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2014/05/09

ヘンリー・ストークス本、無断加筆疑惑とその後


この記事からは、慰安婦に関する部分がどのように歪曲されたのか分からないが、「従軍慰安婦はいなかった」とか「南京事件はなかった」といった言説には、反日キャンペーンと戦っている人の中にも苦々しい思いをしている人も多いはずである。

「いわゆる『大虐殺』はなかったという趣旨だ」と釈明しても、慰安婦はいたが従軍慰安婦はいなかったという趣旨だと言い訳してもダメだ。そういう風に国際社会に誤解されるような言動は、そのまま利敵行為になるのである。

南京虐殺否定を無断加筆

米ニューヨーク・タイムズ紙の元東京支局長が、ベストセラーの自著「英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄」(祥伝社新書)で、日本軍による「『南京大虐殺』はなかった」と主張した部分は、著者に無断で翻訳者が書き加えていたことが8日明らかになった。 

英国人の著者ヘンリー・ストークス氏は共同通信に「後から付け加えられた。修正する必要がある」と述べた。翻訳者の藤田裕行氏は加筆を認め「2人の間で解釈に違いがあると思う。誤解が生じたとすれば私に責任がある」と語った。 同書はストークス氏が、第2次大戦はアジア諸国を欧米の植民地支配から解放する戦争だったと主張する内容。「歴史の事実として『南京大虐殺』は、なかった。それは、中華民国政府が捏造したプロパガンダだった」と記述している。 だがストークス氏は「そうは言えない。(この文章は)私のものでない」と言明。「大虐殺」より「事件」という表現が的確とした上で「非常に恐ろしい事件が起きたかと問われればイエスだ」と述べた。 

藤田氏は「『南京大虐殺』とかぎ括弧付きで表記したのは、30万人が殺害され2万人がレイプされたという、いわゆる『大虐殺』はなかったという趣旨だ」と説明した。 だが同書中にその説明はなく、ストークス氏は「わけの分からない釈明だ」と批判した。 

同書は昨年12月に発売、約10万部が売れた。ストークス氏単独の著書という体裁だが、大部分は同氏とのインタビューを基に藤田氏が日本語で書き下ろしたという。藤田氏は、日本の戦争責任を否定する立場。ストークス氏に同書の詳細な内容を説明しておらず、日本語を十分に読めないストークス氏は、取材を受けるまで問題の部分を承知していなかった。 関係者によると、インタビューの録音テープを文書化したスタッフの1人は、南京大虐殺や従軍慰安婦に関するストークス氏の発言が「文脈と異なる形で引用され故意に無視された」として辞職した。

So-netニュース(共同) 2014.5.8

追記: 祥伝社から著者の見解が出た。「共同通信は問題を針小棒大にしています」「本書に記載されたことは、すべて著者の見解です。祥伝社と著者は、問題になっている二行の記述についても訂正する必要を認めません」というもの。


追記:

「南京大虐殺なかった」翻訳者加筆と報道 出版社は否定

共同通信は8日、米ニューヨーク・タイムズ紙の元東京支局長の著作について、一部の記述を翻訳者が無断で書き加えていたとする記事を配信した。この記事に対して出版元の祥伝社は9日、「一連の記事は誤り」と報道を否定する著者の見解を発表した。

問題となったのは、ヘンリー・ストークスさんの口述や原稿を藤田裕行さんが翻訳した「英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄」(祥伝社新書)。昨年12月に発売され、約10万部売れたベストセラー。この中の「『南京大虐殺』などなかった」との記述について、共同通信はストークスさんが「後から付け加えられた。修正する必要がある」と取材に答えたと報じ、藤田さんも加筆を認めたとしていた。

これに対してストークスさんは9日、「本書に記載されたことは、すべて著者の見解。訂正する必要を認めない」とした。祥伝社によると、ストークスさんは記者の質問の趣旨を誤解して答えたと説明しているという。

共同通信社総務局は9日夜、「翻訳者同席の上で元東京支局長に取材した結果を記事化した。録音もとっている」とのコメントを出した。

朝日 2014.5.9

追記: 11日になってから朝鮮日報はこの様に報じた。ストークス本人が否定していることは伏せている。

外国人の著者を擁して日本でベストセラーになった歴史歪曲書がある。この書籍が、事実上日本の極右派が書いたものだということが明らかになり、波紋を呼んでいる。・・・藤田氏は・・・外国特派員がこういう内容を話せば面白いと思った。私が書けば『あれは右翼だ』と言われる」と語ったこのように日本の出版倫理が崩壊している一因として、出版業界の不況が挙げられる。・・・極右派が外国人を前面に出して本の内容をでっち上げるケースは、今回が初めてではない。

2014/02/22

アンネの日記破損事件・中山成彬「日本人の感性ではない」


彼が慰安婦騒動(ジャパン・ディスカウント)に対する反攻の急先鋒だからこそ、取り上げないわけにはいかない。こういうことは、思っていても公人なら決して口にすべきことではない・・・と自分は思う。この人の「問題ツイート」を取り上げるのは、昨年に引き続き今回で二度目魚拓



2013/05/14

「化けの皮が剥がれるところだったのに」 中山成彬


国益の為にも、日本人の名誉の為にも看過出来なかった発言(5.13)。問題化しなかったが、橋下日本維新の会代表の足も引っ張りかねなかった。橋下は強制連行の中身を追及する気はなかった。その点は記者団に明確にしていた。


