裁いた極東国際軍事裁判に、検察団を派遣した各国の政府機関が作成した公文書であり、裁判では提出されたこれらの資料が証拠書類として採択された。

今回確認された資料は、サンフランシスコ平和条約11条で極東軍事裁判戦犯裁判を受諾した日本政府としては否定できない性格のものだ。

そのうち、日本海軍情報機関軍属に対する訊問調書(オランダ提出)には、日本軍に拘束、抑留された現地(ボルネオ島)女性に、警備隊長(大尉)の命令で暴力をふるい、衣服を脱がせ裸にさせたことが記述されている。女性を拘束した理由について尋問された軍属は、「淫売屋(「慰安所」)に入れるための口実を設けるために警備隊長の命令でなされた」と証言している。

周知のように、安倍首相は「慰安婦」に対する日本軍の関与を否定する発言を繰り返しており、閣議では軍や官憲による「従軍慰安婦」強制動員の事実を否定する答弁書が決定、採択された(3月16日)。

日本の戦争犯罪の解明と過去清算のための活動を展開してきた林教授らセンターの関係者は、今回の資料公表について「『慰安婦』動員に対する軍関与を否定する動きが強まっている。これまでの研究を通じて得た成果が否定されてはならない」(林教授)と述べた。

吉見共同代表は、安倍首相の一連の発言は被害者の名誉と尊厳を再び傷つけるものだと非難し、日本政府が「河野談話」から後退することは許されないと強調した。

西野幹事は、被害者らが求めている「尊厳の回復」に日本政府が真剣に取り組むことを求めた。(呉陽希記者)

朝鮮新報 2007.4.23

2013/05/31

橋下発言:ノーベル平和賞受賞者女性5人が非難


シリン・エバディ (2003)

「日本の市民に対し、性暴力に反対する声を結集するよう呼びかけている」

・・・日本国民は、沖縄における米軍の性暴力などそっちのけで、足の引っ張り合いをしています。

橋下氏慰安婦発言:ノーベル平和賞受賞の女性5人が非難

イランのシリン・エバディさん(65)ら女性のノーベル平和賞受賞者5人が連名で30日、旧日本軍の従軍慰安婦を巡る橋下徹大阪市長の発言を強く非難する声明を発表した。

 声明を出したのはエバディさん(受賞2003年)と、北アイルランドのマイレッド・コリガンマグワイアさん(同1976年)▽グアテマラのリゴベルタ・メンチュウさん(同92年)▽米国のジョディ・ウィリアムズさん(同97年)▽リベリアのリーマ・ボウイーさん(同2011年)。

 声明は、「戦時における『性の奴隷』は、今日では戦争犯罪と規定されている」と指摘し、「私たちノーベル平和賞受賞者は、いわゆる従軍慰安婦制度を『必要だった』などとした橋下市長の発言を最も強い言葉で非難する」とした。

 そのうえで「性暴力は紛争後も被害者や社会に、長期間にわたって深い傷を残す。慰安婦への罪は個人や家族に大きな痛みを与えるだけでなく、東アジアの緊張を高め不信を増大させることになっている」として橋下市長に発言の撤回と十分な謝罪を求めている。

 また声明は、日本政府に対し、戦時におけるレイプや性暴力を停止させるための政策推進を求めるとともに、日本の市民に対し、性暴力に反対する声を結集するよう呼びかけている。

 声明発表後、ジョディ・ウィリアムズさんは、「性暴力は戦時においても、必要ではなく容認もできるものではない。日本政府は、紛争時の性暴力を禁止する主要8カ国(G8)宣言を支持している。私たちは(橋下)市長が、この動きを支持することを期待する」とコメントした。

毎日 2013.5.31

「従軍慰安婦を否定する安倍首相」 清水澄子(2007年)

「従軍慰安婦」を否定する安倍首相

元参議院議員  清水 澄子

国会で「従軍慰安婦」問題追及

「従軍慰安婦」について「狭義の意味で強制を証明する事実はなかった」という安倍首相の発言は、一九九三年の「河野談話」(資料参照)を真っ向から否定するものです。

戦後五十年を目前にした一九九○年から、当時参議院議員だった私は「従軍慰安婦」問題で政府を追及してきました。しかし、政府の態度は「解決済み」、「資料が見当たらない」という不誠実なものでした。