2013/03/13

国会中継を削除したNHKは、過去の映像も公開すべき

http://www.youtube.com/watch?v=H-dBkv0LxDY&t

しばらく前から2chで話題になっていたけれども、中山成彬(日本維新の会)が衆議院の予算委員会で慰安婦問題を取り上げ、自分はあまり評価出来なかったが、ねらーには結構評判が良かったようである(中川は「従軍慰安婦」を連呼していたが、ネット右翼的にこれはOKなのか?)。しかし、それはまた別の機会に譲る。

慰安婦問題を人々はどう語り、どう伝えたかを記録する意図でこうしたサイトを立ち上げた身として、過去の国会映像を紹介出来ないのは実に残念な事だと前々から思っている。議事録はネットからでも簡単に確認出来るが、古い映像は衆議院や参議院の(インターネット上の)アーカイブにも存在しない。

こういった映像はテレビ局には保存されているはずである。報道機関にとっては取材によって得た財産には違いないのだろうが、公共放送であるNHKはそういった映像を独占せず、国民に公開する義務があると思う。中山ら国会議員は、放送法を改正する方向で頑張ってはどうか?NHKは国会中継に限らず削除していると釈明するが、大河ドラマを削除するなら当然だろう。国会中継だから物議をかもしているのである。

慰安婦問題に絡む90年代の社会党議員らの嵩にかかった追及シーンなど、ぜひとも国民の目に触れさせるべきである。慰安婦騒動を煽り、日韓関係を破壊した人々の「雄姿」を。

「従軍慰安婦」「官憲による強制連行」
中山は完全に相手の土俵に乗っていたが、大丈夫か?

慰安婦の強制連行は考えにくいと、国会で野党議員が主張したことは、2ちゃんねるなどで大きな反響を呼んだ。ところが、その中継のユーチューブ投稿動画がNHKの著作権侵害申し立てで削除され、なぜなのかと物議を醸している。

削除された動画は、元文科相で現在は日本維新の会所属の中山成彬議員が2013年3月8日の衆院予算委員会で質問に立った場面だ。

中山氏は、1時間の持ち時間内で、新聞報道を元に従軍慰安婦問題にも切り込んだ。旧日本軍の関与を示す資料が見つかったと大きく報じた日本の新聞記事をパネル上に示し、それはよく読むと、悪徳業者が募集に関与していると注意を呼びかける通達だったと主張した。また、朝鮮の議員の8割以上が現地の人であるとの記事も示して、「官憲の強制連行は考えられないのでは」と唱えたのだ。

この主張は、ネット右翼などの支持を集め、2ちゃんでは、スレッドが次々に立つ祭り状態になっている。

ユーチューブには、NHKの中継を録画した動画が投稿され、アクセスを集めた。ところが、その動画がNHKによる著作権侵害の申し立てにより削除され、2ちゃんなどでは、国会中継の動画でもそうなるのかと波紋が広がった。

確かに、衆議院公式ホームページの中継サイトでも録画は見られるが、「こんな公共放送で大丈夫か?」「知る権利より著作権が優先されるんだ」との不満が相次いでいる。内容が慰安婦問題だっただけに、どこかの団体から要請があったのではないかといった憶測まで出ている状態だ。

2ちゃんスレでは、著作権法上も国会中継動画の削除はおかしいのではないかという指摘があった。第10条の2では、事実の伝達に過ぎない雑報や時事報道は著作物に該当しないとあり、また、第40条では、政治演説はいずれの方法でも利用できるとされているからだ。

こうした点について、立教大学の上野達弘教授(著作権法)は次のように解説する。

「10条にある『雑報』とは、10~20文字ほどの短い死亡記事などをイメージしています。国会中継は長い時間にわたって撮影していますから、それを適用するのは難しいでしょう。また、40条では、確かに、政治演説は広く知られた方がよいということから、自由に利用できることになっています。しかし、それは演説している人の著作権が制約されるということであって、NHKは演説している本人ではなく別の人格になります。とすると、NHKは著作権を主張できることにもなるわけです」

つまり、国会中継を無断で投稿すれば、著作権侵害になる恐れがあるということだ。

ただ、上野達弘教授は、法的には難しいものの、ドラマや音楽番組とは違い、国会中継は広く国民に知られた方がいいという主張ももっともだとする。
「ユーチューブに投稿した人はそれで大きな利益を得るわけではないですし、NHKにしても収入が減ることにはなりません。今回は、公共性が高い国会中継ですので、自由に使わせてもいいのではというのも分かります。投稿でかえって音楽が売れたこともあるわけですし、ネットに上がったコンテンツをどうするかは、将来の課題になるでしょうね」

NHKの広報局では、取材に対し、「放送した映像が無断でアップされているのを見つけたり、指摘を受けたりした場合、国会中継に限らず削除を要請しています」と説明した。国会中継については、「これまでも削除を要請しており、実際に削除されています」とした。

2ちゃんでは、過去のケースとして、自民党の西田昌司議員が2011年11月15日の参院予算委員会で質問した中継動画が、NHKの著作権侵害申し立てで削除されたことが挙げられている。しかし、国会中継が削除されるのはまれではないか、と依然として疑念がくすぶっているようだ。

JCAST 2013.3.12
当の中山はネチズンと一緒になって陰謀論(twitter


2012/11/18

実は慰安婦に同情的な保守系議員 (新藤義孝)

新藤義孝(自民)は、この問題でもっとも激しく反発している保守派議員の一人である。しかし、韓国メディアの取材を受けたこのインタビューを見ても分かるように、彼は慰安婦の境遇には同情的である。

それでも彼のような保守派議員は、海外では「denier(慰安婦)否定論者」などと嘲弄されている。ナチのホロコーストを否定する人々と同じ、というわけである。彼らは慰安婦支援団体や反日団体のスミア(中傷)キャンペーンの犠牲者であると言うことも出来るが、国際社会に向けた訴え方に工夫が足りずに悪役を演じるハメに陥っていることも自覚してもらいたいと思う。安倍晋三がその代表格である。



戦前に、また戦争中にですね。日本軍がこの駐屯していた所に、慰安所があって、慰安婦という人たちがいたというのは、これは歴史的事実です。ですから、これはとてもお気の毒なことで、今から考えてもね、そういう苦しい、または厳しい生活を強いられたということ、これは本当に気の毒なことだと、遺憾なことだと思っています

しかし、この慰安婦というものは、公権力、日本軍が強制的に徴用して軍の仕事として、作って、運営していたものではありません。ですから。賠償責任が発祥、発生するというのは、公権力の行使によってですね、強制的なそういう仕組があった場合になるわけです。ですから今回のことは、そもそも国家の責任や賠償の対象にはなっていない、ということが私たちのスタンスです。


新藤の説明に納得出来ないネチズンも多いらしく、元動画のコメント欄には、「3才児に何を言っても分からんだろ。チョんは皆殺しや」「韓国人に対して論理的説明をしても駄目」「韓国­の売春婦の問題は国と国会議員が語る懸案でなしの一言で済む話。馬鹿か」といったコメントも。

2012/11/07

気持ちは理解できるが・・・米紙に再び反論広告


この広告については内容を精査してみないと論評出来ないが(画像を送って下さったSさんに御礼申し上げます。残念ながら字が小さすぎて読むことが出来ませんでした)、すぎやまこういちが、前回(2007年)の意見広告(THE FACTS)を自画自賛しているようでは・・・いい予感はしない。

今回の広告については評価を留保するにしても、前回の意見広告は完全に失敗だったというのが定説だと思っていた。東郷和彦が言うように、あれがアメリカ下院の慰安婦決議採択の引き金を引いたというのが真相だろう(安倍首相の失言も原因)。最近の東郷の主張には賛同出来ないが、2007年の彼の回想は傾聴に値すると思う。

あの頃、決議案の行方を探っていた産経新聞の古森義久記者に彼のブログで質問したところ、(広告が無かったとしも)遅かれ早かれ決議案は採択されたと思うという返事だった。ハッキリは言わなかったが、現地で取材していた彼も逆効果だったと見ていたのではないか。

慰安婦問題で米紙に意見広告 強制連行裏付ける資料なし

作曲家のすぎやまこういち氏やジャーナリストの櫻井よしこ氏ら有識者でつくる「歴史事実委員会」は6日、米ニュージャージー州の地元紙「スターレッジャー」(約37万部)に4日付で慰安婦問題に関する意見広告を掲載したと発表した。日本軍による強制連行を裏付ける資料はなく、発見された公文書によれば強制募集や誘拐を禁じていたと訴えている。

民主党の松原仁前拉致問題担当相や自民党の安倍晋三総裁ら国会議員38人も賛同者として名を連ねた。

ニュージャージー州パリセイズパーク市では2010年10月、公立図書館に「日本帝国政府の軍によって拉致された20万人以上の女性と少女」などと記載された記念碑が建立された。広告は「事実でないことを認めてしまえば、社会全体の判断を狂わせ、日米2国間に悪い影響を与えます」と呼びかけている。

すぎやま氏らは07年に米下院が慰安婦問題に関する対日非難決議を採択した際、米紙に反論広告を掲載したグループの中心メンバー。すぎやま氏は6日の記者会見で「広告掲載を受けて当時の下院採決には十数人しか出席しなかった。広告には効果があった」と強調した

産経 2012.11.7



欧米人にとって被害者(?)が売春婦呼ばわりされる事が火病スイッチなのに、日本の愛国者たちは慰安婦が高給取りであった事を一番訴えたい。それが性奴隷説の否定になると信じているから・・。このギャップが話を拗れさせているのだろう。

東郷和彦の「歴史と外交」からもう一度引用しておく。自分はこの時の東郷の説得工作は十分でなかったと思う。努力が足りなかったというわけではなく、慰安婦のお得意様であったアメリカに日本を非難する資格があるのかと(やんわり)問うてみれば良かったのである。しかし、あの広告がアメリカのみならず、その後の各国の対日非難決議へとドミノ倒しのように誘爆を引き起こしたのは事実だろう。

追記: 広告には前回の反省を踏まえてか、女性に対する同情も表明されていたようである。ただし、これは慰安婦に対する同情にはなっていない。その為か、後に韓国人に対する中傷広告として逆利用された(2013.3)。

パリセイズパーク市の記者会見(2013.3)

6月15日、東海岸の友人から連絡があり、14日の『ワシントン・ポスト』紙に日本の政治家とオピニオン・リーダーの、慰安婦問題に関して『強制連行はなかった』とする意見広告が掲載されたという。・・・下院外交委員会の決議案がまた急浮上するだろうと深刻な声で告げた。

私にできることはといえば、日本の三つの立場を可能なかぎり、アメリカ国内で訴えることだった。

・・・「議員の多くは、自分の選挙区のアジア(韓国・中国)系の票を得るために、決議案に賛成する機会をうかがっているのだよ。総理の対応がその後抑制的になっていたので、せっかく沈静化してきていたのに、これでまた、決議案支持派は息を吹き返すね」

・・・「広告のなかには、正しいことも書いてある。しかし、いちばん大事な『日本は反省している』ということがほとんど書かれていない。この広告を見て、自分は意見を変えた。やはり、決議案は成立させたほうがよいと思う」