「政府は『解決済み』と言うが、それは国家間で約束したことで、これは個人の人権回復の要求だ。個人の人権回復の請求権を消滅させた国家があるのか」と追及したら、政府は「それはない」と答えざるを得ませんでした。一九九一年に、金学順(キム・ハクスン)さんが「従軍慰安婦」だったことを公表し、日本国を相手に提訴しました。日本政府は「個人の人権回復を国家に請求する権利はいかなる理由があろうと消滅させることはできない」ことを認めざるを得ませんでした。

政府は「朝鮮に関する資料がない」と答弁しましたが、敗戦直後、軍から二週間以内に都合の悪い役所の資料は焼却せよ、という指令が出されていました。この指令で他の必要な資料まで燃やしてしまったと、岩波から出ている本に書かれています。戦後調査したものも焼却していたようです。私は「徹底して真相解明すべきだ」と要求しました。

そうした追及をしている時に、中央大学の吉見義明教授が防衛庁研究所図書館で「従軍慰安婦」に関する軍の資料を発見し、九二年に発表しました。「南支派遣軍ノ慰安所設置ノ為」「醜業ヲ目的トスル婦女約四百名」を送れなどとあります。陸軍省が中支派遣軍参謀長に出した通牒には、軍の威信を傷つけないように、「募集ニ当リテハ、派遣軍ニ於テ統制シ、之ニ任スル人物ノ選定ヲ周到適切ニシ、其ノ実施ニ当リテハ関係地方ノ憲兵及警察当局トノ連携ヲ密ニ」せよと書かれています。私はこの資料で事実を政府に確認しました。

「強制とは何か」という質問に対して、政府は「単に物理的に強制を加えることのみならず、脅してといいますか畏怖させて、本人の自由な意思に反してある種の行為をさせた、そういう場合も広く含むというふうに私どもは考えています」(一九九三年三月二三日参議院予算委員会)と答弁しました。つまり、だましたり脅したりして本人の意思に反して慰安婦にした場合も、強制だとはっきり答弁しています。

私はさらに、どんな経過、どんな方法で連れていかれたのか、「慰安婦」にされた本人たちからの聞き取り調査を要求し、政府に実行させました。この時、A級戦犯で絞首刑になった板垣征四郎の息子である板垣正議員らが「いまさら、恥をさらして何になる」と、ものすごい野次を飛ばしていました。
この問題で政府を徹底して追及してきた一人として、こうした事実をくつがえそうとしている安倍首相の言動は絶対許せない思いです。

市民運動と世論が政府を動かす

一九九〇年代から、市民運動の側でもアジア各国からの戦争被害者を招き、証言してもらう取り組みがさかんに行われ、「従軍慰安婦」問題など戦後補償の問題が国民の中に広まりました。これに火をつけたのは国会の活動だったと思います。戦後五十年をひかえ、遅くなったけれども過去の歴史を見直し、反省しなければならないという認識で、当時の社会党が頑張ったのです。

韓国の被害者たち、フィリピンや台湾などアジア各地の被害者も立ち上がり、女性を中心にして国際的な世論にもなりました。国会と市民の運動と大きな世論が、政府を動かしました。「従軍慰安婦」問題では、不充分にしても政府が軍の関与を認めて謝罪しました。それが九三年八月の「河野談話」です。そこで「われわれはこのような歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい」と述べています。だから、私たちは次の世代に引き継いでいくために、教科書に掲載するよう要求しました。宮沢首相も「教科書に載せていく」と答弁し、「従軍慰安婦」問題が教科書に掲載されるようになりました。

その後、女性のためのアジア平和国民基金(アジア女性基金)ができました。この基金については批判もありました。国が三百万円、民間が二百万円出し、アジア女性基金を通じて申請のあった元「慰安婦」の方に償い金を渡したのですが、政府の責任において謝罪し、補償するという形をとらなかったからです。政府は他の戦後補償に波及することを恐れたのです。韓国では受け取りを拒否する運動が起こりました。しかし、被害者は戦後も大変な苦労をしてきたわけですから、せめて生きているうちに償い金をもらって、自分の身内に少しでも配りたいという人もいました。私たちは首相の謝罪文をつけるよう要求し、償い金と首相の謝罪文が渡されることになりました。

「従軍慰安婦」は、国際的には「日本軍性奴隷」という表現が使われています。とくに奴隷制度のあったアメリカでは、奴隷ということについてものすごく敏感なのです。国連人権委員会でも「日本軍による性奴隷」という表現になっています。「河野談話」を発表するとき、軍の命令があったのだから「性奴隷」という表現を使うべきだと主張しましたが、「日本で奴隷という言葉はなじまない」と拒否されました。強制についても結果的には「本人たちの意思に反して」とか「軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた」という表現になりました。