6月26日、下院外交委員会は・・・決議案を可決。・・・ほとんどが原案どおりの案文だった。・・・この動きは、オランダ、カナダ、EUの各議会における決議案採択へと発展した。

慰安婦に関する対日批判は、これからも、続くであろう。「過去を反省しない国」「女性の尊厳を踏みにじる日本」というイメージは、そのたびに少しずつ強まるであろう。6月14日の広告のなかで述べられていた”事実”については・・・個別に正しいものがあっても、広告の主目的が、慰安婦制度自体の正当性を訴えようとしていると受けとめられるなら、世界がこれを受け容れることは、まず予見されない。


敵に塩を送ってしまった反論広告THE FACTS(2007年)


鎌倉武士たちは一度の失敗で蒙古に対する戦い方を学んだ。現代の日本人は、怒りのあまり馬防柵に突撃を繰り返すばかりである。

2012/07/29

墓穴を掘り続ける山谷えり子




慰安婦さんにはたくさん給料をお支払いしていた。当時の新聞記事を英文にしてお届けした・・・と山谷えり子。そういう説明では通じないと、いつになったら気付いてくれるのだろうか?自民党の代表団がパリセイズパーク市を訪問したのは、5月の7日。あれから、3ヶ月近くも経っているのである。効果のほどを検証しなかったのだろうか?CNNなどの報道を見ると、状況を悪くして帰って来たようにしか見えなかったのだが・・・(追記:FOXニュースでも散々な扱いだった)。


東日本大震災の為に募金する様子を公開
挺対協は、好感度を上げる演出に余念がない

韓国の慰安婦団体は、90年代以来国際舞台で揉まれ続けて来た。彼女たちだって、最初からキャンペーンの達人であったわけではない。日本側と違うのは、彼女たちが努力と工夫を重ねてきた点である。

抗議する事が目的ではないはず
米国メディアの反応にも無頓着

日本側は、2007年から一向にやり方を改めようとしない。山谷は抗議することに意味があり、成否は二の次と考えているのか?山谷で一番危なっかしいのは、安易に「強制連行は無かった」などと口にするところである。一体日本政府は、この左翼用語によって過去どれほど煮え湯を飲まされてきたことか。挺対協などの対日プロパガンダに対抗しようと考えている人は、山谷のような人を前線に立たせてはいけない。

ニュージャージー州のパリセイズパーク市の公共図書館の敷地内にですね、20万人の女性と少女を日本軍が拉致して慰安婦にしたというとんでもない記念碑が建ってしまったと。野田総理は数値、経緯、根拠がないのではないかと仰っしゃられましたが、その後政府は動こうとしませんでした。

そこで自民党は部会で決議をして、代表名四名、私も参りましたが、パリセイズパーク市に行き、議長、市議会議長、図書館長に会って、英語でキチンと政府の文書、当時の新聞記事、民間業者が慰安婦さんを募集して、そして給料もこんなにお支払いしていたと。で、政府、軍はですね、警察、むしろ悪い業者が悪いことをしないように取り締まりをしていたという。そうしたものを英文に直して、お届けをいたしました。

日本軍は強制連行していませんね

参議院特別委員会 2012.7.25

2012/06/23

自民党議員、河野談話を棚に上げ外務省を叱る



ニュージャージー州に建てられた碑に続き、ニューヨーク州のアイゼンハワー公園にも日本軍慰安婦の碑が建てられた。アメリカを舞台にした一連の動きを巡る日本の保守派議員と外務省の役人との問答。これらの碑には、20万人の女性が(日本軍によって)慰安婦として拉致されたと刻まれている。議員たちはこれに憤慨しているのだが・・・。


動画は編集されている。気になる人は元の動画を確認のこと

やり取りを聞いていると、河野談話がいかに日本の外交(官)を縛っているかが分かる。

まず、稲田朋美(自民)が、日本軍が20万人の女性を拉致して慰安婦にしたという話、キョウギノキョウセイ(こんな言葉を使うから、揚げ足を取られる)をちゃんと否定したのかとアジア大洋州局の山内参事官を詰問している。(分かり易いよう、実際の発言を書き改めた)そして、新藤義孝議員も役人に苦言を呈するのであるが・・・。

稲田: 「20万人は嘘、キョウギノキョウセイはないという事で抗議したのか?」

外務省: 「政府は一貫して河野談話に基づき説明している。慰安婦の総数は不明。20万以上という数字は根拠がないと・・・」

稲田: 「そんなんじゃダメ(怒)」

外務省: 「日本軍によって拉致されたかについては・・・募集には軍の要請を受けた業者が主に当たった。本人たちの意志に反して集められた事例が多かった。官憲などがこれに加担したこともあった(河野談話)。・・・こういう立場に立って、言うべきことは言っていく」

新藤議員: 「それは、やってないって事だ(怒)。内閣官房は『20万人』『強制』『性奴隷』『収容所』についてどういう見解か?」

内閣官房: 「河野談話に尽きる。総数は不明。 強制性、拉致されたという部分に関しては、募集は軍の要請を受けた業者が主に当たった。本人たちの意志に反して集められた例が多かった。官憲等がこれに加担したことが明らかになった・・・というのが、政府見解」


これでは幾ら役人を叱りつけても無駄だろう。河野談話が政府の公式な立場となっている現状で、どうやって外交官たちに諸外国を説得させようというのか?河野談話の下では、どう弁解しても「日本軍は直接拉致に手を染めず業者にやらせていた」と解釈されるのが、せいぜいだろう。外交官は日本政府の公式見解に縛られているのである。政府見解を変えるのは政治家の仕事であり、さらに言うなら河野洋平は新藤や稲田と同じ自民党である。

本人が談話の主旨を説明すれば
国際社会の誤解は解けるだろうに

河野談話という制約があるから、廣木ニューヨーク総領事の説得もあの様な無様な結果になるのである。総領事のパリセイズパーク訪問は、日本の保守系議員たちの圧力によるものだろうが、失敗に終わるのは必然であったのだ。ここではカットされているが、新藤議員は手続き的なことで役人を難詰しているが、そんな事はどうでもいい。抗議が目的ではなく、(国際的な)誤解を解くことが目的なのだから。

2012/06/22

ユン・ミヒャンのお前が言うな 竹島の碑



「自分たちは誇らしい行為だと思っているが、これらが道徳的にも歴史的にもどれほど無知なのか確認出来る事だ」と挺対協のユン・ミヒャンは述べたらしいが、他国の大使館前に、自分たちの言う「性奴隷」の碑を建てた(日本政府は、これを「外国公館の威厳の侵害」と見なしている)オマエモナーといったところだろう。

日本軍性奴隷の碑と、竹島の碑。どちらも政治的な碑である。それにしても、慰安婦像の「効用」って何なんだろう?

仕事の極右派の男性、慰安婦の少女像 「杭テロ

日本の極右派男らがソウル・鍾路区中学洞の日本大使館の前の慰安婦少女像に、『竹島(独島の日本名)は日本の領土』と書いた杭を縛って銅像を冒涜するなどの蛮行を起こした。

21日、警察と韓国挺身隊問題対策協議会の説明を総合すれば、日本の極右派の男2人が去る19日、日本大使館前の慰安婦少女像に杭を立ててひもで縛り付けて写真を撮った。この杭は約90cmの長さの白に角材に日の丸模様が描かれていて、韓国語と日本語で『竹島は日本の領土』と書かれている。

これらは日本に帰りブログに、「ソウルの慰安婦像に『竹島の碑』を伝達した」と自慢するコメントを残していた。このうちの一人は日本の極右派活動家である鈴木信行(47歳)と確認された。鈴木は『靖国神社清掃奉仕有志の会』の代表を務め、東京から参議院選挙に出馬して落選した人物だ。
2011年8月に日本の自民党議員らと共に独島を訪問しようと韓国に入国をした。

これらが撮影した動画を見ると、鈴木は少女像に杭を縛る前にカメラを見て、「大使館すぐ目の前にに慰安婦像、売春婦像がある。撤去しなければならない」と主張した。動画には当時警備に立った警察が杭を片付ける様子しばらく見えたが、最後までこれらの行為を阻止しなかった。鈴木はブログに、「前日に下調べをした時は警備が厳重で撮影も禁止だったが、(蛮行当日朝の)7時30分に大使館の前に警察があるが、売春婦像の警備は無い」と書いた。

これらは去る18日、ソウル・麻浦区城山洞の『戦争と女性人権博物館』にも同じ杭を打った。この博物館は日帝の蛮行を告発して慰安婦ハルモニたちを称えるために去る5月にオープンした。鈴木は自分のブログに、「売春婦の銅像の撤去と売春婦博物館の解体まで、日本大使館は撤収しなければならない」とし、「半年のうちに二つの反日の象徴をソウル市内に建てた韓国の行動は無礼極まりない」と主張した。 鈴木は 「日本大使館に『竹島の碑』を贈呈したが受け取らなかった」と大使館にも杭を渡そうと思ったと明かした.

挺身隊問題対策協議会のユン・ミヒャン代表は、「これらが杭3本を持って来て、一つは博物館の壁面に打ち込み<引用者:写真を見ると壁に立てかけてあっただけ>、もう一つは少女像の足に縛りつけた」とし、「残りの一つを日本大使館に渡そうとしたが、失敗したと思われる」と話した。ユン代表は、「40代の男が主導的な行動を取り、 20代の男が撮影をした」とし、「自分たちは誇らしい行為だと思っているが、これらが道徳的にも歴史的にもどれほど無知なのか確認出来る事だ」と批判した。

博物館側は現在、警察に正式に捜査を依頼している状況。麻浦警察署の関係者は、「監視カメラの映像を分析した結果、洋服を着た男2人が杭のような物を持って歩く場面があった」とし、「約2時間後に博物館の壁面に白い杭1本が打ち込まれているのを帰宅する職員らが発見した」と話した。この関係者は、「少女像に杭を縛った行為は財物損壊などの疑いの適用が可能だが、外交的に近付かなければならない問題で検討して見なければならない」と明らかにした。財物損壊罪は必ず物理的な毀損を加えなくても、対象物に落書きをしたり掲示物を附着するなど、その効用を害する行為だけでも成立する。

NAVER 2012.6.22
自分たちは毎週こんな事をやっているのだが・・・

追記: 産経の黒田記者が同じような事を言ってる。曰く、「韓国マスコミは『テロ』『蛮行』などと大げさに非難し取り締まりを訴えているが、日本大使館前の慰安婦像自体が無許可施設であることには一切触れていない」

慰安婦像に抗議の日本人が話題に 韓国マスコミが興奮

【ソウル=黒田勝弘】韓国の反日団体がソウルの日本大使館前に不法設置した“慰安婦記念像”に対する日本人の抗議行動が話題になっている。韓国マスコミは22日、日本の右翼団体のメンバーとみられる男性が「竹島は日本の領土(日本語では『竹島は日本固有の領土』)」と書かれた木製のくいを慰安婦像に立てかけ韓国を非難する姿を、テレビのトップニュースなどで大きく紹介した。