歴史的事実の否定

「河野談話」は自民党の右翼的な人たちには我慢できないことでした。彼らは「河野談話」の数日後に、「自民党歴史・検討委員会」をつくって動き始めました。九三年七月に初当選したばかりの安倍議員は、すぐこれに参加しました。「大東亜戦争」は侵略戦争ではなかった、南京大虐殺や「従軍慰安婦」は事実ではなかった、というのが歴史・検討委員会の総括でした。

教科書に「従軍慰安婦」問題が載るようになり、九七年に「新しい歴史教科書をつくる会」が発足すると、安倍議員はこれを支援する「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」を結成し、事務局長に就任しました。「若手議員の会」は、「確たる根拠もなく『強制性』を先方に求められるままに認めた」と「河野談話」を非難し、河野元官房長官を呼びつけて撤回を迫りました。安倍首相はこうした動きの中心人物でした。

「狭義の強制性はなかった」という問題の立て方そのものが、「従軍慰安婦」の存在を否定しようという安倍首相の本音を表しています。狭義だろうと広義だろうと、何十万という人たちの人権を侵害したことに変わりはありません。これは性犯罪、戦争犯罪、人道に対する罪です。

世界各地で批判の世論が盛り上がりました。ようやく外交関係を回復した韓国や中国でも大きな問題になっています。特にアメリカの反応は、安倍首相にとっては意外だったのでしょう。訪米前でもあり、「河野談話」を継承すると言いました。しかし、強制を否定した発言を撤回せず口をつぐんだだけで、本音は何も変わっていません。

日本は「従軍慰安婦」だけでなく、たくさんの朝鮮人を強制連行して強制労働をさせましたが、政府は認めていません。徴用した軍人・軍属の遺骨問題もずさんなままで、遺族に生死すら伝えていません。強制連行した労働者の遺骨問題は放置したままです。

安倍首相は北朝鮮の拉致問題だけが人権問題のようです。「従軍慰安婦」問題など過去の人権問題を認めていません。現に起こっている被差別部落問題など日本人に対する差別・人権問題、また在日の人たちに対する差別・人権問題については何もしません。人権条約の大事なところは批准を保留したままです。国際社会に向かって人権外交だと威張るのは矛盾しています。

みんなが立ち上がらなくては

「従軍慰安婦」の存在を否定することは、あの戦争は間違っていなかったと、過去の侵略戦争や植民地支配を正当化することです。安倍首相に、過去の歴史を本当に反省して新しいアジアの友好的な関係を作ろうという意思のないことは、見え見えです。これらはみな、憲法を改悪すること、日本を軍事大国にすることにつながっていると思います。

アメリカやよその国に批判されて、安倍首相はやむを得ず修正のふりをしていますが、これでは何も解決しません。日本の中でもっと大きな運動を起こすときです。その場合、意見の違いはいろいろあっても、「河野談話」の誠実な実行を求めて、みんなで力をあわせなければ状況を変えることはできません。国会の中でもワーワー騒いで追及するべきです。日本の将来のために、日本の良心的な部分の姿勢が見えるようにするべきだと思います。


2013/05/29

橋下市長の一人負けも、一定の成果あり?


四面楚歌に陥り維新の会の支持率も低下、(本当の事を言った為に?)全てを失ったかのような橋下大阪市長。一方の挺対協とハルモニの日本ツアーは注目を集めて盛況だったらしい。橋下の完敗と言っていいのかもしれない。しかし、彼の敗北は無駄ではなかったと、産経の黒田勝弘は分析している。

橋下発言を一斉非難も…韓国世論に“一定の効果”

【ソウル=黒田勝弘】慰安婦問題に関する橋下徹・日本維新の会共同代表(大阪市長)の日本外国特派員協会での会見内容は韓国では予想通り「妄言」「詭弁(きべん)」「二枚舌」「卑怯(ひきょう)」などとマスコミで一斉に非難されているが、それでも慰安婦問題で日本側から提起されてきた疑問や反論などが紹介される機会となり、世論向けには一定の“効果”があったとみていい。

日韓の外交懸案としての慰安婦問題はすでに20年以上たつ。このため一般世論の関心は高くなく事実関係や経過に関する情報も十分でないなか、世論はマスコミの突出した反日報道で日本非難だけを一方的に印象付けられてきた

今回の橋下会見を機に韓国マスコミが「妄言」といい続けている日本側の主張の一端が具体的に伝えられた。とくに「国家の意思として組織的に(慰安婦女性を)拉致・人身売買をしたという証拠はない」「(元慰安婦の)証言には信頼性に疑問がある」と発言し、いわゆる“強制性”を認めた河野談話のあいまいさを指摘した点は、一つのメッセージになっている。

補償問題ではすでに解決済みとの日本政府の立場に立ち、問題があれば竹島(島根県隠岐の島町)と同じく国際司法裁判所で争ってはどうかという“案”も耳目を引いた。韓国では反日愛国の象徴になっている“独島(竹島)問題”を持ち出した橋下発言の反論に意表をつかれたかたちだ。

ただ橋下代表が元慰安婦に対する謝罪と反省は必要と語り、日本がすでに官民共同の「アジア女性基金」を通じ元慰安婦(61人)に「償い金」を手渡したことに触れながら、小泉純一郎首相の「おわびと反省の手紙」(2001年当時)を紹介しなかったのはミスだ

慰安婦問題は、韓国政府(金泳三政権)が河野談話(1993年)を評価し今後は外交問題にはしないとした時点や、その後の「アジア女性基金」など解決の機会はあった。しかし韓国側で対日強硬派の支援団体の力が強くなり、元慰安婦救済という人道的配慮より日本糾弾という反日運動になってしまった

市民運動全盛時代とあって韓国政府も強硬派の支援団体を説得できない。その象徴が在韓日本大使館前に不法設置された慰安婦記念像だ。国際法にも抵触する外国公館前の前代未聞の違法設置物さえ韓国政府は撤去できないでいる。

産経 2013.5.29  

しかし、橋下が犠牲になって勝ち取った成果を日本政府が生かせるかどうか・・・。今回の騒動で、多くの日本人は彼に味方しなかった。

橋下市長の「辞職」決議案、市議会自民共が協議

日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長の一連の発言を受け、大阪市議会の自民、民主系、共産の3会派は、市長辞職を含めた政治的責任を求める決議案を30日の市議会最終日に提案する方向で協議を始めた。

可決されても拘束されないが、自民市議団幹部は「市政に混乱を招いた責任を問いたい」としている。

また、公明党市議団は29日、橋下氏に「猛省を要望する」と申し入れた。

読売 2013.5.29

「支持率下落の最大要因は慰安婦問題」 維新・小沢氏

[...]今回の支持率の下落の最大要因はやっぱり慰安婦問題であり、影響は大きいと思います。橋下徹共同代表が言おうとしたことは、女性を戦場から守り、かつ、日本だけが不当に侮辱を受けていることを改善し、日本の誇りを回復するということだ。しかし、これとまったく逆な受け止め方が海外や国内の一部からされた。落ち着いていけば、少し違うところに目を向けてもらえるのかなと思う。(国会内の記者会見で)

朝日 2013.5.29

伊藤真悟(AFP)「日本軍以外に性奴隷制はない」 橋下会見


日本以外の軍隊が性奴隷制度を活用した証拠はない、と言うAFP東京支社の伊藤真悟記者は、神戸生まれ大阪育ちらしい。慰安婦問題が外国紙で報道される時、しばしば日本名の記者がクレジットされているのに気づく。そういう人たちの知識の乏しさがこの問題を大きくしているような気がする。彼らは日本に対する外国人記者の偏見を是正するのでなく、倍化させる役割を果たしてしまっている。こういった人々を生み出したのは、道上尚史が言うように、日本の教育システムの欠陥に一因がありそうである。

仏軍の「慰安所」

公式かどうかはともかく(恐らく、日本軍の慰安所程度には公式)、フランス軍にも「慰安所」が存在した。フランスの通信社に勤務しているなら、調べるのは造作もないはずである。橋下は歴史家ではないので、政治家として発言を抑制したのだろうが、外国プレスの前でハッキリ指摘してやった方が良かったかもしれない。

橋下氏、外国特派員協会で会見「慰安婦制度は他国の軍もやっていた」

日本維新の会共同代表の橋下徹(Toru Hashimoto)大阪市長は27日、日本外国特派員協会(Foreign Correspondents' Club of Japan、FCCJ)で記者会見を行い、第二次世界大戦(WWII)時の旧日本軍の「従軍慰安婦は必要だった」などと発言した問題について3時間近く弁明に追われた。