この男性は今週初め仲間と韓国を訪れ、日本大使館前や慰安婦記念館周辺などで抗議パフォーマンスを行い帰国。その映像をインターネットで紹介したため韓国マスコミの知るところとなった。

報道によると、男性は慰安婦を「売春婦」として「こんな像は大使館前から早く撤去されるべきだ。放置すれば世界各国にできてしまう」などと述べている。

韓国マスコミは「テロ」「蛮行」などと大げさに非難し取り締まりを訴えているが、日本大使館前の慰安婦像自体が無許可施設であることには一切触れていない。日本語とハングルで書かれた抗議のくいは大使館とは別の地域にある慰安婦記念館周辺で見つかった。

産経 2012.6.22
韓国SBSでも、このとおり


일 극우파 남성, 위안부 소녀상에 ‘말뚝 테러’


[한겨레] “다케시마는 일본땅” 적어…위안부 박물관에도 만행


참의원 선거 낙선인물…경찰 “재물손괴죄” 적용 가능


일본 극우파 남성들이 서울 종로구 중학동 일본대사관 앞 위안부 소녀상에 “다케시마(독도의 일본 이름)는 일본 땅”이라고 쓴 말뚝을 묶어놓고 동상을 모독하는 등 만행을 저질렀다.


21일 경찰과 한국정신대문제대책협의회의 설명을 종합하면, 일본 극우파 남성 2명이 지난 19일 일본대사관 앞 위안부 소녀상에 말뚝을 세운 뒤 끈으로 동여매고 사진을 찍었다. 이 말뚝은 90㎝ 정도 길이의 흰색 각목에 일장기 모양이 그려져 있고, 한국어와 일본어로 ‘다케시마는 일본 땅’이라고 적혀 있다.


이들은 일본으로 돌아가 블로그에 “서울의 위안부 상에 ‘다케시마의 비(碑)’를 전달했다”고 자랑하는 글을 남겨놓았다. 이 가운데 한명은 일본 극우파 활동가인 스즈키 노부유키(47)로 확인됐다. 스즈키는 ‘야스쿠니 신사 청소 봉사 자발적인 모임’ 대표를 지냈으며, 도쿄 참의원 선거에 출마했다 낙선한 인물이다. 2011년 8월 일본 자민당 의원들과 함께 독도를 방문하겠다며 한국에 입국하기도 했다.


이들이 찍은 동영상을 보면, 스즈키는 소녀상에 말뚝을 묶기 전 카메라를 쳐다보며 “대사관 바로 코앞에 위안부상, 매춘부상이 있다. 철거해야 한다”고 주장했다. 동영상에는 당시 경비를 서던 경찰이 말뚝을 치우는 모습이 잠시 보였지만, 끝까지 이들의 행위를 막지는 않았다. 스즈키는 블로그에 “전날 예비조사를 했을 때는 경계가 엄중하고 촬영도 금지했는데, (만행 당일 아침) 7시30분 대사관 앞에는 경찰이 있지만, 매춘부상의 경비가 없다”고 적었다.


이들은 지난 18일 서울 마포구 성산동 ‘전쟁과 여성 인권 박물관’에도 같은 말뚝을 박았다. 이 박물관은 일제의 만행을 고발하고 위안부 할머니들을 기리기 위해 지난 5월 문을 열었다. 스즈키는 자신의 블로그에 “매춘부 동상 철거와 매춘부 박물관 해체까지 일본대사관은 철수해야 한다”며 “반년 만에 두개의 반일 상징을 서울 시내에 세운 한국의 행동은 무례하기 짝이 없다”고 주장했다. 스즈키는 “일본대사관에 ‘다케시마의 비’를 증정했지만 받지 않았다”며 대사관에도 말뚝을 전달하려 했다고 밝혔다.


윤미향 정신대문제대책협의회 대표는 “이들이 말뚝 3개를 갖고 와서 하나는 박물관 담벼락에 박아놓고, 다른 하나는 소녀상 다리에 묶어놨다”며 “나머지 하나를 일본대사관에 전달하려다 실패한 것으로 보인다”고 말했다. 윤 대표는 “40대 남자가 주도적으로 행위를 하고 20대 남자가 촬영을 했다”며 “자신들은 자랑스러운 행위라고 생각하는데, 이들이 도덕적으로나 역사적으로 얼마나 무지한지 확인해주는 일”이라고 비판했다.


박물관 쪽은 현재 경찰에 정식으로 수사를 의뢰한 상태다. 마포경찰서 관계자는 “시시티브이 영상을 분석한 결과, 양복 차림의 남자 두명이 말뚝으로 보이는 물건을 들고 가는 장면이 있었다”며 “약 2시간 뒤 박물관 담벼락에 하얀 말뚝 한 개가 박혀 있는 것을 퇴근하던 직원들이 발견했다”고 말했다. 이 관계자는 “소녀상에 말뚝을 묶은 행위는 재물손괴 등 혐의 적용이 가능하지만 외교적으로 접근해야 하는 문제라 검토해봐야 한다”고 밝혔다. 재물손괴죄는 꼭 물리적인 훼손을 가하지 않더라도, 대상물에 낙서를 하거나 게시물을 부착하는 등 그 효용을 해치는 행위만으로도 성립할 수 있다. 박기용 진명선 기자

2012/06/18

ユン 「慰安婦博物館に日本の右翼がイタズラ」



挺対協のユン・ミヒャンが慰安婦博物館の前に日本の「右翼」が変な杭?を立てて行ったと怒ってる。悪者が、とか毒づいているけど、日本大使館の前に当てつけの碑を建てておいて、よく言う。

이 나쁜놈의 일본 우익놈 새끼들이 우리 박물관에 세워놓고 갔습니다. 나쁜놈의 새끼들...

twitter 2012.6.18

追記: この杭には「竹島は日本固有の領土」と書かれているらしい。置いて行ったのは維新政党新風のメンバーで、日本大使館前の慰安婦像にも同じ物をくくりつけて行ったらしい。だんだん、どっちもどっちになって来た。



ソウルの街中に売春婦が多いことも指摘している。


続報: 挺対協側は正式に警察に捜査依頼を出すことにしたらしい。・・・一番上の写真のような状況で、いったい何の罪に問えるんだろう?