橋下氏はこの日改めて、性の問題は旧日本軍に特有なものだったわけではなく、第二次大戦中の米国や英国、フランス、ドイツ、ソ連などの軍隊でも存在したと主張した。

ただ橋下氏は持論について根拠を提示することはなく、他国の軍が公式に性奴隷制度を活用していたという広く受け入れられた証拠も存在しない

橋下氏はまた、日本が「国家の意思として組織的に女性を拉致した、国家の意思として女性を組織的に人身売買した、この点を裏付ける証拠はありません」と述べ、日本が国家として「慰安施設」の運営に直接的に関与していた証拠はないと訴えた。Shingo Ito

AFP 2013.5.28

2013/05/26

解放者か強姦魔か、仏の米軍(第二次大戦)



米兵、仏女性を性的はけ口に=レイプも多発-大戦中の欧州

【ワシントンAFP=時事】第2次世界大戦中、ノルマンディーに上陸しフランスに進撃した米軍兵士の多くが地元女性との性行為に躍起になり、トラブルの種になっていたことを示す研究書が米大学教授によってまとめられ、6月に刊行されることが分かった。ナチス・ドイツからの欧州解放の立役者となった米軍の影の部分に光を当てたものとして注目される。

この本は、米ウィスコンシン大学のメアリー・ロバーツ教授(歴史学)が著した「兵士たちは何をしたのか-第2次大戦時のフランスにおける性と米兵」。米仏両国の資料を分析したもので、同教授によれば、米軍進駐後のフランスでは、公園や廃虚などさまざまな場所で米兵が性行為を行っている姿が見られた。レイプも多発し、数百件が報告された。米兵による買春もあった。

フランス女性たちは既婚者でも米兵にしつこく誘われ、ある住民は「ドイツ占領中は男たちが隠れなければならなかったが、米兵が来た後は女性を隠さねばならない」と言っていたという。

当時のある市長は駐留米軍幹部に苦情を寄せたが、問題は改善しなかった。

時事 2013.5.26 (魚拓

The Dark Side of Liberation

The soldiers who landed in Normandy on D-Day were greeted as liberators, but by the time American G.I.’s were headed back home in late 1945, many French citizens viewed them in a very different light.

In the port city of Le Havre, the mayor was bombarded with letters from angry residents complaining about drunkenness, jeep accidents, sexual assault — “a regime of terror,” as one put it, “imposed by bandits in uniform.”

This isn’t the “greatest generation” as it has come to be depicted in popular histories. But in “What Soldiers Do: Sex and the American G.I. in World War II France,” the historian Mary Louise Roberts draws on French archives, American military records, wartime propaganda and other sources to advance a provocative argument: The liberation of France was “sold” to soldiers not as a battle for freedom but as an erotic adventure among oversexed Frenchwomen, stirring up a “tsunami of male lust” that a battered and mistrustful population often saw as a second assault on its sovereignty and dignity.

“I could not believe what I was reading,” Ms. Roberts, a professor of French history at the University of Wisconsin, Madison, recalled of the moment she came across the citizen complaints in an obscure archive in Le Havre. “I took out my little camera and began photographing the pages. I did not go to the bathroom for eight hours.”

“What Soldiers Do,” to be officially published next month by the University of Chicago Press, arrives just as sexual misbehavior inside the military is high on the national agenda, thanks to a recent Pentagon report estimating that some 26,000 service members had been sexually assaulted in 2012, more than a one-third increase since 2010.

While Ms. Roberts’s arguments may be a hard sell to readers used to more purely heroic narratives, her book is winning praise from some scholarly colleagues.“Our culture has embalmed World War II as ‘the good war,’ and we don’t revisit the corpse very often,” said David M. Kennedy, a historian at Stanford University and the author of the Pulitzer Prize-winning book “Freedom From Fear: The American People in Depression and War, 1929-1945.”

“What Soldiers Do,” he added, is “a breath of fresh air,” providing less of an “aha” than, as he put it, an “of course.”

Ms. Roberts, whose parents met in 1944 when her father was training as a naval officer, emphasizes that American soldiers’ heroism and sacrifice were very real, and inspired genuine gratitude. But French sources, she argues, also reveal deep ambivalence on the part of the liberated.

“Struggles between American and French officials over sex,” she writes, “rekindled the unresolved question of who exactly was in charge.”