慰安婦博物館の前に「竹島は日本領土」の杭

日本軍慰安婦被害女性のために先月開館した博物館の前で、「竹島は日本固有の領土」と書かれた杭が見つかった。3月に駐日韓国大使館の前で発見された杭と似ている点から、日本極右団体の仕業と推定される。

「戦争と女性人権博物館」側によると、18日午後、ソウル麻浦区城山洞(マポグ・ソンサンドン)の博物館入口から20メートル離れた地点で杭が見つかった。長さ90センチほどの杭には、韓国語と日本語で、竹島、すなわち独島(ドクト)は日本の領土と書かれていた。

当時、博物館は休館日だったため、通行人は少なかった。杭は退勤する職員が発見した。博物館のキム・ドンヒ事務局長は「当時、日本人と見られる40代と20代の男2人が長さ150センチほどの箱2つを持って訪ねてきた」とし「休館日だったので、職員が名刺を置いて行くように言ったが、応じなかった」と話した。

この2人は博物館に行く前、道に迷い、集配人に道を尋ねたりもした。集配人のキムさんは「日本人だったが、博物館のことが書かれた印刷物を見せながら位置を尋ねてきた」と話した。

周辺の防犯カメラにはスーツ姿の2人の男がリュックサックのような箱2つを担いでタクシーを降りた後、博物館がある路地に消える場面が映っていた。その2時間後、杭が博物館の職員に発見された。

現在としては問題の日本人が杭を立てた可能性が高い。しかし確実な目撃者はいない。問題の杭は、3月に東京の韓国大使館前で見つかった杭と大きさと形が似ているという点も確認された。当時の杭は日本の反韓極右団体「在日特権を許さない市民の会」が立てたものだった。博物館の杭もこの団体の仕業と確認される場合、波紋が予想される。博物館側は警察に公式に捜査を依頼する方針だ。

2012/06/03

古屋圭司「ホワイトハウスから見解が示されます」



自民党の古屋圭司も、先月アメリカに慰安婦の碑のことで抗議に行った国会議員の一人。

これは彼のブログからの転載だが、日本政府が「慰安婦の強制連行」という伝説(国際常識)を払拭できずにいる中で、彼はホワイトハウスからどのような見解が示されることを期待しているのであろうか?ちゃんと、先を読みながら、結果を計算して行動してくれているのであればいいのだが・・・。

古屋の言っている署名サイトについては、ココ、彼と共に抗議に出向いた津田一郎議員についてはココで取り上げた


5月6日に有志議員4名でニュージャージーのパリセイズ・パーク市の公共図書館敷地に建てられた『慰安婦の碑』の撤去を求め、市長、図書館長、議長、副議長らと意見交換をしてまいりました。

議論は、互いの主張を譲らず平行線のまま終わりましたが、この度、在米日本人有志の方々により、本件に関するホワイトハウスへの請願サイトが立ち上げられた旨、おしらせいただきました。

6月9日までに、25,000以上の署名が集まると、ホワイトハウスより見解が示されます。是非、多くの方に呼びかけをお願いしたく、以下のとおり署名方法などご案内いたします。

何卒ご協力賜わりますよう宜しくお願い申し上げます。

2012/05/13

自民党議員NYに乗り込み慰安婦の碑に反論するも・・・



津田一郎は、新潟出身、元麻生太郎の秘書で、2007年に参議院議員として初当選。アメリカ留学の経験もある。この度、ニュージャージー州パリセイズパーク市に立てられた「慰安婦の碑」に対する抗議の為に現地に飛び、市長と面談した。その時の事を彼はブログで公表しているので、ちょっと見ていこう。

我々は「戦争当時に『慰安婦』の名前で民間業者が売春婦を雇っていた事実はあるが、政府や軍が関与したことはない!20万人が帝国政府軍に拉致されたというのは全く事実と反する!」と強く抗議しました。

気持ちは分からないでもないが、実のところそういう問題ではないし、そういう議論では国際社会は説得できない。そして何より、詰めも脇も甘い。

まず、そういう問題ではないというのは、慰安婦の数や日本軍により拉致されたか否かより、もっと本質的な問題として、パリセイズパーク市のこの慰安婦の碑が民族的偏見やヘイト(hate 憎悪)を煽ることを目的としたプロパガンダの一貫として建立されたという事実である(実際に建立運動に携わっている個々人の動機は関係ない)。ヘイト・スピーチやヘイト・クライム(犯罪)は、多民族国家であるアメリカでは許されないこととされている。韓国やアメリカの研究者の中にも韓国の政治団体が主導するこの「日本軍性奴隷制」キャンペーンをジャパンバッシングとして批判的に見ている人はいる。そういった人々の意見を英語に訳してパリセイズパーク市側に読ませればいいのである。実際に英語の本も出ているのに、なぜそれを活用しないのか?最低限、この問題が日本と韓国という二つの国の間の非常にデリケートな政治問題であるという事を理解させれば、第三者としてのアメリカ社会は慎重にならざるを得ないのである。