Sex was certainly on the liberators’ minds. The book cites military propaganda and press accounts depicting France as “a tremendous brothel inhabited by 40 million hedonists,” as Life magazine put it. (Sample sentences from a French phrase guide in the newspaper Stars and Stripes: “You are very pretty” and “Are your parents at home?”)

On the ground, however, the grateful kisses captured by photojournalists gave way to something less picturesque. In the National Archives in College Park, Md., Ms. Roberts found evidence — including one blurry, curling snapshot — supporting long-circulating colorful anecdotes about the Blue and Gray Corral, a brothel set up near the village of St. Renan in September 1944 by Maj. Gen. Charles H. Gerhardt, commander of the infantry division that landed at Omaha Beach, partly to counter a wave of rape accusations against G.I.’s. (It was shut down after a mere five hours.)

In France, Ms. Roberts also found a desperate letter from the mayor of Le Havre in August 1945 urging American commanders to set up brothels outside the city, to halt the “scenes contrary to decency” that overran the streets, day and night. They refused, partly, Ms. Roberts argues, out of concern that condoning prostitution would look bad to “American mothers and sweethearts,” as one soldier put it.

Keeping G.I. sex hidden from the home front, she writes, ensured that it would be on full public view in France: a “two-sided attitude,” she said, that is reflected in the current military sexual abuse crisis.

Ms. Roberts is not the first scholar to bring the sexual side of World War II into clearer view. The 1990s brought a surge of scholarship on the Soviet Army’s mass rapes on the Eastern front, fed partly by the international campaign to have rape recognized as a war crime after the conflict in the former Yugoslavia. At the same time, gender historians began taking a closer look at “fraternization” by American soldiers, with particular attention to what women thought they were getting out of the bargain.

“The standard story had been that the Soviets were the rapists, the Americans were the fraternizers, and the British were the gentlemen,” said Atina Grossmann, the author of “Jews, Germans and Allies: Close Encounters in Occupied Germany.”

Work that looked at sexual assaults by American soldiers, even on a small scale, remained controversial. J. Robert Lilly’s “Taken by Force,” a groundbreaking study of rapes of French, German and British civilian women by G.I.’s, based on courts-martial records Mr. Lilly uncovered, drew a strong response when it was published in France in 2003. But the book, which emphasized the grossly disproportionate prosecution of black soldiers, struggled to find an American publisher amid tensions between the United States and Europe over Iraq.

“American presses wouldn’t touch the subject with a 10-foot barge pole,” said Mr. Lilly, a sociology professor at Northern Kentucky University. (Palgrave Macmillan published his book in the United States in 2007.)

Today the seamier side of liberation is not entirely absent from popular accounts. “The Guns at Last Light: The War in Western Europe, 1944-1945,” the final volume of Rick Atkinson’s best-selling trilogy about the war, published this month, includes a brief discussion of the Army’s campaign against venereal disease (“Don’t forget the Krauts were fooling around France a long time before we got here,” an Army publication warned soldiers in December 1944), as well as a reference to Mr. Lilly’s work.

The few scholars who have looked more closely at rape by G.I.’s have attributed its racially skewed prosecution to “the Jim Crow army,” which was happy to depict rape as a problem only among the noncombat support units to which black soldiers were mostly limited.

“White soldiers got a pass because of their combat status,” said William I. Hitchcock, author of “The Bitter Road to Freedom” (2008), a history of the liberation of Western Europe from the perspective of often traumatized local civilians. “The Army wasn’t interested in prosecuting a battle-scarred sergeant.”

Ms. Roberts, who closely studied transcripts of 15 courts-martial in Northern France, certainly sees American racism at work. “Let’s Look at Rape!,” a 1944 Army pamphlet credited to “a Negro Chaplain,” contained a prominent illustration of a noose — a clear suggestion that the Army was going to “protect the color line,” she writes. (Among the soldiers hanged for rape and murder was Louis Till, the father of Emmett Till.)

But her analysis is hardly more flattering to the French, whose often shaky accusations, as she sees them, reflected their own need to project the humiliations of occupation onto a racial “other.” (“We have no more soldiers here, just a few Negroes who terrorize the neighborhood,” one civilian remarked in April 1945.)

Ms. Roberts said the book has attracted strong interest from French publishers, where willingness to explore the darker side of liberation jostles with a lingering fear of seeming ungrateful. At home, she insisted, her goal is not “to sour the story of Normandy.”

“I truly believe what we did there was amazing,” she said. “But I’m interested in providing a richer and more realistic picture.”

ニューヨーク・タイムズ 2013.5.20 (魚拓