慰安婦の碑と津田一郎参議院議員
留学経験のある津田は米国流を承知のはずだが・・・


慰安婦の強制連行(徴用)論争が強制連行派の敗北に終わってしまった日本だから、日本側が歴史的事実に拘るのは仕方ないのかもしれない。

しかしである。事実を訴えて日本側がこれまで一度でも成功したことはあったのか?司法の場でも学会でもない場所での争いでは、しばしば情が通れば理屈は引っ込むのである。最大の敗北は2007年のアメリカの慰安婦決議であったが、この時も日本の政治家や有志によりアメリカの新聞紙上に掲載されたThe Facts(事実)というタイトルの意見広告が裏目に出た。これにより日本を擁護していた議員たちも、日本をフォローしきれなくなり、結果的に決議案採択の引き金を引いてしまった。その時のことを元オランダ大使東郷和彦は悔いをもって書き記している

塚田らは、失敗から何も学んでいないようである。日本の保守派は、情に客観的事実で対抗しようとしても勝てないというのが理解できない(今回も、産経の取材に対し副市長は「まずは韓国で被害者に面会すべきだ」と反論?したという)。だから何度でも突進しては同じ失敗を繰り返す。


2007年、東郷元オランダ大使は
空気の読めない日本の保守層に足を引っ張られた


産経新聞によれば、パリセイズパーク市の市長は面会のあと地元メディアに「彼ら(日本の議員たち)は歴史を変える使命を帯びているのかもしれない」と述べたらしい。誤解を解くどころか、「歴史を歪曲する日本」というイメージをより強固なものにしてしまったようだ。2007年の時と同じく、状況を悪化させただけで終わったのである。韓国側はさぞかし喜んだだろう。

日本の憂国議員たちのバンザイ・アタックは常に反日勢力のいいカモになっている

一方で、同じく市長と面会した韓国の国会議員は韓国のメディアにこう語っている。「政府よりも民間の人権運動として対応するのが効率的だという意見もある」。成果を得る為にはどうアプローチしたらいいか、彼らはよく究している。

事実といえば日本側の論者の脇の甘さは相変わらずで、「民間業者が売春婦を雇っていた事実はあるが、政府や軍が関与したことはない」。本当にこの通り発言したとすれば大嘘である。彼女たちは軍の要望があって慰安婦として働いていたのである。こういう詰めの甘さがどういう結果をもたらすかは、安倍晋三首相の失敗を見れば明らかだろう。安倍が迂闊な言葉を口にした為に揚げ足を取られたのは、津田が初当選した2007年ではなかったのか?

慰安婦決議は安倍総理のお陰と言った121連合のアナベル・パク
日本の政治家の失言は常に敵を利して来た


ただ、塚田らの訪米が全てマイナスだったと判断するのはまだ早いのかもしれない。


「慰安婦の碑」に強く抗議

北米時間、7日あさ5時過ぎ、ニューヨークのホテルでこのブログを書いています。

初日の6日、ワシントンDC到着直後、国内線に乗り換え「特別ミッション」のために山谷議員、古屋議員とともにニューヨーク経由でニュージャージー州に向かいました。

韓国ソウルの大使館前に「慰安婦の碑」が建てられたことは知られていますが、実は米国のニュージャージー州のパリゼイズ・パーク市の公立図書館前にも同様の碑が建設され「日本帝国政府の軍によって拉致された20万人以上の女性と少女」と記されています。

この事実と全く異なる内容について抗議するため現地に向かいました。

マンハッタンから車で約30分、パリセイズ市に入ると町中の店の看板にハングル文字が書かれています。同市は住民の3分の1が韓国系で全米で最も多い地域の一つです。

韓国系の影響は経済のみならず政治、マスコミにも及んでいます。

はじめに訪れた図書館前では、韓国系のテレビカメラが待ちかまえていました。問題の碑(写真下)を確認してから市役所まで徒歩で向かいました。

市役所前でも韓国系メディアが大挙してテレビカメラを回しています。日系は産経新聞だけです。

会談は当方が古屋議員、山谷議員、現地で合流した竹本議員と私、先方がロトンド市長、キム副市長、リー市議会議長、ロレンソ管理官、クマール図書館長他のメンバーで行われました。

当初から市長の両脇を韓国系副市長と議長が固め「無言の圧力」をかけている様子が分かりました。

我々は「戦争当時に『慰安婦』の名前で民間業者が売春婦を雇っていた事実はあるが、政府や軍が関与したことはない!20万人が帝国政府軍に拉致されたというのは全く事実と反する!」と強く抗議しました

同市は3名の専門家や慰安婦から直接確認したことに基づき碑を建設したと説明するだけで事実を歪曲したことを認めようとしません。

2時間近く議論しましたが平行線のまま時間切れとなり、再度、双方が資料などを提出して確認することで会談を終えました。

今回の現地視察で韓国系アメリカ人が国への帰属意識を高めるために反日プロパガンダを政治的に利用していることが理解できました。

夜はニューヨークの大使公邸で現地の日本人学校の関係者の皆さん懇談しました。

私から廣木大使(ニューヨーク総領事)に「今後も米国内で韓国系住民により同様の動きが出る可能性が高いため外務省は十分に注視するべきである。」と伝えました。

帰国後、国会においても同様の問題提起を行います。

今朝8時のアム・トラックでワシントンDCへ戻ります。


産経新聞は日本側は市側と対照的に客観的な資料を提示したと書いているが、問われるべきは結果であって、自己満足など一文にもならない。しかし、この問題を取り上げてくれる産経新聞には感謝している。長くなるので、産経の記事については次回に譲る。